自転車の鍵を失くして開かない!失くしてしまった際の対処法

自転車で出かけ先、鍵を失くして開かない!

そんな時は、とても困りますよね。
自分で鍵を壊そうとする人もいるかも知れません。

しかし、これを誰かに見とがめられたり、もし警察に知られたりした時に、自転車が自分のものである証明ができなければ、トラブルになる恐れがあります。

今回は、鍵をなくした際の対処法をご紹介します。

自転車の鍵が開かないときは警察や自転車店へ

鍵を失くしてしまったりして自転車の鍵が開かないとき、どうしたらよいのでしょう。

自転車屋さんが近くにあるのであれば、自転車屋さんに持ち込むのがベストです。

太いワイヤー錠やブロックタイプは難しいこともありますが、ママチャリについているタイプやワイヤー錠であれば簡単に対処してもらえるはずです。
解錠はもちろん、新しい鍵の取り付けまで確実にしてもらえます。

自転車屋さんではたいてい、鍵の取り外し手数料に取り付け費用が含まれていたり、取り外しと同時に新しい鍵の取り付けをする場合は、取り外し費用は無料になります。

自転車屋さんが近くにない場合には、警察署でも対応してもらえます。
ただし、防犯登録されている自転車でないと本当に自分の自転車だという証明ができないので、対応が難しくなります。

身元を証明するものもなく、防犯登録のない自転車の鍵を壊して開けようとしているところを警察に見られたら、間違いなく盗難と疑われてしまいます。

「本当に自分の自転車だ。」「鍵を失くしたんだ。」と言い張ったところで、防犯登録がなければそれを証明することはできません。
防犯登録は、鍵が開かない場合の対策としても必要と言えますね。

鍵が開かない自転車を持ちこんだ場合の費用相場

「自転車の鍵が開かない」と自転車屋さんに持ち込んだ場合、どれくらいの費用を見積もっておけばよいでしょうか。

丈夫な太いワイヤー錠やブロックタイプでなければ簡単に壊して開けてもらえますが、鍵を壊すことになるので新しい鍵の取り付けも必要になります。
新しい鍵の取り付け手数料が破壊費用に含まれている場合もありますが、新しい鍵は別途購入が必要です。

通常の馬蹄錠なら約2,000円程度、丈夫な馬蹄錠は約3,000円程度で購入できます。

馬蹄錠はボルトカッターで鍵を壊します。
自転車屋さんによって差はありますが、破壊費用は500~1,200円程度が相場です。

ワイヤーロックはワイヤーカッターで切断します。
切断にかかる費用は馬蹄錠と同じくらいです。

近くに持ち込める自転車屋さんがない場合には、出張を依頼することもできます。
作業内容は持ち込みの場合と同じですが、出張という手間の分、店頭での修理よりも料金が割高になります。

自転車屋さんでなくても、鍵の専門業者や便利屋さんでも出張対応してもらえる場合があります。
出張対応の場合、例えば都心のある自転車屋さんでは、鍵の解錠費と新しい鍵の購入費と別に出張費用として、距離によって110~1,050円、15km以上は1km毎550円追加と設定があります。

また、専門店と便利屋さんの交換費の比較の一例です。
鍵の専門業者の場合は、鍵の交換費用が約8,000円で、便利屋さんの場合は、出張費込みで約3,000円となっていました。
場所によって異なりますが、便利屋さんの方が安く済むこともあります。

自転車の鍵をなくして開かない!その前にスペアキーを作ろう

電動アシスト自転車の場合には、重量があるために自転車屋さんまで持ち込むのも大変です。

また、ほとんどの場合盗難防止用の鍵がバッテリーの鍵と兼用になっているので、バッテリーの鍵まで交換となるとそれだけ費用負担も大きくなります。
鍵を壊す前に鍵番号を確認しましょう。

大手のメーカーの場合、保証書に鍵番号の控えが記載されています。
この番号でメーカーにスペアキーを依頼することができます。

代表的なママチャリのメーカーのひとつであるブリジストンサイクルの場合、保証書に記載されている鍵番号、商品コード、車種略称もしくは型式がわかれば、販売店、取扱店で1本約800円でスペアキーを作ることができます。
パナソニックの場合は、スペアキー2本セットで約2,000円です。

