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スペシャライズドのステム交換の注意点と交換方法

2018.2.14

ステムはロードバイクにおいて、ハンドルポジションを決める大きな要素のひとつです。

そのため、ステム交換は、かなり頻繁に行われるカスタマイズです。

アメリカの有名バイクブランド「スペシャライズド」には、角度を自由に変更できるステムがあります。

そこで今回は、スペシャライズドのステムを例に、ステム交換の効果についてお話していきます。

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ステム交換の前にロードバイクのサイズ選びを考える

ロードバイクのサイズ選びの際には、「適応身長だけで選んではいけない」という話をよく聞くと思います。

これは、高さだけを基準に、適応身長を割り出しているところに問題があります。

もちろん、高さも重要な要素ですが、それ以上に、乗車ポジションを決めるのが重要になります。

ロードバイクは空気抵抗を低減するために、前傾姿勢が基本になります。

ただ、ひと口に前傾姿勢と言っても、人それぞれに好みの姿勢がありますし、用途によっても変わります。

また、同じ身長でも腕の長さや身体の柔らかさが違いますので、適応身長だけでサイズを決めるのは、危ういところがあります。

そこで、ジオメトリ表のトップチューブ長に注目します。

トップチューブの長さは、ハンドルとサドルの距離を表す数値で、長くなれば前傾姿勢が深くなります。

例えば、スペシャライズドのロードバイクなどは平均的な長さですが、同じメーカーでもレースやロングライドなど、仕様で違ってもきます。

また、購入後にステムでもポジションを変えることができるので、ステム交換は多く行われるカスタマイズです。

スペシャライズドのステム交換にあたっての確認ポイント

ハンドルを支持するステムは、突き出しの長さで、ハンドルポジションを遠くしたり近付けたりできます。

スペシャライズドのステムを見てみると、75(mm)・90・100・110・120と、5サイズの突き出し長が用意されています。

1~2cmでも前後の位置が変わると、随分違った印象を受けるものなので、これだけサイズがあれば、思い通りの位置にもってこれるでしょう。

また、ステムには角度が付いている上に、天地を反対にして取り付けられるものが多いので、これでもポジションの変更ができます。

特に、今回取り上げるスペシャライズドのステムは、角度を何段階かに調整できる優れものです。

あとは、クランプ径に注意してください。

ステムはハンドルを支持するとともに、フロントフォークを支持する役目もあります。

スペシャライズド製のステムは、ハンドルのクランプ径が31.8mmで、フォークのクランプ径は28.6mmです。

両方とも、ごく一般的なものなので適合しやすいと思いますが、ステム交換の際には、しっかりと測ってください。

ステム交換でポジションが大きく変化

ステムの突き出しの長さは、ポジションと共に、ハンドルの操作性にも影響が出ます。

ステムが短くなると、ハンドリングが不安定になるので、漕ぎ出しや坂の上りなど、低速のときにフラフラします。

そのため、長いトップチューブのフレームを選んで、ステム交換の際に短めの突き出しで距離を詰めるというやり方は、あまりおすすめしません。

スペシャライズドのステムは最長120mmですが、サイズ500~520前後であれば、90mm~100mmくらいが適正とされています。

しかし、これもあくまで目安であり、やはり大事なのは、自分の最適なポジションに合わせていくことです。

あとは角度ですが、これも乗車姿勢に関わってきますので、大切な要素です。

また、ロードバイクのアヘッドステムは、大幅にハンドルの高さを変えられないので、角度で高さを調節するのもひとつの方法です。

その点では、スペシャライズドの【COMP MULTI STEM】は、少し珍しい角度の上に、付属のシムで角度を数段階調整できます。

スペシャライズド【COMP MULTI STEM】の驚くべき特性!

スペシャライズドの【COMP MULTI STEM】は、角度に特徴がありますので、ステム交換でポジションを調整したい場合には面白い存在です。

一般的なステムは6度が多く、角度がキツイものでは、17度や35度があります。

しかし、こちらは4度・12度・17度と、珍しいラインナップになっています。
しかも、0度・2度・4度の3種類のシムが付属しており、それぞれ10段階に角度が調整できます。

17度のステムなら、±13~±21の範囲で、角度が変えられるということです。

ハンドルの角度は、フレームのヘッドアングルを参考にしながら決めていきますが、地面に対して水平(90度)になるのが基本です。

例えば、ヘッドアングルが73度のロードバイクの場合は、90-13=±17度のステムを使えば、地面と水平になります。

スペシャライズドのステムであれば、ここからシムで微調整ができます。

そのため、水平を基準に、自分なりに角度を上げ下げすると、ベストポジションが図りやすくなります。

スペシャライズドのステム交換における注意点

それでは、スペシャライズドの【COMP MULTI STEM】のステム交換について、注意事項を確認します。

まず、シムを噛ます場合は、角度が付いている分厚さが違うので、左右どちらかにオフセットします。

それを見越して、スペシャライズドのステムのトップキャップは、ネジ穴が縦長になっているので、可変が可能です。

角度が付いている分、水平でなくても、アジャストするようになっています。

しかし、ステムの下にコラムスペーサーを被せる分には大丈夫ですが、上に被せるとステムとの間に隙間ができてしまいます。

水分やホコリがヘッドチューブ内に侵入するのは好ましくありませんから、上手く隙間を埋めるように、自分でスペーサーを削って、もう1枚噛ませたほうが賢明です。

特に4度のシムは、かなりオフセットしますので、最初からスペーサーが必要と心得ておいてください。

また、ステムを取り付ける際は、トルクレンチを使用したほうが良いです。

特にカーボンのハンドルやフォークでは、強いトルクで締め込んでしまうと、カーボンが破断してしまう可能性があります。

他の部分の整備にも役立ちますので、スポーツ自転車が趣味という方は、1本持っておきましょう。

スペシャライズドのステムは取り付け位置に注意

ステム交換に伴い、その後必ず行うことになるのは、ベアリングの玉当たり調整です。

これをしないと、ガタが出たり、ハンドリングに違和感が残るので、必ず行うものです。

スペシャライズドのロードバイクで、特にカーボンフォークを採用している機種は、「プレッシャープラグ」を使用して、玉当たり調整を行います。

スペシャライズドは、プレッシャープラグがフォークコラムのかなり上部に付いています。

そして、そこにステムを合わせて取り付けないと、フォークコラムを破損する可能性があると、説明書には書かれています。

そのため、ハンドルを下げようとして、スペーサーの位置を変えるには、コラムをカットする必要があります。

プレッシャープラグ自体はとても親切な設計で、玉当たり調整もしやすいと評判なのですが、取り付け位置にはくれぐれも注意が必要です。

この話は、あくまでスペシャライズドのロードバイクの話です。

別メーカーのバイクにスペシャのステムを使う場合には、プラグを挿入してある位置が異なりますので、別途確認が必要です。

スペシャライズドのステムは秀逸!

今回は、スペシャライズドの【COMP MULTI STEM】を例に、ステム交換の話をしました。

ステムは小さいパーツですが、乗車ポジションを決める大切な要素のひとつです。

それだけに、【COMP MULTI STEM】のように、角度が10段階に変えられるのは魅力的です。

突き出しの長さと合わせれば、理想のポジションにかなり近付けるものと思います。

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