趣味でロードバイクに乗っていると、いつの間にか、パーツが増えていたりしませんか?
いろいろと試したくなったり、新しいパーツが出たらついつい購入してしまったり。
小さなパーツなら保管も簡単ですが、ホイール程の大きさとなると、保管場所にも苦労しますよね。
そこで、上手なホイールの保管方法をご紹介していきます。
なぜロードバイクのホイールは増えるのか?
なぜ、ロードバイクに乗っていると、ホイールが増えてきてしまうのでしょうか?
ロードバイクを購入して、ある程度の時間が経ち、アイテムを一通り揃えたりメンテナンスが自分で出来るようになってくると、より速く走るために、ホイールを交換したくなってくるものです。
ホイールの価格は数万円で購入出来る物もあり、乗り心地や軽量化の効果を、すぐに実感出来るパーツです。
そのため、特に高価な物を除き、色々な種類のホイールを試していくうちに、いつの間にかホイールの在庫が増えてきてしまう方も多いのです。
古いホイールを処分するにも、なかなか気が引けるのではないでしょうか。
ビンディングやコンポなど小さなパーツであれば、保管も場所をあまりに取らずに片づけておく事が可能ですが、ホイールのサイズとなると、保管場所に困ってくる事が多いです。
そこで、ロードバイクのホイールを上手に保管する方法をいくつかご紹介していきます。
ロードバイクのホイールを保管するためのバック!
まずは、特別なホイールなど、大切に保管する場合です。
ロードバイクのレーシングホイールなどになると、数十万円もするホイールがあります。
そのような高価なホイールや、決戦用などのホイールは、大切に保管しておきたいですよね。
そこで、専用のホイールバッグがあります。
例えば、カンパニョーロのホイールバッグがあります。
このバッグは、ホイールにタイヤを付けた状態のままでの保管が可能で、1本ずつ収納出来るタイプです。
ジッパーがついているので、袋に入れてジッパーを閉めるだけの簡単な取扱いです。
保管する時は空気圧を少し少なめにして、高温多湿の場所を避けましょう。
紫外線もゴムの劣化を促しますので、避けるようにすると、バッグ自体も長持ちします。
長期間保管する場合は、タイヤが地面に接している状態になっているので、時々地面に接している場所を変えてあげると、ヒビ割れの対策にもなります。
まさに「収納」や「保管」という言葉がピッタリな方法です。
それでは次項では、この他に魅せる保管方法をご紹介していきます。
壁にフックを取り付けてホイールを保管
実際に今は使っていないけど、持っているロードバイクのホイールを常に見える状態にしておきたかったり、他の人に見せるようなインテリア風に保管しておきたい場合の、保管方法をご紹介します。
その方法はとても簡単で、壁にぶら下げる方法です。
もちろん、ホイールが勝手に壁にぶら下がる事はないので、フックを取り付ける必要があります。
そのフックも、両面テープが付いている簡単に取り付けられるフックと、その下にクロスフックを付けてあげるだけで、壁に穴もあけずにホイールをディスプレイの様に保管することが出来るタイプがあります。
クロスフックとは、S字フックが90°ねじれているような形状の物です。
お気に入りでも、普段は使用しないようなホイールを保管するには、最適な方法ではないでしょうか。
次項では、この他にも、S字フックを使った保管方法がありますのでご紹介します。
横方向の突っ張り棒でホイールを保管
先ほど「壁にフックを付けてロードバイクのホイールを保管する方法」でご紹介した、クロスフックに似ている、S字フックを使った保管方法をご説明します。
ドアにのれんなどを取り付けたり、洗濯物を室内に干すために使う突っ張り棒を使いますよね。
同じように突っ張り棒を設置して、そこにS字フックを引っ掛けましょう。
S字フックの反対側に、ホイールを引っ掛けてあげれば、簡単にホイールを保管することが出来ます。
この方法なら、狭いスペースに多くのホイールをつり下げる事ができるため、沢山のホイールを保管したい時には、とても便利です。
ただし、注意しなくてはいけない事は、たくさん掛けすぎると突っ張り棒の使用荷重をオーバーしてしまうため、落下する危険性があります。
極端に沢山のホイールを保管する時には、突っ張り棒を完全に固定してください。
商品によっては、両端に取り付けるフランジが同封されているため、その様なものを選択する必要があるかもしれません。
縦方向の突っ張り棒でホイールを保管
ホームセンターなどを見ていると、先程ご紹介した横方向の突っ張り棒の他に、縦方向に使用する突っ張り棒がある事をご存知でしょうか?
床と天井を繋ぐ突っ張り棒です。
この縦方向のつっぱり棒だけではホイールを掛けることが出来ないため、この他に、パーテーションを使います。
メッシュタイプのメッシュパーテーションを使えば、メッシュの部分を利用して、ホイールを保管する事が出来ます。
この、縦方向の突っ張り棒を使えば、横方向の突っ張り棒のように、落下の心配はありません。
突っ張り棒の一方が床に付いているため、下に落ちようとする力を支えてくれます。
また、メッシュパーテーションを使うことにより、ホイールだけでなく他のパーツも一緒に保管しておく事が出来ます。
取付ける突っ張り棒と、メッシュパーテーションの強度次第では、ロードバイク自体を引っ掛けて保管する事も可能となります。
イメージ的には、サイクルショップに展示されているロードバイクのような感じです。
ロードバイクのホイールを保管する時の注意点
これまで、ロードバイクのホイールを保管する方法を、いくつかご紹介してきましたが、ホイールを保管する時には注意点があります。
まずは、床に置いて補完する時の場合です。
今回、ご紹介した中では、専用のバッグに入れて保管した場合の事ですね。
保管方法の時に少し触れましたが、時々、床に設置している部分を回してあげてください。
ずっと同じ部分が下側になっていると、その部分だけ力がかかっている状態が続きます。
こうなると、その部分だけ変形したり、タイヤが劣化する可能性があります。
長期間保管する場合は、必ず回転させるようにしてください。
次に、上から引っ掛けて吊り下げる場合です。
今回ご紹介した中では、壁にフックを取り付けたり、突っ張り棒を使用した場合に当てはまります。
フックとホイールが接する部分には布を挟むなどして、直接、ホイールとフックを触れさせないようにしましょう。
直接触れると、ホイールに傷が付く恐れがあります。
包帯などを巻いてあげるのも良いかもしれません。
最後に、保管する時に、タイヤの空気をどうしておくかです。
タイヤを外して、ホイールのみを保管する場合には関係ありませんが、ホイールとタイヤを一緒にして保管する場合は、タイヤの空気は入れたままにしておきます。
仮に、タイヤの空気を抜いて保管しておくと、チューブのゴムが委縮した状態で、ゴムが劣化していきます。
そのゴムに、突然空気を入れると、ゴムにヒビ割れや亀裂が入りやすくなります。
この他の理由として、正規の位置にチューブのが収まっていない状態が続きます。
そのため、タイヤもズレた状態で保管されるため、不必要なキズの原因となることが多いです。
これらの理由から、ホイールを保管する時にタイヤも一緒にしておくのであれば、空気は入れた状態で保管して下さい。
ホイールの保管方法を工夫してみよう
ロードバイクのホイールの保管の仕方について、ご紹介してきました。
それぞれのアイテムは決して高額ではないので、気軽にチャレンジしてみてください。
ロードバイクのホールは、デザイン性があり、それだけでもディスプレイの仕方次第では、インテリアに変身します。
自分の個性を表現した部屋にすることもできますので、一石二鳥ですよね。
上手に保管する事で、魅せる収納にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。