ロードバイクを購入しようと思ったときに、ホームページやカタログは見ると思います。
当然ながら、ネガティブなことは書いていないので、相対的な評価が気になることがあります。
そんなときに、欲しいと思っている機種に関するブログは、とても参考になります。
特に、今回取り上げるイタリアのジオスなどは種類が豊富なので、様々なインプレが役立ちます。
ブログ、参考にしていきましょう。
ロードバイク関連ブログの種類
ジオスに限りませんが、ロードバイクに乗っている人のブログには、以下のようなものがあります。
ひとつは、自分が購入したロードバイクを紹介するブログです。
スペックを事細かに紹介しているもの、実際に走ったインプレを載せているもの、ただ自慢しているものなど、形態は様々です。
次は、色々なメーカーのバイクを比較検討しているブログです。
スペックを見て推測しているもの、実際に展示会や試乗会に出向いて、写真付きで解説しているものもあります。
そして、私が一番参考にしているのが、修理やカスタマイズを説明してくれるブログです。
これは、写真や動画付きで紹介してくれていますので、実に分かりやすいです。
極端な例かもしれませんが、私は10年以上も前に書かれたヘッドパーツの仕組みについてのブログを、今でも参考にしています。
あとはツーリングの記録、いわゆる旅行記です。
これはロードバイクの性能とかではなく、名所や観光地、グルメを紹介したり、景色の良い写真を載せたりしています。
また、自分の走った記録用に残している人もいます。
ジオスのロードバイクはスチールフレームが主流
「ジオス」はジオス・ブルーでお馴染みの、イタリアの自転車ブランドです。
日本では販売代理店を通していますが、レース機材というよりは、ホビーライダー向けの機種が目立つ印象です。
価格が全てではないですが、同じイタリアメ―カーでも、コルナゴやデローザなどの高級ブランド志向とは、一線を画す戦略が見えます。
日本での販売はロードバイク・クロスバイク・ミニベロが主力です。
ジオスのロードバイクの特徴は、スチールフレームの多さです。
現代のカーボン・アルミ2強時代には見られない特徴で、ジオスはロードバイクでも、スチールフレーム車が最も多いです。
また、同じイタリアのチューブメーカー「コロンバス」社のチューブを多く使用しています。
後ほど詳しくスペックなどを紹介しますが、ブログなどに取り上げられることが多いのは、クロモリフレームの【FELLEO 105】です。
カーボンフレームで20万円台の【TORNADO】、フラットバーロードの【CANTARE】などです。
そして、ほぼ全車に使用されているのが、代名詞であるジオスブルーです。
ブログで取り上げられることが多いジオス【FELLEO 105】
では具体的に、ジオスのロードバイクを見ていきましょう。
まず、ブログで取り上げられることの多い【FELLEO(フェレオ) 105】です。
コロンバス製のクロモリフレームに、ジオスブルー1色のみの扱いなので、いかにもジオスらしい1台です。
シマノ・105のフルコンポに、ホイールまでシマノ製です。
この機種に限らず、ジオスはドライブトレインとホイールに、シマノ製を揃えるこだわりがあると見られます。
ジオメトリを見ると、ホリゾンタルスタイルで、きれいなダイアモンドフレームです。
トップチューブやヘッドアングルは平均的ですが、チェーンステーがレーシー仕様の405mmです。
インプレを見る限りでは、レーシーな感覚を持っている人はあまりいません。
カーボンフォーク装備ということも影響しているのか、むしろ衝撃吸収性の良さを取り上げる人が多いです。
また、クロモリフレームなので、坂に対する厳しい評価は否めないですが、グリップ力の高さを評価する声もあります。
高速でガンガン走るようなイメージではなく、通勤や街乗りに考えても良いロードバイクではないでしょうか。
カーボンロードバイクなら【TORNADO】
次にご紹介したいのは、カーボンフレームのロードバイク【TORNADO(トルネード)】です。
フレームセット単体で14.8万円という、フルカーボンフレームとしては、手が出しやすい価格設定と言えます。
コンポは選択できる形で、シマノ・アルテグラのDi2と機械式、105の中から選べます。
それに伴って、ホイールのグレードが変わる仕組みです。
後のカスタマイズを視野に入れるなら、最初はむしろ、105で価格を抑えておくのがおすすめです。
ジオメトリが攻撃的すぎないので、ユーザーさんの紹介ブログを見ても、オールラウンダーと評価されています。
マットブラック1色の展開ですが、ジオスブルーがさりげなく挿し色で入っているのが、おしゃれですね。
その他のインプレで目立ったのは、直進安定性の高さです。
ヘッドアングルが寝気味でチェーンステーも長め、加えて真っ直ぐ走ってくれるとなると、長距離でも楽に走れます。
これで105モデルなら23万円台ですから、相当なコスパの高さと判断できます。
ジオスでブログ登場数が最も多いのいは【CANTARE】
ブログに掲載されている数だけなら、ジオスのバイクの中で最も多いのは【CANTARE(カンターレ)】でしょう。
ドロップハンドルではないので、ロードバイクのカテゴリーには入っていません。
しかし、ブレーキ以外がシマノ・ソラで統一されており、ホイールもロードバイク用ですから、フラットバーハンドルでなければ完全なロードバイクです。
カテゴリーは別として、ジオスを代表する街乗り車の1台で、あくまでも個人的なイメージですが、本当によく見かけます。
特に最近は自転車通勤をしている人が増えているのですが、自転車用のブログでなくても、さりげなくカンターレで通勤しています、的なことが書いてあったりします。
フロントフォークがカーボンというのも、通勤である程度の距離を走る際は、衝撃吸収してくれて良いですね。
このレベルのバイクは、ママチャリからの乗り換えが多いようですが、とにかく軽い力で漕げるとの声が多いです。
また、10万円を切る価格帯のため、高額なバイクにありがちな、ただ持ち上げたり絶賛するだけの「ちょうちん記事」が少ないのも信憑性があります。
良くも悪くも価格通り、気になるところがあれば、どんどんカスタマイズしていく…そんなバイクだと思います。
ジオスのミニベロもよくブログに書かれている
ジオスのバイクを取り上げたブログを色々と見ていますと、ロードバイクの他には、ミニベロを題材にしたものも多いです。
ジオスのミニベロは、ドロップハンドルにSTIレバーを装備したミニベロロードに、泥除けやキャリアが標準装備されている街乗り仕様まで、様々です。
ブログに掲載が多いのは【MIGNON (ミグノン)】です。
スチールフレームの細身でスタイリッシュさと、完全ホリゾンタルスタイルのクラシックな雰囲気が、エントリーグレードを感じさせません。
やはりここは、ジオス・ブルーに乗っていただきたいですね。
ドロップハンドル車は【PANTO(パント)】です。
これに関しては賛否両論分かれるところですが、スペックがロードバイクなので、価格の約15万円が微妙ですね。
リア10速シマノ・ティアグラ搭載なら、個人的にはロードバイクで良いのかなと思います。
ブログでは、あまり価格に触れているものがないので、参考程度に考えてみてください。
ジオスのイメージは依然としてネガティブなのか?
今回は、ジオスのロードバイクを掲載しているブログをチェックしました。
個人的には良いイメージですが、以前ネットでも話題になったある著書のおかげで、ネガティブなイメージが残っているなと感じました。
「ジオスがこんなこんな高いレベルのものを作っているのか」と驚いたような論評のブログがありました。
一度付いてしまったイメージの払拭は難しいと感じさせましたが、ジオスの物作りは変わらず、しっかりとしていました。