ロードバイクを扱うメーカーのバイクに対する評価を知る!

ロードバイクを扱うメーカーは世界中にあり、しかも大半のメーカーのものが日本でも手に入りますので、「迷わされる時代になった」という感じです。

そうなってくると一つの指標として、メーカーに対する評価も気になるところです。

そこで今回は、ロードバイクを扱うメーカーの評価を様々な目線からご紹介します。

ロードバイクの評価は誰がしているのか?

ロードバイクは趣味の乗り物ですので、所有欲が強く、購入したユーザーさんは評価したくなるものなんですね。

・自分が思っていた通りなのか、そうではないのか?

・金額に見合うだけのことはあるのか?

・今まで乗っていた、あるいは試乗も含めて以前に乗ったことのあるバイクとの比較

こんな視点から評価をしているユーザーさんが目立ちます。

また、ロードバイクを扱うプロショップのブログには、発売前、ないしはして間もない頃にテストドライバーによる試乗インプレの記事が掲載されます。

プロショップは自分のお店が販売契約をしているメーカーのバイクのインプレが多いので、マイナスなことを書くのは難しい状況です。

しかし、真摯なショップであれば、美辞麗句を並べるだけでなく、時には辛らつな評価を下しているものもあり、とても参考になります。

販売する側の評価と、実際に購入した側の評価にはもちろん違いがありますし、プロの脚力とアマの脚力ではインプレも全く違うので、評価は色々と見て相対的に判断しなければなりません。

ロードバイクの評価はある種の広告塔のようなもの

今回はロードバイクを扱うメーカーの評価についてお話ししていきますが、この評価がロードバイクにとってはとても有効的な広告の手段でもあります。

ロードバイクは自動車や家電製品と違い、メディアに対しての露出度は極めて低いです。

勉強不足かもしれませんが、筆者はロードバイクのテレビCMを見たことがありませんし、新聞広告にロードの広告があったかどうかも記憶がありません。

まして、日常生活で触れることも極めて少ないので、車のようにたまたま見かけた物がカッコいいから検索してみようということも、あまり現実的ではありません。

したがって、ネットや専門の雑誌上ではありますが、ショップやユーザーからの評価が頼みの綱となっているところがあります。

そして、多くのメーカ―が定期的に試乗会を開催するなどして、現場の生の声を吸い上げる努力をしています。

また、ロードバイクはロードレースの機材として開発されるものなので、大レースの結果が評価に直結します。

レースで結果の出た新興メーカーが、あっと言う間に世界トップレベルの評価を受けるのもロードバイクでは珍しいことではありません。

今回はそこも踏まえて、メーカーの評価をご紹介していきます。

自転車メーカー別のロードバイクに対する評価①台湾メーカー

それではここから、自転車メーカー毎にロードバイクに対する評価をご紹介します。

なお、今回は筆者の独断でメーカーを選んでいますので、ご自分の意中のメーカーが無い場合もあろうかと思いますがご容赦ください。

【GIANT(ジャイアント)】

自転車大国台湾に本拠を置く世界最大の自転車メーカーであり、日本にもいくつものオフィシャルショップを構える販売台数NO1メーカーでもあります。

コスパのジャイアントなどと言われ、費用対効果の高さが売りの時代もありましたが、今は他もコスパを意識しているので、ジャイアントの専売特許ではなくなりました。

しかし、安いと唸らされることもしばしばあり、特にメインバイクであるTCRシリーズの【ADVANCED 1 KOM】などは、フルカーボンフレームにフルアルテグラ(コンポ)で、なぜ25万円前後で販売できるのか不思議なほどです。

世界に18しかない最高峰の「ワールドチーム」に機材を提供し続けていることもあり、これだけのマンモス企業になりながら、もの作りの評価が著しく下がることもありません。

【MERIDA(メリダ)】

ジャイアントと同じく台湾に本拠を構える、こちらも負けず劣らずのマンモスメーカーです。

ジャイアントはオーソドックスなイメージですが、こちらはデザイン性も高く評価されています。

ロードバイクでは後発のため、言葉は悪いですが格下的な存在で見られがちでしたが、近年の積極的なレース活動により性能の高さが評価を受け始めています。

2018年のツール・ド・フランスにおいて、機材を提供するチームが総合2位という大躍進を果たしたことからも、今後の伸び代が大いに期待できるメーカーです。

自転車メーカー別のロードバイクに対する評価②アメリカメーカー

引き続き、自転車メーカーのロードバイクに対する評価をお話しします。

【TREK(トレック)】

アメリカ最大の自転車メーカーで、日本にも数多くの販売代理店が存在する世界的に人気の高いメーカーです。

とにかく独自の技術をこれでもかと投入してくる、あくなきもの作りへの執念を感じさせる、硬派なイメージに対する評価が高いです。

トップチューブとシートチューブを独立させるという振動吸収技術「IsoSpeed」は、あまりにも飛躍的な発想過ぎてネガティブな評価さえ受けることもあるくらい、最先端技術を追い求めるメーカ―です。

