ラレーのミニベロは買いなのかをブログを参考に検証

ミニベロは小径車とも呼ばれる車輪の小さな自転車で、見た目がスポーティで小回りが効きますので、注目している方も多いと思います。

現在は様々なスポーツ自転車メーカーがミニベロに力を入れていますが、「ラレー」もそのひとつです。

種類はさほど多くありませんが、ブログなどを見ると概ね好評でユーザーさんの満足度が伝わってきます。

そこで今回は、そんなブログも参考に、ラレーのミニべロの魅力を確認します。

日本におけるラレーブランドは「アラヤ工業」の生産

まず、ラレーのミニベロのお話をする前に、「ラレー」について確認しておきましょう。

ラレーは1888年にイギリスで創業された自転車メーカーですから、現存する中ではイタリアのビアンキと双璧と言って良いほどの老舗です。

しかし、今回取り上げる「ラレー」のブランドは、日本でライセンス契約を交わしている「アラヤ(新家)工業」の企画・製造です。

そもそも、本家イギリスのラレーはミニベロを扱っていませんので、必然的にアラヤ工業生産の「ラレー」ブランドということになります。

アラヤ工業は老舗の鉄鋼屋さんですが、自転車ではホイールの「リム」の製造が有名で、特に競輪用においては日本で唯一の生産メーカーです。

また、自社ブランドの完成車も販売しているほど自転車には造詣が深く、国内最初のMTBを発売したのもアラヤ工業です。

現在のアラヤ工業が生産するラレーブランドのバイクは、クラシカルなイメージのものが多く、近代的になっている本家ラレーとは明らかに一線を画しています。

ブログの紹介記事を見ていると、この雰囲気が好きでラレーを支持しているユーザーさんが多いと感じます。

ミニベロとは

今回のテーマである「ミニベロ」は、正式な定義ではありませんが、一般的には20インチ前後のホイールを装着された自転車です。

車輪が小さいので、軽い力でペダルを漕ぐことができますので、スタートが軽いですし、坂の上りも楽です。

そのため、起伏があり、ストップ&ゴーを繰り返す街乗りに適しています。

また、ママチャリのような跨りやすい形状のものも多く、ブログを見ていると女性ユーザーさんが多いのもうなづけます。

その一方で、フラットハンドルに、スポーツ自転車のように多段化されたものが多いので、どちらかと言えばスポーツ性が高い部類の自転車です。

それを証拠にドロップハンドルのロードバイクタイプも、各メーカー共にラインナップさせています。

後述しますが、ラレーもブランドを代表するロードバイクである、「カールトン」シリーズのミニベロがあります。

しかも、リア11速の本格派ですから、ミニベロの制限にとらわれない自由さが感じれれます。

ラレーのミニベロでブログ掲載率が高いのはこちら

ここからは、ラレーのミニベロを紹介していきますが、まずはショップ系ブログ掲載率が高い車種からです。

【RSC(RSW Carlton)】参考価格:¥152,000

ショップ系のブログに多く掲載されているということは、お店イチ押しのミニベロということです。

ハイエンドモデルで、ドロップハンドルを装備したロードバイクタイプのミニべロです。

ロードバイクの「カールトン」シリーズに採用されている、「レイノルズ製」のクロモリチューブでフレームが組まれています。

非常にしなやかな素材で軽量のため、多くのクロモリロードバイクに採用されています。

昔ながらのクロモリロードを継承するな完全ホリゾンタルスタイルに、タイヤも細いので車輪が小さくなければロードバイクそのものです。

また、このミニベロはカーボン製のフロントフォークが採用されているので、衝撃吸収性にも長けています。

そのため、100kmくらいまでのツーリングなら楽にこなせるので、用途の幅が広いミニベロとも言えます。

ショップ系ブログで推されている1台

次に紹介するラレーのミニベロも、ショップ系のブログで推されていることが多い機種です。

【RSP(RSW Special)】参考価格:¥90,000

こちらはアラヤ工業ならではのミニベロと言えます。

アラヤ工業は「ランドナー」という、小旅行用のツーリング車を長年にわたって生産・販売しています。

そのランドナーのミニベロ版がRSPになります。

ドロップハンドルですが、ドロップが小さい「マース」形状なので、前傾姿勢が緩やかになります。

今のロードバイクでは当たり前とも言える、シフト・ブレーキ一体型のレバーではなく、シフターはトップチューブに装着されています。

それに加えてハンドルの水平部分には、サブブレーキレバーも標準装備されているので、よりアップライドな姿勢で乗車が可能です。

今では非常に少なくなった「カンチブレーキ」を使用していますが、後にシフト・ブレーキ一体型のレバーに換装するときに互換性があるので重宝します。

また、長距離のツーリング仕様なので、泥除けが前後ホイール共に標準装備されています。

ラレーのミニベロは標準装備されている機種が多いですが、一般的には付いていませんのでこれも嬉しいところです。

ラレーのミニベロで定番を求めるならこれ

ここまで紹介したミニベロは、他のジャンルの自転車の要素を加味した変化球的なものでしたので、ここではこれぞミニベロという定番をご紹介します。

【RSM(RSW Sport Mixte)】参考価格:¥58,000

トップチューブを極端に下げ、ダウンチューブと平行に配して、そのまま後輪まで伸ばした「ミキストフレーム」を採用しています。

イメージとしてはダイアモンドフレームの後ろ三角の真ん中に、もう一本チューブを通した形です。

車輪が小さくやや安定感に欠けるミニベロでは、このフレーム形状が強度アップには最も適しています。

また、ラレーのミニベロは全てそうですが、同じ20インチでも大きめの方の「ETRTO/
451」のホイールを採用しています。

ホイール径が大きくなればその分スピードが上がりますし、先述した「RSP」のようなミニベロロードバイクのタイヤが使えます。

ミニベロロード用のタイヤは高性能ですから、後のカスタマイズを考えるとこのホイールの大きさは見逃せません。

実際にこのミニベロのタイヤ交換をしている、ブログ記事も多いです。

こちらも泥除けが標準装備ですし、キャリアなどが取り付けられる台座もあるので、実用性にももちろん長けています。

ブログから読み取るラレーのミニベロの魅力

今回ラレーのミニベロをご紹介するに当たり、数多くのブログを参考にさせていただきました。

そこで私が強く感じたのは、最近のミニベロは「距離を稼げる」自転車になってきているということでした。

以前はミニベロといえば、ちょっとそこのスーパーまでお買いものや、通勤のために最寄駅まで行きます程度の距離という認識でした。

しかし、今はスポーツ性が上がっていますし、車輪の小ささをカバーする仕様になっているものが目立ちます。

今回ご紹介した「RSC」などは、比較的走行性能に優れていると感じます。

しかし、RSCもミニベロですから、普段使いにも重宝するわけです。

そのため、そういう点も加味すれば、レース志向が強い人を除き、ミニベロロードを選択するのも十分にありだと思います。

ママチャリと同じような機能性を持ちながらも、明らかに一線を画すスポーツ性を兼ね備えたミニベロは今後も株を上げていく存在でしょう。

ラレーのミニベロは魅力あり!

今回はラレーのミニベロを紹介しました。

クラシカルな雰囲気の中にも、現在のミニベロの幅の広さを取り入れた、自由な作風が見て取れました。

実用性と走行性能が上手くマッチしており、ブログで満足さを伝えるものが多かったのも納得できました。

個人的にもぜひ一度乗ってみたいと思わせてくれました。