ロードバイクホイールでカンパニョーロのboraという選択は?

ロードバイクのホイールには数多くの種類がありますが、高級カーボンホイールの代名詞と言えばカンパニョーロの「bora(ボーラ)」シリーズではないでしょうか。

また、ディープリムホイールを探している際にも、必ずと言って良いほど候補に挙がってきます。

カーボンディープリムということで高価ですが、一体どんなホイールなのか確認してみましょう。

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カンパニョーロのホイール「bora」シリーズとは

カンパニョーロはイタリアの老舗自転車パーツメーカーで、特にロードバイク用のコンポとホイールの知名度は抜群です。

コンポでは高級志向の戦略を貫いており、シェアでは「シマノ」に一歩劣りますが、マニア受けするクラシカルな雰囲気で人気を博しています。

ホイールでは、アルミリムなら手ごろな価格も多く、実用性重視の向きも見られます。

しかし、カーボンリムは全て35mm以上のリムハイトで、ハブにセラミックベアリングを採用しており、妥協を許さない高級志向路線です。

全てのカーボンりムホイールは冠に「BORA(ボーラ)」が付けられており、イタリアに吹く北東の乾燥した寒風のことを指すようです。

風速が強いことで有名なこの風は、150km/hにもなるということなので、このスピードにあやかった名前と考えて良さそうです。

なお、今回は便宜上「bora」と表現させていただきますが、正しい製品名は「BORA」です。

「bora」は決戦用ホイール

カンパニョーロのロードバイク用カーボンリムホイール「bora」シリーズは、最低価格でも定価25万円前後になります。

ハイエンドのリムハイト80mmのモデルは約45万円ですので、私のようなホビーライダーにはまるで縁のない代物です。

プロのロードレーサーも本番のレースで使用するようなホイールですから、一般ユーザーにおいても、レース本番の決戦用ホイールとしての趣が強いですね。

その証拠に、限界性能の高さからレースでは今だに第一線で活躍する、「チューブラータイヤ」対応のホイールが多くラインナップされています。

また、リムやタイヤが単純な構造なので、軽量にできるのも大きなメリットです。

ちなみに、同じリムハイト35mmの「BORA ONE 35」では、チューブラーホイールの方がクリンチャーより約180gも軽量です。

しかも、カンパニョーロは同じ種類であれば約10%ほどチューブラーの方が安いので、タイヤが総じて高額な分、嬉しい限りです。

ロードバイク用ホイール「bora」シリーズのメリット

カンパニョーロの「bora」シリーズは、リムハイトが高い「ディープリム」モデルです。

ここでは、これから購入を考えようとされている方々のためにも、メリット、デメリットをまとめておきましょう。

まずメリットは、何と言っても高速巡航のしやすさにあります。

ロードバイクはスピードに特化した自転車のため、常に空気抵抗との戦いです。

ホイールにおいて最も大きな空気抵抗は、スポークが空気の流れをひっかきまわすことで起こります。

そのため、究極はスポークをなくしてしまうことにあり、屋内競技などで使用される「ディスクホイール」がその極限です。

その理論からスポークの露出面積が小さくなるディープリムホイールは、空気抵抗を低減することができます。

また、慣性モーメントの法則により、外周部分の面積が大きく重量が重くなると、回転が低下し遅くなります。

「より長い時間転がり続ける」という表現の方が分かりやすいかもしれませんが、スピードが落ちにくいということです。

こういった要素が噛み合うので、高速域でのスピードの維持に長けるホイールになります。

そのため、道中が概ね平坦な舗装路で、とにかく速く走ることだけを考えれば良いトライアスロン競技などに使用されることが多くなります。

ロードバイク用ホイール「bora」シリーズのデメリット

カンパニョーロの「bora」シリーズのようなディープリムホイールのメリットをお話しましたが、デメリットもあります。

まず、漕ぎ出しがとても重くなります。

