ランドナーとスポルティーフの違いは?2つの互換性について

ランドナーとスポルティーフ、一見見た目は、ロードバイクに似ています。

また、この2つは違いが分からないほど似ていますが、2つの違いはいったいなんでしょうか?

今回は、ロードバイクとの違いも見ながら、ランドナーとスポルティーフの特徴についてご紹介します。

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ランドナーとスポルティーフ2つの違いは?①

スポーツバイクには用途やその構成によって様々な種類がありますが、その定義はあいまいなものも多いです。

今回はランドナーとスポルティーフについて解説します。

ランドナーもスポルティーフも大まかには長距離サイクリングや自転車による旅行を目的に作られている自転車です。

ランドナーはフランス語で「小旅行」を意味する「ランドネ」から来ており、快適な長距離のサイクリングやツーリングを目的として作られた自転車です。

もう一方のスポルティーフはフランス語で「スポーツの」を意味する形容詞で、スポーツ用の自転車というような意味です。

そして、このスポルティーフという自転車の呼び名は日本でしか通用しません。

もともとランドナーもスポルティーフも、ブルベという超長距離サイクリング競技のために作られた自転車でした。

そのランドナーとスポルティーフは共にフランス系ツーリング用自転車として日本で知られ、日本の気候風土に合うように日本人の職人によって改良が加えられました。

ではランドナーとスポルティーフは同じ自転車を指すのではと思うかもしれませんがそうではありません。

ランドナーとスポルティーフ2つの違いは?②

それでは、ランドナーとスポルティーフには、どのような違いがあるのかをご説明しましょう。

日本のランドナーは、原型となったフランスのランドナーよりもオフロード走行を考えてタイヤが太く、サイズも650cのものが多いです。

一方、スポルティーフは日本のランドナーよりもオンロード走行向きで、タイヤのサイズは700cで、幅は28㎜となっており、ロードバイクよりは少し太めのタイヤになっています。

このことからスポルティーフは、ランドナーよりオンロード向きとなっています。

また、基本的な構成はランドナーもスポルティーフもフランス式で、装備品、パーツもフランス式を念頭に作られています。

そのため、この部分に関しては同一の部分になります。

また、ランドナーとスポルティーフのフランス系ツーリング自転車の他に、クラブモデルというイギリス系ツーリング自転車もあります。

クラブモデルは、ランドナーとスポルティーフに外観は似ていますが、基本的構成はイギリス式で、装備品、パーツもイギリス式です。

そして、ランドナーとスポルティーフはフランス式、クラブモデルはイギリス式の様式美を好む傾向が現在の日本にはあります。

このように独自の発展を遂げて、ランドナーとスポルティーフは変化していったのですが、いわゆるサイクリングブームが終焉を迎えてからは人気が衰えました。

現在、スポルティーフは完成車の販売が稀で、フレームオーダーから受け付ける老舗専門店での購入が一般的です。

ランドナーとスポルティーフ、ロードバイクとの違いは?

ランドナーとスポルティーフの違いは前述のとおりですが、ランドナーとスポルティーフとはロードバイクとどう違うのでしょうか。

外観はロードバイクとランドナーとスポルティーフはとてもよく似ています。
しかし、目的が全く違います。

ロードバイクは高速で走行するために作られた自転車です。
フレームの作りから各パーツまで速さを追求した作りになっています。

また、スピードを出すためにホイールベースが短くなっています。

一方、ランドナーとスポルティーフは長距離サイクリングや自転車による旅行を目的に作られています。

長距離を移動することが目的なので泥除けが装備され、荷物を積むためのキャリアが装備できるように頑丈なフレームになっています。

また、ランドナーはオフロード走行を考えて太めのタイヤが装備され、坂道も登れるように低ギア比に設定されています。

フレームの素材はクロモリが多いです。
クロモリは重い素材ですが、フレームがしなることによって路面からの衝撃を吸収して疲労を軽減します。

また、重い荷物を積んで走っても安定するようにホイールベースが長めになっています。

ランドナーとスポルティーフは、長旅にぴったりな自転車

ランドナーとスポルティーフはどちらもツーリングや自転車旅行などの長距離を移動できるように作られたスポーツバイクです。

そのため、次のような特徴があります。

・最大で80㎏程度の大量の荷物を積むことができる。
・剛性が非常に高いので、破損しにくい。
・フレームやパーツが僻地でも修理できる素材でできている。
・パーツの互換性がある。
・泥除けを標準装備している。

