ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ

ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ│わくわく自転車情報館

フルクラムの各種ホイールのグレードとメンテナンス方法

2018.1.22

フルクラムは、ロードバイクのホイールメーカーとして、とても有名で、3大ホイールメーカーとして呼ばれたりすることもあります。

そんなフルクラムのホイールを、ただ乗りつぶすのはもったいないです。

メンテナンス方法を知ることで、性能を引き出し、長く使っていきましょう。

スポンサーリンク

こんな記事もよく読まれています

自転車のブレーキシューから出る音の原因と解決方法は!?

自転車に乗るうえで重要な部品の1つ、ブレーキ。 そこから異常な音が聞こえたり効きが悪くなったりした...

日本一周にロードバイクは適切か?ブログで読み解く旅の準備

自転車での日本一周は、男性なら誰もが夢見たことがあると思います。 「ロマンにあふれる旅」と「旅...

タイオガの輪行袋の使い方を学ぶ!おすすめの輪行袋は?

自転車の楽しみの中に、輪行袋を使用して電車や新幹線に自転車を乗せて移動するという楽しみ方もあります。...

自転車通勤で10km通うのにかかる時間は?注意点や費用とは。

自転車通勤を始めようかな・・と思っている方、結構多いですよね。 朝、自転車で通勤すると、満員電...

自転車を買う人へ!おすすめ購入期間と必要な道具をご紹介!

自転車の購入を考えている人は一度こちらの記事に目を通してみてください。 スポーツ自転車に乗りた...

クロモリフレームの特徴やフレーム塗装の方法について

自転車には、アルミやカーボンだけでなく、クロモリのフレームがあることをご存じでしょうか。 また...

インターハイに出場するには!?自転車競技について

自転車競技の中で、インターハイとは高校生の中で行われるレースです。 レース出場を目指している人...

ツーリングはまずプランニングを!先頭の役割とは!?

集団で走るグループツーリングの場合、無理なく楽しむことが大前提です。 そのため、走る前にはプラ...

ママチャリのハンドルを下げるとどんな効果がある!?

ママチャリのハンドルを意識したことはありますか? ママチャリのハンドルを下げると、驚くべき効果...

ロードバイク乗りのブログから厳選!愛知県のコースをご紹介

ロードバイクを楽しんで乗るためには、走行するコースも重要となります。 この記事では愛知県に注目...

自転車のライトをLEDに替えるには?その交換方法をご紹介!

自転車のライトは、夜間、安全に走行するために重要ですよね。 近年、家電製品のLED化を受け...

クランクを外す工具を説明!スポーツバイクには欠かせない!

自転車、特にスポーツバイクはクランクを取り外すシーンが結構あります。 交換はもちろんですが...

自転車ブレーキの異音を鳴き止める方法はあるのか!?

自転車に乗っていると、どうしても起こってしまう現象が、ブレーキの異音です。 ブレーキの異音の原...

キャノンデールのフーリガンをカスタムで仕上げていこう!

キャノンデールの【フーリガン】は、ミニベロです。 以前は、ドロップハンドルのロードバイクタ...

自転車の後輪ブレーキが原因の音鳴りの改善方法とは!?

アスファルトにすれるタイヤの音はなめらかで、通り過ぎてく風の音は耳に心地よく、順調よく漕ぎだした...

