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自転車のビンディングペダルの効果とは!?

2017.3.2

自転車のビンディングペダルをご存知ですか?

ビンディングペダルは、スキーのビンディングとほぼ同じ機構で、靴底にビス止めされた「クリート」と呼ばれる樹脂製、あるいは金属製の止め具を金具で固定して使用するものです。

人間の脚力を直接ペダルに伝えることができ、効率アップにつながります。

今回は、ビンディングペダルの効果についてご説明していきます。

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自転車のビンディングペダルの効果とは!?

自転車でビンディングペダルを利用するメリット(効果)は次の2点が挙げられます。

(1) ぺダリングの効率が向上する。
(2) ペダルと足が滑らない(ズレない)。

1点目の効率アップは、一般的によくいわれることです。
自転車を長時間漕いだ時に、普通のペダルとビンディングペダルでは疲労感に大きな差が出ます。

スポーツタイプのぺダリングは、踏むという動作以外に前にスライドさせたり、後ろに引いたりするテクニックが必要です。
この動作をフラットペダルで行うよりも、ビンディングペダルの方が容易に、効率的に行えます。

また、ペダル軸の直上に拇指球を固定することで、常に一定のフォームでのペダリングが可能になります。
ペダルと足の位置関係は、ライディングフォームの基本です。

2点目の足の滑りは、一般的にはあまり語られませんが、実は大きな効果があります。
ビンディングペダルは、ペダルと靴がくっついているため、足が外れることはありません。
雨の日でも足が外れてペダルで強打したり、バランスを崩して落車したりという危険性は減るため安心です。

ペダルから足が外れることによる落車は、高速巡航時に起こりうるため、「立ちごけ」よりも深刻な事故に繋がる可能性があります。
ビンディングペダルは危ないというイメージがあるかもしれませんが、このような事故を防いでくれる一面もあります。

自転車のビンディングペダルの効果を引き出す方法

ペダルは大腿部で回すことがコツで、ビンディングペダルの効果を最大限に活かすことができます。

大腿部を上げ下げするだけなので、難しくはありません。
膝から下は、大腿部とペダルを連結するためのパーツと考えてください。

そして、自分なりにペダルを回す力の強弱を見つけられれば、効率的で長時間の走行が可能になります。

ビンディングペダル初体験の時は、ペダルを引き上げる動作に慣れるまで時間が掛かる方もいることでしょう。
意識している時は、引き上げ動作ができますが、無意識になるとペダルを踏み下ろすだけのママチャリ漕ぎになってしまいます。
ペダルは、漕ぐのではなく、回すと意識すると回せるようになってきます。

自転車を横から見て、ペダルが描く円周に対して、常に接線方向に力を加え続けるのが、脚の力を無駄なく推進力に変えられます。
ペダルの位置がどこにあっても、常に接線方向に力を掛け続けるのです。

少々の上り坂でも変速せずに、同じケイデンスを維持して登ることができます。
しかし、この回し方は脚の消耗も早くなります。

そこで、太腿でペダルを回すようにしてください。
大腿部裏側のハムストリングという筋肉が太くなり、大腿部の前にある拮抗する筋肉とのパワーバランスがとれてくると、この回し方ができるようになります。

通常の生活では、この筋肉はなかなか鍛えられません。
山登りは大腿部前側の筋肉は鍛えられても、裏側のハムストリングは殆ど鍛えることはできません。

ビンディングペダルの効果と特徴

ビンディングペダルは、どんな踏み方をしても安定して「力が逃げない」といわれます。

姿勢をシッティングにしても、ダンシングにしても、足を固定しているため、力がしっかり伝わります。

ペダルを大きく回すときや、ダンシングで思いっきり踏み込むときに、足がずれることも無く、車体全体に力が伝わる感じがします。

その効果は走りの安定だけでなく、高速走行中でも安全であることが挙げられます。
フラットペダルでは、ペダルを踏み込むことしかできません。

それに対して、ビンディングペダルは引き足が使えます。
これは、踏み込む力と引き上げる力が等しくなるのではなく、脚を回すようにペダリングができるようになるのです。

踏み込みと回転という、複数のペダリング方法を選択できるようになります。
このように筋肉を交代で使うことで、持久性が増すことができて、路面状況に合わせてペダリングを変えればスピードアップすることができるようになります。

自動車のマニュアル操作を好むのと同じように、ペダルを外す動作とはめる動作が、自転車と自分の一体感を楽しめます。
ロードバイクのシフトレバー操作による手の感覚だけではなく、足でもカチカチする乾いた音の感覚が楽しくなります。

