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マビック製アクシウムは安くて特殊?グリスアップは必要か

2017.9.15

フランスの自転車部品メーカー「マビック」。

ツール・ド・フランス等を含めた自転車ロードレース等において、ニュートラルカーの提供を行なっている事で有名ですが、マビックのホイール「アクシウム」をご存知でしょうか?

今回はマビックのホイール、アクシウムを中心に、グリスアップについてご説明していきます。

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マビックってどんなメーカー?

ホイールやグリスアップのご説明の前に、マビックについて簡単にお話ししていきます。

マビックは、1889年にフランスのリヨンで創業された自転車部品メーカーです。

1934年にジュラルミン製の軽量化されたリムを製作し、同年ツール・ド・フランスにてアントン・マニューがマビックのリムを使用し優勝しています。

1979年にはコンポーネントの制作を開始、1993年には、変速機の「ザップ・マビック・システム」を開発し、話題を呼びました。

ですが、ハンドル部の操作ミスが相次ぎ、後部ディレイラーが転倒した際に壊れてしまうという点からプロ選手から不評が上がり、売上げが伸び悩む時期もありました。

また、1999年には人間工学を取り入れたデザインのブレーキレバーや、無線電動式変速機、サイクルコンピューターをセットにした総合コンポーネント「メカトロニック」を発表しました。

しかし、この時もシステムにトラブルが起きてしまい、トライアスロン用の自転車には不向きだとされ、浸透するには至らず、現在は一部の製品のみを扱っています。

このようなトラブルはあったものの、現在マビック完組みのホイールやリムは、アマチュアのみならずプロレーサーからも高評価を得ています。

特に有名な製品として、完組ホイールの「キシリウム」シリーズや、ロードバイク用のリム「オープンプロ」、「アクシウム」等があります。

マビック社製アクシウム

ホイールやリムに定評のあるマビックですが、今回話題に上げている「アクシウム」もまたマビック社製のホイールになります。

アクシウムは、マビックのエントリーグレードの中で最も値段が安いホイールになります。
これは、レースなどに使われると言うよりは、街乗りに使うという方にオススメのホイールです。

アクシウムには「アクシウムワン」や「エリート」等の派生がありますが、性能面に大きな差はありません。

漕ぎ出しこそ少し重いですが、スピードを出しやすく日常生活に使うには申し分ない性能となっています。

また、値段もアクシウムワンは34000円、アクシウムエリートは39000円となっており、シマノの同じ価格帯のものと比べても2000円〜4000円程安いです。

普段レース等に出ない方や街乗りのみに使う方には最適なホイールとなります。

また、マビック社製のホイールはシールドベアリングを採用しており、グリスアップ不要となっているのが大きな特徴です。

マビックのハブは他社とは違う?

アクシウムのご紹介をしていきましたが、マビック社の製品は特殊とも言われています。
なかでもハブは、他社と大きく違い、その性能やメンテナンス時においても特殊と言えるでしょう。

まずはハブの空転です。

マビックのハブは空転させるとクランクと共に猛スピードで回転します。

しかし、「回転が軽くても、空転の状態では無意味」とマビックは主張しており、どのような応力が発揮されるのかはその状況によって変わってくる事からマビックの主張は理解できます。

確かに、自転車乗りの間では、マビックのハブはママチャリよりも使えないと言う噂もあり、一概に空転だけでは見極められないという事になります。

しかし、マビックのハブにもメリットがあります。
それというのが、ハブのグリスアップです。

マビックはシールドベアリング!グリスアップは必要ない?

