ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ

ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ│わくわく自転車情報館

mtbのハブ交換を考える~効果はどのくらいあるのか?

2017.12.22

mtbなどのスポーツ自転車は、ホイールに掛かる比重が、とても大きいです。

中でも、中央に鎮座する「ハブ」は、いくつもの重要な機能が携えられています。
そんなハブですが、交換やメンテナンスによって、性能を上げていくことは可能なのでしょうか?

今回は、そんなハブに付いて検証していきます。

スポンサーリンク

こんな記事もよく読まれています

自転車が盗まれた!盗難届の出し方と取り下げ方

自転車が盗まれてしまった場合、盗難届を出すことには、自転車を見つけやすくするだけではなく、さまざまな...

カンパニョーロのユーラスをインプレしてみた結果とは!?

カンパニョーロのユーラスは、カンパの中でも上位のモデルになります。 そのため、価格も10万円を...

ママチャリのチェーンを交換しよう!外し方と交換方法

ママチャリのチェーンが伸びてしまっていませんか? チェーンの交換時期というのは、およそですが300...

ウォーキングと自転車ならどっちがダイエットに効果的なの?

健康増進やダイエットの目的で、自転車に興味を持って積極的に乗る人が増えています。楽しみながらダイエッ...

マウンテンバイクは街乗りにもおすすめ!タイヤの空気圧は?

マウンテンバイクは頑丈で、凹凸の多い場所も軽快に走れる自転車です。 ロードバイクやクロスバイク...

自転車でギアチェンジした際にした異音の原因と対処法

自転車に乗っていて、ギアチェンジしたときに異音がしたという経験を持っている人はたくさんいることでしょ...

リムテープ交換、していますか?交換時期の目安について

自転車のタイヤやチューブが消耗品であるのは、ご存知の方も多いと思います。 リムテープって、なん...

ピカールの使い方って!?自転車のサビ取りや掃除に大活躍

「ピカール」ってご存知でしょうか? ピカールは、研磨剤の一種になります。 ピカールと呼ばれる...

ロードバイクの乗り方で変える?ハンドルの角度調整の方法!

みなさんは、ロードバイクに乗る時、姿勢を気にしたことがありますか? 実は、走る目的に合わせて姿...

自転車のブレーキゴムは消耗品!どのタイミングで交換する?

「自転車のブレーキの効きが悪くなった」、「キーキー音がする」。 こんなことは日常茶飯事と言って...

色々な自転車のスタンド交換方法!スポーツ自転車には?

自転車のスタンドにはいくつかの種類があります。 両立スタンドや片側スタンド、さらにはスポーツ車...

自転車のタイヤは太いとどんなメリットがあるの

自転車のタイヤって太い、細い様々な種類があるのをご存知ですか?? タイヤの太さによっていろいろ...

自転車日本一周旅行に必要な5つのカスタムをブログから調査

実際にロードバイクで日本一周旅行をした人のブログを見ると、旅前に必要となる様々なことが分かります...

自転車のクランクを交換する効果はある?交換方法は?

今回は、自転車のクランクについてお話します。 自転車のクランクが、交換できると知らない方も...

意外と知らない?自転車のクランクとベアリングの重要性!

普段何気なく乗っている自転車。 その自転車も、数限りないパーツが緻密に組み合わさって、1つの乗...

スポンサーリンク

mtbハブの交換を考える理由

mtbのハブの交換を考えるのに至る経緯は、様々あると思います。

・ハブのレベル(グレード)を上げたい
分かりますが、それならば、ホイールごと交換という手もあります。

・表面上で破損しているのが分かる
これは何ともしがたいですので、交換ですね。

・ホイールの回転に違和感がある・変な音がする
これは交換まで至らなくても、メンテナンス次第で何とかなるかもしれません。

また、丸ごと交換しなくても、一部のパーツ交換で済む可能性があります。

こんな感じで、段階を追って説明していきます。

まず、基本的にハブの交換は、ホイールの分解が伴います。

ホイールはタイヤをはめる部分の「リム」、骨組みに当たる「スポーク」、スポークをリムに支持する「ニップル」、そして「ハブ」で構成されています。

ハブには、全てのスポークが取り付けられていますので、交換になれば、少なくともスポークは外す必要があります。

ハブを交換して、スポークを元通りにするということは、ホイールを手組することと同じです。
これを前提として、この後の話をしていきます。

mtbのホイール交換はどうか?

mtbのコンセプトは、山道や砂利道のようなオフロードを、力強く走ることにあります。

そのため、ホイールもどちらかといえば、耐久性に優れたものが多いです。

ロードバイクは、ホイールの交換が即スピードアップに直結するので、実感しやすいです。

真っ先にカスタマイズが推奨されるパーツであり、需要が高い分、種類が非常に多いです。
また、現在は、ほぼ「700c」ワンサイズなので、大量生産が可能ということもあります。

