鍵を紛失!自転車の鍵の壊し方&高価ロードバイクの盗難対策

自転車の鍵を無くした経験ありませんか?

ポケットやバッグに入れたつもりが、いつの間にか無くなってる!!

そんな困った時のために、今回は自力で解錠する方法と、解錠できなかった場合の壊し方もご紹介します。

一緒に、高価なロードバイクを盗難から守るための、鍵の選び方や施錠方法もお教えしますよ。

ぜひ、参考になさってください!

自転車の鍵がない!壊し方を考える前に、傘で解錠!?

鍵の紛失トラブル時に限って、近くに自転車屋さんがなかったりします。
仮にあっても閉まっていたりすることもあり、その場合は「何とか自力で解錠できないか?」と考えることでしょう。

そのような場合に備えて、どうしようもない時の最終手段として、鍵の解錠の仕方と壊し方をご紹介します。
言うまでもありませんが、これは悪用を助長している訳ではないので絶対に他人の自転車にしないで下さい。

●ママチャリの後輪に付いているタイプの馬蹄錠の開け方

一般的な馬蹄錠であれば、「傘錠」で開ける事ができます。
ビニール傘を開く時に押す金属パーツを取り出し、それを鍵穴に入れて少し動かすと意外と簡単に開けることができます。

ポイントはビニール傘(100均の物では弱いので、もう少ししっかりした物)を手に入れる事です。
傘の軸の部分から目当てのパーツを取り出せば使えます。

また、薄いマイナスドライバーでも可能です。
ドライバーの先を鍵穴に入れて動かせば、鍵は開きます。

しかし、作業中を誰かに見られて咎められたり、警察に通報された時に現場で自分の自転車である事を証明ができなければトラブルになる恐れがありますので、防犯登録済みの自転車でのみ行うことをおすすめします。

もし、自宅が近ければ後輪を上げた状態で持ち帰ってから作業するのが安全でしょう。

●ワイヤーロックの開け方

直径1㎝以内の物であれば、ホームセンターで売っているワイヤーカッターで切断できます。
こちらも、自宅に自転車を持ち帰ってから切断した方が安全でしょう。

鍵をなくした自転車の解錠失敗!鍵の壊し方は?

次は、鍵をドライバーで壊して解錠する方法をご紹介します。

必要なのは鍵穴に入る太さのマイナスドライバーです。

まず、鍵穴にドライバーを差し込みます。

その後、思いっきりドライバーをこじります。
ドライバーが曲がってしまう位の力でこじります。

そうすれば鍵本体のカバーが壊れて内部が見えるようになるので、構造を見ながら適当に動かしてみましょう。
すると、カチッと解錠できるかと思います。

解錠できない場合は再度、鍵本体をドライバーを使って分解していきます。
実は自転車を動かすほどに解錠(この場合、破壊ですね。)する事がやりやすくなります。

この方法は、鍵の本体が壊れてしまうので再利用はできません。
そのため、新しい鍵に取り替えましょう。

この解錠の方法(壊し方)は、作業中の怪しさは目を見張るものになりますし、さらに音が出てしまうので他人の目を引きやすくなります。
作業をするときは、ご注意下さい。

こんなに簡単に壊れて良いのか心配になるほどのモロさの鍵はプレスキーで、板鍵とも言われているタイプです。

当然JIS(日本工業規格】から除外されてしまいました。
しかし、まだまだこのタイプの鍵は安い価格の自転車に使用されていてかなりの台数が出回っています。

自分の自転車がプレスキータイプであれば、防犯面から2種類の鍵を取り付けることをおすすめします。

そして、スペアキーは別に大切に保管しましょう。

自転車の鍵の壊し方・ダイヤル式の場合

ダイヤル式の鍵は、切断するか番号を探って開錠するしか方法がありません。
切断するならば、ホームセンターで売っている鉄ノコを使えば切断できます。

番号を探っての開錠は、多少のコツを必要としますが次のような方法があります。

①まずダイヤルを「0000」などに合わせます。

②ロック用のU字型フックを引っ張ると、ダイヤルの1番下がつられて少しだけ引っ張られ動きます。

③その状態で一番下のダイヤルを順番に回してみます。
すると、1ヵ所だけ引っ張られない部分があります。
そこがその部分の正解の番号です。

④引っ張られない番号にダイヤルを合わせ、次のダイヤルも順番に試していきます。
そうすると、また引っ張られない数字が出てきます。

⑤これを繰り返して、順番に合わせて試していくと開錠します。

初めての場合、コツが掴めるまで何度も失敗するでしょうけれど、頑張って続けてください。

自力での解錠(壊し方)する方法をご紹介しましたが、壊してしまったり警察に事情を聞かれたりと、マイナスな面が多い可能性が高いので、鍵の紛失トラブルの時は自転車屋さんを呼ぶのが一番です。

自転車店によっては、出張で鍵の取り外しや、交換をしてくれたりします。
自転車店の近くであれば15分ほどの短時間で到着して作業してくれます。

しかし、出張してもらう分、自分で持ち込んで切断・交換する料金よりは割高になりますので、その点は了承しておいてください

ロードバイクは「地球ロック」で盗難防止!

