ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ

ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ│わくわく自転車情報館

軽量フレーム!スカンジウムロードバイクの魅力を探ろう!

2017.9.28

自転車のフレームに使われるのは、アルミ・カーボン・スチールの3種類ですが、それぞれに特徴を持ち、使われるフレームによって、自転車の走りが変わってきます。

今、注目を集めているのが「スカンジウムフレーム」です。

スカンジウムフレームは、アルミにスカンジウムを混ぜた素材で、軽量を特徴としています。

人気自転車「ビアンキ」にも、スカンジウムフレームは採用されています。

ここでは、スカンジウムロードバイクの魅力について探っていきます。

スポンサーリンク

こんな記事もよく読まれています

憧れのデローザのプロトス!2017年モデルのインプレ

デローザのプロトスは、デローザの中でも頼れるレーシングバイクです。 2017年にはモデルチ...

やっぱりトレックが好き!マーリン7は高評価って本当?

トレック一流メーカーであり、ロードバイク、マウンテンバイク、など様々なスポーツ自転車を世に送り出して...

コルナゴのロードバイクはサイズが豊富!こだわりを知りたい

イタリアの老舗自転車メーカー・コルナゴは、こだわりの強い製品作りが特徴で、今でもカーボンラグの製...

エアロロードなのに安い!おすすめロードバイクの性能に迫る

エアロロードというと、重い、高い、といったイメージを持っている方もまだ多いのではないでしょうか。 ...

ツールドフランスの自転車の価格は一体いくらなの?

ロードバイクのレースと言ったら、ツールドフランスは外すことが出来ません。 メーカーもこのレース...

マビック製アクシウムは安くて特殊?グリスアップは必要か

フランスの自転車部品メーカー「マビック」。 ツール・ド・フランス等を含めた自転車ロードレース等...

アルテグラのブレーキに交換しよう!その効果とは!?

自転車のブレーキを、アルテグラに交換してみませんか!? ブレーキは、命にも関わる大切なパーツで...

【厳選】ロードバイク用サドルのおすすめランキングトップ10

ロードバイクに乗る上で、一番乗り心地を左右するアイテムがサドル。 ロードバイクを買ってみたけど...

ロードバイクのタイヤにチェレステカラーを選択するのは?

ロードバイクのタイヤの色は、言うまでも無いかもしれませんが圧倒的に「黒」が多いです。 黒には黒...

ロードバイクのパーツの中でタイヤは安い!さらに高性能!

ロードバイクのパーツは、高価なものが多いです。 ホイールを始め、コンポやハンドル、サドルなどは...

ビアンキのロードバイクでクロモリフレームはどうなのか?

イタリアのスポーツバイクメーカーは、伝統的にクロモリなどのスチールフレームに強いところがあります。 ...

ロードバイクのタイヤ交換は誰が行うのか?料金はどうなの?

ロードバイクに乗っていると、定期的にタイヤ交換の必要性に迫られることになります。 数値的な目安...

ロードバイクのメーカーロゴから見る!メーカーの歴史と信念

ロードバイクを選ぶ際に、メーカーのロゴのデザインも気になることと思います。 メーカーロゴは...

メリダのスクルトゥーラDISC 200~ディスクロードという選択

メリダのロードバイクの中でも、中心的な存在なのがオールラウンドのレースモデル「スクルトゥーラ」で...

ロードバイクのグローブを扱うメーカーを知り重要性も再確認

ロードバイクに乗る際にグローブを着ける人もいますが、そこまでしないという人も多いかと思います。 ...

スポンサーリンク

スカンジウムロードバイクってどういう自転車なの?

スカンジウムとは、アルミ合金の添加剤として加えられることが多いのですが、それによって軽くなるという性質があります。

また、より硬いチューブを造ることができ、剛性感を損なわずに、軽量フレームを維持できます。

フレームの性能を考えた時、振動吸収性や快適性を求めるのであれば、やはりカーボンであるというのが定説で、その証拠として、プロが使用するのはほとんどがカーボンなのです。

それなのに、昨今、様々なメーカーがスカンジウムを採用するようになったのは、何故なのでしょうか?