スポンサーリンク

フルクラムのアルミリムロードホイールについて

フルクラムのロードホイールですが、種類が豊富です。
また、使用しているハブによって、メンテナンス方法も違います。

それではまず、ホイールの種類を見ていきましょう。

まずはアルミリムのものですが、グレード順に下から挙げていきます。

・レーシング7LG
・レーシング5LG
・レーシングクアトロLG
・レーシング3
・レーシングゼロC17
・レーシングゼロナイト
・レッドウインドXLR

また、レーシング3は、2way-fitとなり、チューブレス対応モデルがあります。
さらに、レーシングゼロには、コンペツィオーネというモデルがあります。

これとは別に、完成車用ホイールのレーシングスポーツというモデルもあります。
これは、完成車の価格帯等から考えても、レーシング7と同等と見てよいでしょう。

最上級のレーシングゼロナイトは、アルミリムですが、リム面にプラズマ電解酸化処理を施すことで、ブレーキング性能の向上が図られています。

さらに、リム穴をなくすことで、リムテープ不要、そして、剛性の向上が図られています。

レッドウインドXLRは、カーボンコンポジットですが、ブレーキ面はアルミですので、アルミリムとして入れてあります。

また、グレードごとにハブも変わっており、スチールベアリング~CULTベアリングまで様々です。
このベアリングの種類については後述します。

フルクラムのカーボンリムロードホイールについて

次は、カーボンリムのロードホイールについて、ご説明していきましょう。

こちらも、フルクラムは種類が豊富なため、自分のホイールのハブの種類を知り、メンテナンス方法を確認しておきましょう。

こちらもグレード順に下からご紹介します。

・レーシングクアトロカーボン
・レーシングゼロカーボン
・レーシングスピード(35)
・レーシングスピード(ライト)XLR
・スピード

並びとしてはこうなのですが、実際のところ、レーシングゼロカーボンと、レーシングスピードの順番は、はっきり分からないところもあります。

レーシングスピード、及びXLRは、昔から販売されているもので、最新の技術が反映されているわけではありません。

例えば、ブレーキ性能の向上を図るための3Diamont処理も、レーシングクアトロカーボンにはあっても、上位であるレーシングスピードにはありません。

ちなみに、レーシングスピード35にはあります。
また、ディスクブレーキモデルがあるのは、クアトロカーボンだけです。

そして、以前はレーシングスピードXLRが最上位でしたが、一昨年あたりに、スピード40Tが登場し、昨年40Cも登場したため、最上位モデルはこちらになっております。

こちらも、ハブは材質含めて、スチール~CULTベアリングまで様々ですので、後述にて解説していきます。

フルクラムホイールのハブについて

次に、ハブの種類についてご説明していきます。

フルクラムは、グレードによって、使用しているベアリングが違います。
まずは、一般的なスチールベアリングについてです。

<アルミリム>
・レーシング7LG
・レーシング5LG
・クアトロ
・クアトロ3

<カーボンリム>
・レーシングクアトロカーボン
・レーシングスピード
・レーシングスピード35

このベアリングは、一般的なスチール製のものです。

次に、USBベアリングです。

<アルミリム>
・レーシングゼロ
・レーシングゼロナイト

<カーボンリム>
・レーシングゼロカーボン
・スピード40C

USBは、『ウルトラスムースベアリング』の略で、鋼球がセラミックになっています。

セラミック自体は摩耗しにくいのですが、スチールとは硬さが違うため、メンテナンスせずに使用していると、スチールのレースが摩耗していきます。

最後にCULTベアリングです。

<アルミリム>
・レーシングゼロコンペツィオーネ

<カーボンリム>
・製品名にXLRがついているもの
・スピード40T

CULTは、『セラミックアルティメットレベルテクノロジー』の略で、レース及び鋼球がセラミックになっています。

よって、摩耗耐性が高く、メーカーはメンテナンスフリーと謳っています。
ですが、高い性能をずっと維持し続けようと思うのであれば、多少のメンテナンスは必要になります。

このように、ホイールによって、3種類のベアリングタイプが使い分けられています。

フルクラムホイールのハブのメンテナンス方法

さて、ここからは、フルクラムのホイールのメンテナンス方法についてご紹介していきます。
ホイールのメンテナンスで、メインとなるのは、ハブのメンテナンスです。

まずは、ハブを分解していきましょう。
リアさえ分解できれば、フロントに関しては何も問題ありませんので、リアハブについてご紹介していきます。

<用意するもの>
・5mmアーレンキー
・2.5mmアーレンキー
・17mmスパナ
・スプロケットリムーバー
・ロックリングリムーバー
・グリス

まずは、スプロケットリムーバーと、ロックリングリムーバーを使って、スプロケットを外します。

その後、フリー側、反フリー側共に見えているアーレンキーが刺さるネジを緩めるのですが、この時、フリー側及び、反フリー側にある六角の部分を、17mmスパナで押さえておきましょう。

