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ロードバイクのタイヤにワックスを塗ると危険!その理由は?

2018.9.19

自動車用ではありますが、タイヤにつやを出すワックスがあります。

それを同じタイヤということで、ロードバイクにも使用できると考えてもおかしくはないです。

ワックスと聞くとコーティング剤というイメージもあり、タイヤを様々な外的要因から守ってくれそうな感じですがどうでしょうか?

今回はそんなタイヤワックスについて考えてみます。

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ロードバイクにはタイヤワックスを使ってはいけない!

冒頭でお話ししたタイヤワックスですが、筆者の調べた限りでは二輪用はありませんでした。

しかも、自動車用の複数の製品には、二輪車には使用しない旨の注意書きもされています。

よって、いきなり結論ですがロードバイクのタイヤにワックスを使うのは不可、今回の記事でももちろん非推奨とさせて頂きます。

これは筆者の実体験でもあるのですが、まだロードバイクに不慣れだった頃に自動車に使用していたタイヤワックスをロードに2、3回使用しました。

最初はツヤツヤできれいになりましたので、これは良い物を見付けたと浮かれていましたが、3回目の直後あたりにタイヤに無数の亀裂を発見しました。

特に激しいオフロードを走ったわけでもなく、室内保管ですからいたずらされたわけでもないかと思われます。

よくよく調べてみると同じような体験をしている方が複数いて、どうやら考えられるのはタイヤワックスの攻撃性ということになりました。

科学的な根拠はよく分かりませんが、ワックスと自転車用タイヤの相性の問題や、元々の耐久性の違いもあるようです。

いずれにしてもロードバイク用のタイヤを劣化させる可能性が高いのは間違いないところなので、使用は止めてください。

タイヤワックスはタイヤからグリップ力を奪う!

前項ではタイヤワックスはロードバイク用タイヤを痛めつけ、劣化させてしまう可能性が高いとお伝えしました。

タイヤワックスはゴムの表面をツルツルにしてつやを出すわけですが、ツルツルになるということはグリップ力を失うということです。

そのため、自動車での使用も側面に限られており、地面との接地面には使用不可と明記されています。

自動車のタイヤはトレッド面(接地面)が分厚いですから、間違って少しワックスが掛かったくらいであればすぐに拭き取ればほぼ問題ありません。

ところが、ご存知のようにロードバイクのタイヤは細くてゴムも薄いので、間違えて少量掛かったくらいでもワックスが染みてしまう可能性があります。

トレッドにワックスが染みてツルツルになれば、グリップ力を失い滑りやすい状況になってしまいます。

したがって、タイヤが劣化するという時点で使用不可なのですが、さらにグリップ力を失う危険性もあるので、なおさら使用してはいけないということです。

「ビードワックス」使用上の注意

ロードバイクのタイヤ(クリンチャー)は、ビードという耳の部分をホイールのリムに引っ掛けるようにして装着します。

ただ、このビードが硬くて中々上に上がらず、リムにはめ込むのに苦労することがあります。

そこで使用されるのが、ビードの動きを滑らかにする「ビードワックス」というものです。

潤滑油の一種で、ビード部の保護も行うので、装着時に塗っておくと脱す時にもスムーズに行えます。

このビードワックスは自転車用なのでもちろんロードバイクに使用可能ですし、自転車用ということで攻撃性も低いのでタイヤを劣化させる危険も少ないです。

ただし、一つ気を付けなければいけないのは、他の部分に付着させることです。

先ほどもお伝えしましたが、ワックスはタイヤのトレッド面に付けてはいけませんし、ホイールの側面に付着してもいけません。

今でも約半数のロードバイクは、ホイールのリム部分でブレーキの制動が行われますので、ワックスが付いてしまうと滑ってブレーキが効かなくなってしまいます。

そのため、ビードワックスを塗布する際は、なるべく少量にして余分なものはきれいにふき取ってください。

ロードバイクはフレーム用のワックスをタイヤに付けてはいけない!

ロードバイクは「走る芸術品」などと言われることもあり、見た目の美しさを保ちたいという方も大勢いらっしゃると思います。

そのため、つや出しクリーナーやフレーム用のワックスを使用することもあろうかと思いますが、この際にもタイヤやリムへ付着するのは避けなければいけません。

もしフレーム全体を磨きあげるのであれば、ホイールを外してから行うのが賢明ですし、外さないとしてもホイールとタイヤ、ブレーキには養生をする必要があります。

また、フレームを磨いていると、ついそのままの勢いでホイールまでワックスで磨きそうになるものなので、その意味でもフレーム清掃時はホイールを外す方がよいでしょう。

とにかく、自転車用のタイヤやホイールには、ビードワックス以外のワックスを付着させてはいけないということです。

ロードバイクタイヤの清掃方法

ここまでのお話でもお分かりかと思いますが、ロードバイクのタイヤやホイールは、ワックスを使用しないできれいにする必要があります。

まずタイヤですが、これは水洗いが基本になりますが、精巧なパーツが多いロードバイクではジャブジャブ水洗いというのも好ましくないので、「拭く」のが基本です。

また、油分の入った洗剤はご法度ですし、成分が強すぎてもゴムを劣化させる原因になりますので、水拭きになります。

どうしても汚れが落ちない場合は、ノンシリコン系の自転車にも推奨されているクリーナーを使いましょう。

【WAKOS (ワコーズ) :フォーミングマルチクリーナー】

ワコーズは多くの自転車用ケミカルを発売しているので、自転車に優しいという点では信頼が置けるメーカーです。

こちらは多くのプロショップが推奨しているクリーナーで、成分に攻撃性が低いのでロードバイクでもほぼ全てのパーツに使用できます。

揮発性もないですし、洗い流す必要もありませんので室内で清掃が行えるのも強みです。

ロードバイクホイールの清掃方法

タイヤと同じくワックスが使えないホイールも、清掃に気を使う部分です。

ホイールは地面と一番近いところで仕事をしていますので、汚れや傷が付きやすい部分です。

前項でご紹介したワコーズのマルチクリーナーがおすすめですが、特にブレーキ面でもあるリムはブレーキゴムの削りカスなどがこびり付いて取れないこともあります。

ホイールはロードバイクの顔とも言える部分で汚れていると目立ちますし、ブレーキの効きにも関係しますので、きれいにしておきたいところです。

そこで、アルミリムに限りますが、包丁を研ぐ要領でリムを砥石でこする「研磨」という方法があります。

工業用の砥石である「K-141」番を用意して頂き、水を付けながらリムを丁寧にこすっていきます。

ブレーキシューのカスが浮かび上がってくるのでそのまま続けていくと、表面が滑らかになって光り輝きます。

あとは、マルチクリーナーで全体を軽く拭けば完了です。

ロードバイクのタイヤにはワックスを付けない!

今回は、「ロードバイクにタイヤワックスが使えるのか?」というテーマでお話ししてきました。

結論は早々に出ましたが、デメリットしかありませんので使用は不可です。

また、別のワックスを付けてしまうのもよくないので、とにかく付着させないことを最優先してください。

 - タイヤ, ロードバイク, 自転車のパーツ