ロードバイクにスタンドは必要!?立て方のコツとは?

ロードバイクには、もともとスタンドが付いていません。

しかし、実際のところスタンドは必要なのでしょうか?

今回は、そんなスタンドの必要性や取り付け方をご説明します。

また、ロードバイクに困るのが保管場所。

室内でも保管できるスタンドでの立て方も、一緒にご紹介していきます。

ロードバイクのスタンドは必要なのか!?

自転車やスポーツバイクを購入すると、こまめにメンテナンスを行わなければなりません。
空気圧の調整から始まり、チェーンの張り直し、オイルの塗り直し、ブレーキの調整、スポークやタイヤの交換など、やらなくてはいけないことが山積みです。

メンテナンスをしていると、自転車を地面に直接置きたくない場合や、動かないように固定しておきたい時があります。

そんな時に役立つものが「ワークスタンド」です。
これを使うと自転車を宙に浮かせた状態で留めておくことが出来ます。

ワークスタンドを持っていなくても、自転車を横向きに寝かせてみたり、逆さまにしてみたり、壁に寄りかからせたりすればスタンドの代わりになるでしょう。
道具がいらないので便利ではありますが、デメリットも存在します。

自転車が傷付く可能性は高いですし、完全に固定出来るわけではないので作業がスムーズになるとは言い切れません。
そのため、調整が上手くいかず、後でやり直すことになるでしょう。
自転車ではなく、壁や床が破損することもあるかもしれません。

また、立て方にコツはいりますが、作業を円滑に進めたければワークスタンドを買うことをおすすめします。

ロードバイクのディスプレイスタンド。立て方のコツ①

スポーツバイクのメンテナンスに便利なディスプレイスタンドは、立て方に少々コツが必要ですが、安価で使いやすいのでひとつは持っておくと良いでしょう。

立たせるポイントとしては、まずスタンドの、ディレイラーが付いていない方の位置を確認して下さい。
溝のような切れ込みが入っているはずなので、そこにクイックレバーをはめ込みます。

レバーの造りによっては、すぐに外れてしまったり、またカム構造が剥き出しになっているタイプははめ込みにくいかもしれません。

左右にある、丸いつまみを緩めると脚を広げることが出来ます。
幅の広い方を前に向けると作業を行いやすくなるでしょう。

基本的なフォームは、自転車の左側に立ち、左手でサドルを持った姿勢となります。
よく自転車を持ち上げて、置いてあるスタンドに設置しようとする人もいますが、これではスタンドの両端を持った上で取り付けなければいけないので、手が足りません。

