ロードバイクホイールの王道カンパニョーロ!グレード別一覧

ロードバイクは完成車で購入するにしても、フレーム買いをするにしてもパーツをカスタムしながら自分好みに仕上げていくのが醍醐味の1つです。

中でも本分であるスピードを左右するパーツとしてホイールの存在は大きく、真っ先にカスタムが推奨されるパーツでもあります。

中でもイタリアの「カンパニョーロ」はプロから一般ユーザーの最初のホイール交換に至るまで、グレードを問わず、誰が使用しても評価が高い王道メーカーです。

今回はそんなカンパニョーロのロードバイク用ホイールをグレード別にご紹介するとともに、ホイールの選び方についてもご紹介します。

カンパニョーロのロードバイク用ホイールのグレードを決定づける要素

今回はカンパニョーロのロードバイク用ホイールをご紹介しますが、数あるラインナップからどれを選べば良いのか迷ってしまうかと思いますので、まずは選び方からお話しします。

ロードバイクのホイールをごく簡単に説明すると、重量が軽くなるにつれてグレードが上がり、価格もそれに比例することになります。

そのグレード差を決定づける要素を1つずつ確認していきましょう。

●リムの素材

カンパニョーロに限りませんが、多くのメーカーはカーボン製とアルミ製を用意しています。

フレームにも同じことが言えますが、カーボンはしなやかなで軽量な素材であり、しかも剛性が高い仕上がりに加工ができますので、プロのロードレースではほぼ一択状態です。

ただし、素材からシートへの加工や積層が手作業になるなど製造コストが掛かるため、ホイールも非常に高額になります。

カンパニョーロでは、カーボンリムの最低グレードがアルミリムの最高グレードの約1.5倍の価格という関係性です。

一方のアルミリムですが、金型を使っての大量生産が可能なため、カーボンに比べれば安価になります。

しかし、安かろう悪かろうということはなく、市場の売れ筋はアルミにもありますし、完成車のスタンダードはアルミです。

●重量

絶対的な重量差はリム素材の違いによるものですが、同じ素材でもグレードが高い方が軽量になりますので、これもホイール選びには重要な要素と言えます。

リムはあまり軽すぎてもスピードの維持が難しくなることから、軽ければ良いという単純なものではないですが、カンパニョーロにはそこまで極端なホイールはないので、気にしすぎることはありません。

また、のちほど詳しくお話ししますが、タイヤの種類によってもリムの形状が変わり、それによって重量も違ってきます。

●ハブ

ホイール中央でスポークの受けになり、回転の軸になる部分です。

カンパニョーロでは軸を支えるベアリングがグレードによって、ノーマルな「スチールベアリング」、セラミック製ボールを使用した「USBベアリング」、セラミック製のボールをグリス無しで運用できる「CULTベアリング」に分かれます。

カンパニョーロではカーボンリムの最高グレードにCULT、アルミ、カーボンともに上位グレードがUSB、その他はスチール製になります。

回転力の違いをカンパニョーロはアピールしていますが、理論上のことは分かっていても、違いが体感できるかどうかは微妙という評価もあります。

ロードバイク用ホイールを選ぶ上での重要な要素

ここからは、カンパニョーロにおいてはグレードを左右するというわけではないですが、ホイールを選ぶ際に重要な要素についてお話しします。

●リムハイト

文字通りリムの高さですが、リムが高いほど空力性能と剛性に優れ性能は高くなります。

リムハイトが高くなると乱気流の原因となるスポークが隠されますし、スポークが短くなることで空気抵抗が減ります。

そのことで推進力が上がり、スピードが落ちにくくなります。

また、リムの面積が大きくなる分リムが上からの加重を受け止めますので、スポークに負荷が掛からず、全体的にたわみの少ない剛性の高いホイールになります。

ただし、リムに多くの素材を使うことになりますので、重量からアルミでは35mm程度までが限界で、ディープリムと呼ばれる50mm前後はカーボンに限定されます。

しかも、カーボンをそれだけ使用するということは、相当な額になることを覚悟しておかなければなりません。

●タイヤの種類

先ほども少し触れましたが、使用するタイヤの種類によってリムの形状が違いますので、どのタイヤを使用するかも重要な要素です。

最も一般的なのは「クリンチャータイヤ」で、タイヤの中に挿入したチューブに空気を入れて、タイヤを膨らませて真円形に保つというものです。

そして、タイヤのルーツとも言われるのが「チューブラータイヤ」で、タイヤの内部にチューブが縫い込んであり、ホイールには接着剤やテープで固定をします。

構造が簡潔で軽量にできる点と、限界まで性能が引き出せるという特徴から、ロードレースに多く使用されます。

そして、近年ロードバイクでの使用率が増えてきているのがチューブの無い「チューブレスタイヤ」です。

チューブが無いので、比較的低い空気圧でもトラブルが起きにくく、路面を問わず安定して走ることができますし、乗り心地のマイルドさはチューブタイヤにはないものです。

なお、カンパニョーロのホイールでは多くのグレードに「2WAY-FIT」という、クリンチャーとチューブレスタイヤを兼用できるモデルがありますので、臨機応変に対応することが可能です。