これはメリットであるスピードの維持の裏返しですが、スピードに乗るのも遅いので、高速域に入るまではペダルが重いです。

また、リムの面積が大きく横からの風をまともに受けてしまうので、特に低速域では横風に注意です。

トラックなんかが横を通り過ぎたら危険極まりありませんし、上り坂で強い横風が来たらまともに動けないでしょう。

そして極めつけは、高額ということです。

例えば、アルミリムでリムハイト50mm以上のホイールを作ると、軽く2,000gを超えてしまいます。

そのため、ディープリムはカーボンで作らざるを得なくなります。

しかも、面積が大きいので、それだけ使う素材の量が多くなるということで、必然的に高額になります。

カンパニョーロが取り立てて高額なのではなく押しなべて高いですし、中には70万円以上するものもあります。

そんなホイールを履いているロードバイクで走っている人がいたら、ちょっと怖くて近寄れませんね…

カンパニョーロ「bora」は2種類ある

それでは、カンパニョーロのロードバイク用ホイール、「bora」シリーズを確認してみましょう。

boraシリーズには、【BORA ONE(ボーラワン)】と【BORA ULTRA(ボーラウルトラ)】があります。

位置付けとしては、ボーラワンよりもワンランク上がボーラウルトラになります。

両者の違いはハブのベアリングと、ハブの素材の違いです。

ボーラワンはUSB(ウルトラスムーズベアリング)で、ハブの素材はアルミです。

ボーラウルトラはCULT(カルト)ベアリングで、ハブの素材はカーボンです。

使用されているボールベアリングは共にセラミック製なのですが、受け皿の素材の違いがあります。

USBは受け皿が普通の金属製なので、セラミックベアリングとの間に「グリス」という潤滑油が必要になります。

これはセラミックが金属よりも硬いので、グリスがないとボールが受け皿を削ってしまうからです。

その点CULTベアリングは受け皿に強度を高める加工がしてあるので、グリスなしでも運用が可能です。

グリスは粘度が高いので回転に対しては抵抗に成るものですから、グリスがなければ理論上は抵抗が減って回転が良くなるということです。

私はUSBは体験したことがありますがCULTはないので使用感の比較はできませんが、カンパニョーロは約9倍滑らかな回転が実現出来たと謳っています。

また、ハブの素材についてはカーボン製の方が何グラムかは軽量でしょうが、その他に特筆するようなことはありません。

そのため、両者の違いはベアリングの差のみと考えられ、この違いで約10万円高いウルトラの方に投資するかどうかを考えることになります。

boraはロードバイクのディープリムホイールにしては軽量!

カンパニョーロのロードバイク用ホイール「bora」シリーズは前項で紹介した2種類になります。

それぞれにリムハイト35mmと50mmがあり、クリンチャー用とチューブラー用がラインナップされています。

その他に、ボーラウルトラにはハイト80mmのチューブラーと、フルカーボン製のディスクホイールがあります。

カンパのディープリムホイールは、他メーカーに比べて軽量に仕上がっています。

リムハイト50mmのチューブラーで、ワンが1,310g、ウルトラが1,270gとなっていますので、約200gほど重くなるクリンチャーでも悪くない重量です。

しかも、この軽さであればヒルクライムでも行ける重量ですから、アドバンテージは十分です。

あとは、ワンにしてもウルトラにしてもとにかく高額なので、1円でも安く購入できる場所を探すべきですね。

そうなると海外の通販サイトになるのですが、メジャーどころでは「wiggle」がワンで20~30%引き、ウルトラが15%引きといったところです。(2018年2月現在)

とにかく速く走りたいのであれば…

今回は、カンパニョーロのディープリムホイール「bora」シリーズを確認してみました。
贅沢な印象はぬぐえず、やはりレースの決戦用という感じです。

ロードバイクは嗜好品ですから、どこにお金をつぎ込むかは個人の価値観次第です。

平坦路でぶっ放したいのあれば、決して間違った選択ではないと思います。