ジオスのミストラルに泥除けを付ければ濡れた路面も安心

ミストラルはジオスのクロスバイクの中でも、最も安価のエントリーグレードです。

そのため、スポーツ自転車入門編として、ママチャリからの乗り換えも多いと聞きます。

また、キャリアや泥除けを付けて、機能性を確保するカスタマイズをしている人も目立ちます。

特に泥除けは、街乗りには必須とも思えますが…

そこで今回は、ジオスのミストラルを参考に、クロスバイクに泥除けを装着することを考えていきます。

ジオスミストラルのスペック

まず、ジオス・ミストラルのスペックをご紹介します。

アルミフレームですが、クロモリのフロントフォークというところに、イタリアらしさが垣間見えます。

安価ながら、評判の良いシマノ製のVブレーキ搭載が、実に嬉しいところです。

ブレーキだけではなく、コンポの中でもドライブトレインは、チェーン以外全てシマノ製で統一されています。

ホイールもシマノ製、しかもロードバイク用なので、後のカスタマイズの選択肢が広くなります。

タイヤは、現在のクロスバイクの主流である、700×28cを採用しており、安定性も確保できています。

このスペックで5.1万円なら、入門機として申し分なく、かなりコスパの高い1台と言えます。

後ほど詳しく説明しますが、この価格で手に入るなら泥除けやキャリアの取り付けはもちろん、タイヤのレベルが若干低めなので、交換しても良いですね。

クロスバイクは泥除けなどの機能性も必要

スポーツ自転車、特にロードバイクは走行性能が最優先なので、軽量化することと空気抵抗を減らすことを重視しています。

元がレース機材用ですから、ブレーキですらゼロストップが想定されていないほど、シビアな作りをしています。

その点、ジオス・ミストラルのようなクロスバイクは、普段使いの街乗り車的な要素が強いので、安定感や機能性も考慮されています。

フラットバーハンドルは前傾姿勢が強くなりにくい分、視界が開けますので、歩行者や車に留意する街中向きのハンドルです。

太めのタイヤを履くことで安定性を出していますし、キャリアや泥除けを後付けできるように、各所にダボ穴が切ってある機種もあります。

だからといって、完全にスピード性がそがれているわけではなく、ママチャリとは明らかに違う次元の走りはできます。

クロスバイクは、ロードバイクとMTBの良いとこ取りという説明で間違いではないですが、今やひとつのカテゴリーとして確立された存在になっています。

ジオス・ミストラルに泥除けが必要なわけとは?

ここからは、ジオス・ミストラルに泥除けを装備することを考えていきます。

クロスバイクは、普段使いの街乗り車という位置付けになりますが、そうなると、必須とも思えるのが泥除けです。

ママチャリなどは標準装備なので、特に意識しないかもしれませんが、付いていない自転車に乗ると、その必要性がすぐに分かると思います。

最も必要性を感じるのは、雨の日の翌日でしょう。

スポーツ自転車はギア比が高く、車輪が高速で回転しますので、頭の高さくらいまで、泥や水が跳ね上がってきます。

泥除けのない自転車で走ると、少なくとも背中からお尻に掛けては、泥跳ねの洗礼を受けることになります。

前輪からの跳ね上げは、フォークやハンドルがある程度抑えてくれますが、後輪はむき出しですから、もろに跳ねてきます。

これは舗装路であっても、路面が濡れていると、細かい砂などは跳ね上がってきますので、同じことです。

雨の日は乗らないと決めていても、翌日晴れたら乗りますから、泥除けの必要性を感じるはずです。

次項からは、様々なタイプの泥除けをご紹介しますが、最近は簡単に脱着できるものが増えているので、輪行などにも対応できます。

ジオス・ミストラルに最適な泥除けとは?

