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ピナレロはエアロだけじゃない!ラザはどう評価されている?

2018.11.3

ピナレロはとにかくロードレースに強いブランドですが、現在はその答えをエアロ形状に求めているようで、半数以上がエアロロードになっています。

しかし、そうなってくると逆の意味で目立つのはエアロ形状ではない機種で、「RAZHA(ラザ)」はその代表格です。

今回は、そのラザのスペックや、気になるインプレ評価などもご紹介します。

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ピナレロのロードバイクはレーシーな評価を受けている

冒頭でも触れましたが、ピナレロは近30年ほどでは、世界のロードレース界をけん引し続けてきた存在です。

中でも特筆すべきはツール・ド・フランスでの強さで、ピナレロに乗った選手はこれまで14度の個人総合優勝に輝き、2018年までもで4連覇中です。

そのような実績を積み重ねていますので、とにかく高性能のロードバイクが多く、常に革新的な技術を搭載してくるのも大きな特徴です。

今では基本的なことですが、ヘッドパーツをチューブに内蔵した「インテグラルヘッド」。

力の掛かり方が違うフレームの左右を、非対称の形状にする「アシンメトリックデザイン」などは、ピナレロが世界で初めて投入した技術です。

そして、ピナレロの象徴でもあり、ラザにも投入されている、クネクネとした形状のフォークやシートステイの「ONDA(オンダ)」も、他のメーカーには見られない独創的な発想です。

こういった革新的な技術で世界の頂点の座を守り続けてきたのが、ピナレロというブランドです。

そのため、インプレの評価でもレーシーなイメージが強くなりますので、乗る前からハードルの高さを感じている方も少なからずいらっしゃるようです。

ピナレロのロードバイクの価格

ピナレロのロードバイクのハードルの高さは、レースモデルが多いゆえに高額なバイクが多いことも要因の一つでしょう。

現在のフラッグシップモデルである「DOGMA(ドグマ)F10」は、フレームセットだけでも70万円以上ですし、上位モデルの「Xlight」は100万円に届こうかという代物です。

とにかく持てるあらゆる技術が投入されている感のあるドグマは、確かに筆者のようなホビーライダーには縁遠いものではあります。

そして、2019モデルでフルモデルチェンジとなる「PRINCE(プリンス)」も、セカンドグレードなのでドグマほどではありませんが、完成車は100万に届くモデルもあります。

ドグマは最近のブランドの象徴であり、プリンスはピナレロの歴史を作ってきた名車です。

そのため、この2機種が高額なため、ブランド全体が高級な評価をされるのは致し方ないところです。

しかし、今回の主役であるラザは手頃とまでは言えませんが、ドグマやプリンスに比べればリーズナブルな価格になっています。

ピナレロ・ラザのフレーム評価

それではここから、ピナレロ・ラザのスペックをご紹介します。

ラザは先々代のフラッグシップモデル「ドグマ65.1」の形状を受け継ぎ、最新のアシンメトリックデザインが採用されています。

幅広のカムテールになっているダウンチューブは空力性能を意識したものですが、その他の部分はしなやかで、オールラウンダーの趣があります。

また、これもピナレロ独自の技術である、ケーブルの受けパーツを交換することで、電動と機械式両方の変速に対応できる「THINK2」も採用されていますので、将来のグレードアップも楽しみです。

フレーム形状に目を向けてみますと、ドグマの直系だけあり、深めの前傾姿勢で、鋭い反応を見せるレーシーな仕様になっています。

しかし、上位モデルに比べ剛性が抑えられたカーボン素材のため、しなやかで衝撃吸収性も高いフレームになっており、乗り心地がよいというインプレ評価も多数あります。

なお、2019モデルは完成車のみで、価格は262,440円(税込)になります。

ピナレロ・ラザは見た目でも高い評価をされている!