カーボンは軽く、快適な走りができる最高素材と言われていますが、その分、価格が高くなります。

一方で、アルミ素材は、安価ではあるけれど、振動吸収性が良くないと言われています。
その中間素材として、アルミにスカンジウムを混ぜることでできあがったのが、スカンジウムフレームです。

適度なしなりがあり、その反面、軽量になるという良いとこどりで話題となり、少しずつライダーの注目を集めるようになったのが、スカンジウムロードバイクなのです。

スカンジウムはメジャーなバイクではないため、話題性や希少性で、各メーカーが少しずつ出しているような状況です。

スカンジウムロードバイクの価格は高い?

ロードバイクにとって、使用されているフレームは大きな選択ポイントのひとつになりますが、そのフレームでバイクの価格は大きく変わってきます。

カーボン素材はかなり高額で、アルミは安いと言われますが、自転車メーカーによってもその価格帯は様々です。

ビアンキの「FENICE PRO」という自転車は、アルミスカンジウム合金のフレームとなっていますが、約30万です。

アルミ素材とすれば、かなり高いと考えられがちですが、スカンジウムが入っていることで、その評価が変わるのです。

スカンジウムは、軽く、硬い素材として、ロシアの戦闘機にも使われたことがある優れた素材です。

ロードバイクの素材としては、非常に優秀な素材として認められており、その分、価格評価も高くなってしまいます。

ビアンキがこの素材を取り入れたことで、少々高いロードバイクとして販売されているのです。

また、イタリアブランドのデローザも、2015年にスカンジウムフレームを採用した「SCANDIUM」というロードバイクを発売しています。

こちらも、フレーム価格だけでも46万と、高額なバイクとなっています。

しかし、スカンジウムの特性を活かし、強度と他易疲労性がかなり向上しており、反応性が高く、軽量かつ高剛性のフレームと評価されています。

ペダリングでは、気持ち良いレベルの刺激を感じながら、アルミらしい響きのある軽さと力強さで加速するロードバイクです。

スカンジウムが少々高額になってしまうのは、化学反応性が高く、研究開発が難しい素材だからと言われています。

スカンジウムロードバイクの寿命

ロードバイクを乗り続けていると、様々なトラブルに遭遇することがあります。

そのトラブルは、各パーツの消耗から起きることもあり、常にメンテナンスをすることが大切になってきます。

さらにこのスカンジウムフレームのロードバイクは、「寿命が短いのではないか?」とも疑問視されています。

アルミフレームは、寿命が短いと言うことはよく言われます。
これはフレーム剛性が低下してきて、加速力や登坂力が落ちることを意味しています。

アルミは、徐々にへたってくると言うよりは、限界を超えると、いきなり折れることがあるとも言われています。

しかし、実際には急に真っ二つに折れるわけではなく、塗装が浮いてきたリ、ひび割れなどの症状が現れてくる場合が多いです。

普段からフレームを注意して見ておくこと、磨く癖をつけておくと、事前にこの症状を察知することができるでしょう。

一方で、カーボンフレームは、固く衝撃吸収性は良いという特性を持っていますが、衝突などの打撃による一点集中の衝撃には弱いです。

素材自体は強く錆びることがないため、寿命としては比較的長いです。

少し話が逸れていきましたが、スカンジウムの寿命がどのなのかについてに戻ります。

スカンジウムは、アルミに混ぜて造られた素材なので、この中間の強度を持っていると考えられています。
カーボンよりは寿命が短いけれど、アルミのみのフレームよりは強いということになります。

スカンジウムを少し混ぜるだけで、アルミの耐久性が劇的に高くなるというのは、大きな特徴と言えるでしょう。

スカンジウムフレームを活かしたロードバイクの特徴とは?

アルミ合金にスカンジウムを合わせたスカンジウムフレームを採用することで、ロードバイクの性能はかなりグレードアップすると評価されています。

チューブは、薄くできるため、軽量が実現でき、路面からの衝撃も減少します。
スカンジウム自体は、金や炭素と似た元素で、安定した結晶構造を持つ、銀白色の金属です。

スカンジウムフレームは、高い体力強度と、スチールのような柔軟性を持ったフレームとして話題になっていますが、それは、アルミ合金に少量のスカンジウムを添加しているためです。

