クロモリフレームの特徴やフレーム塗装の方法について

自転車には、アルミやカーボンだけでなく、クロモリのフレームがあることをご存じでしょうか。

また、フレームの塗装は、自転車屋さんに頼まずとも自分でできることをご存じでしょうか。

今回は、クロモリフレームの特徴や、フレームを自分で塗装する場合の手順をご紹介します。

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クロモリフレームについてPart1

クロモリはクロムモリブデン鋼の略で、クロムとモリブデンを添加した鋼です。
鉄に混ぜることで性能が高くなっている合金素材です。
と言っても、鉄なので、カーボンやアルミより重くなります。

また、雨天時に走行したら錆びてしまいます。
そのため、通勤に使うなら、錆び対策をしましょう。

クロモリを使用したフレームの特徴として、アルミより衝撃吸収性があり、剛性が優れていることです。
そのため、乗り心地はとても良いです。

コルナゴのマスターXライトなどのレース用のモデルはレースに特化させるために設計しているので、乗り心地よりも勝つための自転車となっていますが、クロスバイクなどのミドルグレード以下のクロモリは衝撃吸収性能が良くて乗り心地が良くできています。

また、剛性に優れているので、丈夫です。
カーボンとは違い、横からの衝撃ですぐに破損するということは少ないです。
スポーツ自転車の初心者なら、とりあえずクロモリ、アルミの自転車を選んでおけば破損を気にすることなく乗ることができるのでおすすめです。

また、金属を使っているフレームだと塗装も色鮮やかで映えます。

値段に関しては、フルカーボンの場合、とても高いです。
その点、アルミはとても安いので初心者には嬉しいですよね。

クロモリは、アルミほど安くはないですが、フルカーボンほど高くはないです。
フルカーボンのロードバイクだと30万円くらいになることもあるのですが、クロモリは10万円くらいで買えます。

乗り心地をメインに考えるのであればクロモリの選択も良いですね。

クロモリフレームについてPart2

クロモリのフレームのロードバイクのメンテナンスは、晴天時のみ走るのならそこまで気にしなくても大丈夫です。

しかし、通勤などに使用するなら、雨天時でも走ることがあると思います。
雨天時に走行するなら、メンテナンスをする必要があります。

クロモリの場合は、錆びることが心配されます。

フレームは、塗装しているので水滴が直接金属に触れることは少ないです。
そのため、錆びやすいクロモリであっても、すぐに錆びることはありません。

また、雨天時の走行をした場合、ボトムブラケットに水が溜まることがあります。
水抜きの穴が最近のボトムブラケットにはありますが、水をしっかり乾かすか、拭かないと残ります。

水分は錆びを生じるので、できるだけ水滴が残らないようにしましょう。
泥にも水分が含まれているため、錆びを防ぐために、泥の上を走行した後も泥を落としましょう。

それから、傷も気をつけてください。
クロモリは、尖ったものがぶつかると、へこむと同時に塗装が剥がれることがあります。
そうなると、金属が剥き出しになるので、その部分が錆びやすくなります。
剛性はありますが、尖ったものには注意が必要です。

金属といったらチェーンも剥き出しになっています。
そのため、チェーンの注油も必要です。
油を足せば、錆びを防止できますし、落ちてしまった性能を復活させることができます。

クロモリと別の素材のフレームを比較

グレードや自転車のコンセプトでクロモリ、フルカーボン、アルミ、のフレームの特徴は変わりますが、ここでは、一般的なものを紹介していきます。

①衝撃吸収性
フルカーボンとクロモリは衝撃吸収性能が高く、アルミは2つの素材に比べると低いです。

②重量
この3つの素材の中で、フルカーボンが最も軽いです。
アルミは、近年軽くなっているモデルもあります。
しかし、やはりフルカーボンには敵いません。
クロモリは重量が重いです。
この重量はクロモリのデメリットとも言えます。

③価格は、フルカーボンが一番高く、次にクロモリ、そしてアルミの順で安くなってます。
このことからスポーツバイクに乗ってみようかなとお考えの方は、まずはアルミの自転車が比較的安価で買いやすいと思います。

④丈夫さは、クロモリが一番丈夫で、次にアルミ、そしてフルカーボンです。
しかし、素材の寿命の目安だとこれが逆になります。
フルカーボンは、しっかりした保管や走行時、駐車時に気を使うことができるなら乗っても大丈夫です。

このことからお金に余裕があるのなら、フルカーボンの自転車は性能がとても良いので、購入を検討してみるのも良いでしょう。
坂道の走行が多いとか、とにかく速く走行したいとお考えの方には、フルカーボンをおすすめします。

