ロードバイクに乗っていると、「その性能をもっと生かしたい」、「より性能が良いロードバイクにしたい」などと思うことがあるのではないでしょうか。
そこで、何をどうしたら性能に変化が見られると思いますか?
まず、タイヤを交換してみてください。
ロードバイクと地面が接している唯一の場所であるタイヤは、少し交換するだけで、見違えるような変化をもたらすことがあります。
そこで今回は、用途別にどのようなタイヤがおすすめできるのかを、ランキング形式3位まででまとめてご紹介していきます。
ロードバイクのタイヤの種類は?
一言でロードバイクのタイヤといっても、多くの種類があります。
溝があるものから、溝の無いもの、チューブの入っているものや、ノーパンクタイヤと呼ばれるものまで、数多くの製品が市販されています。
もちろん、ロードバイクを購入したときにセットで付属しているタイヤも、十分な性能を持っていますが、ロードバイクの使用目的は人それぞれ違うはずです。
そこで、まずはロードバイク用のタイヤが3種類ありますので、こちらの種類について簡単にご説明していきます。
◯クリンチャータイヤ
このタイヤはチューブが入っている、最も良く見かけるタイプのタイヤです。
ほとんど、最初のセットに付いているタイヤなのではないでしょうか。
タイヤとチューブがそれぞれ別部品となっていて、どちらか一方の交換が可能なものです。
◯チューブレスタイヤ
このタイヤは、その名のとおり、チューブを使用していないタイヤです。
チューブを使用していないため、空気圧が低圧になっていても、リム打ちパンクはしづらいです。
ただし、専用のホイールが必要であったり、空気漏れ防止のため、ホイールとタイヤがかみ合っていることなどから、交換作業が大変という問題点もあります。
◯チューブラータイヤ
このタイヤは、チューブがタイヤと一体化しているもので、乗り心地が良く、高速で走行することができます。
このように、タイヤによる特徴がそれぞれありますが、どんな時に、どんなタイヤが良いのか、ランキング上位に挙げられるものをご紹介していきます。
通勤メインのロードバイクは?おすすめタイヤランキング!
皆さんは、通勤にロードバイクを使う際、タイヤに何を求めますか?
軽さや、乗り心地も必要かもしれませんが、まず、重要なことは、耐パンク性能が高いことではないでしょうか。
そこで、通勤用にロードバイクを使う時に、タイヤの商品ランキングでも上位にも挙げられるであろうおすすめのタイヤをご紹介します。
1位:パナレーサー ツーキニスト
このタイヤの特徴は、耐パンク性能です。
どのように、耐パンク性能を向上させているかというと、タイヤの内側にもう一枚布の層を貼り付けている感じです。
そのため、リム打ちパンクや、サイドカットなどにも、効果が発揮されます。
重量は、耐パンク性能を重視しているためか、重く410g前後となっています。
2位:コンチネンタル ゲータースキン
このタイヤには、デュラスキンと言われるポリアラミド繊維を内部に取り付けることで、路面の凸凹や落下物に対し、タイヤが傷付かないようにしています。
そのため、耐パンク性能は非常に高いと言えます。
重量は250g前後となっています。
3位:ミシュラン プロ4 エンデュランス V2
このタイヤは、シリーズトップクラスの耐久性を持つと言われています。
両サイドに、ナイロンブレーカーと呼ばれるものが配置されているため、パンクやサイドの切れに効果を発揮しています。
重量は245g前後となっています。
以上の3種類です。
耐パンク性能からランキングをつけるとすると、ツーキニストとゲータースキンが少し上位に行くのではないでしょうか。
ヒルクライムメインのロードバイクは?おすすめタイヤランキング!
ロードバイクで、平坦な道だけを走っている人は少ないのではないでしょうか。
そこで、ヒルクライムを行う時、どのようなタイヤがおすすめできるのかを詳しくみていきましょう。
まず、ヒルクライムを行うにあたり、タイヤに求められる事は、軽さです。
この条件は外せない、絶対条件ではないでしょうか。
そこで、ヒルクライム用のおすすめタイヤランキングをご紹介します。
1位:コンチネンタル グランプリスーパーソニック
まず、コンチネンタル グランプリスーパーソニックですが、このタイヤの強みはなんといってもその軽さではないでしょうか。
140g前後と非常に軽いものになっています。
また、タイヤ中央はスリックなのに対し、サイドは細かいヤスリのような目をしています。
これは、コーナリングにおいて、グリップ力を上げる為に付けられています。
ダウンヒルにおいても、コーナーにおけるグリップ力には安心感がもてるのではないでしょうか。
2位:パナレーサー ジラー
こちらのタイヤも軽いです。
154g前後の重量となっています。
このタイヤにも、サイドは独特なパターンが刻まれていて、排水性も考慮されています。
それも、このタイヤには耐パンクベルトが組み込まれているため、使い勝手はよいのです。
しかし、この影響で重量は少し重くなります。
3位:ブリジストン エクステンザ R1S
こちらのタイヤもかなり軽量で、145g前後の重量となっています。
このタイヤは、日本のロードバイクメーカーであるアンカーのレーシングチームからフィードバックがあってできたタイヤです。
軽量なため、転がりは良いですが、パンクはしやすいという声もありますので、予備は持ち歩く必要がありますね。
以上、この3本が、ランキングでは上位に食い込むのではないでしょうか。
軽さのグランプリスーパーソニック、安定感のGILLAR、といったところですね。
ロングライドメインのロードバイクは?おすすめタイヤランキング!