大切なあなたの自転車を盗難から守るためには、鍵のかけ方がとても重要になります。

今までで「地球ロック」という言葉を聞いたことありませんか。
地球ロックと言うのは、鍵の名前ではなくて固定方法のことです。

さすがの窃盗犯でも破壊できないようなものであれば、持って行きようがありません。
そのため、地球から生えてるものにしっかり固定して、駐輪しようと言う事なのです。

例えば、フレームとタイヤを鍵で固定してその辺に立てかけて置く方法は、「拝借して乗って行こう」という場当たり的な窃盗には効果がありますが、本格的な窃盗に関しては、効果が薄いです。
その理由は、ロードバイクなどは軽量であるため、ヒョイっと担がれて車に乗せる事ができてしまうからです。

事実、窃盗犯は車から獲物を物色するケースが多いです。
これを防止するために「地球ロックをしよう!」ということなんです。

今では、街で見かける自転車は結構な確立で地球ロックで固定されています。

このように駐輪するときに自転車の固定方法を少し意識するだけで盗難のリスクをグッと減らせます。
是非、壊し方が存在しない地球(地面)から生えてるものに固定して、駐車しましょう。

しかし、基本ですが、駐輪禁止区域に駐めないよう注意しましょう。
もし仮に窃盗の被害に遭ったとしても、行政の取り締まり区域でことが起きれば文句は言えません。

ロードバイクの盗難対策!鍵の選び方①

腹立たしいことにロードバイクの盗難被害は年々増加傾向にあります。
その理由は、競技人口の増加と共に高価な自転車が増えている事が原因ではないでしょうか。

ここからは、大切なあなたのロードバイクの盗難対策をご紹介します。

まず、ロードバイクの鍵を選ぶときについてですが、「頑丈さを取るか?軽さを取るか?」で悩みませんか。
鍵は「太ければ切れない、盗まれない」という印象があるかも知れませんが、オートバイ用の最強の鍵をしたハーレーが自宅の駐車場から消えたという話もあります。

どんな精巧で頑丈な鍵でも、窃盗団は必ず壊し方を考案して来ます。

このことから、人によっては自転車の鍵は抑止力でしかないと割り切り、走行への影響が小さい軽量タイプを選ぶことも多いです。

ママチャリに代表されるタウンバイクは本体に取り付ける鍵が中心ですが、ロードバイクはワイヤー錠を使用するのが基本です。
その理由は、車両重量が違うからです。

タウンバイクは20Kg前後、クロスバイクで13kg前後、ロードバイクだと8kg前後なので、ロードバイクに本体に取り付ける鍵を付けて施錠しても、軽々と持ち上げて持っていくことができるからです。

皮肉な事に自転車は、高価になるほど軽量となり、100万円を超すロードバイクは6kg以下のものもあります。

窃盗団からすれば、軽くて持ち運びが楽で処分した時の利益も大きいロードバイクは絶好の獲物でしょう。

そのため、ワイヤー錠を使って地球ロックをし、前輪やサドルを外して持ち歩くなどで防犯対策するしかてはないと言えます。

ロードバイクの盗難対策!鍵の選び方②

ダイヤル式のワイヤー鍵を選べば鍵を持たずに施錠、解錠できて鍵を落として解錠に困る事もなく地球ロックもできます。
このことからロードバイクに最適に思えますが、ロードバイクに最適の鍵と言えるでしょうか、考えてみましょう。

「鍵はしても盗まれる」と割り切るライダーが頑丈な鍵より持ち運びしやすいものを選ぶ傾向にあることはお伝えしました。
しかし、極端に軽さを追求したワイヤー鍵は頼く、細いです。

一般の通行人はワイヤーカッターなどを持ち歩かないので盗難防止の機能は十分持ち合わせています。
このことから一般の方には、細くても安心です。

しかし、細すぎると、ワイヤーカッターを持ち歩く窃盗犯からは守れません。

さらに鍵の長さにも注意が必要です。
流石に地球ロックできないほど短いのは困りものです。
ネット購入をする場合は、長さをイメージすることが難しいので要注意です。

ロードバイクを乗られる方の大半は、スピードを出すため、荷物をできるだけ少なくします。
そのため、鍵はサイクルジャージのポケットか、サドルバックに入れることになります。
このことから、鍵にも軽量でコンパクトさが求めらていくのです。

そこで、ワイヤー錠はポケット、サドルバックに入りませんがフレームに巻き付けられて、重量がそこまでないので、便利です。

また、よくあることですが、施錠作業に手間が掛かるからと施錠が面倒になり、ついコンビニなどの短時間の駐輪時には施錠しないというケースもいます。
しかし、このタイミングを見計らっている窃盗犯もいます。

さらに鍵が一つだと時間が掛からないからと、窃盗をしようとする犯人もいます。
自転車一台に鍵は一つという考えを捨て、普段使いの時とロングライドで二つタイプの鍵を使い分けるなどの固定概念の壊し方をするのも面白いかも知れません。

あなたのサイクリングライフに合わせた鍵選びをしてください。

あまり無理せず自転車店に頼もう

自転車の鍵をなくしてしまった時、本当に困ってしまいますよね。

早く帰宅するために、鍵を壊すのもいいですが、工具で怪我をしたり自転車本体を傷つけないように注意してください。

あまり無理せず、自転車店に依頼するのもいいでしょう。

ロードバイクに乗られる方、当たり前ですが「自転車等放置禁止区域」と書かれた標識や看板が立てられている場所には駐輪してはいけませんよ。

もちろん地球ロックも禁止ですので、気をつけてくださいね。