前項ではピナレロ・ラザのフレーム性能についての評価をお伝えしましたが、デザインや色など見た目の面でも非常に高い評価を受けています。

人間の脚の形をイメージさせるような脚線美を感じさせるONDAフォークは、少しシンプルになったドグマやプリンスのそれに比べ、ピナレロらしい派手さを感じさせます。

派手と言うと受け取り方によってはあまりよくないイメージもありますが、ピナレロは派手さが伝統のようなものなので、これでよいのだと筆者も思います。

また、ボディカラーに採用されている「イタリアンザフィーラブルー」というカラーも、それだけでラザを選ぶ理由になるという意見もあるほど人気のカラーです。

単色ではなくメタリックなラメが入っていることで深みが出ますし、角度によって変化する色合いが面白いです。

また、ラザには戦闘機や軍用機に所属する国籍を判別するために塗布されている、「国籍識別マーク」がペイントされています。

これも「レース屋」であるピナレロらしい姿勢の表れでしょう。

ピナレロ・ラザ付属コンポは高評価が目立つシマノ・新105

ピナレロ・ラザの2019モデルには、新しくなったシマノ・105「R7000」が搭載されます。

2018年の6月に取扱いが始まったばかりで、まだそう日は経っていませんが2018年9月時点での情報では、早くも多くのパーツで高い評価を受けています。

全体的に無駄をそぎ落としスッキリとしたデザインになりましたので、現在の空力重視のフレームにベストマッチです。

手のひらへのフィット感を重視し、コンパクトな設計になったSTIレバーは、操作性の向上が評価されています。

ラザはしなやかなフレームで、長距離を乗っても疲れにくいので、距離を伸ばしたくなるかと思います。

ロングライドでは後半になってくると握力が低下してブレーキングが厳しくなりますが、新105のブレーキは指が掛かりやすいので、安定した制動力が確保できます。

また、前後のディレイラーの性能も向上しており、特にフロントはワイヤーのテンションを自動で調整するアジャスターが内蔵されトラブルの減少も期待されます。

ただ一点だけ残念なのは、ラザはクランクのみ105ではない、ダウングレード品が採用されていることです。

これは完成車全体のバランスを考えれば致し方のないことであり、後のカスタムの楽しみとしておきましょう。

手の出しやすい価格帯のバイクはラザ以外にもある

ここまでピナレロのラザをご紹介してきましたが、ピナレロにも手が届きやすい価格帯の物があるという意味も込めてきたつもりですので、最後に同価格帯の機種をご紹介します。

【GAN(ガン) 参考価格¥312,900(税込) ※シマノ・105搭載車】

先代のフラッグシップモデル「ドグマF8」の技術を受け継いだモデルで、生粋のエアロロードです。

そのままでは非常にレーシーになるところですが、ラザと同じ素材を使用していますので、しなやかで衝撃吸収性に長けています。

現在のドグマやプリンスは最先端の技術が盛り込まれているので、あまりにも高性能過ぎて扱いにくい部分もあるのですが、ガンは優しい味付けがされてバランスが取れている分、価格だけではなく性能面でもおすすめできます。

【ANGLIRU(アングリル) 参考価格¥262,440円(税込)】

エアロ形状ではない点、フレーム素材、付属パーツが全て同じもので、価格も同一、ラザと姉妹機の関係と言ってもよいモデルです。

しかし、形状は全くの別物で、こちらは長距離イベント「グランフォンド」向きという扱いになっています。

レーシーさをできる限り控え、ロングライドに必要な安定感や快適性を重視しており、ピナレロで最も乗り心地のよいバイクと評価されています。

楽しさを教えてくれるピナレロのラザ

今回は、ピナレロのラザをご紹介しました。

2019年でラインナップされて6年目に入りますが、モデルチェンジの激しいピナレロにあって根強い人気を誇る理由が少し分かった気がします。

ロードバイクの楽しさを教えてくれる、教科書のようなモデルではないかと思いますので、まずは試乗をしてみてください。

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