自転車のビンディングペダルの種類

ロードバイク用ビンディングペダルの主なメーカーは、SHIMANO、LOOK、TIME/Mavic、SpeedPlayの4つです。

SHIMANOは安価で、耐久性が高くトップシェアです。
ペダルの形はSPD-SLとSPDです。

SPDは、MTB用ペダルで、固定力は弱く、クリートが小さめで出っ張りが無いため、自転車から降りた後の歩きやすさが特徴です。
片面フラットのペダルは、専用シューズが不要なので、通勤などで使いたい方におすすめです。

SPD-SLは、ロードレース用ペダルで、効率的に力を伝えますが、クリードが出っ張っていて、自転車から降りたときの歩きづらさが欠点です。
使用する人はレースなどを目的とするような人が多いです。

LOOKは老舗メーカーです。
SHIMANOのSPD-SLは、LOOKのパテントです。
LOOK製品の使用感は SPD-SLに似ています。

LOOKは軽く、踏み込む面や可動域が大きいため、はめた感覚が気持ち良いという効果があります。
SHIMANOより高価です。

TIMEとMavicのペダルの形は同じです。
カブトムシの角のような部分に足先を引っ掛ける構造になっています。
若干の遊びがあり膝への負担が軽減されます。

クリートの脱着が簡単なため、危険を感じたらすぐに外せます。

SpeedPlayは丸くてコロっとした形をしています。
プロレーサーがよく使います。

両面をはめられ、トルクもかけやすい形ですが、クリートのすり減りが早く、高価です。

おすすめするビンディングメーカーは?

ビンディング初体験の方は、価格や使いやすさを第一に考えてメーカーを選んでください。

SHIMANO、LOOK、TIME、SpeedPlayの4メーカーの中では、取り扱っていることが一番多いSHIMANOか、膝の負担が少ないTIMEがおすすめです。

SHIMANOは、替えのクリートの入手しやすさと価格からSPD-SLが一番経済的です。
利用者が最も多いペダルです。
同じペダルの他人の自転車と交換して乗り心地を比べられます。

PD-R540-LAというモデルは、バネが弱めに設定されているため、脱着しやすく初心者向けです。
安価なことも魅力です。

TIMEはSPD-SLと比べて、はめやすくて見た目が良いことが特徴です。
TIME XPRESSO 2(タイム エックスプレッソ2)というモデルは、末尾の数値が大きくなるほど高価になります。

最上モデルは、15番(TIME XPRESSO 15)で、重量・素材・回転抵抗などが変化します。
クリートの脱着は変わらないため、見た目が気にならない方はTIME XPRESSO 2で充分です。

ペダルがビンディングに変わると本格的ロードバイクになった印象を受けます。
クロスバイクなどで、フラットペダルの方は交換してみるのも楽しいですよ。
最初は、ペダリングの感覚や効果を覚えてから高み(深み)を楽しんでください。

ビンディングペダルのデメリット

ビンディングペダルのデメリットは「立ちごけ」することです。
これは仕方ありません。

いかに運動神経が良い人も、いかに注意深く自転車に乗っても、熟練ライダーでも、ふとした拍子にコテンといきます。
慣れるにつれて頻度は減りますが、「立ちごけ」は宿命です。

こけ方にはパターンがあります。

・足がペダルに装着していることを忘れて、停車しようとして焦って外れずにコテン
・Uターンでバランスを崩して、咄嗟に足が出ずにコテン
・横着して、停車時にビンディングを外さないでバランスを崩してコテン

ビンディングに対する恐怖感を増してしまうかもしれませんが、これらのシーンからもわかるように、「立ちごけ」はほとんど停車時か低速走行時に限られ、体やバイクへのダメージはほとんどありません。

「自転車 立ちごけ」でYouTubeを検索して確認することもできます。

高速走行時にコケるシーンはビンディングでもフラットペダルでも変わりません。
ビンディングで危険が増すわけではないということです。

コケるときは、コケると認識して、ビンディング装着時は車の少ないところで着脱の練習をしたり、停車前は早めにペダルを外すなどすれば「立ちごけ」対策の効果が上がります。

ビンディングペダルをうまく使いこなそう

ビンディングペダルは、脚の回す力を車体に無駄なく伝えるのと同時に、ペダリングの使い分けを可能にするアイテムです。

効率良くスピードをアップするのに、効果のあるアイテムといえるでしょう。

しかし、ペダルと足がくっついている状態は、転ぶときにとても危険ですので、しっかりと練習してから、自転車に乗ることをおすすめします。

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