一方、mtbはワンサイズのロードに比べ、サイズも複数あるので、メーカーが参入しずらい背景があります。

そのため、種類が少ないですし、長く使って良さが分かるようなものなので、即効性がないです。

したがって、ハブのグレードアップを目的にホイールの交換をしても、劇的な変化が感じられず、残念な思いをするかもしれません。

あとは、ロードバイク用のホイールを使用するという手ですが、これは「エンド幅」の問題があって、一筋縄ではいきません。

また、現在のmtbの主流である27.5インチよりも、ロードバイクの700cの方がリム径が大きいので、フレームに適合できるかどうかも微妙です。(29erであれば、ほぼ同じ大きさです)

mtbのハブから聞こえる「ラチェット音」とは

前項の話から、ハブのレベルアップのためのホイール交換は、やや微妙という結論にさせていただきます。

mtbに限らず、自転車のハブには、大きな役割がいくつもあります。

まず、何と言っても、大きな特徴は、リアハブに付属している「フリーボディ」です。

多段化されている自転車には必要不可欠ですが、フリーボディの外側には、リアギアの歯車であるスプロケットが装着されています。

また、フリーボディの中には「ラチェット機構」という、一部を除く、多くの自転車に必須の機能があります。

これは、ペダルを正方向に回したときにしか、車輪に力が加わらないようにする機能です。

ペダルを逆回転させたときに自転車がバックしないのも、下り坂や押し歩きで漕いでいないときは、ペダルが回らないようになっているのも、この機構のおかげです。

ただ、車輪を空転させたときに出る「ラチェット音」が、人によっては不快感があるものです。

これは、構造上のことなので故障ではないのですが、ハブによって大きな音のものもあれば、静音に近いものまで様々です。

ある程度は、ハブのグリスアップなどで音を抑えることもできますが、ハブの交換の原因のひとつになっていると聞いています。

ハブはベアリングのメンテで変わる!

ラチェット音の操作も含めて、ハブの交換を考える前にメンテナンスをしてみましょう。
ハブは回転体ですから、中に軸と軸受けが内蔵されています。

これをメンテナンスすることで、結構使われるフレーズですが「ギア1枚分回転が良くなった」という、劇的な変化がもたらされることがあります。

ハブの分解手順は割愛しますが、メンテはパーツの清掃とグリスアップ(潤滑油)です。

軸受けは「べアリング」と呼ばれますが、ベアリングには種類があります。

自転車に使われているのは「ボールベアリング」といって、スチールやセラミック製の小さなボールが、いくつか並べられて、軸の受けになっています。

このボールを金属製の受けに入れて、上から樹脂や金属製のシールで覆ったものを、ハブの中に圧入するのが「シールドベアリング」です。

一方、ハブの内部にあらかじめ挿入されている、カップの淵にボールベアリングを敷き詰め、上からフタをするような感じで取り付けられるのが「カップ&コーン」です。

シールドベアリングは、シールで覆われているので、基本はノーメンテです。
そのため、メンテナンスはパーツの清掃や、周辺のグリスアップ程度で済みます。

しかし、圧入してしまうので再利用できず、何かあれば交換です。

カップ&コーンはベアリング自体をグリスアップできますし、ベアリングと軸の当たり具合を調整できるので、自分好みの回転にすることができます。

mtbは、水や泥が侵入しにくいシールドベアリングが主流と言います。

どちらが優れているかは賛否両論分かれるところですが、この部分のメンテナンスが、ハブの性能のカギであることは間違いありません。

ハブの交換は誰がやる?

mtbのハブのメンテナンスをしてみたけど、回転に納得がいかないこともあるかと思います。

そこで、いよいよ、ハブの交換を考えることになります。

先述しましたが、ハブの交換はホイールの分解を意味します。

市販されているものや、完成車に付属しているホイールは「完組みホイール」と呼ばれています。

これは、設計の段階で最適なホイールになるように、リム・スポーク・ハブが選ばれて組まれています。
レベルの差があるにせよ、トータル的に考えられているということです。

これを、ハブだけ別物に交換しようということなので、否定はできませんが、はっきりと「おすすめ」ですとは言えないです。

また、交換にはスポークを組み直す技術が要ります。

専用工具や、最後まで自力でやるなら「振れ取り台」という、ホイールのバランスを測る台も必要です。

専用の工具は安価ですが、振れ取り台は平均1万円はします。

ただ、振れ取り台を購入するのと、ショップにハブの交換とスポークの組み直しを依頼するのと、同じくらいの料金ですから考えどころですね。

手組みホイールの可能性

引き続きハブの交換の話をしますが、今後、本格的に自転車を趣味にしていくと思ったら、振れ取り台を購入しておくのも損ではありません。

ホイールは、スポークのテンションが緩んでしまう「振れ」が走っているだけで起こるので、定期的に点検が必要です。

今回はハブの交換がテーマなので、ここまでにしますが、振れについては、別記事を参照いただきたいと思います。

ハブの交換を自力でやるにしても、プロにお願いするにしても、そこまで考えるなら、もう一歩進んで手組みのホイールを作成するという選択肢もあります。

リム・スポーク・ハブを自力で選んで組むも良し、予算だけ伝えて、後はプロにお任せでも良いでしょう。

mtbの完組みホイールのレベルを考えると、オリジナルも悪くない選択だと思います。

もし、スピードアップをしたいなら、ロードバイク用のリムを使用することもできます。
mtb用のハブを使用すれば、エンド幅問題もクリアです。

費用はどちらにしても、それなりに掛かります。

ですが、プロに頼む際の工賃や、自力で行う際の工具代を入れても3~4万円で、そこそこ良いものが手に入るはずです。

今乗っているmtbに、どれだけの愛着を感じているかにもよりますが、一考してみる価値はあります。

ハブの交換の先に手組みホイールまで考えよう

今回は、mtbのハブを交換することを考えてみました。

ハブの交換=ホイールの分解ということだけは、覚えておいていただきたいです。

また、完組みホイールの選択肢が少なめのmtbでは、オリジナルのホイールを組むことも視野に入れて欲しいと思います。

 - 自転車全般