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シマノ105・R7000の価格を踏まえてカスタムの仕方を考える

2019.1.13

シマノのロードバイク用コンポのミドルグレード「105」が2018年にモデルチェンジされ、型番もR7000系にジャンプアップしました。

2019モデルの完成車に続々と搭載されていることもあり注目が集まっていますので、換装を考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、シマノ105・R7000の価格をご紹介して、カスタムの提案もさせていただきます。

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105のシマノコンポの中での位置づけとグレード別のセット価格

シマノのコンポにはグレードがあり、今回の主役105は上から3番目のグレードになります。

リアの変速段数が11速のコンポでは最下級ということになりますが、全体的にはミドルレンジの位置づけになります。

シマノはリア11速のコンポをレースモデルとしていますが、105はその中でも広い用途に適応するような味付けもされており、上位のデュラエースやアルテグラに比べれば汎用性が高いコンポです。

それはR7000になっても変わらず、より一層広い視野を持ち裾野を広げる仕様になっています。

このことに関しては、改めて後述します。

そして今回は、価格を中心にお話ししますので、まずはシマノのグレード順にコンポセット一式の価格を確認してみましょう。

条件は機械式変速、キャリパーブレーキモデルとし、見方は【グレード名・最新モデルの型番】となります。

【デュラエース R9100】約22万円

【アルテグラ R8000】約11万円

【105 R7000】約7万円

【ティアグラ 4700】約5.5万円

【ソラ R3000】約5万円

【クラリス R2000】約4万円

シマノ・新105「R7000」のパーツ別価格

ここでは、前項でお伝えしたシマノのコンポセット一式の価格に踏み込み、105・R7000のパーツ別価格をお伝えします。

シマノのウェブカタログ掲載の価格となりますので、店舗での実売価格とは異なりますことをご了承ください。(価格は税抜)

『デュアルコントロールレバー(STI)』¥23,450

『クランクセット(全ギア共通)』¥15,563

『フロントディレイラー』¥3,942

『リアディレイラー(SS)』¥5,222

『カセットスプロケット(11-28T)』¥4,845

『BB(プレスフィット)』¥2,987

『ブレーキ』¥9,296

『チェーン』¥3,468

のちほど、他のグレードとの比較も行いますが、単品の価格で見るとより一層105のお手頃感が分かると思います。

シマノのコンポはどのグレードでも、ほぼSTIレバーとクランクでセット価格の半分程度を占めますので、デュラエースなどはその時点で10万円を超えます。

一方105は約4万円、もちろん性能や使っている素材、作り込みの精巧さなどの差はありますが、価格差ほどかどうかは微妙なところで、むしろ105の方が使い勝手がよいと感じる方もいらっしゃいます。

コンポはホイールやタイヤと違い性能差が体感しにくい部分であり、価格だけでは判断が難しいので、上記のような意見も出ることになります。

リア10速以下のコンポからR7000へのカスタムは一式交換になる

コンポを交換する際に記事やインプレ情報を確認すると、「コンポはセット一式の導入が望ましい」という意見を多く目にします。

これは大方、リアの変速段数を上げる際の条件になります。

シマノはホームページにコンポの互換性を確認できるチャート図を掲載していますが、リアの変速数が同じコンポのみのチャート図になっています。

アルテグラや105がまだ10速時代だった頃の型番のコンポまでさかのぼることも可能にしているのに、変速段数の違う互換性については触れられていません。

すなわち、シマノは変速段数の違うコンポには互換性を保証しないとも言えます。

そうしますと、これから105のR7000を換装しようとした際に、現在リアが10速以下のコンポを使用している場合は一式の交換しか手段がないことになります。

価格などの問題もあるので一筋縄ではいきませんが、何かトラブルがあった時に、メーカーのお墨付きが有るか無いかでは大違いなので、今回はあくまでもセット一式で導入することを前提に考えていきます。

