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シマノ製のハブはカップ&コーン!ベアリングの種類について

2017.9.4

普段お使いのロードバイクのハブベアリングは、どのメーカーの物をお使いでしょうか。

始めたばかりの方や、これからロードバイクの購入を考えている方は、ハブベアリングに注目してみるのも良いでしょう。

ここでは、マビックなどの「シールドベアリング式」や、シマノなどに採用されている「カップ&コーン式」のハブベアリングについてご紹介していきます。 

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そもそもベアリングとは?

ロードバイクには様々なパーツがありますが、なかでもハブベアリングは乗り心地に大きく影響する部分でもあります。

では、ベアリングとはどういった役割をもっているのでしょうか。

ベアリングを大きく2つに分けますと「転がり軸受」と「滑り軸受」に分けられます。

基本的に、転がり軸受は低速回転のものに使われ(自転車など)、滑り軸受は高速回転のもの(自動車のエンジンなど)に使われています。

この2つのうち、「転がり軸受」という構造のベアリングが、ロードバイクのホイールの中心部分に使われています。

簡単にご説明しますと、軸の上に直接ホイールを乗せて回転させた場合、摩擦が大きく回転しにくい状態となってしまいます。

そこで、軸の周りをボールで囲み、その上をホイールが回転することによって低摩擦でタイヤがスムーズに回転する仕組みとなっています。

自転車などの低回転のものには、軸の動きを、ボールが接する「点』で捉えることによって、滑らかにタイヤを回転させることができるということになります。

また、転がり軸受はボールベアリングとも呼ばれていて、一般的にはこちらの呼び方を使っている方が多いです。

ここからは、ロードバイクのベアリングで主流となる2つ、「シールドベアリング式」と、シマノなどで採用されている「カップ&コーン式」の特徴とその違いについてご紹介していきます。

メンテナンスがいらない!?「シールドベアリング式」

ベアリングを大きく分けますと、「転がり軸受」と「滑り軸受」の二つに分かれることをご説明しましたが、ロードバイクに主に使用される転がり軸受にも種類があります。

その内の1つになるのが「シールドベアリング式」です。

シールドベアリング式とは、名前の中に「シール」という文字がある通り、ベアリングに砂埃などが侵入しないように蓋がしてあります。

そのため、シマノ製のハブなどに使われている「カップ&コーン式」と比べますと、防塵性に優れ、メンテナンスが不要なことが特徴になり、基本的には使い捨てとなります。

なかには、蓋を開けてグリスを注入する方もいらっしゃるようですが、始めたばかりの方やメンテナンスなどをする事に慣れていない方にはおすすめできません。

専用工具なども必要になりますし、公式にメンテナンス不要とされているものを分解するのはリスクが高いことと言えるでしょう。

ですので、もし調子が悪い時などは、一度ショップなどに持ち込み、お店の方に見てもらう方が良いです。

シマノ製のハブベアリング「カップ&コーン式」

シマノやカンパニョーロなどのハブベアリングに使用されている「カップ&コーン式」。
シールドベアリング式とどのように違うのでしょうか。

まず大きく違う点は、細かいメンテナンスが可能ということです。

シールドベアリング式のハブは基本的にメンテナンス不要でしたが、カップ&コーン式のハブはメンテナンスや細かい調整などが可能になります。

耐久性が高い、負荷に対しての応力が働く、玉押し調整などのメンテナンスが可能という点が、カップ&コーン式を使う上での利点となってくると思います。

しかし、メンテナンスが可能ということは、定期的なメンテナンスが必要になってくるという意味でもあります。

カップ&コーン式の場合、普段長距離を走らない方であれば、年に1回程度メンテナンスが必要になってくるでしょう。

また、ツーリングやレースなどによく出場される方は、グリスなどの減りが早いかと思われますので、数ヶ月に1回程度、点検も兼ねてメンテナンスを行いましょう。

その他、雨などに濡れてグリスが流れてしまったり、砂埃などがベアリング内に侵入してしまうこともありますので、こまめにグリスアップなどを行なった方が良いです。

シマノ製ハブなどのメンテナンスで耳にする、玉押し調整とは?

