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シマノの入門コンポSORAの特徴を知り将来のカスタムに備える

2018.12.27

シマノのロードバイク用コンポにはグレードがありますが、「SORA(ソラ)」は初心者の方の入門編的存在になります。

エントリーモデルの完成車に付属していることも多いですし、フラットバーハンドル仕様のパーツもあるので、クロスバイクにも装備されています。

今回はそんなSORAの特徴や性能をお伝えしていきます。

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シマノのロードバイク用コンポ概要

シマノのロードバイク用コンポは、パーツを集合させたグループセットの正規グレードが6つあります。

SORAはデュラエース(最上位グレード)、アルテグラ、105、ティアグラに次ぐ5番目のグレードで、下のグレードにはクラリスがあります。

上位グレードのデュラエース、アルテグラ、105はリアの変速段数が11速で、レースを主目的とした競技用に開発されているモデルです。

特にデュラエースは多くのプロロードレーサーが愛用しており、シマノの中でも別格の存在です。

一方、ティアグラ以下のコンポはリアの変速段数が1段づつ少なくなり、ティアグラは10速、SORAは9速、クラリスは8速になります。

ギアが減るので微妙なスピードコントロールが難しくなり、レーシーさは薄れます。

その分で、アマチュアライダーの趣味や実用的な用途向けとされています。

また、シマノのコンポは、ロードバイクの完成車にグループセットで導入されていることが多く、完成車の価格帯でコンポのグレードがおおむね振り分けられています。

ハイエンドのデュラエースは60万円以上、アルテグラは30~50万円、105は15~30万円、ティアグラは15万円前後、SORAは10万円台前半、クラリスは10万以下が目安になります。

シマノのロードバイク用コンポ「SORA」の歴史

シマノのロードバイク用コンポ「SORA」は、2000年にリア8速でデビューをしています。

SORAの原型とも言われている「RSX」は、ロードレースだけではなく、通勤や通学、ツーリングなどの用途を想定し、そういったユーザー向けに低価格で販売されていたコンポでした。

そのため、その位置付けも守る形で登場したわけですが、同時にロードバイクの入門用として用いられることも多かったそうです。

その後2007年に現行のリア9速となり、シマノの中ではリアの変速段数の在留期間が最も長いコンポになっています。

また、ブラケットポジションからでも扱いやすいシフトレバー(親指シフト)や、ギアが何速に入っているのかがひと目で分かる「オプティカルギアディスプレイ」などが特徴でした。

近年では廃止になりましたが、これもレース以外の用途や初心者の方に向けた優しい味付けの一環であったわけです。

そして、冒頭でも触れましたが、フラットバーハンドル用のラピッドファイヤシフトとブレーキレバーも用意されており、クロスバイクへの搭載も目立ちます。

現在はR3000という型番がつけられ、見た目が上位グレードさながらのものになっています。

シマノ・SORAの特徴~価格・機能面・デザイン

それではここから、シマノ・SORAを詳しくお伝えしていきます。

まずは価格ですが、コンポセット一式で約4万8千円(税込)となり、10万円前後の完成車に搭載されていることを考えれば、妥当と言える価格です。

ちなみに、最上位グレードのデュラエースが約22万円、セカンドのアルテグラも11万円以上しますので、入門編という位置付けは価格にも表れていますね。

次に機能面ですが、上位モデルに無いものでは、先述したフラットバーハンドル仕様に加え、フロント3速仕様のパーツも用意されています。

これがクロスバイクにも採用される大きな理由でもありますが、フロントが3速体制となり、もう一枚軽いギアが加わりますので、急坂が多いような厳しい環境では効果があります。

続いて見た目ですが、これはR3000にモデルチェンジした際にデザインが一新され、価格の割に高級感が出ました。

特にそれを代表するのがクランクであり、上位モデルと同じ4アームを採用し、全体的にも光沢をだした「グロス仕上げ」にしたことで、遜色のないルックスとなりました。

その他のパーツも黒い部分は艶を出し、シルバーの部分はよりメタリックにする事で高級感を演出していますので、SORA搭載の完成車のルックスも大きく変化しています。

SORAのような入門編コンポはグレードアップが前提

前項ではシマノ・SORAについて価格や機能、見た目についてお話ししましたが、ここからは性能面についてお伝えします。

性能に関しての全体像は、ロードバイクに乗りたての頃は気にならないものの、慣れてくるにつれて色々と物足りなさが出てくるというレベルです。

コンポはスピードや乗り心地という、直接的に体感できる効果とはあまり関係が無いので、善し悪しが分かりにくい部分です。

まして、これが初めてのロードバイクとなれば比較対象がありませんので、レベル判定のしようがありません。

しかし、バイクに慣れて技術を身に付け、情報なども入ってくると、グレードアップした方が良いのか?と思い始める方が多くなります。

そして、ロードバイクという乗り物はそれが当たり前の流れであり、パーツをカスタムしながら自分なりの一台に仕上げていくものなのです。

シマノ・SORAのウィークポイント

シマノ・SORAの性能面のお話を続けますが、SORAの評価にはブレーキへの不安が多くあり、筆者も同感です。

きれいに舗装された平坦な道であれば問題ないですが、坂の下りや雨の日で路面がスリッピーな状態ですと制動距離が長く、不安を感じてしまいます。

ロードバイクのキャリパーブレーキはアームの剛性とブレーキシューの精度が制動力に大きく関わりますが、SORAのブレーキは両方とも不安ありと言わざるを得ません。

次項でお話ししますが、ブレーキは他のパーツと連動しておらず、コンポの互換性を気にする必要がありません。

そのため、SORAのデュアルコントロールレバーで、現行のカタログに掲載されているほぼ全てのキャリパーブレーキの操作が可能ですので、105グレード以上のものに交換をおすすめします。

また、上位グレードとの比較では、フロントの変速性能が落ちるのが下位グレードの泣き所です。

スムーズに「スッ」と変速される上位グレードに対し、SORAはギアの剛性が足りないので、「ガチャッ」という不自然さが残ります。

R3000へのモデルチェンジの際にフロントディレイラーが大幅に改善され、変速も大分スムーズになりましたが、それでも快適性では上位グレードにかないません。

SORAからのグレードアップの際はコンポの互換性に注意

コンポにはレバーを引いたらブレーキが掛かるというような連動性がありますが、どの部分を交換しても連動性が崩れることなく正常に作動することを保証するのが、メーカーの互換性です。

シマノはリアの変速段数が違うコンポ同士の互換性は保証しておらず、リア9速のコンポは現状シマノではSORAだけですので、グレードアップにはセット一式での交換が望ましいことになります。

変速段数を無視したカスタムですが、筆者も経験がありますし、多くの成功例がインプレ情報やブログなどでも報告されています。

しかし、互換性はあくまでも作り手側であるメーカーが決めることで、独自の情報や体験談を持って互換性があるとは言えません。

そのため、やはりグループセット一式で交換することが推奨されます。

その際ですが、2段階以上グレードを上げると効果が実感できると言われており、SORAであれば105以上が推奨されます。

リアの変速段数が9速から11速になりますし、変速やブレーキが正確かつ快適に動くようになってくれますので、満足度も大きくなります。

将来的にはグレードアップを考えたい!

今回は、シマノのロードバイク用コンポSORAについてお話ししました。

エントリーグレードの完成車に付属していることの多い入門編のコンポであり、最初は必要十分ですが、将来のカスタムを見越したものであることは事実です。

特にブレーキは互換性を気にする必要がありませんので、早めの交換を推奨します。

 - SHIMANO, SHIMANO SORA, メーカー, ロードバイク