ただし、変速に関係のないブレーキだけは、冒頭でご紹介したグレード全てに互換性が保証されていますので、ピンポイントでの換装が可能です。

シマノ・R7000をカスタムする際の価格

それではここから、シマノ新105・R7000のカスタムについてお話をしていきます。

前項でもお話ししましたが、リアの変速段数を上げるカスタムになりますとセット一式ということになります。

ただし、お伝えしたようにブレーキだけは互換性が保証されていますし、BB(ボトムブラケット)もクランクがシマノ製であれば転用可能です。

そうなると先ほどお伝えしたセット一式の価格から、ブレーキとBB分を引きますので、カスタム費用は約55,000円というところになります。

しかし、転用できるというだけであり、特にブレーキは「最低でも105」という定説があるほど、下位グレードとの差はありますので、交換が理想ではあります。

なお、海外の通販サイトなどでは定価よりも安い価格で購入できることもありますが、R7000は発売されて間もないために、ほぼ定価と考えた方がよいでしょう。

リア11速化はアルテグラやデュラエースでカスタムするよりは、もちろん105の方が格安に行うことができます。

しかし、もう少し予算があるということなら、別の選択肢も出てきますので次項でお伝えします。

クランクは価格差=性能差と受け止めてよい?

前項でお話しした、シマノ新105・R7000のカスタムですが、もう少し性能を上げたいということなら、フロント変速に注目してみましょう。

フロント変速に関わるのはSTIレバー、フロントディレイラー、クランクセットになります。

STIレバーとフロントディレイラーはR7000になり、105もだいぶ性能がアップしていますので、そこまで引けは取らないかと思います。

しかし、クランクはまだハッキリとした差が感じられ、正直言って価格差がそのまま表れている感じです。

105以上のグレードではクランクに「ホロ―テックⅡ」という特別な技術が採用されており、下位グレードとは一線を画す性能の高さがあります。

そして、さらにアルテグラとデュラエースは、クランクに付属するギアである「チェーンリング」も特別な仕様になっています。

チェーンリングは回転している最中に変速動作が起こるので、非常に強い力が掛かります。

強い力が掛かるとリングがたわんでしまい、チェーンを受け止めるまでにタイムラグがあるので、変速にスムーズさを欠くようになります。

特に内側から外側のギアに持ち上げる際は、チェーンをリングに押し付けるような形になるので、リングがたわむと余計に上手くいかなくなります。

そのため、フロント変速に関しては105よりも、アルテグラ、デュラエースの方が快適性や正確性では上になります。

R7000をベースにクランクを上位モデルにした場合の価格

前項では、105・R7000とシマノの上位グレードにクランクの違いについてお伝えしました。

そこで、クランクを上位グレードすることを考えるわけですが、クランクはディレイラーとの互換性を確認する必要があります。

そして、結論ですがクランクとディレイラーはシマノの新世代同志であれば、グレードに関係なく互換性が保証されているので、クランクだけ上位グレードにすることが可能です。

すなわち、R7000をベースにクランクだけをグレードアップできるということになります。

ちなみにクランクの価格ですが、アルテグラが約27,000円、デュラエースが59,000円になります。

クランクだけのピンポイント導入なら、R7000のセット一式価格にプラス、アルテグラで約11,000円、デュラエースエースは36,000円ということになります。

そして、どちらをおすすめするかですが、アルテグラとデュラエースに価格差ほどの性能差は感じ取りにくいため、筆者はアルテグラで十分だと感じています。

11速化は105から!

今回はシマノ新105・R7000の価格をご紹介し、カスタムについて考えてみました。

変速段数を上げるカスタムではセット一式導入になりますが、上位グレードに比べればだいぶ価格は抑えられており、最初の11速化には最適化と思います。

また、新世代のコンポ同士であればピンポイントな換装も可能ですので、自分が性能を上げたいパーツを交換してみましょう。

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