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シマノのstiレバーの修理は意外と大変。分解するなら慎重に

2017.6.21

シマノのstiレバーはデュアルコントロールレバーとも言います。

手を離すことなくブレーキキングしたり、変速したりできる便利なレバーなのですが、長く使っていると不調をきたすことかあります。

症状としては、レバーの重くなるなどして動きが悪くなることやレバーを引いても変速しないことです。

そうなってくると修理するしかないのですが、修理の前に確認しておくこともあります。

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シマノのstiレバーを修理の前にチェックすべきこと

シマノのstiレバーを分解修理するというのは意外と大変な作業になります。

パーツが多いですし、細かい配置もあるので、分解してから組み立てることができなくなることも十分ありえます。

そのため、安易に分解してしまうのはあまりおすすめできません。
そこで分解しないでも直せる可能性があるのか探っていきましょう。

まずは、ワイヤーのテンションをチェックしてください。

張りすぎているとレバー操作で、余計にディレイラーを動かしてしまうことになり、そうなると適切な変速ができなくなります。

反対に張りが弱いとディレイラーの動きが小さくなってしまうので、上手く変速できません。

適切なワイヤーのテンションは自然と緩んでしまうことがあるので、今一度チェックしてみてください。

また、チェーンのテンションもチェックしてください。
チェーンは走行することで自然と伸びてしまうため、それが原因で変速が上手くいかないことがあるのです。

それらをすることで、stiレバーを分解することなくてもスムーズな変速が戻ってくるかもしれないので、ワイヤーとチェーンのテンションは必ずチェックしておきましょう。

シマノのstiレバーを修理するなら最初の観察が大切

シマノのstiレバーを分解修理するというのなら、すぐに分解を始めるのではなくて、しっかり観察してからにしましょう。

最初に観察しておくことは大切なことです。

stiレバーは部品が多いので、どこにどのようなパーツが使われているのかを大雑把にでもいいので、把握しておくべきです。

分解をどんどん進めてしまうと組み立てられなくなることもあるので丁寧にいきましょう。

また、よく観察するためにもワイヤーを取り外してから、ブラケットカバーも外してしまいましょう。
ブラケットカバーは、銀色のレバーとは反対側、つまりハンドルをつける側に外していきましょう。