お金に余裕がなくてエントリーモデルのロードバイクを購入するなら、アルミ、アルミ+カーボン、クロモリです。
アルミは、クロモリより軽く、値段も安いです。
パワーロスが少なめなので十分に走行を楽しめますが、クロモリ、フルカーボンと比較する乗り心地は劣ります。

アルミ+カーボンだと、フルアルミよりは衝撃吸収性能が良くなるので、カーボンフォークを使用しているアルミの自転車を選択するのも良いですね。

次は、フレームの塗装についてご紹介します。

フレームの塗装をするときの道具

クロモリのフレームの塗装をするなら、レンチやアーレンキーなど自転車を分解するために使う工具が必要です。
また、自転車を分解するには、専用の工具も必要になるので用意しときましょう。

塗装するための道具としては、耐水性の紙やすり、サーフェイサー、マスキングテープ、塗料が必要です。
補修しないといけない箇所があるなら、補修パテも準備してください。
サーフェイサーと補修パテはホームセンターで買うことができます。

塗料は、スプレー缶で4本くらい必要になります。
仕上げのために、クリアラッカーも必要です。

また、へこみや深い傷のフレーム補修はあまりおすすめできません。
その理由は、自転車のフレームは、バランスを計算して設計しているため、フレーム自体にへこみや深い傷があれば、バランスが崩れて折れてしまうことがあるからです。

そのため、へこみや深い傷がある場合は、フレームの補修ではなく、新しいものに取り替えるのがベストです。

塗装が剥げた場合の補修は、車用のタッチペンで補修してください。
塗装が剥げた場所を放置していたら、徐々に腐食していき、錆びが大きくなっていきます。
早めに補修するようにしましょう。

フレームの再塗装の手順Part1

クロモリのフレームの塗装の手順をご紹介します。

塗装は、手を付けたら後戻り不可能です。
そして、自分で塗装をするのはかなり大変で、1日では終わりません。
覚悟ができなければ、自分で塗装をするのはやめたほうが良いです。

まず、自転車の分解から行いましょう。
フロントフォーク、BBを取り外します。

そのときに、マスキングの用意もしてください。
自転車のメーカーロゴなどに、マスキングを貼る必要があります。
マスキングシートを上から貼ってロゴを写しとってくださいね。

フレームだけになれば、まず塗装を剥がしていきます。
塗装を剥がすときは、素手でフレームに触れないようにしましょう。
汗などがフレームに付いたら、腐食してしまう可能性があるからです。

次に160番くらいのヤスリで塗装を削っていくのですが、これがとても大変です。
アルミは柔らかいため、削り過ぎたら強度が変わってしまうことがあるので、気をつけましょう。

塗装が全部剥げたら、補修する所があれば補修します。
車用の補修パテを塗って、乾燥させます。
その後にヤスリで表面をきれいにしましょう。

この過程を繰り返して、補修ができたら、次は塗装です。

フレームの再塗装の手順Part2

まず、サーフェイサーを塗ります。
サーフェイサーを塗ることでフレーム金属が保護されますし、塗料が塗りやすくなります。
さらに塗料のつきを良くするために、サーフェイサーを塗ったら、紙やすりをかけてください。

それから、ロゴマークにマスキングをしてください。

次に、スプレー缶で塗装します。
15センチくらいフレームから離して薄く吹き付け、ムラがないようにしましょう。
何度も重ねて吹き付けて、好みの色にしてください。

塗装をしているときに、塗料が垂れたらしずくの跡ができるので、気をつけましょう。
好みの色になれば、塗料が完全に乾く前に、透明ラッカーを吹き付けます。

そして、塗料が乾いたらウエスにコンパウンドを付けて磨けば、とても美しくできあがります。

塗料を剥がした後のフレームに素手で触らないこと、水気やオイルはちゃんと拭き取ること、が注意点になります。

ポイントは、スプレー缶を40度のお湯につけておき、それから塗料を吹き付けることです。
このようにすると美しく仕上がります。

温度が上がるとスプレー缶の内圧が高くなるので、スプレーの粒子が小さくなって、美しく吹き付けることができるからです。

これで、クロモリのフレームがきれいになりますよ。

塗装をお店に頼んだ場合

今回は自分でフレームを塗装する方法をご紹介しました。

自転車屋さんに塗装を頼む場合、費用はお店によって違います。
お店に頼む場合は、技法や使う塗料だけでなく、デザインの複雑さによっても値段が変わってきます。
上塗りの回数、焼き付け、デザインによっては10万円以上する場合もあるから驚きです。

自分で塗装ができると安上がりなので、興味のある方は挑戦してみてください。