ビアンキはイタリアのメーカーらしく、洗練されたおしゃれなイメージがあります。
特にミニベロは品揃えが豊富で、女性専用車もあり、注目される存在です。
中でも、ミニベロ7はエントリーグレードのため、ママチャリからの乗り換えが多いと聞きます。
そのため、かごを付けるなど機能性を重視したカスタマイズをしたいものです。
そこで今回は、ミニベロ7のカスタマイズを考えていきましょう。
ミニベロならビアンキ!
現在のビアンキは、レースの世界では機材の提供や、サブスポンサーに留まり、メインとなることはありません。
そのため、私などのホビーライダーには、市販車がメインのメーカーと思えてしまうほどです。
ミニベロは、どこのメーカーも出していますが、ビアンキは有名メーカーの中では、一日の長があります。
ママチャリっぽくない洗練されたデザインが、街乗りにさりげなくマッチしますし、スポーツライクな走りができる機種あります。
価格のバランスも良いですし、ミニベロを考えているなら、まずビアンキのラインナップを確認してみることをおすすめします。
今回、ピックアップするミニベロ7にはノーマル仕様と、女性仕様のミニベロ7LADYがあります。
後ほど詳しくご紹介しますが、ビアンキのミニベロの中では、エントリーグレードに当たります。
そのため、泥除けとキックスタンドが標準装備という嬉しい仕様です。
あとは、限定というわけではありませんが、街乗り車と考えるとかごを付けたいですね。
ビアンキ・ミニベロ7のスペック~かごを後付けできるか?
それでは、まずビアンキ・ミニベロ7のスペックを確認していきます。
フレームは、ハイテンスチールを使っています。
さすがにエントリーグレードにクロモリは使えないでしょうから、耐久性という意味では少し劣ります。
特に、サビに要注意です。
しかし、スチールフレーム特有の細いチューブは、スタイリッシュな見た目を演出しています。
フロントシングル、リア7速ですから、スポーツ自転車の醍醐味を味わえるかというと微妙です。
リアの変速機回りはシマノ製で統一されていて、シフターにラピットファイヤー式を採用しているので、しっかりとした変速は期待できます。
先述したように、泥除けとスタンドが標準装備ですし、各所にオプション用のダボ穴が切ってありますので、キャリアやかごも問題なく後付けできます。
また、女性仕様のミニベロ7LADYはスカートを履いていても、またぎやすいトップチューブが斜めに下がった形状です。
サイズは39限定で、価格はノーマル仕様と同じ¥62,000です。
ビアンキ・ミニベロ7はカスタマイズの余地が大きい
ビアンキ・ミニベロ7のスペックを確認してみましたが、値段相応に思える部分と、正直言ってコストダウンし過ぎと感じる部分もあります。
先述しましたが、変速関係は充実していると思います。
ただ、慣れてきてスポーツ自転車的な走りがしたくなれば、カスタマイズの余地は大いにあります。
ミニベロはホイールが小さいので、スピードには限界があります。
そのため、例えば変速段数を増やすカスタマイズは、コストが掛かる割には効果が薄いです。
クランクのレベルが疑問なので、個人的には交換したいですが…
費用対効果が高いのは、タイヤの交換です。
ミニベロ7に付いているタイヤは、エントリーグレードにしてはまともですが、お世辞にも高性能とは言えません。
タイヤは自転車の中で唯一地面と接する部分なので、性能を上げると効果がテキメンに表れます。
余裕があるようなら、中級レベル以上のタイヤを選んでみてください。
その際ですが、現行より少し細くしても、安定感を欠くようなことはないので、スピードアップには細くすると効果的です。
では、次項からは、ミニベロ7にかごを取り付けることを考えていきます。
ミニベロ7は積極的にかごを付けたい自転車
ビアンキ・ミニベロ7は走行性能というよりは、機能性重視のミニベロです。
さすがに、このスペックで山登りは難しいですし、100km走るのに適しているかと問われれば、答えは「ノー」です。
反面、通勤や通学、近所へのお買いものなら大歓迎です。
小回りも利きますし、ストップ&ゴーが多い環境では、何より漕ぎ出しの軽さがありがたく感じるものです。
そこで取り付けたいのは、荷物を運ぶためのキャリアやかごです。
ママチャリには標準装備されているのが一般的なので、あまり意識しないかもしれません。
しかし、スポーツ自転車ではミニベロと言えども、かごが最初から付いている機種は多くありません。
それは重くなるからであり、走行性能に関係ないものは排除していくのが、スポーツ自転車の作り方だからです。
しかし、なくなって初めて分かるとでも言いましょうか、かごは必要性を感じてくると思います。
特にミニベロ7は、最初から泥除けやスタンドが付いているわけで、完全な街乗り想定で作られています。
そのため、かごがあっても何らおかしくはないです。
かごをどこに付けるか?
ビアンキ・ミニベロ7に取り付けるかごを紹介していきますが、まず、どこに付けるのか考えることが大切です。
前かごなら、ヘッドチューブかハンドルに直付けするか、Vブレーキの台座にキャリアを付けて、そこにかごを固定するかの選択になります。
まず、ハンドルに直付けするメリットは、フックで引っかけられるようなものが多いので、脱着が簡単に行えることです。
輪行などを視野に入れている場合は、ベストな選択でしょう。
しかし、ミニベロはスポーツ自転車ですから、ママチャリに比べてハンドルは遠く、高い位置にあります。
そこに重量物を付けて走ると、バランスが相当悪くなり、振り回される感覚になるのは覚悟しておいてください。
その点、ヘッドチューブに取り付けるタイプは固定式ですが、ハンドリングに影響がないのがメリットです。
また、固定式なので、ズレないのも良いですね。
あとは、キャリアを取り付ける方法ですが、これは自分が好きなかごを選べるメリットがあります。
プレートや結束バンドで固定すれば、自転車用のかごじゃなくても取り付けられるわけです。
ミニベロ7におすすめのかご
では、ビアンキ・ミニベロ7におすすめのかごをご紹介します。
【PLATA(プラタ):折りたたみ式前カゴ 折りたたみ自転車用 OJ004M】
参考価格:¥1,380
折り畳み自転車用と書いてありますが、実際にミニベロ7に付けている人もいましたので、大丈夫です。
ハンドル取り付けタイプでワンタッチで脱着できますが、ヘッドチューブに金具で固定しますし、マジックテープも付属しています。
かご自体が折りたためますので、輪行にはとても便利です。
【OGK:籐風フロント用ファッションバスケット FB-037K】
参考価格:¥1,920
【籐風】ですから、籐製ではありませんが、ミニベロ7に合いそうなおしゃれなタイプです。
見た目だけではなく、21Lと容量も十分ありますし、底面積が広いタイプなので、大きめのバッグもすっぽり収まります。
ヘッドチューブに、付属の金具で取り付けるタイプです。
【AKI WORLD(アキワールド):BASKET CARRIER SILVER CR-YI-006】
参考価格:¥2,800
ルイガノの日本代理店でお馴染みのアキ・コーポレーションのフロントキャリアです。
ミニベロ7に取り付けているインプレもあり、おすすめです。
見た目もあまりごっつくなくて、さりげない感じなので、ミニベロ7に合います。
ミニベロ7にかごはスタンダード
今回は、ビアンキのミニベロ7にかごを取り付けることを考えてみました。
かごというと、ママチャリ風味が強くなるので拒否するかもしれませんが、付けることによってかえってファッション性が上がるようなものもあります。
恥ずかしがる必要はないので、機能性を考えれば、むしろ積極的に付けても良いくらいです。