ちょっとしたツーリングやロングライドを行う場合は、どのような性能をロードバイクのタイヤに求めますか?
基本的には、耐パンク性能と乗り心地ではないでしょうか。
また、長い時間ロードバイクに乗っていると、それだけで疲れてきますよね。
そこで、少しでも振動を吸収し、かつ多少の悪路でも走破できるようなおすすめのタイヤをご紹介します。
1位:ミシュラン パワー エンデュランス
ミシュラン POWER エンデュランスは、POWERシリーズには3種類のタイヤが存在します。
その中でも、特に耐久性に優れているのが、このエンデュランスです。
さらに、非常に軟らかくできているため、乗り心地に関してもロングライドに向いているのではないでしょうか。
重量は230gほどで、特に軽量とは言えませんが、その耐久性と乗り心地でランクインしています。
2位:ミシュラン プロ4 エンデュランス V2
こちらは、2章目の通勤時のランキングでもご紹介したタイヤになります。
先ほど、性能に関してご説明しましたので、割愛させて頂きます。
3位:パナレーサー レース D EVO2
レース重視のパナレーサーにおいて、耐久性を最も考えたタイヤと言えます。
ロングライドでは、荒れた路面を走らなくてはいけない場面が数多くあるはずです。
そこで、貫通やリム打ち、サイドカットというあらゆるパンクの原因を考慮し、それらに対抗するためのタイヤと言えます。
重量は230gと、他のタイヤと同等の重量となっています。
レース用のロードバイクは?おすすめタイヤランキング!
ロードバイクのレースと言えば、それぞれ勝負どころがあると思います。
平地でのスピード勝負や、コーナリング勝負など、様々な場面があります。
そこで、バランスを考え抜いたタイヤと、スピードに特化した商品ランキングでも上位に挙げられるおすすめのタイヤをご紹介します。
1位:ヴィットリア オープン コルサ SR
バランス重視のタイヤとして、挙げられるタイヤです。
転がり抵抗が少ない上に、グリップ力も十分な1本でしょう。
重量は230gと少し多いですが、初心者から上級者まで使えるタイヤではないでしょうか。
2位:ボントレガー R4 320
コーナリング重視のレース用タイヤです。
このタイヤは、全面が梨地になっており、さらに、しなやかな乗り心地になっています。
そのため、路面の食いつきが良く、コーナリングに抜群の威力を発揮します。
3位:シュワルベ シュワルベワン
こちらは、スピード重視のレース用タイヤです。
このタイヤの強みは、転がり抵抗の少なさでしょう。
転がり抵抗軽減のため、固めのタイヤとはなりますが、レースなどで路面が整備されている場合には、非常に効果的な1本です。
ただし、価格が高価で、おおよそ9000円します。
レースでの狙いどころ別に、それぞれトップクラスのタイヤを3本ご紹介しました。
どのタイヤも、レース用としてはとても良い性能を発揮してくれることでしょう。
雨天時ロードバイクに乗るときのタイヤおすすめランキング
「雨の日でもロードバイクに乗りたい!」と言う人も多いのではないでしょうか。
しかし、「濡れた路面は滑るから。」と、諦めている人がほとんどだと思います。
そこで、濡れた路面でも使えるおすすめタイヤをここでもランキング形式にてご紹介します。
1位:パナレーサー レース A EVO3
このタイヤは、軽量で、レース用に使う人が多いとおもいますが、実は優れたバランスを持つ、オールラウンドなタイヤなのです。
表面はザラついていて、しかも、貫通パンクに強い構造となっています。
これにより、グリップ性能が向上しているため、多少のウェット面であれば、走破できます。
2位:コンチネンタル グランプリ 4000S
このタイヤは、クッション性が高く、グリップ力が優れています。
さらに、独特な溝が掘られているため、排水性も高いため、濡れた路面にも対応可能です。
クッション性が高いということは、タイヤ自体がしなやかであり、接地面が増えることに繋がります。
濡れた路面の場合、空気圧を少なめにして、接地面を増やす場合が多いですが、この効果をさらに向上させることができます。
3位:ヴィットリア ルビノプロ エンデュランス
このタイヤの特徴は、溝形状ではないでしょうか。
排水性を考慮し、全体的に溝が加工されています。
また、低温においても、グリップ力の低下がほとんど見られず、氷点下でも、十分に使用可能なタイヤです。
「濡れた路面は滑るから、ロードバイクに乗れない。」ということはありません。
しかし、全く滑らないということではないので、走行には十分注意し、路面状況を確認しながら、走行することを強くおすすめします。
お気に入りのタイヤに交換してみよう!
ロードバイクに乗る目的は、人それぞれです。
その中でもランキング形式にて、おすすめの商品をご紹介してきました。
タイヤは、実際に使ってみると結構な違いが分かるパーツです。
今回ご紹介したタイヤは、ランキングの上位に挙げられるものばかりでもあるので、是非、用途に合わせて交換して走りの違いを体感してみてください。