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モデルチェンジをしたメリダ・リアクトはなぜ特価になる?

2018.11.29

ロードバイクは自転車の中では最も高価な部類なので、「特価」「激安」などという文字で紹介されているとついつい目が行ってしまいます。

ロードバイクなどは特価になりやすい時期や機種があると言われていますので、今回はそれを探ってみましょう。

販売台数から見ても非常に人気のある、メリダのリアクトを題材にして確認していきます。

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ロードバイクには「特価」になる時期や機種がある

「特価」は文字通り特別な価格ということで、何かの事情により通常価格より安くなっているということです。

ロードバイクなどは、基本が定価(メーカー推奨価格)販売なので、ホームページやカタログに紹介されている価格から少しでも安くなっていれば、「特価」としても間違いではないということになります。

ロードバイクは正規代理店制度を取るメーカー、ブランドがほとんどで、代理店は販売だけではなく、納車前の最終組み立て、販売後のメンテナンス、試乗会などのイベント開催など様々な仕事があります。

そのため、家電量販店のように値引販売が当たり前のような体系ですと、営業が立ち行かなくなるお店もありますので、しっかりと利益が計算できる定価販売が基本です。

しかし、定価で売れなくなる時期や機種が出来てしまうのもロードバイクの宿命であり、業界ではそれが当たり前という風習すらあります。

例えば、今回取り上げるメリダのリアクトは、2018年に大きなモデルチェンジがあり、その影響で特価品が多く発生したと聞いています。

それは一体なぜなのでしょうか?

次項からご説明していきます。

ロードバイクはなぜ特価で販売される状況になるのか?

それでは前項の最後に問いかけさせていただいた、ロードバイクが特価になる仕組みについてご説明します。

ロードバイクは、毎年のようにモデルチェンジをします。

2018年のメリダ・リアクトはフレーム形状や素材まで全てに渡って見直された、いわゆるフルモデルチェンジでした。

リアクトのフルモデルチェンジは5年振りで、きっかけは機材を供給するチームが「バーレーン・メリダ」に変わったことにあります。

メリダに限らずフルモデルチェンジは、どこもおおむねこのくらいのスパンであり、頻繁に行われるものではありません。

しかし、ロードバイクメーカーは○○年モデルなどと、毎年のように年度を区切る傾向があります。

上記のようにフルモデルチェンジはまれで、ちょっとした形状の見直しや、素材の一部変更などのマイナーチェンジでもそんなに多くはありません。

それでも年度を区切るということは、リニューアルをアピールしたいがためにほかならず、実情は色の変更程度の場合がほとんどです。

また、世界中に輸出をしている関係で為替の動きが価格に反映する訳ですが、何もないのに価格を上げ下げしては不自然なので、モデルイヤーを区切って理由付けをするわけです。

こうなると肩身が狭くなるのが、新年度のモデルが発表されたあとの現役モデルであり、定価販売が厳しく特価になる可能性が高くなります。

メリダ・リアクトの2018モデルはフルモデルチェンジだった

前項ではロードバイクは毎年のようにモデルイヤーを区切るので、特価品が出やすいというお話をしました。

この時期に特価になる旧モデルを「型落ち品」と呼び、在庫限りのセール販売になります。

ニューモデルの発表はメーカーによってまちまちですが、前年の6~7月に掛けてが多く、店頭に並び始めるのが9月末~10月というところです。

そのため、型落ちが多くなるのは例年夏から初秋にかけてのことで、ニューモデル用に陳列場所や倉庫を開けたい販売店は、在庫整理に躍起になります。

まして、メリダ・リアクトの2018モデルのようなフルモデルチェンジであれば、例年よりもっと前に大々的な発表が行われます。

そして、メリダのように世界のビッグチームに供給しているメーカーは、一般販売に先駆けてニューモデルを実戦に投入します。

毎年7月に行われるツール・ド・フランスが最初のお披露目の場になることが多く、世界最大のビッグレースですから、その注目度もハンパではありません。

そこでデビューを果たせばサイクルマスコミやコアなファンの目に留まり、すぐに情報は世界中に拡散されます。

となれば、ニューモデルは告知と共に予約が殺到するのは必定で、当然現役モデルは見向きもされなくなるので、フルモデルチェンジを控えた機種は余計に特価になりやすいということです。