それからさらに確認してください。

レバーが外側になる方と内側になる方、というようにstiレバーには向きがあります。

それからレバーを動かしてみて、どのように動くのか、見えるパーツをよく確認してください。
ネジやスプリング、ワイヤーを止めるフックなど見えてくると思います。

stiレバーを一周させて全体的に眺めておきましょう。
それをしておくだけでも使っているパーツの理解が進むので、分解や組み立ての失敗が減ります。

シマノのstiレバー修理のための分解!PART1

シマノのstiレバーを修理するのに全部を分解する必要はありませんが、作業をしやすくするためにも外せるところは外していきましょう。

ハンドルに固定するためのクランプボルトは反対側から押すことで取り外せると思います。

それからstiレバーの内側にある蓋を外していきます。
ドライバーを使ってネジを2つ外してから、マイナスドライバーを用意して蓋を少しだけ外してみてください。

その蓋はセンサーとコードを格納するための蓋であり、機種によっては取り外すとコードが蓋とくっついているはずです。

コードは蓋から優しく引っ張ることで外れると思います。
コードの先端にはセンサーがついているので丁寧に扱ってください。

次にレバーとブラケットを分解しましょう。
レバーの下からアーレンキーを入れてネジを外していきます。

そうすることでレバーの軸を外せるようになるので、内側(自転車に取り付けたときに内になる側)から軸を取り外しましょう。

軸は圧入されて少し硬く入っているので、アーレンキーなどの細いものを乗せて、ハンマーなどで少しずつ衝撃を加えて取り外すと良いでしょう。

また、取り外した軸には方向があるので必ず覚えておいてください。
溝があるほうがレバーの内側になります。

シマノのstiレバー修理のための分解!PART2

stiレバーから軸を抜いた後は、スプリングに要注意です。

スプリングにも向きがあり、ここで雑に扱うとスプリングがすっぽ抜けて向きが分からなくなるので注意してください。

そして、分解ですが、軸が抜けているのでレバーとブラケットを分離することが可能です。
スプリングが飛び出さないようにゆっくりと行ってください。

また、一気に引き離すと、センサーとコードが引っかかってちぎれてしまうので、センサーの向きも整えてあげます。

ブラケットにはセンサーが通れる穴が開いているはずなので、正確に向きを合わせてセンサーを抜いていきましょう。

それでレバーとブラケットが分解できるはずです。

あとは、大きなパーツも残っていると思いますが、残りはシマノとしても分解を想定されていないパーツになります。

そのため、レバーとブラケットを分離したところで分解完了です。

分解したので、修理のためにも再度レバーとブラケットをよく観察しておきましょう。
グリスが塗られていることも見えてくるでしょう。

また、スプリングも確認しておきましょう。
外れても大丈夫と思うくらいにスプリングの向きを確認しておいてください。

stiレバーを分解したら清掃とグリスアップを行おう

シマノstiレバーの不具合の原因の一つは、グリスが硬くなってしまっていることです。
そのため、シマノstiレバーを分解できたら、グリスアップすると良いでしょう。

油汚れがあるところ、それから動くところを念入りにグリスアップしていきましょう。

そのためにもまずは、古いグリスを取り除きます。
ウエスを使って古いグリスを落としてきれいにしてください。

それからグリスアップです。
頻繁に分解しないでしょうから粘度の高いグリスを多めに使用していきましょう。

そして、軸にもグリスアップを忘れないようにしましょう。

スプリングが外れているのであれば、正しい方向に入れるのわけですが、穴にもしっかり入れるようにしてください。

スプリングを固定するための穴なので、スプリングをしっかりと穴に入れてください。

そして、組み立ての最後に軸を入れるわけですが、向きを合わせて外側から入れてください。
外側からというのは蓋がついていないほうからということです。

逆側からでは入らないので注意してください。

それが終わればレバーの調子はかなり回復するので、十分な修理になっているはずです。

戻したらレバーの調子を確認すればレバーがかなり滑らかに動くと思います。
場合によっては、新品同様の性能まで戻ることもあるでしょう。

stiレバーの修理はメーカー(シマノ)でも行ってくれる

細かいパーツが使われているstiレバーを自分で分解するのは、気が引けるという方もいると思います。
それは普通のことで、実は自転車屋さんも店舗で分解しないことがあるくらいです。

stiレバーには細かいパーツが使われていますし、破損している場合は分解しても代わりのパーツがないと直せないことから、自転車屋さんがシマノに修理を依頼することもあるくらいです。

つまり、stiレバーは自分で分解できないこともないが、自分でやるよりもシマノに頼むというのが一番だということです。

しかし、stiレバーの型が古いとシマノでも生産していないため、修理できないことがあるので注意してください。

つまり、すべてのstiレバーが修理可能というわけではないのです。
それは自転車業界ではよくある話だと思います。

コンポーネントは数年ごとに新しいモデルやマイナーチェンジを行っているので、どんどん新しいものが出てきます。

そうなると古いものが増えて、生産も切り替わって修理パーツがだんだんとなくなってくるので、修理不可となってしまいます。

メーカーに断られた場合は新しいstiレバーの購入時期が来たのだとポジティブに捉えていきましょう。

stiレバーのグレードにも注意しよう

stiレバーは良いパーツが使われています。

良いパーツは丈夫なパーツでもあり、たいていの場合は部品の破損というよりはグリスが固着してしまって機能が落ちていることが多いです。

そのため分解洗浄、つまりオーバーホールすることでstiレバーの機能を回復させることができるでしょう。

しかし、価格というのも大切な話になります。

stiレバーによっては修理するよりも新品を購入したほうが安かったということもあるくらいです。

下位グレードであるクラリスの場合は、新品でも1万円弱となるので、修理するのではなく新品の購入も考えてみると良いかもしれません。

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