クロスバイクのホイールから出ているバルブの特徴を知ろう

クロスバイクやロードバイクなどのホイールから出ているバルブ。
きちんと理解されていますか?

クロスバイクのバルブには、ママチャリの空気入れが使えません。
それでは、どんな空気入れを使えばいいのでしょうか。

まずはバルブの特徴を知りましょう。
また、クロスバイクタイヤの空気の入れ方も一緒にご紹介していきます。

クロスバイクのホイールから出ているバルブはママチャリと違う!?

スポーツバイクは、ママチャリと同じ空気入れは使うことができません。
クロスバイクやロードバイクの細いタイヤは、ママチャリで使われているバルブと違うからです。

バルブのことを知る前にまずは、自転車のタイヤについて知っておきましょう。

・タイヤは、タイヤ全体をいう場合と、路面に接するゴムのパーツのことをいう場合があります。
・チューブは、路面に接するゴムのパーツのタイヤの内側に収まっており、空気を入れて膨らますパーツのことをチューブといいます。
・バルブは、空気を入れる入り口のパーツで、チューブに付いているものです。

クロスバイクのタイヤは、空気を高圧で入れ、保持する必要があります。
そのため、バルブの形状もそれに適した形状となっています。

また、クロスバイクなどに使用されているバルブは、フレンチバルブと呼ばれます。
海外では、Presta Valveと表記されています。

ママチャリ用の空気入れしか持ってない場合には、クロスバイクやロードバイク用の空気入れを購入する必要があります。

チューブレスタイヤのようなチューブがないタイプは、ホイールによっては、互換性の問題がありますが、ホイール自体を交換すれば使用可能です。

一般的なクロスバイクに付いているフレンチバルブ

初めてのクロスバイクを持つと、クロスバイクのパンク修理やタイヤ交換をするのに不安があると思います。
一通り、クロスバイクのパンク修理やタイヤ交換のことを知ることにより、不安が解消されますので、知っておくと良いでしょう。

普通のクロスバイクには、ホイールのチューブのバルブにプラスティックのキャップが付いています。
このプラスティックのキャップは、取り外しても、まだ空気が抜けません。

キャップを取ってみると分かると思いますが、フレンチバルブは、ママチャリのバルブとは違う仕組みになっています。

先端をくるくる回すことができ、この先端部がママチャリでいうところのキャップに相当する部分になります。
この先端を緩めて空気を入れたり、抜いたりします。

キャップを緩めて、緩めた先端部を下に押すと高圧な空気が5秒ほどで一気に抜けます。
一気に空気が抜けるため、大きな音がします。

空気の入れ方がわかれば、初めてのクロスバイクでも安心して走行することができます。
ただし、空気ポンプを持たずに、外出先で、空気の出し入れをしないように気をつけましょう。

クロスバイクのフレンチバルブにおすすめの空気入れ

クロスバイクのフレンチバルブには、どのような空気入れを使えばいいのでしょうか?

ホイールの中のチューブにバルブがあります。
タイヤは、外側のゴムで地面に接しており、チューブはそのタイヤの内側で膨らみます。
また、空気入れには種類があります。

まず、ママチャリの空気入れで使われるのは、フロアポンプです。
フロアポンプは、地面に置いて使う空気入れのことです。
また、海外では、据え置き型の空気入れがフロアポンプといいます。

他に携帯用の空気入れもあります。
呼び方は、ハンドポンプ、ミニポンプ、フレームポンプといいます。

また、フレームポンプという空気入れもあり、クロスバイクのフレームに携帯できるポンプなので、そう呼びます。

インフレーターは、膨らませる装置のことで、CO2ボンベを使った注入タイプの空気入れのことです。

このように様々な空気入れがあります。
クロスバイクやロードバイクのタイヤの空気を入れるときには、専用の空気入れが必要です。

そこで仏式/米式/英式に対応する空気入れのサーファスのフロアポンプのFP-200 SEをおすすめします。
一般的な空気入れとは違い、バルブ形状がフレンチバルブ対応で、高圧域まで入れることができ、エアープレッシャーゲージが付いています。

空気入れを購入しようとしている人には、検討してみてはいかがでしょうか。

ホイールのフレンチバルブに空気を入れてみよう①

スポーツバイクのホイールのフレンチバルブに空気を入れてみましょう。

バルブの先端のネジの部分を緩めます。
バルブの先端をポンプのアダプターに差し込みます。

どのくらい差し込めばいいのかわからず、始めは少しおそるおそるになると思いますが、先端を破損しない程度に挿し込みましょう。

バルブの長さが短い場合、フロアポンプや携帯ポンプに挿せないことがあります。
バルブを挿し込んだ後、レバーを引き、ロックさせます。

そのことによって、バルブがアダプターから抜けなくなります。
ホイールによっては、タイヤのリムが少し深い、ディープリムホイールがあります。

例えば、32mmの長さのバルブは、リムからバルブの顔を出させると、少ししか頭を出しません。
なので、空気入れによっては使えない場合があります。

タイヤチューブを購入するときには、バルブの長さも確認しましょう。
適正空気圧は、タイヤの側面に記入されているので、チェックしてください。

ホイールのフレンチバルブに空気を入れてみよう②

スポーツバイクのホイールのフレンチバルブに空気を入れる方法の続きです。

適正空気圧まで空気を入れたら、レバーを戻し、バルブを外しましょう。
レバーを戻さないとロックがかかった状態なので、アダプターからバルブが抜けません。

タイヤがぶら下がったままで、開いているレバーを閉じるように、ロックを解除します。
ただ、ロックのレバーの状態が反対のポンプもあります。
大きな音と共に、アダプターがバルブから外れます。

フレンチバルブの先端を根元まで回して、空気入れの作業は終わりです。
バルブの先端を回して、固定してください。

先端を保護するために、プラスチックのキャップをつけておきましょう。
先端に衝撃を受け、折れてしまうと、空気が一気に抜けてしまう恐れがあります。
もし、キャップを紛失してしまったとしても、スポーツ自転車専門店で購入することができます。

限界規定最高圧力まで入れると、走行中、地面のでこぼこを敏感に感じますが、加速しやすいです。
低めの空気圧であれば、地面のでこぼこも衝撃を和らげ、乗り心地がよいです。

適正の範囲で、空気圧を調整するのも楽しいですよ。

バルブの長さに注意!

ホイールタイヤのバルブの長さに注意しましょう。

バルブの長さは、違いがあります。
チューブを買い替えるときには、確認する必要があります。

ホイールによっては、チューブのバルブ部分が短すぎると、空気を入れられないことがあります。
ホイールのリム部分がディープホイールであると、バルブから少ししか頭を出さないので、空気入れのバルブアダプターがバルブをくわえ込めなくなってしまいます。

どの長さかわからない場合は、まず、バルブが長いロングバルブタイプを選ぶとよいでしょう。

フロアポンプは、エアーゲージがおすすめです。

空気圧計の付いたマウンテンバイク用もありますが、高圧まで入れることができませんので、間違わないよう気をつけてください。

ホースのアダプターが、タイヤチューブのバルブ形状に合っているか確認しましょう。
クロスバイクのほとんどは、フレンチバルブという仏式のバルブです。

今回は、おすすめしたサーファスのフロアポンプ FP-200 SEを基にご説明しました。

クロスバイクのバルブの特徴を知ろう

クロスバイクなどのスポーツバイクは、マメに空気を入れる必要があります。

そこで、バルブの特徴と入れ方についてご紹介しました。

空気入れは、自転車に乗る際必ず必要になるものなので、しっかりと特徴を知り、正しい入れ方で空気を入れましょう。