ロードバイクに乗っていると、いろいろなアクセサリーが欲しくなってきますよね。
また、自分がどのような走りをしているか知るために、サイコンやセンサー類にも手を出してしまいます。
そんな中で、ケイデンスセンサーに注目して、反応しない事例が多いものの対処法をご紹介していきます。
ケイデンスセンサーってなに?
そもそも、ケイデンスセンサーとは、どのような物を言うのでしょうか。
普通、サイコンと言うと、走行距離や、スピードを数値化してくれるものを言います。
そして、ケイデンスセンサーも、数値化してくれる、コンピュータの一種です。
何を数値化してくれるのかというと、1分間のクランク回転数を数値化してくれます。
クランクの回転数と言うと、ピンとこないかもしれませんが、どの位の速さでペダルを漕いでいるのか、数値で表してくれるコンピュータです。
ほとんどの場合、サイコンの中に組み込まれている場合がほとんどですが、このケイデンスセンサーが反応しない場合が、とても多いようです。
そこで、ケイデンスセンサーの構造から、反応しない時の対処方法をご紹介していきます。
ケイデンスセンサーはどういう構造?
ケイデンスセンサーは、通常、本体部とセンサー部、マグネット部に分かれます。
本体部を、ハンドルなど、見える場所に固定し、センサー部をロードバイクなどのフレームに固定します。
残りの、マグネット部をクランクに固定してあげます。
このクランクに取り付けたマグネット部が、センサー部をどの位のスピードで通過しているのかを、測定する仕組みになっています。
通過するスピードと言いましたが、実際には、1分間に何回通過したかの回数を表示する仕組みです。
この数字がそのまま、ケイデンスと呼ばれる、クランクの回転数になります。
ちなみに、サイコンに付いているスピードメーターもほぼ同様の構造をしています。
ケイデンスセンサーでクランクに固定したマグネット部を、ホイールに固定してあげれば、タイヤの回転数が測定され、タイヤの外径から、スピードを算出することができます。
ケイデンスセンサーの本体部とセンサー部には、電池が仕込まれていて、この電力で、測定するコンピュータが起動しています。
しかし、このケイデンスセンサーが反応しないということを、たまに耳にします。
その原因はいくつか考えられますが、多くの原因は、ケイデンスセンサーのセンサー部とマグネット部の位置関係にある場合が多いようです。
詳しい原因と、その対処法について、詳しくご説明していきます。
ケイデンスセンサーが反応しない原因はマグネット?
ケイデンスセンサーの構造や、測定方法は、先の項でご説明しました。
では、マグネットの位置がどうなると、ケイデンスセンサーが反応しないのか、ご説明します。
まず、ケイデンスセンサーのセンサー部とマグネット部の位置がずれている場合が考えられます。
マグネット部が、センサー部の横を通過したときに、回転数がカウントされていきます。
そのため、本体部とマグネット部の位置がズレていて、センサー部の横を通過しない場合、ケイデンスセンサーには、クランクの回転数がカウントされません。
このようにケイデンスセンサーは正常に作動しているのに、カウントをしてくれなくて反応しない、という結論に達してしまっている場合が多いようです。
この現象に似ている場合で、センサー部とマグネット部が離れすぎている、という場合もあります。
真横から見たらきちんとセンサー部の上をマグネット部が通過しているにも関わらず、間隔が離れすぎていることで、センサー部がマグネット部を認識していない場合があるのです。
ケイデンスセンサーを取り付けるときには、これらの位置関係をしっかりと把握しながら、説明書をしっかりと確認して、確実に取り付ける必要があるでしょう。
また、位置関係が、説明書通りしっかり付いているにも関わらず、ケイデンスセンサーが反応しない場合には、他の原因が考えられます。
ケイデンスセンサーが反応しないときは電池交換!
取り付け位置がしっかりなされているにも関わらず、ケイデンスセンサーが反応しない場合には、電池の残量不足が考えられます。
先にもご説明した通り、ケイデンスセンサーには、センサー部にも電池が仕込まれています。
とても単純なことなのですが、この電池の残量が無くなれば、当然ながら、ケイデンスセンサーが起動せずに、クランクの回転数を測定することもできません。
このため、電池の残量不足に気付かずに、ケイデンスセンサーが反応しない、と勘違いしてしまう場合があります。
本体部だけでなく、センサー部の電池を交換する必要があります。
本体部の画面が暗かったり、文字が薄かったりした場合は、本体部の電池の残量が少なくなっています。
そんな時、本体部だけでなく、センサー部の電池も一緒に交換してあげるようにすれば、電池の残量不足で、ケイデンスセンサーが反応しないというトラブルも解消できるはずです。
そして、取り付け位置も、電池も問題ないのに、それでもケイデンスセンサーが反応しない場合、もう1つ考えられる原因があります。
ケイデンスセンサーが反応しない理由はペアリング不良?
ケイデンスセンサーの取り付け位置や、電池残量の確認ができても、ケイデンスセンサーが反応しない場合があります。
この時、考えられる理由として、本体部とセンサー部がペアリングされていないことが挙げられます。
ペアリングされていないとは、ケイデンスセンサーの本体部が、センサー部を認識していないため、センサー部で測定したクランクの回転数を本体部が吸い上げることが出来ていない、ということです。
最近では、無線で各パーツの通信を行う機器が増えています。
そのため、各パーツが、それぞれを認識していない場合、それらの通信機能が機能せずに、目的の情報が得られないということになります。
使用しているケイデンスセンサーにより、ペアリングの方法は様々ですが、説明書を確認して、もう1度ペアリング作業を行ってみてください。
ペアリングされず、お互いを認識しないセンサー類は、ただのウェイトでしかありません。
おすすめのケイデンスセンサー3選!
これまで、ケイデンスセンサーが反応しない原因と対処方法についてご説明してきました。
最後に、スマホに接続できるケイデンスセンサーのおすすめ商品を3つをご紹介します。
なぜ、スマホに接続可能なものを選ぶかと言うと、ケイデンスセンサーの本体部がスマホで対応が出来ます。
そのため、価格も安価に抑えることができ、何よりも、本体分の軽量化も出来るという訳です。
ほとんどの人が、スマホを持っていると思いますので、その機能を使わないのは、もったいないからです。
1つ目は、TOPEAKのパノバイクです。
Bluetoothでスマホと通信が出来、スピードとケイデンスを両方とも計測可能です。
1800時間の超寿命のバッテリーと防水性もおすすめの理由です。
2つ目は、POLARのケイデンスセンサーBLEです。
こちらもBluetoothでスマホと通信が出来ます。
10gと軽量で、スピードとケイデンスの計測を行えます。
3つ目は、zmartのケイデンスセンサーBluetooth4.0です。
スピードとケイデンスを測定出来る、スマホ対応の機器です。
この製品の強みは、なんと言ってもその価格です。
1700円程で購入できるケイデンスセンサーはあまり見かけません。
初めて、ケイデンスセンサーに手をつけるなら、試してみる価値はあるかもしれません。
各社から、多くのケイデンスセンサーが販売されています。
初めて購入する場合でも買い換えを検討する場合でも、参考になれば、と思います。
ケイデンスセンサーが反応しないときは原因を突き止めよう!
せっかくケイデンスセンサーを装着しても、反応しなくては、がっかりしてしまいますよね。
そんな時は、どの部分に不具合が生じているのか、1つずつ確認して、改善していきましょう。
それでも原因がわからない時は、残念ながら、不良品の可能性もあります。
メーカーに問い合わせて、自分で確認することも必要です。