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メリダのエアロロード「リアクト4000」の価格の決め手は?

2018.10.14

ロードバイクの購入を考えると、まず初めに驚くのが価格の高さではないでしょうか。

同じ自転車でもママチャリと比較すれば、10倍、20倍が当たり前の世界ですから、驚かれるのも当然かと思います。

特にエアロロードは、高度な技術や高価なパーツが組み合わせられますので、どれにも増して高額な機種が多くなります。

そこで今回は、メリダの「リアクト4000」にスポットを当てて、エアロロードの価格について考えてみます。

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エアロロードの価格が高額になる理由

エアロロードは完全に一つのカテゴリーとして確立されており、多くのメーカーがラインナップ入りさせて久しくなります。

エアロロードは冒頭でもお話ししたように、空力性能を高めるために高度な技術が施されます。

空気を受け流すために、チューブが一本一本複雑な形状になっており、大方のメーカーが金型から作る一体成型ですが、技術がないとレースに使用できる機体は製造できません。

また、パーツに関しては空気に触れる部分を減らすために、ワイヤーケーブル類はチューブの中を通すのが基本です。

さらに、ハンドルやシートポストなどは空気を切り裂きやすいように、薄く引き伸ばしたような偏平したものが使用されます。

そして、ブレーキも台座を設けず直接フレームに固定する「ダイレクトマウント」が多くなり、フレームと一体化するので空力性能が向上します。

このような技術を投入することもあり、エアロロードは全体的に価格が高くなります。

メリダの「リアクト」もワールドチーム「バーレーン・メリダ」に提供されている機体であり、実戦を走るレースバイクになっています。

そのチーム仕様モデルは販売もされていますが、約120万円になります。

金銭感覚は人それぞれとはいえ、120万円は簡単に手の出る価格ではないでしょうから、今回の主役リアクト4000も含め、もう少し手の出しやすい価格のモデルを考えたいところです。

完成車の価格はフレーム+パーツのコストで決まる

前項でお伝えしたメリダ・リアクトのハイエンドモデル「TEAM-E」は、プロが使用する機体に、最高級のコンポやホイールが組み合わされていますので、これは別格と考えましょう。

