ロードバイク界のレースクイーン!ポディウムガールって?

レースクイーンは、セクシーな衣装と堂々としたポージングでたくさんの人々を魅了する職業です。

レースクイーンと言えば、車やバイクが頭に浮かびますが、ロードバイクのレースに登場することもあるのをご存知ですか?

また、海外のレースを見ると、「ポディウムガール」と呼ばれる堂々たる美女たちもいます。

今回は、レースに華を添える美女たちに注目してみました。

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車やバイクのレースを盛り上げる!レースクイーンの始まり

レースクイーンというのは、車やバイクなどのモータースポーツの各チームのスポンサーのコンパニオンや、チームに雇われたキャンペーンガールのことで、日本独自の文化です。

その始まりについてご存知でしょうか?
こんな逸話があります。

鈴鹿サーキットでチームの美人女性が、照り付ける日差しを和らげるためにライダーに傘を差しかけたところ、その女性にたくさんのファンが付き、写真を撮られるようになりました。

そこで、彼女の衣装にメーカーのロゴを入れ宣伝効果を狙ったのが、レースクイーンが誕生するきっかけと言われています。

きわどい衣装に注目されがちですが、女性の優しい気遣いが注目されたのが始まりだったのかもしれません。

ちなみに海外のサーキットでは、宣伝のためにセクシーモデルが活躍することがありますが、シーズンを通して契約した女性が宣伝活動を行うことはありません。

韓国のレースクイーンはお人形のように可愛らしく、たくさんのファンがいるようですが、日本より後にレースクイーンシステムが生まれたので、日本を参考にしているのだという話も聞かれます。

ロードバイクのレースで登場!ポディウムガールとは

海外の自転車のプロロードバイクレースなどでは、ポディウムガールという美女たちが目を引きます。

ポディウムガールとは、勝利を掴み取り、表彰台に立った選手に花束や祝福のキスをする女性たちのことです。

表彰台で選手の左右に女性が立ち、両頬にキスをする光景を目にしたことがあるのではないでしょうか。

最近解散した、日本が誇るアイドルグループの番組でも、勝利したメンバーの頬にゲストがキスをしていましたね。

女性を愛する国、イタリアではとくに、こうした女性たちの存在は大切に扱われています。
「ジロ・デ・イタリア」の様子を見れば、きっと頷いていただけると思います。

このレースでは、毎年100人以上の、輝くような美貌を誇る美女たちが会場を盛り上げ、「madrina del Giro(ジロの母、女神)」と呼ばれる女性が選ばれます。

