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ロードバイクのホイールは調整が不可欠~必要な箇所はどこ?

2018.7.16

ロードバイクはレースの機材として開発されていることから、メンテナンスが不可欠です。
特にホイールは駆動の要であり走りに大きな影響を与えるので、しっかりと調整しておきたい部分です。

そこで今回は、ホイールのメンテナンスについてお話していきます。

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ロードバイクホイールの構造

ロードバイクのホイールの調整は多岐に渡りますので、まずは構造を把握しておきましょう。

タイヤがはまっている外周部分は「リム」といって、この部分の重量・高さ、硬さなどが走りの質に大きく関わってきます。

そのリムを支える屋台骨が「スポーク」で、「ニップル」という留め具でリムに支持され、片方が中央の「ハブ」に集約されます。

ハブはホイールの回転の要であり、調整しなければいけない箇所がたくさんあります。

今回お話するホイールのメンテナンスは、これらの部分ごとに分けて説明していきます。

リムはディスクブレーキ仕様以外のブレーキでは、制動を止める場所になります。

そのため、汚れていたり傷が付いていたりすると制動力に問題があるので、清掃や研磨をすることになります。

スポークはハブの左右に分かれて支持されていますが、それぞれが強いテンションで引っ張り合っていることで、ホイールの真円度を保っています。

このテンションバランスが崩れるとリムがゆがんでしまうので、バランスの調整が必要になります。

ハブは本当にやることが多いので、のちほど詳しく説明します。

ロードバイクホイールはハブの調整が大きなカギを握っている

それでは、まずロードバイクホイールの「ハブ」の調整から説明していきます。

ハブにはホイールの回転軸が内蔵されており、スムーズに回転させるための受けになる「ベアリング」が、メンテナンスの主役になります。

自転車には「ボールベアリング」という、小さな球状のベアリングが使われています。

ボールベアリングを支持する方法がホイールには2種類あり、それぞれに調整方法が違います。

リング状の金属にベアリングを入れ、摩耗させないように粘度の高い潤滑油である「グリス」を注入します。

それを金属や樹脂でできた「シール」で覆い、それをハブの中に圧入する方式が「シールドベアリング」になります。

ベアリングがシールで覆われていることから、ホコリや水分が入りにくくグリスも抜けないので、基本的にはメンテナンスの必要がありません。

ただし、圧入するので何かあっても修理は効かず、交換になります。

また、構造上の問題で若干回転が渋くなりますが、ノーメンテナンスの手間いらずを考えれば致し方無いかもしれません。

ハブで調整が可能なのは?

今回は、ロードバイクのホイールの調整の話をしています。

ホイールハブのベアリングで調整(メンテナンス)が必要なのは、「カップ&コーンベアリング」です。

ハブにカップ(受け)だけを圧入して、その淵にボールベアリングを並べ、グリスを充填します。

その上からコーンと呼ばれるパーツでふたをします。

ふたをすると言っても密封するわけではありませんので、水やホコリが侵入しますし、グリスも抜けてしまいます。

そのため、カップ&コーンは定期的にグリスを充填し直す必要があります。

また、回転軸とベアリングの当たり具合を調整できるので、自分好みの回転にすることができます。

ちなみに、このようなハブの調整を自転車屋さんに依頼した場合は、5,000円~6,000円の工賃が掛かります。

ハブのメンテナンスは分解を伴いますので工具が必要ですし、それなりに手間も時間も掛かります。

私などは手先が不器用なのを自負していますので、知り合いの自転車屋さんに依頼をしています。

しかし、1年に1度程度は定期的に行うことを考えると、自力で調整できることに越したことはないかもしれません。

スポークのテンション調整

次にロードバイクのホイールで調整を行うのは、スポークです。

冒頭でお話した通り、スポークのテンションを調整することでリムの歪みを修正します。

リムが歪むことを「振れ」といい、修正することを「振れ取り」と呼びます。

振れが起こるメカニズムは、スポークをリムに支持している「ニップル」が、走行中の衝撃などで緩みます。

ニップルが緩んでしまうことで、左右でバランスよく引っ張り合っていたスポークのテンションが崩れ、どちらかに引っ張られるのでリムが歪みます。

リムが歪んでしまうとパワーのロスが大きくなるので進みの悪いホイールになりますし、放置しているとスポークが折れる場合もあります。

振れはホイールのグレードには関係なく、出ないホイールは一生でないこともあります。

そのため、メンテナンスも定期的にというわけではないので、どちらかと言えば「修理」の感覚です。

そのため、これはプロにお願いするのが賢明と言えますし、自力で行うためには初期投資が大きくなります。

ホイールが振れているかどうかを見て、なおかつ調整後に修正出来たかの確認をするためには、「振れ取り台」というものが必要です。

しかし、この振れ取り台は最低でも1万円前後はしますので、作業の頻度を考えると微妙になってきます。

しかも、振れ取りの工賃はホイール1本1000~1500円というところなので、お店に依頼するのが良いかと思います。

ロードバイクのホイールにおいて調整が見逃されがちな箇所とは

ロードバイクのホイールの調整で見逃しがちなのが、リムのメンテナンスです。

ハブは「機械」のイメージが強いですし、スポークもテンションが緩めば違和感がありますから注意している部分です。

ところが、リムはタイヤで隠れていますので、あまり目がいかないものです。

ロードバイクは、リムにパットを押し付けて車輪の動きを止める、「リムブレーキ」の一種である「キャリパーブレーキ」を採用しています。

そのため、リムが汚れていたり傷付いているとブレーキの効きに影響するので、メンテナンスが不可欠です。

まずは日々の清掃ですが、雨の日や路面が濡れていたとき、泥道のようなオフロードを走った後は必ず汚れをふき取りましょう。

その際には、リムに油が付いてしまうと滑ってブレーキが効かなくなりますので、油脂分が入った洗剤を使ってはいけません。

日常的に行う分には水拭きで十分ですし、ひどい汚れの場合は自転車専用のクリーナーを使用するのが賢明です。

リムを研磨しホイールをピカピカに!

ロードバイクのホイールのリムには傷も付きますので、「研磨」をして平坦にならす調整も有効です。

包丁のようにリムを砥石で研ぐわけですが、傷やブレーキシューが摩擦熱で溶けたカス、頑固な汚れも削り取ることができます。

工業用の砥石を使いますので、「k-141」で検索して、一緒に研ぎやすくするフォルダーも購入すると良いでしょう。

また、リムの研磨はタイヤを外して行いますので、その際にはリムの内側に貼ってある「リムテープ」の状態も確認してください。

リムテープは、リムのバリやニップルの先端が、タイヤのチューブを傷付けないために貼られているものです。

テープが薄くなってしまっていたり、切れたりしているとパンクする可能性がありますので定期的にチェックが必要です。

ロードバイクのホイールは調整ありきです

今回はロードバイクのホイールの調整についてお話しました。

ホイールは地面と近い場所で仕事をしているので、ロードバイクの走りを大いに左右します。

そして、その走りの質を維持するのは、何よりも今回お話した各部分の調整です。

調整次第では劇的に性能が改善することもありますので、これを機に見直してみましょう。

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