ロードバイクを始めるきっかけとなることも多い人気漫画、弱虫ペダル。
この漫画は、ロードバイクの楽しさを上手く表現し、登場人物のからみも魅力的です。
その中でも巻島と東堂は女性のツボを抑えている人気のある組み合わせです。
今回は、弱虫ペダルを読んでいる方にも、そうでない方にも伝わるように、巻島と東堂の魅力に迫りました。
若干のネタバレはありますので、お気を付けください。
弱虫ペダルの女性人気に一役買っている?巻島と東堂の関係①
弱虫ペダルは女子からの人気が高いです。
その理由は、読んだ人ならなんとなく分かるかと思います。
そう、登場人物がみんな個性的で、楽しむポイントが多すぎるのです。
ですが決してイケメンぞろい、というわけではありません。
どちらかというと、迫力のあるお顔のキャラばかりです。
でも、読んでいるうちに愛着がわいてきて、唯一無二の素敵なキャラに思えてくるから不思議です。
また、登場人物一人一人にも魅力はありますが、キャラ同士のからみが濃いのも読者を飽きさせないポイントです。
キャラ同士がお互いに反発し合ったり、影響を与え合ったりしている様子は、ときに笑え、ときに涙を誘います。
こうしたキャラのからみの中で、女性読者から熱い支持を受けているのが、巻島祐介と東堂尽八の関係です。
巻島は、作品の中で大きな成長を見せてくれたキャラの一人です。
登場したころから、髪の色は奇抜で自由を愛する濃いキャラでしたが、話を重ねるうちに、さらにキャラが際立ち、それが返って魅力的でした。
そんな巻島が東堂と出会ったのは、高校2年生の4月の設定となっています。
東堂が圧勝できると期待されていたレースで、当時まだ無名だった巻島に敗れたのが初めての出会いです。
巻島は、ファンも多く人気があった東堂に対し、意識するわけでもなく、「カチューシャがかっこ悪い」と思っていた程度でした。
(次項に続きます)
弱虫ペダルの女性人気に一役買っている?巻島と東堂の関係②
また、東堂も、自分の自尊心をいちいち傷つけてくる巻島には悪印象しかありませんでした。
東堂にとってはレースの結果が全てであり、一位でもポーカーフェイスな巻島は理解できない存在だったのかもしれません。
そのため、敵対心を燃やし、巻島に事あるごとにからむようになっていきます。
最初は仲が悪かったキャラ同士がだんだん打ち解けていくという展開は、少女漫画でもよくありますね。
彼らも、徐々にお互いの存在を必要とするようになっていきます。
ある時、東堂が巻島の事を「玉虫」から「巻ちゃん」と呼び方を改めますが、巻島はそれを嫌がりながらも受け入れました。
また、高校3年の5月頃には東堂は巻島に週に2、3回も電話をかけるようになっています。
巻島も東堂から誘われると同じレースに出るほど、東堂の存在を認めていくのです。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、とくに広峯山ヒルクライムの場面で、二人の絆と巻島の成長を強く感じた女性ファンも多いでしょう。
こうした一つ一つのシーンが、弱虫ペダルを読むと止まらなくなる理由の一つです。
弱虫ペダルの巻島と東堂、それぞれの魅力
巻島と東堂それぞれのプロフィールをご紹介します。
☆巻島祐介
身長:176㎝
体重: 62㎏
誕生日:7月7日
血液型: AB(Rh-)
タイプ:クライマー(登り坂が得意な選手のこと)
人気投票で一位になったこともある巻島先輩の魅力を数えると、きりがありません。
その奇抜なルックスもさることながら、実は頼りがいがあるところ、クールさと熱さを合わせ持っているところ、実力があるところ…。
とにかく、一度かっこいいと思うと、彼の登場シーンを心待ちにするようになります。
「自転車は回した分だけ強くなる」や「オレは人に優しい言葉かけるとか、はずむ会話っつーのが一番苦手なんだ」などの名言もたくさん残しています。
☆東堂尽八
名前:東堂尽八
身長:174㎝
体重:61㎏
誕生日:8月8日
血液型:A型
愛車:リドレー
タイプ:クライマー
東堂は弱虫ペダルでは珍しい正統派イケメンで、ナルシストキャラです。
作中での女性人気もあり、自信家かつサービス精神旺盛な華やかなキャラです。
「眠れる森の美形」「忍者」などと呼ばれることもありました。
弱虫ペダルの東堂の自転車メーカーは女性にもおすすめ
弱虫ペダルのファンの中には、弱虫ペダルを読んでいるうちに、ロードバイクに乗りたくなる人も多いです。
女性でも、ロードバイクに乗る人が増えているので、今が始めるチャンスですよ。
ロードバイクは、爽快感があってダイエット効果も期待でき、仲間もできる最高のスポーツです。
また、作中に出てくる場所に実際に行ってロードバイクに乗ってみるというのも、ファンの楽しみ方の一つです。
