meridaのreacto4000の2017モデルはどうなのか?

merida(メリダ)は、自転車大国台湾においてジャイアントに次ぐ、第2の自転車メーカーです。

2017年から、日本のトップロードレーサーである新城幸也選手のメインバイクに採用された「readto(リアクト)」を始めとし、近年はロードバイクにも、かなり力を入れています。

そこで今回は、プロが使うreactoの中でも、エントリーグレードに近い【reacto4000】をご紹介していきます。

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merida(メリダ)はロードバイクでも評価を上げている

merida(以下メリダ)は、他のブランドの自転車を請負いで生産する、いわゆる「OEM」でのし上がってきました。

現在でも、共同経営の形を取っている「スペシャライズド」には設計から携わっています。

以前は、メリダの日本代理店だったブリヂストンのスポーツ自転車ブランド「アンカー」のフレームも、一部を除くとメリダ製造です。

また、ドイツの「センチュリオン」とは合併会社を持っていた経緯もあり、今でも設計はドイツ、製造は台湾という状態が続いています。

センチュリオンの参画を機に、自社ブランドの評価も急上昇しますが、2013年からはロードレースの世界にも参入するようになります。

それまでは、どちらかと言えばMTBのイメージが強かったメリダですが、ロードレースでも実績を重ね、2017年にはUCIワールドツアーチームの「バーレーン・メリダ」で、ツール・ド・フランスにも参戦しています。

そこで所属する日本の新城選手が駆ったバイクが「reacto」だったこともあり、今後人気が上がってくることが予想されています。

中でも【reacto4000】は、レース機材と同じフレームとまではいきませんが、エントリーグレードとしては非常に高性能です。

merida reacto4000 2017モデルのフレーム

meridaのreactoシリーズは、近年の流行ともなっているエアロロードです。

その空力性能の高さで、レース機材として開発されているわけですが、とにかく空気抵抗を減らす技術が、随所に盛り込まれています。

前三角に比べて、小さめの後ろ三角にすることで、空気の渦をスムーズに後ろに流すジオメトリになっています。

カムテール形状(翼の断面の後ろ端を切り落としたような形)になっているトップチューブとシートチューブは、空力性能を維持しながら軽量になり、横風にあおられにくい性質も持ち合わせています。

理屈を言えばキリがないのですが、単純に見た目がかっこいいから選ぶという人の気持ちも、大いに分かります。

あのTTバイク並みの太いシートポストや、ヘッドチューブには、憧れる人が多いはずです。

reacto4000は2017年モデルより、今まで若干の懸念材料であったブレーキもシマノ製になり、しかも確かな制動力が得られる、ダイレクトマウントになっているのも嬉しいところです。

merida reacto4000 2017モデルのスペック

merida reacto4000 2017モデルですが、メインコンポにシマノ・105を搭載しているところは従来通りですが、上記のようにダイレクトマウントのブレーキも105グレードになりました。

ブレーキがシマノ製である安心感は、何にも代えがたいものがありますから、この改善は大いに評価できますね。

その他のスペックに大きな変更はありませんが、クランクセットが気に入らないという声が多いです。

FSAの「Gossamer(ゴッサマー)」が装備されていますが、正直あまり評判の良いクランクではなく、ネットで検索するとシマノ製に交換しているインプレが山ほどあります。

日本でクランク単体で販売されているゴッサマーは、価格だけなら105グレードのものより高価ですが、それと同じものが搭載されているかどうかは分かりません。

reactoシリーズのフレームは、レース車と同じ「CF4」と下位グレードの「CR2」があります。

そしてCR4使用車のクランクはシマノ製、CR2使用車がFSA製のクランクと、棲み分けされているのです。

BBの規格は全て同じですので、フレーム形状の問題ではなく、そうなると理由は、コストダウンと考えざる得ないことになります。

個人的には、特にゴッサマーが大きく劣るとは思いませんが、唯一、カスタムの余地を残す箇所と言われています。

merida reacto4000 2017モデルのインプレ

実際に、merida reacto4000 2017モデルに乗っているユーザーさんの声をまとめてみましょう。

ロードレースの機材ですから、平地の巡航性が高いのは言うまでもありません。
35mmのセミディープリムなので、高速域でのスピードの維持に優れています。

ただ、そのぶん、少し「硬さ」を強調しているインプレが目立つのも特徴です。

さすがにエアロフレームはカーボンと言っても、多少重量はかさみますし、セミディープホイールでの漕ぎ出しの重さは、硬さという表現になってしまうのは否めません。

エアロフレームでは気になる坂の上りについてですが、ダンシングのときの重さや、ペダルからの跳ねかえりの強さを指摘する声もありました。

オールラウンドタイプではないので、こうした点が欠点とは言えませんが、やはり脚力の強さや正確なペダリングなど、乗り手に依存する部分が大きいロードバイクなのかもしれません。

merida reacto400はシリーズ唯一のアルミフレーム車

ここまで、merida reacto4000 2017モデルを確認してきましたが、reactoシリーズには、唯一のアルミフレームモデルである【reacto400】があります。

フォルムはカーボンフレームのモデルとほぼ変わらず、素材の光沢が分からない写真では、これがアルミフレームだとは見分けられないほどに、忠実に表現されています。

reacto4000と素材以外の違いは、リムハイトが5mm低いくらいで、他に目立ったコストダウンは見られません。

アルミですから当然、カーボンよりも硬めの乗り心地になりますが、フロントフォークやシートポストにカーボンを採用しているので、衝撃対策は施してあります。

しかし、カーボンじゃなくアルミの剛性感が好きなんだという人や、reacto4000より9万円ほど安いので、もっと気軽にレース仕様のreactoを体感したいという人に、おすすめの1台です。

もうひとつのレース用ロードバイク・merida scultura(スクルトゥーラ)

2017年現在、プロチーム「バーレーン・メリダ」が使用するmeridaのロードバイクには、reactoの他にオールラウンダータイプの【scultura(スクルトゥーラ)】があります。

レースに提供されているモデルはセミエアロなフレームですが、市販車レベルではダウンチューブ以外を細身のチューブでバランスを取り、ノーマルリムを採用したものもラインナップされています。

reacto4000と同グレードは、コンポに105を搭載しているscultura4000になります。

ノーマルリムに普通のキャリパーブレーキに、フロントはコンパクトクランクを採用していますので、なるほどオールラウンドに対応しているなという感じです。

reacto4000が性能を発揮させるのに、個人の脚力やスキルによるところが大きいのに対して、scultura4000は脚力やスキルが足りなくても、性能が発揮されやすい「優しさ」を持っています。

そのため、脚力にあまり自信がないという人や最初のカーボンフレーム車という場合は、スクルトゥーラがおすすめになります。

また、5万円安価というのも大きなポイントです。

これからレースに参戦するならreacto4000!

今回は、メリダのロードバイクをreacto4000を中心に見てきました。

カーボンエアロフレームとしては、さすがのコスパの高さでした。

乗り手を選ぶ可能性は高いですが、レース参戦を目指して最初の1台とするには、ベストな選択でしょう。

カスタマイズの余地も残していますので、パーツをグレードアップさせていく楽しみも味わえます。