マビックはグリスアップが簡単と言う事を耳にしますが、それは違います。

もっと細かく言うと、前述したようにグリスアップは必要ありません。

というのも、マビックはシールドベアリングを採用しており、カップ&コーンのように解体する必要がないのです。

シールドベアリングは基本的に使い捨てとなり、メンテナンスができない構造となっています。

しかし、使い捨てとは言っても、頻繁に交換するものでもありません。

自転車は乗っていれば当然、ホイールの回転が悪くなります。
なので、カップ&コーンのようなグリスアップではなく、専用の「ミネラルオイル」という物を使います。

シールドベアリングは、ベアリング内部に砂埃や水が入らないように蓋がしてあります。
(名前のシールもそこから来ています。)

このシールはゴムでできていて、メンテナンスを行わないとゴムに摩擦が生じ、回転が悪くなります。
そのため、ゴムの部分にミネラルオイルを塗布して回転を良くするという事が必要になります。

カップ&コーン式との違いはグリスではなく、専用のミネラルオイルを使わなくてはいけない事と、カップ&コーンのように細かく分解できないという点です。

以上の事によって、マビックのグリスアップは簡単という事になります。

また、今回話題に上げたアクシウムのみならず、マビックは全てシールドベアリングを採用しています。

マビック製アクシウムのグリスアップ方法

では、簡単にマビック製アクシウムのグリスアップ手順をご紹介していきます。

作業するにあたっては、自己責任になりますのでご注意ください。

はじめに必要な工具ですが、マビックホイールをご購入の際に付属されている工具に加え、六角レンチが必要になります。

では、作業手順です。

まず、六角レンチと専用工具でフリーハブのロックナットを時計回りと反時計回りにそれぞれ回しながら外していきましょう。

外し終えたらフリーハブを取り外します。

その際に、ラチェットの爪の部分が飛んで行ってしまわないように注意しながら行いましょう。
次に、フリーハブを外すと軸が見えて来ますので、フリーハブの内部に純正のオイルを入れていきましょう。

この際に、オイルを入れすぎないようにしてください。
ミネラルオイルは抵抗を減らすために注入するのですが、入れすぎると抵抗が増えてしまいます。

また、ラチェットの爪にも少し垂らしましょう。

次に、爪が引っかからないように気をつけながら軸にセットしていきます。
フリーハブボディを爪の向きに合わせながら回し入れましょう。

あとは先ほどと逆手順で戻していきましょう。
以上になります。

作業自体は他社製と比べると、とても簡単だと思います。

ちなみに、メンテナンスの頻度は1000キロ毎で、多くても2000キロに一度と言われていますが、作業に慣れてしまえばそれほど大変な作業にはならないと思います。

作業が不安な方は、無理をせずショップの方にお願いする事をおすすめします。

マビックアクシウムグリスアップには専用のミネラルオイル

最後に、アクシウム等のマビックホイールのグリスアップに使用するオイルのご紹介をしていきます。

商品名は「マビックホイールフリーボディオイル」です。

50ml入っていて、価格は2000円程度で購入することができます。

グリス等に比べると比較的高めだと感じるかもしれませんが、ショップへ持ち込みメンテナンスをしてもらうと、1回1500円程度かかるので、これを1本購入し、ご自身でメンテナンスを行えばだいぶ節約できるでしょう。

マビックホイールフリーボディオイルの粘度は、サラダオイルのようにサラサラしているのが特徴的で、先の尖った容器に入っているため細部まで注入できるので便利です。

やはり、マビック純正ということもあり、メンテナンスには欠かせないアイテムになります。

このオイルを使う事により、ラチェット音が軽減したり、踏み出しの回転が滑らかになる等マビックホイールを愛用されている方には必需品かつ好評になっています。

マビックはグリスアップではなくオイルアップ!

今回はマビックホイールとメンテナンス方法についてご説明しました。

マビック社製の製品は他にも個性の強いパーツがたくさんありますので、興味のある方はマビックについて調べてみると面白い発見があるかもしれません。

また、マビックだけではなくメンテナンスは自転車を長く乗るために必要不可欠です。

正しい方法でメンテナンスを行い、快適に自転車に乗りましょう。

 - ホイール, ロードバイク, 自転車のパーツ