カンパニョーロのロードバイク用ホイールの最高グレード

それでは、グレード別にカンパニョーロのロードバイク用ホイールをご紹介していきます。

まずはカーボンリムホイールからです。

【BORA ULTRA(ボーラ・ウルトラ)35】

Campagnolo – Bora Ultra (ボーラウルトラ) 35 クリンチャーホイールセット (2018)

【BORA ULTRA 50】

Campagnolo – Bora Ultra (ボーラウルトラ) 50 クリンチャーホイールセット (2018)

カンパニョーロのハイエンドモデルで、プロからの信頼も厚く、業界最高水準のホイールと言っても過言ではありません。

数字の35、50はリムハイトで、カンパニョーロは35mmも50mmも、同じグレードは同価格になります。

2018年モデルからAC3(オール・コンディション・カーボン・コントロール)の技術をブレーキ面に採用し、リムブレーキの弱点である雨の日などのウェットなコンディションでも十分な制動力を発揮するようになっています。

また、ボーラ・ウルトラが最高グレードたる所以はハブにあり、ボディがカーボン製でCULTベアリングを採用しています。

【BORA ONE(ボーラ・ワン) 35】

Campagnolo – Bora One (ボーラワン) 35 クリンチャーホイールセット (2018)

【BORA ONE 50】

Campagnolo – Bora One (ボーラワン) 50 クリンチャーホイールセット (2018)

BORA ULTRAに次ぐセカンドグレードという位置づけですが、違いはハブのみで、こちらはボディがアルミ製でベアリングがUSBになります。

重量も同じリムハイト同士なら50gしか変わらないですが、それでいてボーラ・ワンの方が定価で10万円以上安いので、ハブに価格差だけの価値があるかどうかの判断になります。

カンパニョーロではCULTベアリングはUSBに比べ7倍も抵抗が少ないとしていますので、数値上は回転性能にかなりの違いが見られます。

しかし、先ほども触れたように、違いを実感できるかどうかは、実際に装備して走らせてみないことには何とも言えない部分です。

そのため、この価格差であればボーラ・ワンにしておき、もし余裕があるのであれば、他のパーツに予算を回した方が良いかもしれません。

なお、今回はクリンチャータイヤ用で、リムブレーキモデルをご紹介しましたが、ボーラ・ウルトラ、ワン共にチューブラーとディスクブレーキモデルがあります。

カンパニョーロの中でも画期的な特徴が売りのホイール

続いては、カンパニョーロのカーボンリムでも特徴のあるホイールをご紹介します。

【BORA WTO 45】

Campagnolo – Bora (ボーラ) WTO 45 ロードホイールセット

【BORA WTO 60】

Campagnolo – Bora (ボーラ) WTO ホイールセット

WTOは「ウィンド・トンネル・オプティマイズド(風洞最適化)」のイニシャルを取ったもので、徹底的に空力性能を磨いたホイールです。

2018年モデルに初登場、リムハイト60mmが販売となり、2019年モデルから45mmが加わった形です。

C19のワイドリムに、あらゆる角度からの空気抵抗を抑える加工を施し、効率の良さもアップさせています。

また、ハブも鼓型のエアロ形状とし、エアロホイール定番の扁平形のきしめんスポークではなく、ひし形断面のスポークでさらにエアロダイナミクスを向上させています。

そして、プロの使用を視野に入れたホイールながら、最も転がり抵抗を低減できるタイヤはチューブレスというカンパニョーロの研究結果に基づき、チューブラーではく、クリンチャーとの2WAY-FITの展開となります。

