ロードバイク用サドルの聖地イタリアに「プロロゴ」あり!

プロロゴは、ロードバイクサドル王国であるイタリアの中でも、新興ブランドの代表的存在です。

革新的なもの作りで他とは一線を画すデザインですが、機能的な優秀さも買われロードレースのプロチームにも提供されています。

今回はそんなプロロゴについてお話していきます。

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「プロロゴ」の名前の由来は?

ロードバイクなどの自転車のサドルは、乗馬用の鞍をモチーフに開発されています。

乗馬と言えば中世ヨーロッパの貴族階級のたしなみだったこともあり、鞍の名産地はヨーロッパになります。

中でもイタリアは有名靴メーカーも揃っているように、革とそれを加工する職人さんのレベルは世界トップレベルです。

自転車のサドルも元は革製のハンドメイドが主流でしたので、イタリアにサドルメーカーが集中したのも自然の流れでした。

今でも人気メーカーとして君臨している「セラ・イタリア」などは100年以上、「セラ・サンマルコ」も80年以上の歴史があります。

その中でプロロゴは2006年の創業ですので、比較的まだ歴史の浅い新興ブランドではあります。

「プロロゴ」という言葉はイタリア語で最初や始まりの意味ですが、プロロゴはこれをグランツールのファーストステージとしています。

グランツールのファーストステージはタイムトライアルであり、そこを目指して創業したのがプロロゴです。

あの伝説の英雄「ファビアン・カンチェラーラ」とタイムトライアルサドルを開発してことでも分かるように、既にトップブランドとして認知されています。

プロロゴのロードバイク用サドルの形状

プロロゴは公式のULRにまで「touch」という言葉を使用しているように、人間の体とパーツとの触れる感覚、フィット感をコンセプトにしています。

サドルの他にも、ロードバイク用のバーテープやグローブなど感触にこだわった製品が多いのが特徴です。

また、非常に斬新なデザインと色使いにも特徴があり、ビジュアル面の独自性は群を抜いています。

ロードバイク用のサドルには、座面の形状が「ROUND(ラウンド)」、「SEMIROUND(セミラウンド)」「FLAT(フラット)」と3種類あります。

ラウンドは後ろから見ると座面が左右に大きくカーブしており、お尻の位置を固定しやすくなっています。

ラウンドモデルのシリーズは、「SCRATCH(スクラッチ)」になります。

フラットは文字通り座面が水平で、走行中にお尻の位置を動かしやすい形状です。

フラットモデルは「ZERO(ゼロ)」シリーズになります。

そして、この中間的存在がセミラウンドで、あまりお尻がカチッと固定されるのは好まないが、それほど自由に動かすこともしないという乗り方向きです。

セミラウンドモデルは「NAGO(ナゴ)」シリーズです。

プロロゴのロードバイク用サドルの素材の特徴

プロロゴのロードバイク用サドルは、touchというコンセプトに基づいていることもあり、クッション性が高めです。

クッション性が高いというと、フカフカで沈み込んでしまうような座面を連想させるかと思いますが、プロロゴはそのような柔らかさではありません。

しっかりと弾力があってしなるので、お尻を上に持ち上げながら支えてくれている感覚です。

特に座面がフラットなモデルである「ゼロ」は、お尻を自由に動かしやすいですが、どこに動かしてもフィットすることができます。

さらに、上位グレードで少し高額なモデルには、「CPC」というF1カーのシートやドライバーのグローブ、また軍事分野にも採用されている素材が使用されています。

レーシングパンツを履いた際の悩みの一つに、滑ってしまって安定しないということがあるのですが、CPCはグリップ力が強いので滑らずにしっかりとフィットします。

また、通気性に優れている素材でもあるので、湿気による劣化も少なく、耐久性が高いです。

今まで有るようで無かった素材であり、さすがに革新的なプロロゴらしい素材のチョイスかと思います。

プロロゴにもエルゴノミクス形状を用いたサドルがある

近年ロードバイク用サドルには、「人間工学(エルゴノミクス)」という考え方を用いるメーカーが増えています。

プロロゴのtouchのコンセプトにも通じるところですが、ロードバイクライダー共通の悩みである前立腺や尿道の圧迫を軽減する形状のサドルが続々とリリースされています。

プロロゴも、前方から後方にかけての溝が血流の流れを確保する形状の「PAS」や、中央部にやや深めの溝を刻む「PLUS」がそれぞれの種類の中にラインナップされています。

お尻全体や尾てい骨付近の痛みは、サドルに力を掛け過ぎているためとも言われ、乗り方や乗車姿勢で解消される可能性があるものです。

しかし、股間付近の痛みはプロ選手にもある悩みなので、このエルゴノミクスの考え方がサドルにも導入されています。

また、エルゴノミクスに基づいたサドルと言えば穴あきタイプですが、プロロゴにも座面での移動の自由度が高い「ゼロ」シリーズや、トライアスロン用に穴あきがあります。

プロロゴのロードバイク用サドル①ゼロシリーズ

それではここから、プロロゴのロードバイク用サドルをご紹介していきます。

【ゼロ2 Ti-rox CPC】

座面フラットモデルの「ゼロ」シリーズから、素材にCPCを使用したモデルです。

「Ti-rox」はレールの素材のことで、グレード分けではカーボンの次になりますが、軽量で高強度のステンレスで、衝撃吸収性にも優れています。

ゼロシリーズの最大のメリットであるサドル上での位置の自由度に、CPC素材のグリップにあふれたフィット感のある、プロロゴを代表するサドルの一つです。

なお、カーボンレールも用意されており、価格が1.5倍ほどになります。

【ゼロ2 パス Ti-rox】

ゼロシリーズから、穴あきモデルもおすすめの一本です。

パスはエルゴノミクス形状の代表格で、前後に長い溝が刻まれており、このモデルは中央に穴が開いています。

また、座面幅がレギュラーサイズの134㎜に加え、141㎜が用意されているので坐骨幅が広めの方にも適応するはずです。

プロロゴのロードバイク用サドル②レース志向が薄めの方へ

前項に引き続き、プロロゴのロードバイク用サドルをご紹介します。

【スクラッチ 2スペース Tirox】

パットが厚めで柔らかめな座面なので、ロングライドや女性にもおすすめです。

スクラッチの特徴であるカーブの掛かった座面で、さらに非常に幅が広いので、お尻をしっかり固定してペダリングすることができます。

まずは安定したペダリングを覚えるという意味でも、初心者の方向きでもあります。

【カッパ EVO パス】

ロードバイクに限らず幅広い車種向きである「カッパ」シリーズの、エルゴノミクスモデルです。

コンフォートモデルという肩書きがついているだけあり、座面は少し柔らかめで衝撃吸収性の高い仕様になっています。

それでも重量は200g台半ばをキープしており、レースへの使用も十分に考えられるレベルです。

プロロゴのサドルは形状から選ぶのがスムーズ

今回は、イタリアのサドルブランド「プロロゴ」をご紹介しました。

最初は斬新なデザインで目を引かせると思いますが、機能面でも十分に勝負できると感じました。

ラインナップが非常に豊富なので、自分の乗り方がどんな形状のサドルに向くかを把握して、最適なモデルを選んでいただきたいと思います。