そして、緩める際に注意したいのは、フリー側のネジは逆ネジになっており、時計回りで緩むということと、反フリー側は正ネジになっているということです。

あとは、反フリー側にある玉当たり調整用の部分を、3mmのアーレンキーを使って緩め、反時計回りに回して外すと、シャフト部分とフリーボディが外れます。

こうすると、ハブ内のベアリングと、ダストシールが確認できますので、千枚通し等の細いものを用いて、ダストシール、及びベアリングを保持器ごと外してください。

このとき、鋼球が落下しないよう、なくさないよう注意してください。
これでハブのベアリングが外れます。

ハブやフリーのベアリングメンテナンス

取り外したベアリング、ダストシール、シャフト及びハブ本体側も、パーツクリーナーで清掃しましょう。
清掃が完了したら、ベアリングと、シャフトにグリスを塗布します。

このとき、ベアリングの鋼球を落とさないように注意してください。
あとは、取り外したときと逆の手順で組み付けていけば完成です。

ちなみに、フリーのベアリングについてですが、メンテナンスフリーですので、余程のことがなければ手を出す必要はありません。

<作業に必要なもの>
・ベアリングプーラー
・ベアリング圧入工具
(自作するのであればM8×100のボルト、外幅26mmワッシャ3枚、30mmワッシャ1枚)
・スナップリングプライヤー(穴用、先端が真っすぐ)

作業内容は、外側方向のベアリングを、プーラーをかけて引き抜き、アルミのスペーサーを外し、スナップリングを外し、ベアリングを引き抜く、という流れです。

ちなみに、ベアリングは、片側シールで内側をグリスで給脂しつつ、シールしている状態ですので、下手なことをしてしまうと状態が悪化するだけです。

おすすめできるものではありませんが、フルクラムホイールのメンテナンスの一つとして、簡単にご説明させていただきました。

ハブの玉当たり調整とハブ以外のメンテナンス方法

組みあがったら、最終調整として、玉当たり調整というものがあります。

ベアリングとレースの当たりを調整するわけですが、当てすぎると回転が渋くなり、緩いとレースが摩耗して、ホイールが使えなくなります。

というわけで、ポイントは、『組付けた状態で調整し、ガタが絶対に出ないようにすること』です。
感覚的には、アーレンキーで締めていき、重くなるところから15°戻したあたりでしょうか。

調整時は、自転車をひっくり返していると思いますが、その状態でフレームを押さえ、ホイールを上下左右に揺すりましょう。

少しでもガタがあれば調整してください。
面倒だからと怠ると、ホイールが使えなくなります。

玉当たり調整自体は、ハブ分解時だけではなく、走る距離にもよりますが、3~6ヶ月ごとに確認しましょう。

ちなみに、玉当たり調整は、大手であればシマノ、カンパニョーロ、フルクラムは該当しますので、知っておいて損はありません。

さて、他のハブ以外では、大きなメンテナンスはありませんが、ブレーキ面やブレーキシューに異物が付着していないかは、確認しておいたほうがいいでしょう。

濡れた路面を走ったあとは特にですが、小さな石が付着していることがあります。
その状態でブレーキをかけると、ナイトであればリムの電解処理が落ちますし、カーボンリムに傷が入ります。

ホイールのメンテナンスは定期的に行いましょう

フルクラムのロードホイールと、メンテナンスについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

少しばかり面倒と思うかもしれませんが、慣れると大変な作業ではありません。

それに、走行性能の維持をすることができ、ホイールが長持ちするようになります。

しっかりメンテナンスを行い、自転車ライフを楽しみましょう。

 - 自転車全般