グレードはボーラ・ウルトラに次ぐ2番手グループで、ボーラ・ワンと同等です。

【BULLET ULTRA(バレット・ウルトラ)50】

Campagnolo – Bullet Ultra (バレットウルトラ) 50 Cult ブライトラベルカーボンホイールセット

【BULLET 50】

Campagnolo – Bullet (バレット) 50 カーボンクリンチャーホイールセット

ブレーキ面にアルミを使用した、カーボン・アルミコンポジットリムのモデルです。

カーボンリムは大分進化してきているとはいえ、ロードバイクではリムブレーキの攻撃性に対する耐久性の問題は残っており、それを解消するのがこのコンポジットリムです。

それでも地の素材がカーボンであるからこそ50mmのハイトを確保できており、空力性能と剛性に優れていますので、ボーラシリーズよりも多少重量はかさみますがレースでの使用も十分です。

なお、ULTRAがCULTベアリング、BULLETがノーマルベアリングで、重量は150g以上ULTRAの方が軽量になります。

カンパニョーロホイールのアルミリム最高グレード

ここまではカンパニョーロのカーボンリムホイールをご紹介してきましたが、ここからはアルミリムとなります。

【SHAMAL ULTRA(シャマル・ウルトラ)】

Campagnolo – Shamal Ultra (シャマルウルトラ) C17 2-Way Fit ホイールセット

シャマルシリーズはカンパニョーロのアルミリムのフラッグシップモデルで、発売から約20年常に技術革新のフロントランナーとして走ってきました。

最高グレードとは言え、ロードバイク用アルミリムとしてはかなり高額な部類ですが、それに見合うだけの性能が評価されています。

1500gを切る物理的な重量の軽さ以上に走りに軽さを感じることができますし、エアロタイプのスポークのおかげもあり、巡行性が高いのも大きなポイントです。

また、元から乗り心地の評価も高いですが、2WAY-FITの登場によりチューブレス化が可能となり、ロングライド派の方にさらにおすすめのホイールとなりました。

【SHAMAL MILLE(シャマル・ミレ)】

Campagnolo – Shamal Mille (シャマルミレ) C17 クリンチャーホイールセット

ブレーキ面が「プラズマ電解酸化処理」の技術で加工され、リムが黒いことでもおなじみです。

表面加工を施されたリムは専用のブレーキシューを使用することで、ウェットなコンディションでも安定感のある制動が可能となっています。

また、ニップルもアノダイズド加工によって独特なダークの色合いを出しており、リムとの一体感が意識されています。

上記のようにシャマル・ミレは性能だけではなく、アルミリムとしては特別感のある仕上がりになっています。

なお、ブレーキ面の加工以外はシャマル・ウルトラと同じですので走行性能の差はありませんが、こちらはクリンチャータイヤ仕様のみになります。

グレードを超えた特別性のあるホイール

前項に引き続き、カンパニョーロのアルミリムホイールですが、ここでは他のホイールとは明らかに違う特徴を持つものをご紹介します。

【EURUS(ユーラス)】

Campagnolo – Eurus (ユーラス) Mega G3 クリンチャーホイールセット

アルミリムのセカンドグレードで、シャマルからはハブのグレードが1段階下がるのみで、その他の仕様は同じです。

ただし、プロレースを中心に太めのタイヤへの流れができ、それに合わせる形でリム内径を広げた「ワイドリム」がロードバイクホイールのスタンダードになった中で、ユーラスはカンパニョーロでは数少ないナローリムの生き残りです。

カンパニョーロのリムブレーキ用のワイドリムはリム内径が17mmですが、ユーラスは従来通りの15mmなので、23cタイヤの使用が可能です。

23cタイヤはロードレースでは有用性が下がっていますが、絶対的に有利となるヒルクライムや山岳地帯のステージではまだ十分に活躍しています。

そのため、23cのタイヤを履くことができるユーラスは、カンパニョーロのレースモデルとしてとても貴重な存在です。

【NEUTRON ULTRA(ニュートロン・ウルトラ)】

Campagnolo – Neutron Ultra (ニュートロンウルトラ) クリンチャーロードバイクホイールセット

カンパニョーロはリアホイールのスポークの組み方が独特で最低グレードまで全てその組み方をしているため、一目でカンパニョーロのホイールと判断できます。

しかし、このニュートロンウルトラだけはその組み方を採用しておらず、昔ながらの組み方を継続しています。

また、リムハイトが18mmしかなく、ここまでロープロファイルなホイールもカンパニョーロではニュートロン・ウルトラのみです。

他のホイールに比べてスポーク本数が多いので総重量は超軽量とまでは言えませんが、ロープロファイルのためリムの軽さは特筆もので、走りは非常に軽いです。

また、ユーラス同様23cタイヤに対応しているナローリムなので、ヒルクライム用に使用している方も多く見られます。

最初の交換に推奨されるロードバイクホイールの定番中の定番!