そして、「8000-E」という一つ下のモデルもフレームはプロ仕様と同じものなので、パーツのグレードが違いで価格は下がりますが、それでも約80万円です。

この2モデルが、メリダの最高級グレードである「CF4」というフレームを採用しています。

そこから、7000、6000、5000、4000とワングレードづつラインナップされていきますが、これらは「CF2」というフレームを採用したモデルです。

なお、リアクト400というモデルもありますが、こちらはフレームがアルミなので、また別の話になります。

したがって、メリダ・リアクトのカーボンフレームは2種類のみなので、グレードや価格は組み合わされているパーツによって変化していることになります。

今回はカーボンの最廉価モデルリアクト4000に注目しますが、他メーカーの製品などとも比較をしながら探っていきましょう。

メリダ・リアクト4000のフレーム

それではここで、メリダ・リアクト4000のスペックを確認しましょう。

最初に様々な部分の評価の判断基準になりますので、価格と重量をお伝えしておきます。

価格は268,920円(税込)、重量はミドルレンジの50サイズで8.3㎏になります。

まずフレームは前項でお伝えした「CF2」で、CF4と並び2018年モデルで新設計になっています。

ちなみに、前作のハイグレードフレーム「CF5」は、プロレースの機体に採用されていませんでした。

「剛性が高すぎてあまりにも乗り心地が硬すぎた」などの諸説がありますが、インプレを見るとガチガチのフレームで、相当脚に来るものだったようです。

その点が見直されているのがCF4であり、さらに乗り心地の要素を加味したのがCF2です。

筆者の試乗経験からのインプレですが、確かに地面からの衝撃を吸収するとまではいきませんが、しならせることで上手くでいなしている感覚はありました。

これは、フレームのシートステイ部分が偏平していることが大きいのですが、全体的に剛性のバランスを変えているという工夫も見られます。

そのため、リアクト4000のインプレを見ていると、本来のエアロロードの用途ではあまり考えられない長距離もこなせるという意見が目立ちます。

メリダ・リアクト4000のパーツスペック

メリダのリアクト4000を確認していますが、続いては価格やグレードを決定づけているパーツのスペックをご紹介します。

メインコンポはシマノ・105で、クランクのみFSAの「ゴッサマー」になります。

ロードバイクに精通している方はお分かりかと思いますが、FSAは安価なコンポを製造するのが得意なメーカーです。

ゴッサマーはそのFSAのミドルグレードのクランクなので、位置付けとしては105と同グレード程度ですが、恐らく仕入のコストが105よりも低いのでしょう。

リアクト4000はエアロロードとしては安価な部類ですから、コストダウンの対象となっている部分なのかもしれません。

次にホイールですが、メリダオリジナルの手組みホイールと思われます。

曖昧な表現で強縮ですが、字面の情報から察するには手組みということで、市販の完組みホイールではありません。

そのため、はっきりとしたコストは不明ですが、単価の高いホイールはグレードを大幅に下げないと他のパーツとのバランスが取れないので、この価格帯ですとホイールのレベルは残念ながら期待薄です。

メリダ・リアクト4000はフレームに価格相応の価値があるかを考える

前項でお伝えしたメリダ・4000のパーツですが、正直に言えばコンポ以外はグレード云々の話ではなく、特筆することもありません。

言い換えれば、普通に走るのには不足のない、必要十分という装備です。

ただしこれは、何もリアクト4000に限ったことではなく、ホイール同様この価格帯であれば多くのメーカーの完成車はこのようなパーツ構成です。

まして、リアクト4000のような30万円以下のエアロロードは少ないので、付属しているパーツのレベルをデメリットとする声もありますが、それは酷というものです。

ロードバイクはパーツを交換しながら、自分にしかない一台を作り上げていくものであり、極端な例では最初に付属していたパーツを、1年以内に全て交換したなんてこともあります。

そのため、ロードバイクは、まずフレームに価格相応の価値があるかどうかを考えるのが先決です。

まして、リアクト4000のようにシリーズの一番下のグレードであれば、なおさらフレームを評価しなくてはなりません。

また、「パーツはあとからいくらでも交換ができる」という心構えでいると、選択肢も広がりますので、自分に合ったバイクを見付けやすくなるというメリットもあります。

メリダ・リアクト4000と同価格帯のエアロロード

ここまで、メリダのリアクト4000を確認してきましたが、最後は同じ価格帯の他メーカーのエアロロードをご紹介しますので、参考にして頂きたいと思います。

【GIANT(ジャイアント):PROPEL ADVANCED 2】

参考価格:¥237,600

世界一の販売台数を誇るジャイアントのエアロロードは、「プロぺル」になります。

メリダ同様に、プロチームに供給されているモデルよりもフレームのグレードは下がりますが、開発のコンセプトは同じです。

「コスパのジャイアント」は今や特権ではないですが、これはコスパを語れる一台です。

【Bianci(ビアンキ):Aria Shimano 105】

参考価格:¥300,240

プロチームの使用するエアロロード「オルトレ」のコンセプトを引き継ぎながら、少しホビーライダー向けの味付けをして生まれたモデルです。

ビアンキは近年レースシーンでの盛り返しが目立ってきましたので、エアロロードにも注目が集まり始めているところです。

決め手はフレームの価値!

今回はメリダのリアクト4000について、価格面を中心に考えてみました。

30万円を切るエアロロードとして業界全体に影響を及ぼすと言っても過言ではなく、すそのを広げる存在ではないかと思います。

本文でもお話ししましたが、パーツにはこだわらずフレームの価値を試乗やユーザーさんの意見から見極めて判断してください。

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