選考基準はレースクイーンと同じく美しいことですが、性格も重要で、「優しく面白みがあって社交的な女性」であることとされています。

レースの勝敗と、美人コンテストが同等に扱われてもクレームがないのは、性に対して開放的なイタリアならでは、と言えるでしょうか。

ポディウムガール・レースクイーンの存在を疑問視する声も

そんなポディウムガールですが、廃止を求める声も高まっています。
日本でも、バイクなどのレースクイーンの存在意義に疑問を持つ人は多いですよね。

女性蔑視につながるとして、多くの団体から苦情が集まったり、若い女性が拒食症になるきっかけになってしまうという意見もあります。

こうした状況を考えて、2016年にポディウムガールを廃止したのは「ツアー・ダウンアンダー」というオーストラリアのレースです。

今後は、ポディウムガールの代わりに、プロサイクリストを目指している子どもたちが表彰台にあがる選手を祝福するといったスタイルになるようです。

また、2016年に行われた「ヘント〜ウェベルヘム」女子レースでは「ポディウムミスター」が現れました。

女子プロ選手をポディウムガールが祝福するのはおかしい、という意見が増え、若いイケメンに勝利のキスをプレゼントさせたのですが、これも賛否両論ありました。

イケメンとはいえ見知らぬ男性にキスされることを喜べる女性は少ないでしょうし、そもそもバイセクシャルだった場合はどうするのかという疑問が芽生えます。

こうしたことを追い風に、他のレースでもポディウムガールの姿が消えていくかもしれません。

レースクイーンやポディウムガールのお仕事

一般的に、レースクイーンやポディウムガールは若くてスリムで美しい女性で、その外見にばかり注目されがちです。

美貌の維持には努力も必要ですが、基本は神様からの授かりものですから、嫉妬の対象になるのも仕方ありません。

ですが、彼女たちの仕事はただ愛想を振りまけばいいわけではなく、過酷な仕事です。

レースクイーンはドライバーやファンのために、炎天下の中でも肌をさらして、ヒールの高い靴で動き回らなくてはいけません。

休憩時間はほぼなく、食事がゆっくりとれないレースもあります。
その忙しさに慣れないうちは、トイレに行くタイミングも分からず、お化粧直しの時間もとれないほどです。

気を抜いたところを写真に撮られてSNSにアップされたり、いやらしい写真として雑誌に掲載されたり、ネットで叩かれたり、精神的にもタフでないとやっていけません。

また、ポディウムガールは来賓のもてなしも務めますので、誰に聞かれても答えられるよう、レースの詳細な情報について把握していなくてはいけません。

知性と、車やバイクに対する熱い情熱が求められる仕事なのです。

日本のロードバイクのチームにもレースクイーンが

日本ではアイドルブームがあり、人数の多いアイドルグループが人気を集め、ローカルアイドルや地下アイドルも一時爆発的に増えましたよね。

そんな中で、日本サイクルロードレース界にもレースクイーンが誕生していました。

プロチームの専属レースクイーンとして初めて登場したのは、宇都宮ブリッツェンというチームの「ブリッツェンフェアリー」です。

宇都宮は餃子だけではなく、妖精もアピールしているので、このネーミングが付きました。

彼女たちは、県内のメディアを中心に地域に根ざして活動し、レース会場では明るい笑顔と根性で人気を集め、活躍しています。

2015年には「ブリッツェンフェアリー自転車競技部」というユニットも結成され、可愛らしいサイクルジャージに身を包みサイクルイベントで走るようになりました。

彼女たちは硬派な選手が多いロードバイクレース界でたくましく活動を続けています。

海外のロードバイクレースの楽しい宣伝カー

余談になりますが、ロードバイクの世界的に有名な大会である「ツール・ド・フランス」で、とても面白い宣伝活動をしていたのでご紹介します。

それは、キャラバン隊です。

こうした大規模な大会では、スポンサー企業がレースが始まる前に、決められたコースで各社の宣伝カー(キャラバン)を走らせるのです。

スポンサーに名を連ねるお菓子の会社が、子供たちに試供品を投げ与えたり、洗剤の会社でなぜか美女がサンバのようなダンスを踊っていたり、さまざまなPRをして観客を楽しませています。

また、宣伝カー自体にも気合が入っていて、カラフルで派手な模様や文字が塗装されています。
まるで遊園地にある建物のような夢がいっぱいのキャラバンがたくさんあるのです。

日本のロードレースでも、ここまで楽しく宣伝カーが練り歩くイベントがあったら、子供たちに人気が出るのは間違いありません。

さすがにここまでの予算をかけるのは現実的ではないかもしれませんが、レースクイーンなどの美女に頼らなくても、見ごたえのある宣伝活動の一例としてご紹介しました。

レースの世界を彩る、美しさを武器にする女性たち

少女漫画でも、男性が添え物として描かれることはありますが、多くの少年漫画では、セクシーさを振りまく可愛いヒロインは欠かせません。

ですが、男性へのご褒美として美女が用意されるというふうに考え、レースクイーンやポディウムガール達を冷ややかな目で見る人もいます。

しかし、彼女たちの声を聴くと、華やかさとは裏腹に過酷な仕事であることが分かります。

「レースクイーン」や「ポディウムガール」とひとくくりにして差別するのは、考えものですね。