世界の自転車メーカーご紹介!日本製ロードバイクってどう?

自転車メーカーといって思いつくのは、どこの国ですか?

ロードバイクのメーカーで主流なのは、ヨーロッパ、台湾、アメリカでしょう。

しかし、日本製ロードバイクだって頑張っているのです。

今回は、日本を含め、世界の様々な自転車メーカーの中から、いくつかピックアップしてご紹介していきます。

日本製より海外の自転車メーカーが人気!?

世界3大スポーツイベントといったら、オリンピック、サッカーワールドカップ、そしてもう一つは何か、ご存知ですか。

日本人には、あまり馴染みがないかもしれませんが、自転車レースのツール・ド・フランスなのです。

ツール・ド・フランスとは、ロードバイクに乗ってフランスを一周するレース競技で、100年以上続くビッグイベントです。

今では日本でも、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車に乗る人が増えましたが、世界と比較すると、まだまだ自転車への関心は低いといえるでしょう。

ヨーロッパの国々では、自転車に関する公共ルールが徹底されていて、自転車レーンには歩行者すら入れない国もあるのです。

また、フランスの列車には自転車を吊り下げられるラックがあり、追加料金を支払わなくても車内に自転車を持ち込んでもOKなのです。

自転車先進国であるヨーロッパ諸国の自転車メーカーは、歴史と実力を兼ね備えたメーカーが多く、世界中から愛されています。

日本でも、ヨーロッパ諸国やアメリカ、台湾製のロードバイクに乗る人が多く、日本製を選ぶ人は少ないのが現状です。

ヨーロッパの自転車メーカー!イタリア編

それでは、ヨーロッパの自転車メーカーから見ていきましょう。
まずは、イタリアです。

イタリアのロードバイクは一言でいうと「おしゃれ」なのです。

また、歴史あるメーカーが多く、技術力の高さは間違いありません。
初心者の方が迷ったら、とりあえずイタリアンメーカーを選んでしまうのも手です。

・ビアンキ

老舗メーカーといったら、なんといってもビアンキ。
世界最古の自転車メーカーです。

ビアンキの象徴でもある車体カラーは「チェレステ」と呼ばれる青緑色で、パッと見ただけでもビアンキ乗りだとわかります。

・コルナゴ

イタリア人のあいだでは、世界一の自転車メーカーと称されるほどの人気メーカーです。
日本でも人気ですね。

史上最強のロードレース選手といわれている「エディ・メルクス」にフレームを供給し、何度も優勝に導いています。

・ウィリエール・トリエスティーナ

何度もレースで勝つほどの実力メーカーでしたが、一度は自転車の生産を停止し、後に別の人の手によって復活したメーカーです。

注目したいのは、最先端のカーボン技術でしょう。

・ピナレロ

イタリアの中でも、よりおしゃれで、デザイン性の高いのがピナレロではないでしょうか。
デザインだけではなく、レースでも優勝しており、実力と優れたデザイン性を兼ね備えています。