よくカーボンフレームと比較されるスカンジウムフレームですが、どちらのフレームも強度や剛性が高く、その分軽くすることが可能な点は、大きな特徴でしょう。

また、軽いだけでなく、衝撃吸収性に優れており、ロードバイクのフレーム素材としてとても優れている反面、大変高価となってしまいます。

金額的な理由から、カーボンよりもスカンジウムを選ぶ人が多いのですが、実際にレースで走るプロの選手でなければ、スカンジウムでも十分と言えるでしょう。

さらに、耐久性がアルミフレームよりも高くなっているので、それなりの金額も納得できますね。

スカンジウムフレームで有名な各メーカーのロードバイク

ここでは、スカンジウムフレームを取り入れたメーカーのロードバイクをいくつかご紹介していきましょう。

まずは、ビアンキの「フェニーチェプロ105」というモデルですが、軽量を重視し、さらに、機敏さを追求したロードバイクと言えます。

パフォーマンスを追求した設計となっていますが、レースだけでなく、広い範囲で使用できる自転車として、様々なシーンでの走行が可能です。

また、シマノ105をメインのスペックとして採用しており、高い耐久性とトラブルの少ない自転車です。

クランクには、22SPEEDを使用しているので、重量感のあるギア比で、ロードレーサーとしての走りも楽しめます。

次に、イタリアブランド、デローザの「SCANDIUM」です。

700系の上級アルミ合金に、スカンジウムを添加したフレームは、何とも美しいスタイルに仕上がっています。

スカンジウムの特性で、強度と耐久性を実現しており、反応性が高く、高剛性のフレームは、スチールやチタンとはまた違った魅力を兼ね備えています。

価格は、高級カーボンフレームが購入できるくらいですが、サイズオーダーができることで、マニアのライダーにとっては魅力的な自転車ですね。

ドイツのスポーツ自転車ブランド、コラテックからは「CORONES SL」というモデルのスカンジウムロードバイクが販売されています。

軽量のトリプルバテッドのチューブを使用しており、トップチューブとダウンチューブは共に半円形の形状です。

これによって、高い剛性を保っているとされています。
コラテック独自のチェーンステーを採用することで、振動吸収性、路面追従性を向上させています。

シマノアルテグラ105ティアグラの各種完成車とフレームセットで販売されているので、初心者でも安心して乗れる自転車と言えそうです。

スカンジウムロードバイクの人気の秘密

様々なロードバイクが存在する中、昨今スカンジウムロードバイクが注目を浴びているのは、年々、各自転車メーカーが新しいモデルを販売していることに秘密がありそうです。

一般的なロードバイクのフレームは、アルミが使用されることが多いので、一番身近な素材です。

軽いことに加え、加工がしやすいので、コストが安価とされる素材で、初心者や一般ロードレーサーには気軽に手が出しやすい素材ですね。

しかし、基本的にはしなりが弱い素材で、スチールやカーボンと比較すると、快適に乗れるとは言いづらいものがあります。

さらに、スチールに比べて、金属疲労が起こりやすく、寿命が短いと指摘されています。
その短所を改善するべく、アルミに混ぜるようになったのが、スカンジウムなのです。

スカンジウムの特性である柔軟性を加え、アルミの軽量をそのまま活かしたのが、スカンジウムロードバイクで、各有名メーカーが、こぞって新モデルを開発販売するようになりました。

カーボンのロードバイクを購入するよりは、かなり安価で手に入れることができ、走りそのものは「カーボンに近い」というスカンジウムのロードバイクは、一気に広まり、注目を集めるようになったのです。

スカンジウムフレームに、各メーカーがヘッドチューブやシートチューブをうまく調整して組み込むことで、独自のロードバイクの特徴を作り上げています。

素材の持つ個性を発揮し、その自転車ごとの魅力を引き出しているのです。
今後も様々なスカンジウムロードバイクに期待ができそうですね。

スカンジウム素材を活かしたロードバイクを楽しもう!

ロードバイクも何年か乗っていると、様々な自転車を試してみたくなるものです。

最初に購入したアルミの自転車の性能が落ちてきたら、2台目には、スカンジウムの自転車を考えてみませんか?

カーボン自転車の柔軟性を同じように感じられるスカンジウムは、一度は試してみる価値が十分にあるでしょう。

アルミの持つ軽さと、カーボンの持つ柔軟性を兼ね揃えたスカンジウムフレームのロードバイクで、ぜひ快適な走行を楽しみましょう。

 - ロードバイク