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スペシャライズドのアレーは「DSW」の技術でアルミを高みへ

2018.6.11

「アレー」は、スペシャライズドのロードバイクの歴史そのものと言えるモデルです。

現在はアルミフレームを代表する一大シリーズで、独自の溶接技術である「DSW」を採用したエアロロードが注目を集めています。

今回は、スペシャライズド・アレーの最高峰モデル「ALLEZ(アレー) SPRINT DSW SL COMP」のお話をしていきます

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スペシャライズド「ALLEZ(アレー) SPRINT DSW SL COMP」とは

今回のテーマであるスペシャライズドの「ALLEZ(アレー) SPRINT DSW SL COMP」は、エアロ形状のアルミフレーム車です。

アレーは40年以上も販売が継続されているスペシャライズドの定番モデルであり、現在はアルミの一大モデルとして君臨しています。

最近のアルミフレーム車は、カーボンと変わらない成型技術の高さが売りになっていますが、アレーももちろん高い技術を持って製造されています。

ALLEZ SPRINT DSW SL COMPも「DSW(ダルージオ・スマート・ウェルド)」 という溶接技術により、溶接部がほとんど目立たない美しい仕上がりになっています。

近年はスペシャライズドを始め、アルミロードバイクが輝きを取り戻しつつあります。

特にアメリカのメーカーを中心に、「価格が安いだけが売りじゃない!」と言わんばかりの高性能なアルミ車が登場しています。

その中でもアレーのエアロモデルは、アルミフレームでここまで空力性能を高めたロードバイクも珍しく、大いに注目を集めている存在です。

スペシャライズド「ALLEZ(アレー) SPRINT DSW SL COMP」はホビーレースなら即通用する

スペシャライズドは、今やUCIワールドツアーの複数のプロチームに機材を提供する程のメーカーに成長しています。

そのレース機材は「S-Works」として差別化され、フレームからパーツまで全てが最高級で固められています。

プロレースの機材は市販されているものしか使用できませんので、S-Worksモデルも当然ながら市販車のラインナップに入っています。

しかし、残念ながらアレーはその中に入っておりません。

その理由は、アルミフレームがプロのレースに使用されることがないからです。

実際にカーボンフレームと比較した場合、同じグレードと仮定してもアルミの方が2㎏程度重くなってしまいます。

そのため、数十グラム単位で軽量化を量るプロレースの世界では、アルミフレームの出番がないのは致し方ありません。

しかし、今回ご紹介する「ALLEZ SPRINT DSW SL COMP」は、他のアルミフレームとは明らかに一線を画すレースモデルです。

「SPRINT」は短距離レースのことですから、これは速いスピードで一気に駆け抜けるというイメージで作られているモデルなのです。

したがって、プロレベルはどうかも、ホビークラスであれば十分にレースに使用できるバイクです。

スペシャライズドの「ALLEZ(アレー) SPRINT DSW SL COMP」は本当に速い!

スペシャライズドの「ALLEZ(アレー) SPRINT DSW SL COMP」はエアロロードバイクですが、近年エアロロードは完全に一つのモデルとして確立されました。

世界の大レースを次々と制覇しているので当然ではありますが、プロ仕様ではないミドル~エントリーグレードにもこの流れが広がっているのが本物である証です。

アルミフレームもジャイアントの「プロペル」、メリダの「リアクト 400」、そして少しマイナーですがロックバイクスの「ロケット」などは人気が高いです。

筆者も、アレーとリアクト400は試乗会で乗ったことがあります。

アレーについてのインプレはのちほど詳しくお話しますが、本当に速かったです。

ミドルグレードのカーボン車と比べると、恐らくカーボンですらスピードでは負けてしまうのではないかと思うほどの衝撃でした。

異次元の加速力は、今後ますますアルミのエアロロードが注目されて行くだろうという予感がしました。

スペシャライズド独自の技術「DSW」とは

近年アルミフレームにエアロ形状のものが増えたのは、アレーに採用されている「DSW」のようなアルミの成型技術の革新の影響が大きいです。

エアロロードはペダルを漕いだ力を余すところなく車輪に伝える必要があるので、伝達力を高めるために剛性を高くしています。

よく「ガチガチ」なんて表現をされますが、強く踏んでもたわまない、いわゆる「硬い」ということになります。

そのため、これをカーボンよりも硬質なアルミで実現しようとすると、硬くなりすぎてしまうということがありました。

しかし、最新の技術ではパワーロスをしてはいけない部分だけ剛性を高め、あとの部分は意図的に素材を少なくしたり薄くしたりしています。

これにより、全体の剛性が高くなりすぎないようにバランスが取れるようになり、軽量化にもなります。

また、アルミフレームはチューブのつなぎ目に応力が掛かるので、そこの部分を厚くして強度を高める必要があります。

しかし、スペシャライズドは応力の掛かりにくい部分でチューブを溶接することに成功したので、強度を保ちつつ接合部分を薄くすることができたのです。

これが、スペシャライズド独自の「DSW」の技術です。

「ALLEZ(アレー) SPRINT DSW SL COMP」はヒルクライムにも対応する

スペシャライズドは完成車の重量は未公表ですが、「ALLEZ SPRINT DSW SL COMP」はショップの実測値によると8.2㎏です。(56サイズ)

10万円台のアルミロードは、どうしてもホイールがヘビー級で総重量も重くなりがちです。

しかし、アレーはこのクラスとしてはよいグレードのホイールですし、DSWの技術もあるので中々の軽量に仕上がっています。

加えてDSWでバランスは取っていますが、普通の形状に比べれば剛性が高くパワーロスは少ないです。

そのため、軽さとパワーの伝達力が重要な登坂競技のヒルクライムに向いていると言えます。

筆者が試乗会で乗った時も、コースには街中としてはかなりきつめの坂がありました。

そこを上った時、従来のエアロロードよりも軽くスイスイ上れる感覚があり、脚にくる感じも適度というところでした。

本格的なヒルクライムにはギア比が厳しいかもしれませんが、軽い坂くらいなら十分に対応できます。

ヒルクライムはレース経験の浅いビギナーから目指せる競技ですので、最初の一台にこのエアロロードもありということになります。

「ALLEZ(アレー) SPRINT DSW SL COMP」はコスパが高い!

スペシャライズドのアレーは、かつてはレース仕様の「S-Works」モデルにも使われていたアルミ素材を使用しています。

さらに、スペシャライズドはレース屋としての誇りがあり、エントリーグレードのアレーから何もいじることなくレースに参戦できる仕様になっています。

したがって、最初からレース志向がある方はそのままでも参戦できますし、ホイールのグレードが高い「ALLEZ SPRINT DSW SL COMP」はなおさらです。

ロードバイクはパーツをカスタムしながら仕上げていくものですが、アレーはそのままでも長い期間乗れるということなので、中長期的なコスパが高いということになります。

ALLEZ SPRINT DSW SL COMPはシマノ・105搭載のアルミロードとしては、他メーカーの同グレードと比較しても安価な方ではありません。

他メーカーであればカーボンフレームまで視野に入るような価格ですが、のちのカスタムの必要性を考えれば決して高価とは言えないところです。

「ALLEZ SPRINT DSW SL COMP」は一度体感する価値あり!

今回は、スペシャライズドのエアロロードバイク「ALLEZ SPRINT DSW SL COMP」のお話をしました。

これからシェアが広がってくると思われるエアロ形状のアルミフレームなので、先取り感がありますね。

そのままでもレースに出れるスペックでコスパ面も十分に評価できますので、まずは試乗でも体験してみて頂きたいですね。

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