「子供用自転車をタイヤ交換したいけど、交換方法がわからない」
こんな時、交換方法がわからず困ってしまいますよね。
そこで今回は、ご家庭でもできるタイヤ、チューブ交換方法や、ホイールの取り外しと取り付けについてもご説明していきます。
子供用自転車のタイヤ交換の時期
子供用自転車に限らず、自転車のタイヤ交換は数年に一度交換をすると安全面で良いとされています。
正確に何年で交換かと言うと、走行距離などは関係なく、3年に1度は交換した方が良いです。
もしも、お子さんの自転車のタイヤの面がツルツルになっていたり、ひび割れを起こしていたら、それは交換の時期です。
タイヤの性能を発揮できない事や、思わぬ事故なども発生させる恐れがあるためとても危険です。
そのため、早めにお店に頼むか、もしくはご自身でタイヤ交換を行う事をお勧めします。
ご自身でタイヤ交換を行う場合、子供用だからといって、タイヤ交換の方法は大きくは変わりません。
しかし、タイヤ交換の方法や用意する物、チューブの交換方法など、気になる事はたくさんありますよね。
そこでまずは、タイヤ交換に必要な準備についてご紹介していきます。
子供用自転車のタイヤ交換の準備
子供用自転車のタイヤ交換方法は、いわゆるママチャリ(一般車)などの交換方法と変わりません。
そのため、タイヤのインチ数以外は、準備する道具が同じになります。
揃える道具はこちらです。
<タイヤ交換に必要な工具>
・タイヤ(現在使用しているインチ数と同じ物)
・タイヤレバー
・15mmラチェットレンチとスパナ
・8mm×10mmスパナ
・10mmボックスレンチ
・油性ペン
・+と―のドライバー
・空気入れ
特に、ラチェットレンチは、後輪の作業をする際に、とても重要になってきますので、揃えておきたい工具です。
というのも、スパナでは柄が短く、締め付けが甘くなってしまうからです。
なるべくであれば、上記の工具は揃えておくと、怪我などトラブルが起こりにくくなるので、揃えておく事をお勧めします。
この他にも、チューブも交換したいという方は、新しいチューブやリムテープが必要になります。
チューブ交換方法については、タイヤ交換方法と合わせて、後ほどご説明します。
子供用自転車のタイヤ交換!後輪ホイールの取り外し方法
それでは、子供用自転車のタイヤ交換方法についてご紹介していきます。
また、今回は後輪のみご説明します。
作業を行う前に、カメラ、もしくはスマホなどで、作業の手順を記録しながら行ってください。
まずは、タイヤ交換を行うために、ホイールを取り外していきましょう。
<後輪ホイールの取り外し方>
1.自転車をひっくり返す
専用のスタンドがあれば良いのですが、ご家庭で行う場合、無い事がほとんどでしょう。
そこで行うのが、自転車をひっくり返して作業するという方法です。
2.ボルト、ナットに印をつけておく
ボルトやナットを外す前に。ボルトやナットをマーキングしておきましょう。
特に、左右のボルトを色違いでマーキングしておく事で、元あった場所にボルトやナットが使えるように、わかりやすくしておきましょう。
また、固定金具などが付いている場合は、金具がどの位置にあったかわかるように、マーキングしてください。
3.ナット、ワッシャーを外す
ラチェットレンチでナットを外し、ワッシャーの表裏も分かるようにして保存しておきましょう。
また、スタンドなども外していきましょう。
4.チェーンをスプロケットから外す
チェーン引きを緩め、スプロケットから外し、落としておきます。
ドライバーをチェーンとギアの間に引っ掛け、ペダルを回すと落としやすいです。
チェーンが緩まったのを確認したら、ホイールが外れます。
ホイールからタイヤとチューブを取り外そう!
