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ピナレロの象徴「ドグマ」!完成車に見る凄まじさとは?

2018.10.21

ピナレロ不動のフラッグシップモデルと言えば、「DOGMA(ドグマ)」シリーズです。

ビッグレースでは見ないことが無い機体なので、ロードレース好きの方であればお馴染みかと思います。

そのドグマですが、一般ユーザーにも手に入れることができますので、今回はフレームセット、完成車を含めご紹介していきます。

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ピナレロ・ドグマの命名を推測してみる

ドグマ(DOGMA)の言葉の意味を調べてみますと、宗教的な難しい解釈もありますが、「独断的」という意味がこのロードバイクには相応しいかと思います。

と言うのも、ドグマは2002年にマグネシウム合金製として誕生しましたが、量産型としては世界初の試みでした。

フルカーボンフレームが世に出て約15年は経過しており、そろそろ主流になりつつある時代に、流されず金属にこだわる「独断」をしたという意味かと思われます。

ピナレロはそういった強い主張や独創的な技術で、今の地位を確立したブランドなので、ドグマに「他とは違う!」というメッセージを込めたのでしょう。

それから現在に至るまで、ドグマはピナレロ不動のフラッグシップモデルとして、世界のビッグタイトルを次々に獲得しています。

ロードレースには、「市販されているものを使う」というルールがありますので、冒頭でもお話ししたようにドグマも購入することが可能です。

最新となる2019モデルは、フレームセットに加え、数量限定ではありますが完成車も用意されています。

ロードバイクにおけるフレームセットと完成車

前項でお話しした、フレームセットと完成車ですが、筆者の周りでも正しく認識されていないことが多いので、念のため確認をしておきます。

フレームセットは、自転車の本体(骨組み)とフロントフォークを合わせたものを指します。

フロントフォークは本体から取り外せますので、本来は単体のパーツとして扱われるべきなのですが、大方はフレームセットとして組み合わせで考えられています。

ちなみに、ピナレロの2019モデルではドグマとプリンスにフレームセットが用意されています。

そして、フレームセットをベースに、購入後直ぐに走り出せる完成形の状態になっているのが完成車です。

ホームページやカタログには「スペック表」というものがあり、各パーツのメーカーや種類が記載されています。

完成車のパーツで特に重要視されるのはコンポとホイールで、価格にも大きな影響を及ぼします。

コンポはクランクや変速機、シフトレバーなど、自転車を動かすためのパーツ(ドライブトレイン)とブレーキの総称で、同じメーカーのものでもグレードによって価格がピンきりです。

また、ホイールも単純に言うと価格と性能が比例しますので、高額な完成車には高性能のホイールが付属していると言えます。

2018年モデルのピナレロ・ドグマF10完成車

ドグマシリーズの2019年モデルには、先ほどもお伝えしたようにF10にのみ完成車が用意されていますが、詳しいスペックは発表されていません。

そこで、2018モデルに完成車がありましたので、そのスペックをご紹介します。

2018モデルのドグマシリーズは、「F10」「F8」「K10」「K8」の4シリーズに、ディスクブレーキモデルが加わる形でした。

この中で完成車が用意されたのは、F10のノーマルグレードで、限定品とされていたようです。

コンポはシマノのハイエンドグレード「デュラエース」の電動式変速「Di2」を採用、売価ですが一式約30万円前後の最高級品です。

ホイ-ルは世界的に有名な「フルクラム」の「RACING QUATTRO CARBON(レーシング・クワトロカーボン)」。

リムハイト40㎜のセミディープで、エアロロードのドグマには絶好の組み合わせです。

こちらも市販品で、売価は約19万円になります。

そして、サドルはイタリアの老舗「セラ・イタリア」の最高級ブランド「fi’zi:k(フィジーク)」の「ANTARES(アンタレス) R3 CARBON RAIL」で、売価2万円ほどのものです。

あとは、ハンドルとステムがピナレロのパーツブランド「Most(モスト)」製で、約1.5万円になります。

公表されているスペックはここまでで、完成車の価格は約120万円、フレームセットが70万円ですので、おおよそのつじつまは合っています。

ピナレロ・ドグマF10の完成車は最高級パーツの集まりなのか?