巻島・東堂ファンのために、巻島・東堂が乗っているロードバイクの中で、女性でも乗りやすいロードバイクをご紹介します。
●東堂のロードバイク・RIDLEY(リドレー)
ベルギーのメーカーです。
クライマーのために生まれたともいえる、一貫して登りに特化した設計をしているのが魅力です。
また、サイズもXSやXXSがあり、女性でも乗れるモデルが多いのでおすすめです。
では、そんなリドレーから自転車をご紹介します。
・NOAH SL(ノアSL)サイズ:XXS,XS,S,M
参考価格:税抜400,000円
フレーム平均重量:950g(S)
最近注目されている、空気力学にこだわって開発されたロードバイクです。
空気抵抗を減らしスピードを高める効果がある、エアロロードバイクと言われるロードバイクになります。
・FENIX SL(フェニックスSL)サイズ:XXS,XS,S,M
参考価格:税抜228,000円
フレーム平均重量:1,010g(S)
衝撃吸収性が高く、長時間乗っても楽で、安定して走れる乗りやすいロードバイクです。
ちなみに、巻島のロードバイクはフランスのメーカー、TIME(タイム)です。
価格は40万円程度からと高額で、女性には乗りにくい設計となっています。
どちらかのメーカーで選ぶなら、東堂が乗っているロードバイクメーカーのRIDLEY(リドレー)の方が、女性にはおすすめです。
絶対にやめよう!巻島流ダンシング
弱虫ペダルの中には、現実離れした走り方をするキャラがいます。
今回注目した巻島と東堂ですが、巻島のダンシングがありえないというのは有名です。
彼の得意技であるダンシング(立ちこぎ)ですが、長く細い手足を活かして、ほとんど真横に倒れてしまいそうなほど、ロードバイクを傾けるのが特徴です。
漫画で呼んでいると痺れるのですが、実際にできる人はほとんどいないでしょう。
こんなダンシングをすれば、間違いなく転倒します。
ダンシング時に、ロードバイクをある程度傾けるというのは、プロの自転車選手もやっていることですが、巻島の傾け方は極端すぎるのです。
最大まで傾けたときは、54度という角度でした。
もちろん、カーブしているシーンではありません。
むしろ、ここまで傾けないほうが、巻島はもっと速いのではないかという素朴な疑問がわいてきます。
また、彼の走り方は、実際のレースだと、かなり周りに迷惑がかかります。
右へ左へ、大きく揺らしていたら、他の人にぶつかってしまう危険性があります。
レースでは、さすがに見かけませんが、ふざけて真似をしている人もいるようです。
怪我をしては大変ですし、非常に迷惑行為になるので、やめましょう。
弱虫ペダルみたい?ロードレースのプロ選手の絆
ロードバイクのプロ選手のなかには、弱虫ペダルの巻島と東堂のように、仲のいい選手たちがいます。
ロードレースは、決して個人戦ではありません。
チームで団結して勝利をつかんだり、ライバル同士でも時には協力し合う場面もあります。
そんな熱いロードレースは、漫画の世界と同じように、ファンを引き付けています。
例えば、カヴェンディッシュ選手とマーク・レンショー選手、スチュワート・オグレディ選手とアンディ・シュレク選手は、プライベートでも親交があることが知られています。
カヴェンディッシュ選手とオーストラリアのマーク・レンショー選手の仲の良さを裏付けるこんなエピソードがあります。
オーストラリアのエースを勝たせるためののチームを作る際に、レンショー選手がオーストラリアの代表メンバーから外れたことがありました。
その時に、『レンショーはカヴェンディッシュと仲がいいから、カヴェンディッシュをアシストしてしまうかも』と危惧されのが理由だという噂が流れたのです。
また、スチュワート・オグレディ選手は、2010年のブエルタ・ア・エスパーニャで、アンディ・シュレク選手と夜遊びでお酒を飲んで、二人仲良くレースを棄権させられ、強制送還されたという事件もありました。
こうしたエピソードが、選手たちの人間味を感じさせます。
実際にロードレースを見るときは、選手の人柄や人間関係にも注目してみてみると面白いですよ。
弱虫ペダルの巻島と東堂の関係!ロードバイクを始めるなら今
弱虫ペダルの巻島と東堂の関係になぜ人気があるのか、分かって頂けたでしょうか?
始めは仲が悪かった二人が徐々に距離を縮め、お互いをかけがえのないライバルだと認め合う、そんな展開はたまりませんよね。
ロードバイクは、過酷な状況で選手それぞれがベストを尽くして戦うので、現実でも絆が生まれやすいものです。
キャラの気持ちを実感するために、ロードバイクを始める人も多いですが、巻島のような極端な走り方を真似しないようにしてくださいね。