これに加えてランドナーは特に自転車旅行を目的としていて、車体が比較的重いのでロードバイクのような高速走行はできませんが、重い荷物を積んで長距離の移動に耐えられるような丈夫な設計になっています。

ランドナーがオフロードを走ることを考えてタイヤが太めなことをお伝えしましたが、この太いタイヤに対応するためにブレーキにはカンチブレーキが使われています。

また、スポルティーフは街乗りなど日常でも利用できるようにタイヤ径が小さく、重量を軽くすることでスピードが出るようにしたものが多いです。

しかし、山道や悪路を走ることに特化したマウンテンバイクと、高速走行を目的としたロードバイクの両極化に伴い、ランドナーとスポルティーフの人気は急激に衰え、販売台数が減少したため車種の選択肢は非常に少なくなっています。

ランドナーとスポルティーフで長旅しよう!荷物の注意点

長距離の移動や旅行を目的としたランドナーとスポルティーフは、荷物を多く積むことも考えて設計されています。

中には大きなリュックを背負って自転車で長距離を移動している人もいますが、長距離を移動するなら、荷物は自転車に載せる方がはるかに楽です。

また、長距離走行を目的としていないクロスバイクにキャリアを付けて荷物を載せることもできなくはないですが、そうすると載せられる荷物の量は少なくなると思った方がいいでしょう。

やはり荷物を大量に載せるなら、キャリアを付けることを想定している自転車を選ぶべきです。

さらに、ただ荷物を載せることだけではなく、長距離を移動することも考えると悪路での振動に耐えて、直進性も保つことのできるランドナーやスポルティーフのようなツーリング自転車が最適でしょう。

また、キャリアもアルミよりも鉄の方が強度は高いです。

キャリアにもシンプルな構造のものから大量に積むことのできるものまで種類があります。

自転車旅行に出かけるならスケジュールや荷物などをショップの店員に説明し、目的に合ったキャリアなどを選ぶといいでしょう。

長旅でおすすめな、ランドナー、スポルティーフをご紹介

最後に自転車旅行に最適なランドナーやスポルティーフで、おすすめのモデルをご紹介します。

・GIANT GREATJOURNEY

フレーム    アルミ
コンポーネント SHIMANO CLARIS
重量      13.9㎏
参考価格    110,000円

自転車で長距離旅行をする人向けの定番のランドナーモデルです。

世界一周まで視野に入れたツーリングをするためのモデルで、前後のキャリアとバッグが標準で装備されています。

ただ、付属のバッグとキャリアはすぐに破損することで有名なので、実際に世界一周までする時はもっと剛性の高いものに交換した方がいいかもしれません。

・Bianchi16 SELVINO

フレーム    クロモリ
コンポーネント SHIMANO TIAGRA
重量      10.5㎏
参考価格    150,000円

ハイエンドロードバイクの製造で有名なイタリアのビアンキが唯一製造しているクロモリフレームのスポルティーフモデルです。

シマノ製のハイグレードコンポーネントやイギリス製サドルを採用しながら低価格を実現したコストパフォーマンスの高いモデルです。

スポルティーフモデルらしくトゥクリップがついたペダルは、ビンディングを使用しなくても高速走行が可能です。

ランドナーやスポルティーフとともに、よい思い出を作れるといいですね。

長旅を始めてみよう

ランドナーとスポルティーフは、長旅用として作られた自転車です。

長旅は、準備や費用等かかりますが、一生の思い出になることでしょう。

長距離を走る上で重要なのは、乗り心地と安全性ではないでしょうか。

そういったことから、長旅ではランドナーやスポルティーフを選んでおけば間違いないでしょう。