数ある自転車メーカーの中でも、台湾メーカーのメリダには勢いを感じます。
メリダでは特に、ロードバイクのスクルトゥーラシリーズに人気があります。
今回は、シリーズの中でも人気のある5つのモデルをご紹介します。
この記事を読んでいただければ、メリダのスクルトゥーラに詳しくなれますよ!
コスパに優れたロードバイクを生み出すメーカー!メリダとは?
メリダは台湾の自転車メーカーであり、台湾と言えばGIANTが有名ですが、GIANTに負けず劣らず魅力的な自転車メーカーがメリダです。
ここ数年でメリダは、自転車のコストパフォーマンスに優れていることから、今、ぐんぐん知名度が上がっている自転車メーカーです。
なぜ、コストパフォーマンスに優れているのかというと、メリダでは当初、OEM生産のみを行っていました。
OEM生産とは何かと言うと、 「製造メーカーが他社ブランドの製品を受託して製造すること」を言います。
そのため、製造メーカー側が生産を行うことによって得られた技術力のノウハウは、製造メーカーに蓄積されます。
メリダは、このOEM生産を行うことにより、依頼元である他社ブランドのノウハウを蓄積し、自社製品の開発やブランドの立ち上げに繋げていきました。
意欲的に技術力を吸収し、人件費などの製造コストを下げることにより、メリダは「低価格でありながら高品質の自転車を製造出来るメーカー」へと変わっていきました。
メリダの得意先には、キャノンデール、アンカー、スペシャライズドなどの有名なメーカーも、ずらりと並んでいます。
メリダの中でも特に、コストパフォーマンスに優れており有名な「スクルトゥーラシリーズ」は、OEM生産の技術力により、生み出されたロードバイクなのです。
メリダのエントリーモデル「スクルトゥーラ400」
スクルトゥーラ400は、主要パーツにshimano105のパーツを採用した、信頼性と耐久性を両立させたアルミロードバイクです。
shimano105シリーズのパーツは、エントリーモデルでありながらもレースで活躍することの出来るモデルでもあります。
フレームはアルミで作られていますが、カーボンフレームに近い振動吸収性能が実現されているのです。
定価は149,900円で、メリダ以外のメーカーで、同じグレードのロードバイクを購入しようとすると、20万前後になるため、ロードバイクを初めて購入する方には、とてもおすすめです。
ハイドロフォーミング製法によってフレームのトップチューブが弓なりの形状になっているのも特徴的で、カッコよく仕上がっています。
また、ブレーキワイヤーをフレーム内に通す形状になっているため、見た目もシンプルできれいです。
ただ欠点が1つだけあり、50cmサイズの完成重量が8.9kgあるため、平均的なロードバイクより重量が重くなっています。
他のアルミフレームであれば、8kg前後が平均的な重量のため、少し重く感じる場合もあるでしょう。
スクルトゥーラ400とは何が違う?「スクルトゥーラ700」
スペックを見ると、スクルトゥーラ400とほぼ一緒のように見えますが、スクルトゥーラ700はブレーキもShimano105を使用しています。
そのため、スクルトゥーラ700は、「Shimano105組みのロードバイク」と言っても過言ではありません。
また、重量は50cmサイズで8.5kgまで抑えられているため、全体的にスクルトゥーラ400よりも勝っています。
価格も179,900円で20万円を切っているので、メリダならではの生産コストを抑えた製造ラインの力が、存分に発揮されています。
ただし、価格を抑えるためにホイールのレベルは最下層のホイールを使用しているため、ホイールは変更することをおすすめします。
そして、スクルトゥーラ700は、ホイールを変更することによりロードバイクレースで十分に結果を出せるスペックにすることが可能です。
フレームはアルミフレームであるため、アルミ特有の剛性感がありながら、振動吸収性も重視しているフレームです。
重量が8.5kgとまだ若干重たい車体ですが、重さを感じさせない走りをしてくれるロードバイクだと感じます。
コストパフォーマンスに優れたロードバイク「スクルトゥーラ4000」
スクルトゥーラ4000のカラーリングは、メリダのロードバイクチームである、バーレーン・メリダのチームカラーを採用しています
バーレーン・メリダは2017年に設立され、日本人選手も1名加入しているチームです。
チームカラーが採用されたスクルトゥーラ4000ですが、メインパーツにShimano105が使用されており、フレームがフルカーボンで作られています。
フレームの材質に関して、どれが一番良いのか決めることは難しいですが、性能が一番良いフレームは、間違いなくフルカーボンフレームです。
カーボンフレームは軽く、走行中の振動も逃がしやすい特徴があります。
ただし、カーボンフレームは一点の衝撃に弱いため、車体を転倒させてしまうと、簡単に割れてしまうこともあります。
そして、このスクルトゥーラの参考価格は¥199,000です。
カーボンフレームはとても高価で、基本的に20万を超えることが多いです。
フルカーボンフレームを使用していてこの価格なので、とてもコストパフォーマンスに優れた車体だと言えるでしょう。
スクルトゥーラシリーズの中堅モデル「スクルトゥーラ5000」
中堅クラスのロードバイクになると、コンポにShimano Ultegraが使用されます。
ロードバイクに使用するシマノのコンポーネントは105、Ultegra、Dura aceの順でグレードアップしていきます。
スクルトゥーラ5000は、変速機周辺にShimano Ultegraを使用しています。
ロードバイクは基本的にフレームとホイールとコンポで出来ているため、コンポのランクにより、走りに違いが出てきます。
また、レース向けで製作されるフレームは、走行性能を良くするため剛性を強くしているので、乗り味が固くなり、ロングライドには向いていません。
スクルトゥーラ5000のフレームは、オールラウンドな用途で設計されているため、その乗り心地を考えたときに、スポーツ走行にもロングライドにも対応出来るフレームに仕上がっています。
メリダはフレーム以外のパーツも製作していますが、スクルトゥーラ5000のサドルはメリダで製作された、オリジナルのサドルです。
メリダのレーシングロードバイク「スクルトゥーラ8000-E」
スクルトゥーラ8000-Eは、バーレーン・メリダのチームで使用しているロードバイクと同じ、軽量なSculturaCF4フレームを使用しています。
SculturaCF4フレームは重量が800gしかなく、片手で簡単に持ててしまうぐらい軽量化されたフレームなのです。
車体重量が軽いので、ヒルクライムの走行時に実力を発揮します。
また、フレームの構造がエアロ構造になっているため、路面抵抗と空気抵抗を極限まで軽くした設計となっています
コンポはshimanoの最上位グレードであるDura aceが使用されています。
コンポのグレードが上がると、パーツ一つ一つの重量が軽くなりますので、パーツの動作性能が上がります。
たとえば、変速機であれば、変速時のチェーンの移動が非常にスムーズに切り替わります。
スクルトゥーラ8000-Eは、ロードバイクレースで使用するためのロードバイク仕様になっています。
メリダのロードバイクは品質が良くて安い!
メリダのロードバイクは品質が良く、それでいて価格がとても安く抑えられています。
そこにはメリダの企業努力を感じますから、ファンが増えるのも頷けます。
ご紹介したスクルトゥーラシリーズは、ロングライドからレースの使用まで、さまざまなシーンに対応しているロードバイクです。
ロードバイクの購入や買い替えをお考えの方は、メリダのロードバイクを購入することも検討してみてはいかがでしょうか?