ジオス・ミストラルは最初から泥除けは付いていませんが、標準装備のクロスバイクもあります。

しかし、そういう機種は固定式だったりするので、融通が利きません。

そのため、泥除けは後付けのほうが、用途によっては重宝します。

例えば、工具などを使わずにワンタッチで脱着させられるものであれば、晴れて路面が乾いている日は、外せば良いわけです。

泥除けは路面が乾いている場合は、ただ重くなるだけで、何のメリットもないですからね。

また、できるだけタイヤを覆う部分を広くした方が効果が上がりますので、ある程度の長さのあるものを選んでください。

タイヤの直径くらいがベターですので、ミストラルは700Cのため、シートポストからの距離も加味して、400mm以上あれば十分でしょう。

ただ、さすがにこれだけ長いと、持ち運びには不便なので、そこだけは一考しておかなければなりません。

あとは、意外と重要なのが見た目です。

ミストラルのように、きれいなジオスブルーの車体に、あまり重そうな質感のものは似合いません。

細身で、さりげなくタイヤと同化する感じの黒色がおすすめですね。

ジオス・ミストラルにおすすめの泥除け

では、ジオス・ミストラルに装着する泥除けをいくつかご紹介していきます。
なお、泥除けは「フェンダー」とも呼びます。

【Zefal(ゼファール):Swan-R(スワン ロード)アジャスタブルリアフェンダーφ25-35mm】
参考価格:¥1,600

こちらは、後輪専用の泥除けです。

450mm長さがありますので、ミストラルに最適です。
シートポストにワンタッチではめるタイプなので、脱着が自由に行えます。

150gと軽量なので、走りにも大きな影響を与えません。

細身ですし、さりげない感じの黒色なので、見た目もGOODです!

【DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー):テレスコピックマッドガード DMS338-BK】
参考価格:¥2,000

前後セットの泥除けです。
固定式ですが伸縮するので、輪行時や車に収納する際に便利です。

リアの泥除け部分は404mmあり、角度の調整もできますので、様々な機種に適合しやすいと思われます。

【J-Vesta(ジェイベスタ):泥除け クロスバイク 700×28c 前後セット】
参考価格:¥1,600

こちらも固定式ですが、構造が簡単なので、プラスドライバー1本で脱着可能です。

少し横幅が広いので、28cより太くても対応可能と思います。

正式な長さは記載がないので分かりませんが、写真を見る限りでは、十分にカバーできています。

他に必要なパーツを考えてみる

ここまでは、ジオス・ミストラルに泥除けを装備することを考えてきました。

泥除けに続いて、街乗りで使うとなれば、他にも取り付けしておきたいものが、いくつかあります。

まずはスタンドですが、スポーツ自転車には、ほとんど標準装備されていません。

最近は、車輪ロック式の駐輪場が増えてきましたが、直置きで止めておく場合もあります。

片側のキック式のスタンドであれば、走りに影響するほど重量がかさむわけでもないですし、取り付けも簡単なのでおすすめです。

次にライトですが、これは夜間の無灯火運転は違反ですので、必ず付ける必要があります。

ママチャリのようにダイナモ式にするわけにもいかないので、クロスバイクではハンドルに後付けするタイプが一般的です。

ライトは、車や歩行者に自分の存在を認識させるためのものと言われます。

もちろん、その一面もありますが、しっかりと自分の足元を照らすことも、考えなくてはいけません。

そのため、ある程度の(200ルーメン以上)明るさに加え、どのくらいまで光が届くかも確認して、購入してください。

あとは、防犯グッズですが、特に鍵が必要です。

クロスバイクやロードバイクは、車輪が簡単に外れる構造なので、車輪だけ盗まれることも珍しくありません。

そのため、チェーンロックのように、フレームと車輪にまたがって、固定できる鍵が必要です。

スポーツ自転車は盗難されたら、自分の元に戻ってくる確率が極めて低いので、防犯対策はしっかりと行っておきましょう。

クロスバイクに泥除けが付いていてもおかしくない!

今回はジオスのミストラルを参考に、クロスバイクに後付けするパーツを考えてみました。

ミストラルは、どちらかと言えば、ロードバイクとも取れるスペックなので、機能性重視のカスタマイズに反対の声もあるでしょう。

しかし、用途は人それぞれですので必要と思えば付け、いらないと思ったら外すくらいで、気楽に考えれば良いのです。