スペアキーを作る場合、材料によっては手に入らないため作成できないものもあります。
スペアキーを作ることができない場合には、鍵ごと新しいものに換えるとよいでしょう。
スペアキー作成には取り寄せまでに数日かかります。

もし、駐輪場で置きっぱなしの状態になってしまう場合には、盗難防止のためにワイヤー錠などでダブルロックしておくのがおすすめです。

鍵を失くして自転車の鍵が開かないとき、スペアキーさえあれば鍵の取り外しや取り付けの手間もお金もかからなくて済みます。

付属のスペアキーを失くした場合にもスペアキーを作って、常にスペアキーのある状態にしておくとよいでしょう。

自転車の鍵を紛失しないための対策法

そもそも鍵を失くさなければ、自転車の鍵が開かないなどという事態は起きません。

カバンの中に鍵を入れっぱなしという人も多いのではないでしょうか。
カバンの中では鍵を見つけにくく、失くしやすくもなります。

帰宅したらカバンから出して、いつも同じ場所に置いておくことを習慣づけるとよいでしょう。
鍵に限らず物を失くしやすい人は、物の置き場を定めておくと物を失くし難くなります。

鍵の置き場所はリビングのドアの近くなどといった、いつでも目につきやすく、外出時に取りやすい場所がおすすめです。

自転車の鍵はその性質上、他の鍵と一緒にキーホルダーにまとめておくことができません。
自転車の鍵そのものだけでは落としても気づきにくく、見つけるのも大変です。

そのため、小さなキーホルダーや鈴をつけると紛失しにくくなります。
目印ができることで見つけやすく、落としても音がするので落としたことに気づきます。

些細なことですが、やってみると大変効果的です。

自転車の鍵を紛失する心配のないダイヤルロック

自転車の鍵が開かない事態を回避する方法としては、鍵を必要としないロックをつけるのもひとつの方法です。
もともと鍵がなければ、当然鍵を失くす心配もありません。

鍵を必要としないものには、ダイヤル式のワイヤータイプとボタン式のリング錠があります。
ダイヤル式のワイヤータイプのロックは4~5桁の数字の組み合わせが鍵になります。

ボタン式のリング錠は付けたままでよいので大変便利ですが、ワイヤータイプより強度が劣ります。

どちらのロックも約1,500前後で購入できるので、鍵を失くしやすい人はこのタイプのロックを検討するのもよいでしょう。
ただし、他人にも開けられやすく、暗い場所で開け難いという欠点もあります。

普段はさほど気にかけることもない自転車の鍵ですが、失くしてしまうと一大事です。
鍵が開かないと自転車に乗れないばかりか、費用をかけて壊さなければならないことにもなります。

自分の使用法に合わせて選択して、使い分けてもよいかもしれません。

ロードバイクの自転車におすすめな鍵は??

自転車の鍵が開かないと困るのは、ロードバイクも同じですが、盗難防止にロックは欠かせません。

ロードバイクにおすすめなのは、バーロックや小さめのワイヤーロックです。
パンツの後ろポケットに入れることができて、軽量の物がおすすめです。

例えば、SAIKO(斉工舎)のバーロックは、重さは130gと軽量にもかかわらず、焼き入れ鋼で強度が大変強くなっています。

ドイツの老舗ABUS社のワイヤーロックは、45gと圧倒的な軽さに加え、ワイヤーが本体内に巻き取られるため携行が楽です。

ダイヤル式なので鍵を必要としない点でも便利です。
ロードバイクは小さな鍵を複数箇所にかけるのがポイントです。

まず、ホイールとフレームを連結します。
走行できなくなるので拝借泥棒対策になります。
最近増えている高価なホイールを狙ったホイール盗難の抑止力としても効果的です。

前輪をブレーキアーチに絡ませ、後輪はブレーキブリッジにまたがせます。
手軽な施錠方としては、ブレーキロックがあります。

デュアルコントロールレバーを引いたままバーロックをかけます。
ワイヤーロックなら、フレームに回すことも可能ですし、近くの構造物につないでおくと尚安心です。

ロードバイクは鍵の大きさが制限されるので、長時間の駐輪は避けた方がよいでしょう。

鍵を紛失したら

鍵を紛失したら、まずは近くに自転車店があれば、持ち込むのが一番です。

どうしても近くにない場合、鍵の出張サービスを行っている会社もありますので、利用するといいでしょう。

スペアキーが作れる自転車ならば、ひとつ作っておくと安心ですね。