メリダ・リアクトの特価状況を振り返る

メリダのリアクトのフルモデルチェンジは2017年に発表されているので、2018年10月時点の情報では型落ち品情報はほとんど残っていません。

それでも、筆者の記憶でいくとチェーン店型の正規販売店を中心に、多くの店舗が20~30%オフの特価で販売していたと記憶しています。

残っている情報の一つに、正規販売店がリアクトのミドルグレード「5000」を、表示価格は20%オフですがさらにそこからキャッシュバックを行い、実質40%オフで販売していたものがありました。

値引き率はメーカーが支持しているわけではないので、お店によってまちまちですが、40%オフなどということもあり得るわけですから、型落ちは購入する側からすれば魅力的です。

しかし、販売店側は戦々恐々というところでしょう。

また、リアクトは100万円を超えるチーム仕様から、10万円台のアルミフレーム車まで車種が多いので、余計に型落ちになる台数が多かったと推測されます。

メリダ・リアクトの展示品や試乗車も製品!使命を終えれば特価になる

ロードバイクの特価品は型落ち=旧モデルである可能性が高いですが、それも展示品や試乗車であれば値引き率がさらに高くなる可能性があります。

販売店に行ったことがある方はお分かりかと思いますが、宣伝用にディスプレイされているものや、お店の規模にもよりますが試乗車が用意されていることがあります。

これは、メーカー側が専用として貸してくれている物だと思う方も多いのですが、実情はお店が用意しているもので、これも仕入れた製品に変わりありません。

展示をしていれば誰が触れるかも分かりませんし、傷や落ちない汚れが付く可能性もあります。

まして試乗車ともなれば、無傷でいられる可能性など低いわけで、価値が下がるのは火を見るより明らかです。

一度展示品や試乗車にしたバイクは、お店側からすればなるべく長く継続使用したいでしょうが、先述の通り年度を区切られてしまいますので、短ければ半年、長くても1年しか使用できません。

そのため、そういったものは「アウトレット」や「ワケあり」などと呼ばれ、特価で販売されやすくなります。

リアクトは今やメリダの看板モデルですから、展示品や試乗車になっている可能性も高いので、ねらい目と言われればそうかもしれません。

特価で販売するのはお店個々の裁量によるもの

ここまで、メリダ・リアクトが特価になる時期や仕組みをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

ロードバイクは高額ですし、特にリアクトは製造コストが掛かるエアロロードなので、余計に価格帯が高めになってしまいます。

そのため、型落ちやアウトレット品を狙うというのも一つの手段ですし、それで助かるお店もあります。

しかし、冒頭でも触れましたが、販売店はメーカーに変わって直接ユーザーと対峙している分仕事が多く、運営にコストは我々が思っている以上に掛かっています。

それを承知の上で値引き販売をしているので、特価にしているのはお店の企業努力であると理解して頂きたいと思います。

また、特に個人経営のお店などは1台でも型落ちが出れば、何台分もの利益が帳消しになってしまうということにもなりかねませんので、そう簡単にセールができるわけではないです。

そういったことも理解しながら、購入する販売店を選んで頂けると幸いです。

今リアクトは特価になりやすい状況にある

今回は、メリダ・リアクトを例に、ロードバイクの特価品について考えてみました。

リアクトはメリダのエースになりつつあり、今後機種が増える可能性もあるので、特価になりやすいかもしれません。

色々な事情も少し加味して頂きながら、自分に最適な選択をしていただければと思います。

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