高い実績とデザインもおしゃれとは、さすが老舗イタリアンメーカーです。
日本製ロードバイクも負けていられませんね。

イタリアだけじゃない!ヨーロッパ諸国の自転車メーカー

ヨーロッパの自転車メーカーは、もちろんイタリアだけではありません。
ご紹介していきます。

・キャニオン

まずはドイツからです。
キャニオンを入手するには、インターネットからのみの注文となります。

試乗ができないので、ロードバイクの知識に長けていて、自分で整備もできる人におすすめです。

同一グレードでも他メーカーより安価なので、コストパフォーマンスが良いメーカーといえます。
シンプルなデザインで、クールで落ち着いた印象です。

・フェルト

ドイツとアメリカを拠点とするメーカーです。
フェルトに乗るなら、おすすめはエアロロードバイク。

創設者は以前、モーターレース用バイクのフレームを設計していたこともあり、エアロダイナミクスの技術力が高いメーカーです。

・ルック

こちらは、フランスです。
ツール・ド・フランスで初めてカーボンを登場させたのが、ルックです。

値段が高く、なかなか手が出せないという方も少なくないのではないでしょうか。
いつかは乗りたいと憧れてしまうメーカーですね。

・スコット

スイスのメーカーです。
軽量といえば、スコットでしょう。

超軽量のカーボンフレームを発表したり、世界初のエアロハンドルバーを開発したりと、高い技術力を持っています。

以上、ヨーロッパ諸国の自転車メーカーのご紹介でした。

イタリアを始めとするヨーロッパ諸国に押されぎみですが、日本製のロードバイクにも注目したいところですね。

台湾の自転車メーカーがアツい!北米も人気

ここからは、台湾とアメリカの自転車メーカーのご紹介です。

・ジャイアント

最高のコストパフォーマンスといったら、台湾のジャイアントでしょう。
ただ安いだけではなく、品質の高さも世界で認められています。

ストアも充実しているので、サポートも手厚く、特に初心者には心強いといえます。
アジアだけでなら、世界中から愛されるメーカーです。

・メリダ

もう一つ、台湾から。
元々は他社メーカーのフレームを生産していましたが、今ではオリジナルロードバイクにも力を入れています。

ジャイアントと同じくコストパフォーマンスが良く、大人気なジャイアントよりも人と被りにくいのが良いですね。

・キャノンデール

アメリカのメーカーで、アルミロードバイクで有名です。
安価で高品質、高性能のアルミロードは初心者の方にもおすすめです。

・トレック

全米トップのメーカーです。
超軽量モデルを展開し、最先端のカーボン成型技術など高い実績があります。

・スペシャライズド

こちらもアメリカのメーカーです。
スペシャライズドもカーボンフレームに力を入れています。

軽量フレームで、振動吸収性が良いのが特長です。
初心者がカーボン製を選ぶなら、スペシャライズドがおすすめです。

次では、いよいよ日本製ロードバイクに迫ります。

日本製ロードバイク!おすすめはアンカー

ここからは、日本製のロードバイクをご紹介していきます。
日本の自転車メーカーも頑張っています。

・アンカー

日本のメーカーブジヂストンのアンカーです。
日本製なので、日本人の体型に合わせいフレームとなっています。

アンカーならではのカラーオーダーの方法で、33色の中から好きなカラーと3つの仕上げ方を選び、自分だけのカラーリングのロードバイクを作ることができます。

アンカーの2017年モデルとして、ロングライド向けのカーボンバイク「RL9」と、アルミモデルの「RL6」を発表しました。

各モデルについて簡単にご説明しましょう。

●RL9

ロングライド向けの「RL9」は、快適性や剛性を追求したモデルで、長距離を疲れずに走ることに重点を置いて設計されました。

新型カーボンバイク「RL9」は、以下のラインナップです。

・シマノ・デュラエース完成車
・シマノ・アルテグラ完成車
・シマノ・105完成車
・フレームセット

他にも、「RL9W ELITE」という女性用モデルもあります。

●RL6

アルミモデルの「RL6」は、カーボンモデルの「RL9」と同じような快適性があり、なおかつ安価なのが嬉しいです。

ラインナップは以下です。

「RL6 エキップ」

・シマノ・105完成車
・フレームセット

「RL6W エキップ」

・シマノ・105完成車
・フレームセット

まだある日本製ロードバイク!パナソニック&ミヤタ

ブリヂストンのアンカーに続き、ここでも日本の自転車メーカーをご紹介していきます。

・パナソニック

パナソニックといえば、多くの方が電化製品を思い浮かべるかと思いますが、意外にもロードバイクも作っているのです。

特にクロモリとチタンを使ったフレームは高評価で、クロモリ全盛期の頃は、ツール・ド・フランスでステージ優勝を果たした経験もあるのです。

知る人ぞ知る、パナソニックのクロモリフレーム。
他社メーカーと比較すると安価で入手しやすく、品質も好評です。

・ミヤタサイクル

日本の超老舗メーカーです。
1890年に日本で初めて自転車を製造したのが、ミヤタサイクルなのです。

ミヤタといえば、見た目が美しいクロモリロードバイク。
海外でも往年の「ミヤタ」のファンがいるとか、意外と知名度のあるメーカーです。

2017年に発表したエントリーモデル「フリーダムロード」は、剛性が高く丈夫なクロモリフレームで、シマノの「クラリス」を搭載しています。

街乗りもロングライドもOKなロードバイクです。

気になるメーカーはありましたか。
日本製ロードバイクにも、ぜひ注目してみてください。

自転車先進国ヨーロッパは強い

ヨーロッパ諸国は自転車に関する公共ルールや設備も充実していて、人と自転車が当たり前のように共存しています。

そんな国で作られている自転車ですから、人気なのも納得です。

また、日本と同じアジア圏内の、台湾メーカーの人気がすごいですね。

海外メーカーの勢いに押されながらも、日本のメーカーだって頑張っています。
今後、日本メーカーが世界で注目されるように、応援していきましょう。