続いてご紹介するカンパニョーロのホイールは、ロードバイクにおいて最初のホイール交換時に推奨されることの多い、ミドルグレードの定番になります。

【ZONDA(ゾンダ)】

Campagnolo – Zonda (ゾンダ) C17 ホイールセット

厳密に販売本数を調査したわけではありませんが、おそらくカンパニョーロの中で最も販売本数の多いホイールではないかと考えられます。

ロードバイクの完成車はコストの関係もあってそれほどグレードの高いホイールは装備できず、特に初心者向けのエントリーモデルは「鉄下駄」とも称されるようなヘビー級なものが装備されています。

そこからのグレードアップに推奨されるのがゾンダであり、価格に対する性能の向上が著しいコスパの高いホイールとして認知されています。

ゾンダのメリットは、特別に秀でた部分は無いものの、全てが100点満点の80点にまとまっているイメージで、いわゆるバランスの良さです。

軽量とまでは言えませんがヘビー級ではありませんし、巡行性に必要な適度な重さと言っても良いでしょう。

また、剛性はペダルを踏む力をロスしない程度のものを確保しながら、少し柔らかめという評価もある適度さなので、脚に過剰な負担を掛けることがありません。

プロ選手が練習用に愛用することも多いホイールということで、加速力や反応性にも優れていますので、まずは市民レースから始めてみたいという要望にも応えられるでしょう。

カンパニョーロホイールのエントリーグレード

ここからご紹介するカンパニョーロのロードバイク用ホイールは、エントリーグレードになります。

【SCIROCCO(シロッコ)】

Campagnolo – Scirocco (シロッコ) C17 ロードホイールセット

アルミリムでは最も高いリムハイト35mmのセミディープホイールで、ワイドリム化が図られたことでも話題になっています。

アルミリムの35mmハイトということで重量がかさむ分、漕ぎ出しの重さや坂の上りでは苦しい部分もあります。

また、全体的に少し柔らかめの評価が多いカンパニョーロの中ではさすがに剛性が高いので、ロングライドでは脚に来てしまう可能性があります。

しかし、それは反面メリットでもあり、グイグイ踏めるダイレクトな感覚がありますし、平坦路でスピードに乗ってからの巡行性はさすがに高い評価を得ています。

エントリーグレードの位置づけではありますが、平坦路での練習用や長距離のイベントなどにも使用できる、マルチな才能を持つホイールと言えます。

【KHAMSIN(カムシン)】

Campagnolo – Khamsin (カムシン) C17 ロードホイールセット (2019)

ノーマルハイトのアルミリムでは、ゾンダの1つ下のグレードになります。

完成車に付属しているのが鉄下駄ホイールであるならば、1800g台のため、軽量化の効果は期待できます。

ただし、通販サイトなど割り引き販売がされているところではゾンダやシロッコとの価格差が小さいため、特にカムシンをおすすめする理由は少ないかもしれません。

【CALIMA(カリマ)】

Campagnolo – Calima C17 フリーハブロードホイールセット

カンパニョーロのホイールの中で最もグレードの低いホイールになります。

これはカムシンにも言えますが、カンパニョーロの凄いところはこのエントリーグレードまで上位グレードと同じ技術が用いられている点です。

ニュートロン・ウルトラのところでも少し触れましたが、カンパニョーロはリアスポークの組み方が独特になります。

非ドライブ側である左のハブフランジから1本、ドライブ側の右のフランジから2本の計3本を一組として近くに集めることで、空気抵抗を低減させ、パワーの伝達効率上昇の効果が見込めます。

カンパニョーロではこの「G3」という技術を、ニュートロン・ウルトラ以外、全てのグレードに投入しています。

そのため、G3は一目でカンパニョーロのホイールと分かる象徴的な存在となっており、カリマはこの価格でG3組を体感できるのが最大のメリットになります。

カンパニョーロのディスクブレーキ用ホイール

ここまでカンパニョーロのロードバイクホイールをグレード別にご紹介してきましたが、全てリムブレーキモデルでした。

しかし、完成車やコンポでもそうですが、ロードバイクにもディスクブレーキの波は押し寄せてきています。

カンパニョーロもそれに呼応するかのように、ディスクブレーキモデルを増やしてきていますので、ここでまとめてご紹介します。

【BORA ONE DB 35・50】

Campagnolo – Bora One (ボーラワン) 35 チューブラーロードディスクホイールセット

Campagnolo – Bora One (ボーラワン) 50 ディスクブレーキホイールセット

カーボンリムはボーラ・ワンにディスクブレーキモデルが用意されました。

基本はリムブレーキモデルですが、リムやハブがディスクブレーキに最適化され、剛性と重量のバランスが上手く取れています。

なお、対応タイヤモデルはチューブラーとクリンチャーがラインナップされています。

【SHAMAL ULTRA DB】

Campagnolo – Shamal Ultra (シャマルウルトラ) DB 2-Way Fit ロードホイールセット (2019)