子供用自転車のタイヤ交換を行う場合、大体の場合、チューブも同じタイミングで交換した方が良いとされています。
そこで、タイヤとチューブの交換方法をご紹介していきます。
<タイヤとチューブの取り外し方>
1.タイヤを揉み剥がす。
初めに、バルブキャップ、虫ゴム、ナットを外します。
チューブの空気を完全に抜き、タイヤがホイールから離れるように揉みながら剥がしていきます。
2.タイヤレバーを掛けていく
タイヤレバーを掛ける位置は、バルブの左右に1本ずつが良いです。
その前に、タイヤレバーを掛ける位置を手で摘み、前後に振っていきましょう。
こうする事で、タイヤレバーが掛けやすくなります。
ホイールとタイヤの間に隙間ができたら、先ほどの位置にタイヤレバーを掛けます。
3.タイヤレバーを1周させる
タイヤレバーを掛けたら、そのままタイヤレバーを1周させるようにスライドさせ、タイヤを外します。
4.チューブを出す
タイヤが全て外れたら、中のチューブもホイールから外しましょう。
ホイールにタイヤとチューブを取り付けよう!
次に、自転車のホイールに、タイヤとチューブの取り付けていきます。
<タイヤとチューブの取り付け方>
1.リムテープの交換
タイヤとチューブを取り出すと、チューブの下にリムテープという物があります。
リムテープは、パンク防止の役割があるので、劣化すると、その役割を果たせなくなります。
そのため、チューブ交換をする際は、リムテープも一緒に交換しましょう。
リムテープの穴とホイールの穴を合わせ取り付けます。
2.タイヤとチューブを取り付ける
タイヤを用意し、片側だけホイールにはめます。
次に、チューブを用意し、チューブのバルブをホイールの穴に通しましょう。
よれないようにチューブをタイヤに少し収納し、バルブのナットを緩く締め、バルブキャップをはめます。
その後に、チューブに少しだけ空気を入れ、チューブをタイヤに収納します。
チューブを入れ終えたら、今度はタイヤをホイールに全てはめていきます。
この時に、バルブ側を最後にすると入れずらくなるので、バルブ付近から先にはめていきましょう
。
3.タイヤを最終確認
チューブがタイヤに挟まってパンクしないように、タイヤ全体を揉んでください。
次に、空気を1/3程度入れ、ホイールを手で持った状態で回転させ、タイヤとホイールの境目の線が綺麗に出ている事を確認してください。
もし出ていない場合は、空気をさらに入れるか、タイヤを押し込むと、音と共に線が出ます。
最後に、ナットとバルブキャップを手で締め、虫ゴムを取り付けます。
これで、子供用自転車のタイヤ交換、チューブ交換の作業終了になります。
子供用自転車のタイヤ交換!後輪ホイールの取り付け方法
続いて、子供用自転車の後輪ホイール取り付け方法についてご紹介します。
基本的に、取り外しの逆手順で作業を行います。
作業の途中でわからなくなってしまった場合は、カメラやスマホで記録したものを見ながら作業を行いましょう。
<後輪ホイールの取り付け方>
1.ホイールをエンドに入れる
ハブシャフトにチェーンを掛けながら、エンドに通していきます。
エンドに通した際に、ハブシャフトに掛けてあったチェーンをスプロケットに乗せておきましょう。
2.フロントギアにチェーンをかける
フロントギアとチェーンの隙間に、ドライバーを挟みながら、ペダルを逆回転に回し、チェーンを乗せていきます。
もしも、チェーンカバーが邪魔な場合は、1度取り外してから行うと、手で乗せるだけなので簡単です。
4.ナットやワッシャーを元に戻す
チェーン引きを軽く張っておき、ナットやワッシャー、スタンドなどの部品を取り付けていきます。
この時に、本締めではなく、軽く締める程度にしておいてください。
5.調整〜本締め
ホイールがまっすぐ付いているか確認し、ナットを本締めしていきます。
最後に、空気を入れてから動作確認し、ホイール取り付けとタイヤ交換作業の完了となります。
トラブルの前にタイヤを交換しよう!
今回は、子供用自転車のタイヤ、チューブ交換と、ホイールの取り外しや取り付けについても、ご説明しました。
初めは難しい作業になるかもしれませんが、慣れてしまえばお店に出すよりも、工賃が浮くという利点があります。
また、トラブルの前にお子さんの自転車を点検する事も、忘れずに行ってください。
怪我などをしないように、日頃から点検を行いましょう。