おすすめなマビックホイール!マビックのベアリングについて

マビックホイールといったら、有名メーカーと並ぶ、人気のあるホイールですね。

ここでは、おすすめなマビックホイールのモデルをご紹介します!

また、マビックのホイールはよく、回転が悪いと言われることがありますが、実際はどうなのでしょうか?

マビックホイールのベアリングについても、一緒にご紹介していきます。

マビックホイールの特徴!種類も豊富!

マビックは他のメーカーであるシマノ・カンパニョーロ・フルクラムと並んで人気の高いホイールメーカーです。
創業は1889年で歴史のあるメーカーです。

人気の理由は、重量、ベアリングの丈夫さ、乗り心地、剛性などホイールに求められる性能がすべて高いことです。

そして、リムの重量は他のメーカーと比較して軽量であることも特徴です。
総重量が同じホイールでも、リムが軽量である方がペダルを軽くできます。

もう一つの特徴としては、ホイールを購入したときにタイヤが装着されていることです。

マビックホイールの主要なものとしては、クリンチャータイプであれば、「CXRエリート エグザリット」、「コスミック カーボン」、「コスミック エリート」、「キシリウムプロ カーボンSL」、「キシリウム エリート」です。

チューブラータイプで主要なものは、「CXR アルチメイト 60」、「コスミック アルチメイト」、「ボンSL オートルート」です。

それらは性能が追求されているので安くても10万円以上で、高いと30万円を超えます。
これらは主要のものなので、それ以外のモデルも多く揃えられています。

マビックホイールでおすすめはキシリウム!

ロードバイクをカスタマイズしようと思うと、ホイール交換の効果が高いわけですが、ホイールを交換するとなると必ず選択肢に上がるのがマビックのホイールです。

そして、マビックホイールとしてはキシリウムがとても有名です。

キシリウムにはグレードが5つあります。
最下位グレードは「ギタウシム エキップS」で、それから順次グレードを上げていくと、「キシリウム エリートS」、「キシリウム SLS」、「キシリウム SLE」、「キシリウム SLR」となります。

価格は、6万円、9万円、14万円、16万円、22万円です。

マビックのホイールを購入するとチューブとタイヤもセットで販売しているので、コストパフォーマンスが良い場合もあるでしょう。

他のメーカーも良いタイヤを用意していますが、キシリウムであれば同価格帯であれば十分なパフォーマンスを発揮してくれますし、ベアリングは接触式シールを採用しているので防塵防水性能が高いです。

マビックホイールの中でも人気のある、キシリウムシリーズ、価格の違いは?

マビックホイールのキシリウムの価格の違いはグレードの違いです。

グレードは全部で5つなので価格も5種類あります。
重量は、グレードは高いほうが軽いです。

スポークの違いは、エアロスポークか円柱かに分かれています。
スポークの素材は最高のグレードの「キシリウム SLR」だけカーボン製であり、他はアルミ製です。

普通に考えるとエアロスポークの方が良いと思うわけですが、実はそうとも限りません。
最高グレードのSLRは、リアのスポークはトラコンプシステムを採用しています。

トラコンプシステムは、スポークの組み方のことであり、普通の組み方に比べて衝撃吸収性能が向上してヒルクライムにも有利になるというものです。
そのように機能を向上させる組み方をしているため、一概にエアロスポークが良いというわけではないのです。

また、グレードによってリムの表面処理が異なっています。
上位2グレードだけ特殊な表面処理であるエグザリッド加工が施されており、ブレーキ性能を大幅に向上させています。

それからハブに使われているベアリングは、どのグレードでも接触式シールドベアリングが採用されています。

マビックホイールのベアリングが回らないと言われる理由

マビックホイールの噂として有名なのがベアリングの回転が悪いんじゃないかというものがあります。

マビックのハブは、他のメーカーと違ってシールドベアリングを採用しているのです。
シールドベアリングというのは接触式シールドベアリングと言われており、シールとベアリングが接触しています。

そして、その接触により摩擦が起こるので回転が悪くなるというわけです。

しかし、そのデメリットの変わりに防水防塵性能が高いです。
そのため、メンテナンスフリーでもかなりの性能を発揮してくれます。

つまり、シマノ、カンパニョーロ、フルクラムなどの大手メーカーに採用されているカップアンドコーンは回転性能に特化していて、マビックが採用している接触式シールドベアリングは耐久性に特化しているのです。

ちなみにベアリングは、交換できます。
接触式シールドベアリングを非接触式シールドベアリングに交換できます。

しかし、そのような交換をすると、防水防塵性能がかなり低下してしまいますし、メンテナンスも必要になるので、多少は回転性能が上昇するのですが、正直なところお金をかけた分の性能上昇は微妙なところです。

それだけ元々のベアリングの性能が高いということです。

ホイールの性能は、ベアリングだけで決まるものではない!

マビックホイールのベアリングを接触式シールドベアリングから非接触式シールドベアリングに変更することができますが、回転性能はあまり上昇しないので、ベアリングがダメになって交換しなくてはならないときに非接触式シールドベアリングを装着するということは、アリだと思います。

それでも防塵防水性能や少ないメンテナンス頻度を考えると、接触式シールドベアリングの方が魅力が多いような気がします。

また、回転性能が気になるという場合に注意してほしいのは、ベアリングの性能によって100回転していたパワーで150回転するようになることはないということです。
少なくともベアリングの変更でそれほどの回転性能が向上することはないでしょう。

それにホイールの回転はベアリングだけで決まるものではありません。
もちろんベアリングの性能も重要ですが、スポークやリムの歪みや剛性、重量、そして空気抵抗によってホイールの回転性能は大きく変わっていくでしょう。

そのため、ホイールの回転性能を考えるなら、ホイール全体を考えるべきです。
そこで他のホイールを購入することを考えるべきでしょう。

回転性能を追求したいならカンパニョーロやフルクラムの購入を検討しましょう。

ホイールはベアリングだけでなく、全体のバランスが重要だった

ホイールに重要なのは、ベアリングだけではありません。
ホイールを全体的に考慮するべきです。

そのため、マビックホイールのベアリングを変更することで性能が爆発的に向上するということはありません。

それにマビックのベアリングは悪いベアリングではありません。
もちろん、もっと高級なベアリングは世の中にあるわけですが、そのようなパーツは自己責任で導入するべきです。

しかし、走行性能の向上に対してコストが高くつきすぎることがあるので要注意してください。

また、どんなホイールでもメンテナンスは不可欠です。
マビックのホイールは丈夫に作られていますが、それでもメンテナンスは必要になります。

そこでマビックのホイールのメンテナンスしやすいという特徴が光ります。

構造が複雑ではないので自分で分解しやすいですし、それから洗浄・注油し直すことで新品同様の走行性能まで回復させることもできます。

つまり、価格、性能、メンテナンス、ランニングコストなど全体のバランスを考えると、マビックホイールの真価が見えてくるのではないでしょうか。

マビックホイールは決して回らないホイールではない

マビックのホイールは、接触式シールベアリングという特殊なベアリングを使用しています。

そのため、回転数はどうしても渋くなりがちです。

人によって、様々な意見はありますが、マビックホイールは決して悪いホイールではありません。

ホイールは全体のバランスで性能が決まるものです。

是非、マビックホイールも検討に入れてみてはいかがでしょうか。