アルミリムのトップグレードであるシャマル・ウルトラにもディスクブレーキモデルが登場したことで、やはりロードバイクにその波が来ていることを改めて感じたのは筆者だけではないでしょう。

これはカンパニョーロのディスクブレーキ用ホイールでは共通ですが、リムブレーキではリアのみに採用されているG3スポーク組をフロントにまで採用し、ディスクブレーキの強い制動力と、スポーク本数を減らすことにもに成功しています。

また、シャマル・ウルトラは2WAYFITですので、チューブレスタイヤも使用できます。

【ZONDA DB】

Campagnolo – Zonda (ゾンダ) C17 ディスクブレーキホイールセット (ボルトスルー、センターロック)

カンパニョーロ初のディスクブレーキ仕様のホイールで、汎用性の高いゾンダを最初に選んだのが、ホイールにおいては手堅い戦略を打ってくるカンパニョーロらしさとも言えます。

ゾンダのリムブレーキモデルは決して軽量ホイールというわけではないので、重量面の折り合いが難しかったと言われていますが、わずか100g増に抑えられており、軽量化への意欲が見られるホイールになっています。

また、多くのユーザーに対応するため、スルーアクスルとクイックリリースの2タイプ、ディスクローターの固定方式もセンターロックと6穴ボルト両タイプに対応しています。

【SCIROCCO DB】

Campagnolo – Scirocco (シロッコ) DB BT12 ロードホイールセット (2019)

シロッコまでディスクブレーキ化したことで、いよいよカンパニョーロも極まってきたイメージです。

19cという超ワイドリムで、最大50mm幅までのタイヤが履けますので、ロードバイク用のみならず、ツーリング車やグラベルロードのタイヤと合わせても良いでしょう。

しかも、ゾンダにはまだ採用されていない2WAYFITですので、やはりグラベルロードなどで太めのチューブレスタイヤを履くという用途が見えてきます。

カンパニョーロのロードバイクホイールのおすすめはこれ!

ここまでご紹介してきたカンパニョーロのロードバイク用ホイールの中で、まずカーボンリムですが、ボーラ・ワンが全ての面においておすすめになります。

ご紹介した通り、上位グレードのウルトラとの差はハブのみで、走りの軽さ、剛性を左右するリムとスポークが同じなのが好ポイントです。

しかも、このレベルでまとまっているホイールが30万円を切ってくるというのは、カンパニョーロのみならずホイール界全体を見渡してもかなりのコスパ高さです。

ウルトラの方がプロユースも多くステータスシンボルのような存在ですが、実用性ならワンの方が上という評価もあります。

続いてアルミリムですが、グレードによる価格差が激しいので一概には言えませんが、やはりゾンダがおすすめになります。

経験を積み用途や目的が固まってくるまでは、ゾンダのようにオールマイティなバランスの良いホイールがおすすめであり、ワンステップ上に進むための通過点としては最適と言えるでしょう。

そして、筆者の知り合いにもいますが、ヒルクライマーの方には23cタイヤに対応するユーラスとニュートロン・ウルトラがおすすめです。

特にユーラスはシャマル・ウルトラと同じリムを使用しているという特別性もありますので、細いタイヤ志向の方は真っ先に視野に入れていただきたいところです。

カンパニョーロなら後悔の少ない選択ができるはず!

カンパニョーロのホイールはどのグレードにおいても評価が高く、特にバランスの良さは他メーカーの追随を許さないところです。

そのため、プロユースのカーボンリムであってもクセの少ない扱いやすさが評価されますし、全体的にユーザーを選り好みしない汎用性の高さを感じさせる仕上がりになっています。

また、コスパのお話をしましたが、ロードバイク用のコンポでは高級路線を行くだけに、そのギャップがどこかイタリアメーカーらしい臨機応変さを感じます。

使用するタイヤ、ホイールの固定方式、ディスクブレーキに至るまで、ロードバイクのトレンドにもしっかり対応していますので、自分に合った1本を見つけやすい環境も整っています。