ロードバイクに乗っていると色んな噂に出会います。
「足が太くなる」「ロードバイクなら100キロは余裕で走る事ができる」など、面白い話から怖い話まで色んな噂を耳にします。
今回は、なかでも信憑性のある「ロードバイクに乗っていると身長が伸びる?」という噂の真相に迫ります。
ロードバイクで身長が伸びるは本当?
初めから答えを出してしまうようですが、ロードバイクに跨っているだけではもちろん身長は伸びません。
そんな事があったとしたら、ほとんどの自転車乗りの皆さんは、雲を突き抜け天高くそびえ立っている事でしょう。
想像しただけでも面白いですが、残念ながら実際にはこのようなことはありません。
しかし、全く身長が伸びないというわけでもないのです。
その理由が「成長ホルモン」です。
成長ホルモンとは、体内で作られる物質で、体の様々な機能をコントロールする役割を持っています。
人間の体内には100種類以上のホルモンがあると言われ、その1つ1つに決まった役割があり、それを果たす事で人間の体は正常に機能する事ができます。
成長ホルモンといえば、身長を伸ばすホルモンとしてご存知の方もいるかと思いますが、もう1つ重要な役割があります。
それが「体内にある物質を、エネルギーとして使える物質に変える働き」これを言い換えると「代謝」と言います。
つまり、代謝を良くする事が身長が伸びる事に繋がるというわけです。
ロードバイクで代謝をUP!
代謝を上げ、成長ホルモンを増加させる方法として、運動は欠かせなくなります。
ロードバイクも代謝を上げるには、とてもおすすめの運動です。
日頃、あまり運動をする機会が少ない方にとって、移動手段にロードバイクなどを活用する事はジョギングなどをする事よりも手軽で効果的です。
ロードバイクの身長が伸びる噂の1つとして、こんな話があります。
「サドルを高くして、足がギリギリペダルに届くように乗ったら身長が伸びた」これについてはおそらくたまたまでしょう。
身長が伸びるという事は骨が伸びるという事です。
なので、サドルを高くしたからといって身長を伸ばす効果は得られません。
ロードバイクで身長を伸ばすという事であれば、長距離をロードバイクで移動する方が代謝も上がり、成長ホルモンの分泌を促すには効果的な方法です。
運動不足やダイエットにもロードバイクは効果的ですので、興味のある方は1度試してみることをおすすめします。
身長を伸ばす成長ホルモンは睡眠時の方が分泌される?
身長が伸びる成長ホルモンを分泌させる方法は運動だけではありません。
実は、成長ホルモンが最も分泌されるのは、睡眠時だという事が分かっています。
ロードバイクで成長ホルモンを分泌させる場合、30分〜1時間程ロードバイクを漕ぎ続けなくてはなりません。
というのも、運動時の成長ホルモンの分泌量は微量で効果を得るには時間を要します。
しかし、運動の後に栄養のある食事を摂取する事で、成長ホルモンをより活性化させ、睡眠の質も上がる事から就寝時の方が分泌量が多くなるのです。
1日7時間以上眠る事によって成長ホルモンの分泌量も多くなりますので、しっかり睡眠をとる事をおすすめします。
成長ホルモンが1番多く分泌される時間帯は午後10時〜午前2時なので、日中はロードバイクで体を動かして、なるべく午後10前には就寝するよう心掛けましょう。
また、ロードバイクを活用する事で、景色を眺めながら徒歩では行く事ができない遠方までサイクリングに出かけることも可能ですし、リラックス効果も期待できますのでとてもおすすめな方法です。
ロードバイクに乗ると身長が伸びる妨げになる?
ロードバイクで身長を伸ばす際に気をつけなければいけない点があります。
実は、ロードバイクばかりに頼って歩く事が少なくなると、身長を伸ばす妨げになってしまうのです。
人間の身長が伸びる際に必要なビタミンDやカルシウムなどの栄養素の他に、地面を歩く際の応力が、骨を成長させる刺激になります。
歩かない生活ばかり送ってしまうと、足に応力が加わらないために、骨が弱くなる傾向があるのです。
自転車競技のガタイの良いプロ選手が、実は比較的に骨が弱い傾向にあります。
なので、ロードバイクにばかり頼らず、ウォーキングやジョギングなどをバランスよく織り交ぜていくことも大切になってきます。
日頃から、自転車にばかり頼ってしまっている方は意識的にウォーキングやジョギングを取り入れた方が良いかもしれません。
ロードバイクに偏り過ぎずバランスよく運動を行う事が大切になってきます。
身長を伸ばす食べ物
これを食べれば身長が伸びるという食べ物はありませんが、身長を伸ばすために必要な栄養を持った食べ物をご紹介していきます。
骨端線という軟骨の部分が成長する事によって身長は伸びます。
骨端線の成長を助けてくれるものが以下の栄養になります。
・カルシウム
(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)、海産物(わかめ、干しエビ、しらす干しなど)野菜(小松菜、大根、野沢菜など)
・ビタミンD
(椎茸、しめじ、イワシ、きくらげ、さんま、ぶり、鮭など)
・マグネシウム
(ほうれん草、アーモンド、大豆、インゲン豆、カツオ、落花生など)
・亜鉛
(牛もも肉、豚もも肉、豚レバー、牡蠣、ホタテ、納豆など)
・たんぱく質
(豚肉、牛肉、鶏肉、マグロ、カツオ、さんま、豆腐、卵など)
これらの栄養を摂取する事によって、身長を伸ばす成長ホルモンの分泌を助けてくれる働きがありますので、積極的に摂取すると良いかもしれません。
また、これらの栄養ばかりではなく、他の栄養にも気を配る事が体の成長に繋がります。
ロードバイクなどの運動の他に、食事の栄養にも目を向けていきましょう。
ロードバイクでツボを刺激!身長が伸びる効果促進
ロードバイクで身長を伸ばすための方法として「ツボを意識する」という方法があります。
足の裏を刺激する事で、足先に溜まった血液の循環や老廃物の排出にも繋がります。
足裏にある身長を伸ばすツボが以下になります。
・肝臓のツボ
成長ホルモンをソフトメジンC(骨の成長を促すホルモン)に変換する効果を促進
・僧帽筋のツボ
背中にある僧帽筋を鍛える効果
・甲状腺のツボ
脳下垂体に骨の成長を働きかける甲状腺ホルモンの分泌を促進
これらのツボを意識する事で身長を伸ばす助けになります。
では、このツボをどのように刺激するのでしょうか?
その方法が「立ち漕ぎ」です。
立ち漕ぎをする事によって3つのツボが刺激されます。
また、坂道で立ち漕ぎを行うとさらに効果的ですので、より身長が伸びる助けになります。
少しハードになりますが、心肺機能や筋肉にも良い刺激になりますので、1度試してみる事をおすすめします。
ロードバイクを使って効果的に身長を伸ばそう!
ロードバイクに乗っているだけで身長は伸びませんが、ロードバイクを使って身長を伸ばす効果を高めることはできます。
また、ウォーキングなどの歩く運動や、栄養を配慮した食事、早めの就寝にも気を配る事が大切です。
正しい方法でロードバイクに乗ることで、身長に限らず健康やリフレッシュにもなります。
試してみたい方は、より効果を発揮するために、これらの事を意識してロードバイクに乗りましょう。