前項でお伝えしたピナレロのドグマF10の完成車ですが、これでもまだ価格は抑えられていると言えます。

コンポに関しては機能性の高さと汎用性では世界一と言えるデュラエースなので申し分ないとして、ホイールはフルクラムのカーボンリムの中で最も安価なものが採用されています。

19万円のものが最低価格ということが驚きですが、ホイールというのはそういう世界で、30万円、40万円の製品が販売されており、普通に購入されます。

そして、サドルにしても最高級というわけではなくミドルグレードですし、ハンドルやステムも市販の中では最低価格のアルミ製です。

このように、ドグマF10の完成車は、必ずしも最高グレードのパーツで固められているわけではありません。

それでいながら100万円を軽く超えるわけなので、ドグマ級のハイエンドモデルはいかに贅沢なものなのかが分かるかと思います。

完成車よりもフレームセットの方が適している状況もある

ピナレロのドグマほどのモデルになりますと、決めつけるわけでは無いですが、初心者の方が手を出すのは考えにくいです。

ドグマF10は、2017年の発表直後に投入されたツール・ド・フランスで、クリス・フルームがいきなり個人総合優勝(マイヨ・ジョーヌ)を果たし、2018年には別の選手でも優勝をしました。

ツール・ド・フランスで勝つ機体ですから、一般ユーザーにしても、ある程度の経験を積み、一通りのメンテナンスや修理は自分でこなし、他にも数台所有もしているという、筋金入りの方が購入するイメージです。

そのため、フレームセットしか用意されていない状況でも、自分でパーツを揃え、一から組んでいくということができるはずです。

また、そう言った熟練者になりますと、懇意にしているプロショップもあるはずですので、そこで話し合いながら組んでいくという方法もあります。

しかも、過去に数台所有していれば、その際に余ったパーツを転用することもできるので、むしろ完成車になっているよりは、フレームセットの方がありがたいということもあります。

ピナレロの完成車

ここまでピナレロのドグマを確認してきましたが、筆者もそうですがハードルの高さを感じている方も少なからずいらっしゃるかと思います。

ピナレロはドグマのイメージが非常に強いですが、手ごろと言えるかどうかは別として、他のメーカーと比較しても遜色のないコスパの完成車もあります。

2019モデルではラインナップが縮小気味になった「GAN(ガン)」は、ドグマの前モデル「F8」の思想を継ぐもので、近代のピナレロの代表的な一台です。

本格的なエアロロードですが、ドグマシリーズよりも乗り心地や扱いやすさに配慮されている部分もあり、キャリアの浅い方にもおすすめできます。

また、エアロ形状が多いピナレロの中で比較的スマートなデザインで人気なのが、「RAZHA(ラザ)」と「ANGRILU(アングリル)」です。

ラザはレーシングモデルで、かつてツール・ド・フランスを制したこともある「ドグマ65.1」の直系です。

爆発力ではエアロロードに譲りますが、スピードに乗ってからの快適性はむしろこちらに軍配が上がります。

アングリルは、長距離レース向きのグランフォンドというカテゴリーになります。

アップライドな乗車姿勢になりますし、長めのホイールベースで直進安定性に優れていますので扱いやすく、趣味としてだけでなく普段使いにも適しています。

ドグマの醍醐味はバラ完にあり!

今回は、ドグマシリーズの完成車について考察してみました。

2019モデルの完成車はいつスペックの詳細が発表されるか分かりませんが、ドグマはむしろ自由にパーツを選択して、自分なりに完成形に組んでいく(バラ完)フレームではないでしょうか。

その方がドグマの性能の凄まじさを、より引き出す結果にもなるはずです。

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