自転車を地面に置いて、スタンドを持ち上げるようにして下さい。
その方がずっと簡単です。

ロードバイクのディスプレイスタンド。立て方のコツ②

スポーツバイクをきちんとスタンドに置きたい場合、立て方のコツとしてはスタンドを後ろ向きにして、自転車は後輪を地面に付けた状態にします。

そして左手でサドルを持ち、右手でスタンドのディレイラー側を、その次にクイックレバー側をはめ込みます。
自転車が転ばないように、しっかりと支えて下さい。

スタンドに後輪をはめ込んだら、後輪を持ち上げます。
するとスタンドが下を向きます。

下向きにならなかったら手で向きを変えて下さい。
これでスタンドへの設置が完了します。

なお、スタンドの幅についてですが、後輪の幅は自転車の種類によって異なるので、最適な幅に調節してやる必要があります。

基本的には、車輪からスタンドが外れてしまわないように狭くなっていますが、取り付けや取り外しが困難になるかもしれないので、そんな時は思い切り広げてやりましょう。

そうすればエンド幅の広いタイプの自転車でも容易に設置することが出来ます。
逆に狭くすれば、前輪にも使うことが出来ます。

用途に応じて、適切な幅を使い分けて下さい。

ロードバイクにおすすめなスタンドメーカーをご紹介

ロードバイクのメンテナンスやディスプレイ、保管目的で使用されるスタンドには様々な種類が存在します。
今回はその中からいくつかのおすすめをお教えしたいと思います。

・イベラ
取り付けが手軽で値段も安く、保護済みのステーが使われているので慣れてくれば意識しなくても自然と手が動いてロードバイクをセットしてくれるでしょう。

メンテナンスにも向いていますが、ステーの幅は変更出来ないため、使えない種類があるかもしれません。

・ミノウラ
軽くて折り畳めるため、持ち運びやすいスタンドです。

高さの調整が2段階で行えるので使用出来る種類の幅広さも魅力と言えるでしょう。
カップリング部が樹脂で作られているおかげで傷が付くこともありません。

・アップスタンド
立て方はあらかじめクイックシャフトにアタッチメントを取り付けて、そこに差し込みます。

2分割にしたまま持ち運べるため、出掛けた先でもメンテナンスをすることが出来ます。
重さはたった40gしかなく、かさばることもありません。

・トピーク
自然な状態で立たせることが出来る、クランクタイプのスタンドです。

その中でもこのモデルは取り付けた際のバランスの良さや持ち運びのしやすさ、使っていても目立たないという点から人気を誇っています。
サイドスタンドが苦手な人におすすめです。

室内に置くなら、スタンドでの立て方の方法は?①

自転車やスポーツバイクを室内に置く場合、スタンドを使った立て方はどのようにすれば良いのでしょうか。

自立式縦置き型ディスプレイスタンドは、後輪をタイヤ受けに置き、前輪をフックに引っ掛けることで自転車を縦向きに取り付けます。
こうすれば横向きに収納した時の半分のスペースで収まるため、その分場所が広くなります。

ただし、フルフェンダーが付いているものは縦置きすることが出来ないので気を付けて下さい。

おすすめは、ミノウラの「DS-800AKI」です。
全体的なサイズは20~29インチ、タイヤ幅は70mmと幅広く、別売りされている延長バーを使えばブロックタイヤが付いているものでも使えます。

ロードバイクやクロスバイクなど、比較的軽い自転車はしっかりと固定することが出来ますが、マウンテンバイクなどの重い自転車は多少ぐらつくかもしれません。

タイヤに関しては、微調整すれば最適な長さに合わせられるため、どのサイズのタイヤを使ってもきちんと留めておくことが出来るでしょう。

デザインはシンプルで、縦置きだけではなく横置きも可能です。

スタンドそのものは軽めなので、自転車を取る際にスタンドが動くかもしれません。
作業に支障を来すことはないでしょう。

室内に置くなら、スタンドでの立て方の方法は?②

スポーツバイクを部屋に飾りたいと思った時、収納にスタンドを使うことが多いかと思われます。
しかし、2台以上所有していると、置くスペースが足りなくて困ってしまうかもしれません。
そんな時は立て方を工夫しましょう。

最も有効なのは2段にするか、両方とも縦置きにするかです。
どちらにするのかはケースバイケースなので、その時の状況や室内の様子に応じて最適な立て方を選んで下さい。

思い切って、壁に掛けてしまうというのもひとつの手です。
壁掛けに使うためのハンガーを使っても良いですし、市販のフックを取り付けて、ハンドルバーで吊り下げても構いません。

壁に釘が打てない時は、柱の出番です。
掛けられれば場所は問わないというのなら、窓辺にぶら下げるのも手段としては有りでしょう。
ロードバイクなら軽い方なので、壁や窓が壊れる心配もありません。

壁に掛けるなら、壁面や家具の配置を考慮した上で掛け方を決めましょう。
場合によっては、壁と垂直に取り付けたり、縦向きにした方が良いこともあります。

専用のフックも売られているので、邪魔にならない置き方を考えましょう。

ロードバイクスタンドはあったほうが便利

実際のところ、スタンドはなくてもいいという方もいるようです。

しかし、メンテナンスのことを考えると、スタンドはあったほうが便利といえるでしょう。

今回は、様々なスタンドについてご紹介しました。

ぜひ参考にしてみてください。