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シマノのチェーンリングを交換する!方法や効果は?

2019.1.18

ロードバイクのクランクにはフロントギアとしての役目もあり、そのギアである「チェーンリング」と一式と考えられているので、「クランクセット」と呼ばれます。

セットですがアームとチェーンリングは単体のパーツですので、どちらかだけピンポイントでも交換が可能です。

そこで今回は、ロードバイクのクランクでは大きなシェアを占める、「シマノ」のチェーンリングの交換について考えていきます。

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シマノのクランクセット概要

冒頭でもお話ししたように、クランクセットはペダルを付属して回転させるパーツ「アーム」と、フロントギアである「チェーンリング」で構成されています。

シマノの現在の主流は右側のクランクに回転軸が付属している「2ピース」クランクで、アームの先が4方向に分かれている「4アームデザイン」を採用しています。

特に正規グレードである、クラリス、ソラ、ティアグラ、105、アルテグラ、デュラエースはもれなく、2ピースで4アームデザインです。

チェーンリングは文字通り、チェーンが掛かる輪っか(歯車)のことで、リアギアであるカセットスプロケットと相互に掛け合うことで、車輪を回す機構が成り立っています。

ロードバイクは主にフロントは2段変速になりますので、2枚の歯車で運用されており、歯車の歯数によって出せるスピードが変化します。

チェーンリングは進行方向外側に大きな歯車(アウター)が付き、内側に小さな歯車(インナー)が付きます。

チェーンリングの規格には、50×34T、53×39Tなどと記載されていますが、これはアウター×インナーの歯数のことです。

フロントは歯数が多く歯車が大きくなるほど車輪の回転力が上がり、クランクを回すのに力を要すため、アウターは「重い」ギアと言われることが多く、反対にインナーは「軽い」と表現されます。