シマノ製などの仕様となっている、カップ&コーン式のメンテナンスで、玉押し調整という言葉をよく耳にすると思います。

では、玉押し調整とはどういったものなのでしょうか。

玉押し調整、または玉当たり調整とも言われますが、どちらも内容は同じものになります。

ベアリングの中にはボールが入っており、このボールが入っていることによってホイールがスムーズに回転する仕組みになっていますが、メンテナンスの際には、このボールの調整が必要になります。

このボールを丁度良い強さで固定することを「玉押し調整」と言います。

ハブのメンテナンスにおいて、とても重要で難易度の高いものになりますので、ご自身で行う場合は注意が必要です。

玉押し調整を定期的に行うことによって、ホイールをスムーズに回転させることや、長持ちさせることにも繋がりますので、ハブのグリスアップなどを行う際は、ホイールがスムーズに回転するか確認しながら作業するようにしましょう。

シマノハブを分解!玉押し調整の方法

シマノが採用している、カップ&コーン式ベアリングの分解から、玉押し調整までの手順を簡単にご説明していきます。

用意するものとして、グリス、パーツクリーナー、スパナ13mmと17mmをそれぞれ用意しましょう。

まず、ハブの奥側のナットに13mmスパナを固定し、手前のナットを17mmスパナで反時計回りに外していきます。

外し終えたら、シャフトを抜きましょう。

次に、ハブの中身を見てみるとボールが円状に並んでいるかと思いますが、このボールを取り出し、ボール、軸、ハブなどの汚れをパーツクリーナーで拭き取ります。

拭き取りが終わりましたら、新しいグリスを注入し、玉受けにボールを戻していきます。

最後に、玉押しと言われる部分でボールを押し込むようにナットを締めていきます。

この際に、強く締めすぎてしまうと回転が悪くなってしまいますので、ホイールの回転を見ながら行いましょう。

反対に、緩すぎるとホイールがガタついてしまいますので、丁度良いところを探しながら調整していきましょう。

また、作業前と作業後にホイールを軽く回して、何秒間回るかチェックする方法もあります。

作業前と比べて、長く回転し、ガタつきがない状態が丁度良い締まり具合ということになります。

慣れてない方や、ご自身ではメンテナンスを行わない方は、迷わずショップに持ち込み、お店の方にお願いしましょう。

シマノ?マビック?ハブベアリングの選び方

ハブベアリングについてご紹介してきましたが、結局どのメーカーを選べば良いのか迷ってしまう方もいらっしゃることでしょう。

ご自身の好みと言ってしまえばそれまでですが、初めに選ぶのであればどちらを選んでも性能的には劣っていません。

マビックなどで採用されている「シールドベアリング式」や、シマノやカンパニョーロで採用されている「カップ&コーン式」。

カップ&コーン式は、細かな調整が効くことで自分好みの乗り心地にすることが可能な事に加えて、回転性能に特化されています。

シールドベアリング式は調整こそできませんが、性能として回転性能は少し劣るものの、耐久性に特化しています。

何より、メンテナンスフリーと言ったところが魅力になります。

日頃のロードバイクの使用状況や頻度によって選ぶのも良いかもしれません。

しかし、1番重要なことは、どのベアリングがご自身にとって最適で使いやすいかということだと思います。
メンテナンスなどで交換する際には、色んなものを視野に入れて試してみるのも良いかもしれません。

パーツ選びを楽しもう!

今回はハブベアリングについてご説明しました。

ベアリングにも種類があり、それぞれ特徴があることをご理解いただけたかと思います。

実際に乗ってみると、2つのベアリングの違いにも気づいていただけるでしょう。

また、ハブベアリングの他にもロードバイクには重要なパーツがたくさんあります。

ご自身の自転車に、どのような変化が起こるのか楽しみながらパーツを選んでいきましょう。

 - SHIMANO, メーカー, 自転車全般