【Specialized (スペシャライズド)】

近年の世界のロードレースシーンを先頭に立って引っ張る存在であり、ブランド力の高まりが顕著なメーカーです。

特に評価が高いのは、以前から空力実験を繰り返して行い、他のメーカーに先駆けて早くから実戦に投入してきたエアロロードの「Venge(ヴェンジ)」です。

とにかく凄まじいほどのスピード能力で、世界の大レースを勝ちまくっているロードバイクです。

その分ヴェンジは価格もワールドクラスですが、一見の価値ありかと思います。

自転車メーカー別のロードバイクに対する評価③イタリアメーカー

続いてはロードバイク界の歴史に欠かすことのできない、イタリアのメーカーに対する評価をご紹介します。

【PINARELLO (ピナレロ)】

このメーカーも近年のレースシーンをけん引する存在であり、2015年から2018年までツール・ド・フランスにおいて、ピナレロに乗る選手がマイヨジョーヌ(個人総合優勝)を4連覇中です。

以前はおしゃれなイメージで見た目の評価が先行していましたが、シートステイのみにカーボンを使用する「カーボンバック」や、左右非対称のフレーム構造など独自の技術で性能を高めてきた実績もあります。

全体的に価格が高めですが、他とは一線を画したいという要望であれば真っ先に視野に入れたいメーカーです。

【Bianchi(ビアンキ)】

現存する自転車ブランドでは最古の歴史を持っており、パンターニやジモンティなど、伝説のチャンピオンに機材を提供していた時期もあります。

近年はエントリーグレードを中心にコスパ重視路線に向かっている傾向があり、レース重視の方々からは厳しい評価も受けています。

しかし、もの作りにおいては独自の技術を多く持ち、特に「カウンターヴェイル」という衝撃吸収技術は、あの「NASA」が性能を認めたという実績もあります。

象徴でもあるチェレステカラーのイメージから、見た目先行の評価を受けがちですが、乗ってみれば幅広い層に受け入れられる意味が分かるブランドです。

【GIOS(ジオス)】

割と長くレースシーンから離れているので、性能の評価もまちまちになってしまうメーカーです。

しかし、こういったメーカーを見逃さないことも、メーカー選びにはとても重要なことです。

クロスバイクやミニベロも得意なので、ロードバイクにも街乗り車というイメージがありますが、クロモリフレームに強いところがあり、昔ながらのホリゾンタルスタイルを求める方に向くメーカーと思います。

自転車メーカー別のロードバイクに対する評価④新興メーカー

最後は新興メーカーの中でも、今後の飛躍が大きく期待されているメーカーの評価をご紹介します。

【Canyon(キャニオン)】

創業1996年という歴史が浅いドイツメーカーですが、機材を提供する「モビスターチーム」が、2018年のツール・ド・フランスを制しました。(チーム時間賞獲得)

販売はネットによる直販のみという「今どきさ」を見せ、その分コスパに還元しています。

ドイツの国民性を表す言葉に、派手に着飾ることなく中身で勝負するという意味の「質実剛健」がありますが、キャニオンは正に性能で勝負というもの作りの姿勢です。

知名度もまだ低いですし、ネット通販という形態が敬遠されるのか、日本で乗っている人は少ないですが、ユーザーさんの評価はとても高いです。

また、女性モデルの多さも特筆ものなので、女性ライダーの方にもおすすめです。

【Cervélo (サーヴェロ)】

こちらも創業は1995年なので、若いカナダメーカーですが、その若さが全面に溢れるような、奇抜で派手なバイクを作るという評価が定着しています。

しかし、トライアスロンやTT(タイムトライアル)で培った空力性能を活かしたエアロロードバイクの性能評価は飛び抜けて高く、名スプリンター「マーク・カヴェンディッシュ」の愛機でも有名です。

評価は参考にするもので流されてはいけない

今回はロードバイクを扱うメーカーが、どんな評価を受けているのかまとめてみました。

広告を打つことが極めて少ないロードバイクでは、評価が広告塔に成り得ますのでただの一意見として流せない部分もあります。

しかし、評価はあくまでも個人の主観ですから、大いに参考にはなりますが、決め手にするのはどうかと思います。

最後は自分の目と乗った感覚が頼りになると考え、あまり評価に流されない心構えも必要となるでしょう。