また、アウターとインナーは同じ箇所に固定されていますが、単体ですのでどちらか片方だけを交換することも可能です。

今回はこのチェーンリングについて、交換をする理由や効果、注意事項などをお伝えしていきます

チェーンリングは消耗品でありいつかは交換するもの

ここでは、チェーンリングを交換する理由を考えてみましょう。

ロードバイクのパーツはすべからく消耗品でもありますので、寿命による交換は十分にあり得ます。

チェーンリングの寿命は1万kmとも2万kmとも言われており特定はできませんが、シマノは精巧で頑丈な作りなので、簡単にはへたりません。

それでも、ペダルの漕ぎ方やギアチェンジの頻度によっては、ギアに負担が掛かり過ぎて早めの交換になることもあります。

仮に寿命を2万kmとしますと、月間500km走行で約3年、1000kmですと2年ない程度という計算になりますので、意外と早く寿命を迎えることになります。

全体が歪んでしまえば変速がおかしくなるだけではなく、チェーンが外れやすくなりますし、歯が欠けでもすれば即座に交換しなくてはなりません。

そのため、チェーンに注油するタイミングで構わないので、チェーンリングの点検も行うようにしてください。

自分に合ったチェーンリングを使用するために交換する

続いてのチェーンリングの交換の理由ですが、自分の脚力や走り方に合わないギアを使っている場合は、交換することで走りの質を高められる可能性があります。

例えば、初心者モデルの完成車に多く付属している50×34Tという歯数構成は、「コンパクトクランク」と呼ばれる軽めのギアになります。

最初はロードバイクに必要な筋力も付いていませんし、ペダリングの技術も伴いませんので、脚に負担の少ないギアを使うということで、この構成は理に適っています。

また、アップダウンが多い山岳地域などでは、上り坂で軽いギアを回す必要があるので、アウター50Tは適していると思います。

しかし、筋力が付いて脚力が上がってきますと、軽いギアを回しきってしまい、それ以上スピードが上がらないことになります。

また、舗装された平坦路がメインの乗り方であれば、もう少しギアを重くして巡航速度を上げた方が効率がよいので、疲労の低減に繋がり走行距離を伸ばすことも可能です。

これを応用して、反対にギアを軽くしていくということもできますので、チェーンリングは脚力や用途に合わせるのが大切になってきます。

シマノではアウターは46~55T、インナーは34~42Tまでバリエーションがありますので、合わせやすいかとは思います。

シマノのチェーンリング交換時のリングの選び方

それではここから、シマノのチェーンリングの交換方法についてお話しします。

まず、既にお伝えしていますが、シマノの最新モデルのクランクアームは4アームデザインですが、数年前までは5アームでした。

そのため、4アームには4アーム用のチェーンリング、5アームには5アーム用になりますので注意してください。

また、4アームはクランクを外さないとチェーンリングが交換できませんので、別途工具が必要になります。

そして、チェーンリングは、クランクの軸芯を中心に描いた仮想円の線上にボルトで固定されています。

この円の直径をPCD(ギア取付ピッチ径)といい、シマノでは2速のチェーンリングは110mmに統一されています。

そのため、他メーカー製のリングでもPCDが110mmであればシマノのクランクアームに取り付けられますし、逆もまた然りです。

また、歯数ですが、アウター×インナーをあまりにも極端な組み合わせにしてしまうと、落差が大きすぎてディレイラーがインナーからアウターにチェーンを持ち上げられなくなります。

持ち上げる能力のことを「キャパシティ」といい、最大キャパシティは《アウターの歯数-インナーの歯数》で算出します。

そして、シマノのディレイラーは最大キャパシティを「16」としていますので、一般的な50×34Tや52×36Tであれば問題ありませんが、50×30Tや52×34Tという組み合わせは推奨されません。

シマノのチェーンリング交換手順①クランクとチェーンリングの外し方

それでは、シマノ製のチェーンリングを交換する手順をご紹介していきますが、今回は2ピース・4アームのチェーンリングの交換を対象とさせて頂くことをご了承ください。

まず、必要な工具は以下の通りです。

●六角レンチ(5㎜)

●トルクスレンチ(T30)

●TL-FC16(クランクボルト取り外し工具)

手順ですが、まず左側のクランクにある取り付けボルトを六角レンチで外しますが、この際に脱落を防ぐ爪があるので、無くさないように注意してください。

次にクランクボルトに上記の専用工具を取り付け、反時計回りに回して外します。

これで左右のクランクが抜けますので、左側から順に引き抜きます。

これでクランクセットは外れますので、次にチェーンリングをアームから外します。

右クランクを裏返しますと、PCDの110mm上に4本のボルトで固定されていますので、トルクスレンチで外します。

外す際にはリングの歯を布で覆うか、軍手をはめるなどして安全対策を行ってください。

アームからチェーンリングを外したら、よい機会ですので各部の清掃を行うのがおすすめです。

シマノのチェーンリング交換手順②チェーンリングの取り付け方

続いて新しいチェーンリングの取り付けですが、裏表や向きに注意して行ってください。

インナーは歯数表示がある方を上に向け、アウターはシマノのグレードのロゴがない方を上に向けてアームの穴に合わせます。

位置が定まったらボルトを時計回りで締めていきますが、1本を一気に締めるのではなく、4本を対角線を描くようにして均等に締めていきます。

1本を一気に締めてしまうと歪みが出ることがあり、しっかりと固定されませんので、これは必ず行ってください。

ボルトを締める強さですが、指定トルクが12~14N.mとなっており、これはかなり強い力で締め付けることになりますので、できればトルクレンチを使用したいところです。

トルクレンチは、締め付けトルクを設定すればそれ以上に強く締めてしまうことがありませんので、トラブル防止にはもってこいです。

ロードバイクには色々な場所で活躍するので、持っておいてもよいかと思います。

新しいチェーンリングが以前と同じ歯数であれば、あとはクランクを外した時と反対の手順で取り付ければ完了です。

しかし、歯数を変更した場合は、チェーンの長さやディレイラーの位置を調整する必要があります。

チェーンリングの歯数を少なくするとチェーンは短くて済みますので余り気味になりますし、多くすると長さが足りなくなるので、テンションが高く張り過ぎの状態になります。

余り気味の場合はチェーンカッターを使って少し短くしなければいけませんし、張り過ぎてしまっている場合は交換になります。

また、ディレイラーは歯数を多くした場合は取り付け位置を少し高く、反対に少なくした場合は低くします。

その際は、ディレイラーの羽とリングの歯先の間隔が、2mm程度になるようにしてください。

ギアを軽くするか重くするかの選択

今回は、シマノのチェーンリング交換を考えてみました。

チェーンリングの交換は簡単に言ってしまえば、軽いギアにするか重いギアにするかの選択なので、自分の用途や乗り方、ペダルの漕ぎ方を考えて、それに合わせればよいでしょう。

ギアによって走り方が変わりますので、今一度考えてみてください。

 - SHIMANO, メーカー, ロードバイク