誰でも簡単に乗ることができ、たくさんの人が乗っている自転車。
あなたの自転車は、防犯登録がきちんとされていますか?
防犯登録は、実は自転車に乗る人は必ずしなければならない義務なのです。
では、防犯登録をすることの意味をご説明していきます。
自転車の防犯登録は義務だった!防犯登録の意味
自転車を持っている人は、所有している自転車を防犯登録しなければいけないという決まりがあります。
これは、義務ではあるものの守らなくてもペナルティを受けることはありません。
しかし、自転車の盗難は日本各地で起きています。
いざという時に泣き寝入りをしないためにも、登録は済ませた方が良いでしょう。
防犯登録は、保管する場所を分かりにくいところに変更したり、頑丈な鍵を取り付けるようなものだと思って下さい。
防犯登録をしておくと、警察側にも一定期間データが記録されているため、何かあった時に自分が持ち主であることを証明することが出来る上、すぐに信用もしてもらえます。
また、登録者の印であるステッカーを貼れば、この自転車のデータが警察にも把握されていると分かりますので、盗もうとした相手もやる気を失くしてしまう可能性があります。
仮にそれでも盗まれた場合は、発見するための手掛かりとしての役割を果たしてくれます。
登録すれば万が一の時にもすぐに対応出来るので、きちんと行っておくことをおすすめします。
義務化されている防犯登録方法!購入前に知っておきたいこと
自転車の防犯登録はやらなくても問題ありませんが、メリットも多いですし、義務づけられていることでもあるので、きちんと済ませておきましょう。
登録には「販売証明書」「身分証明書」「手数料」「登録する自転車」の4つが必要です。
販売証明書に関しては、実店舗で買った場合はその場で受け取れますが、ネット通販を利用した場合やネットオークションの場合は、必要書類が付いてこないこともよくあります。
ネットショップやオークションでは稀に盗難車を売っているところもあるため、必ず販売証明書を貰っておき、登録する際に持っていくようにしましょう。
しかし、専門店に防犯登録をしに行っても、トラブルを避けるために専門店で買った自転車だけを登録対象にしている店も存在します。
あらかじめ確かめておくと良いでしょう。
身分証明書は、免許証や学生証、保険証など、国や学校が発行しているものを指しています。
手数料は都道府県によって金額が異なります。
とは言え、500円くらいあれば足りるので安心して下さい。
自転車そのものを持っていく理由は、購入した店以外の場所で登録する時、登録したときのステッカーを貼るためです。
具体的な登録方法は、専用の用紙を記入したら手数料を支払い、ステッカーを貼るだけなので、5分もあれば終わります。
義務化されている防犯登録をしないとどうなる??
自転車の防犯登録は義務ではありますが、しなくても罰則は特にありません。
しかし、警察官は道端に停めてある自転車の防犯登録ステッカーやシールの有無を確認しているため、登録していないと盗難車であると疑われる可能性もあります。
そのため、登録されていないと乗り手に直接話しかけてくる場合もあります。
また、盗難されて警察に盗難届を提出する時には、必須ではありませんが、登録番号を要求されることがあります。
登録は、自転車を買った店へ行き、500円ほどの手数料を支払うだけなので、手間も時間も掛かりません。
盗んだという疑いを掛けられるくらいなら素直に登録を済ませてしまった方が、精神的にも楽かと思います。
自転車の購入はそう頻繁に行うものでもありませんし、ネット通販を利用したなら尚更でしょう。
また、先で述べましたが防犯登録をしていないと、万が一盗まれた場合、手元に戻ってくることはほとんどないと言って良いでしょう。
自分の愛車を安心して使うことが出来るように、防犯登録はきちんと済ませることをおすすめします。
防犯登録されている自転車は売れない??抹消方法
防犯登録は義務として定められているため、ほとんどの自転車は登録されていると思われます。
しかし、自転車を売りに出す場合、登録を取り消さなければ、次の自転車のオーナーが盗んだのではないかと疑いを掛けられる可能性があります。
とは言え、防犯登録の確認を行わない店舗も多く、そもそも面倒だからと登録していない人もいます(義務付けられてはいるものの、罰則などはないからです)。
登録を取り消しておくと、引き取る相手の手間が省けるので、高く買い取ってくれるかもしれません。
防犯登録の取り消し方は、地域ごとに異なる場合があるようです。
前もってどのようにすれば良いのかを聞いておきましょう。
通常は自転車と必要な書類を、警察の担当課か防犯登録を引き受けている店に持っていけばオーケーです。
手数料が掛かることもあるので、いくらかのお金も念のため持っていきましょう。
持参するものは「登録カード」「身分証明書」「保証書」です。
紛失した時に備えて登録番号を書き留めたり、写真に撮っておくことをおすすめします。
また、自転車に登録シールやステッカーが貼ってあれば、それを見せれば大丈夫です。
誰かに譲渡する際は「譲渡証明書」というものを用意してから登録をやり直すか、一旦消して、新しい持ち主が改めて登録を行って下さい。
自転車が盗まれた!防犯登録番号が分からない場合
自転車を盗まれた場合、義務である防犯登録を行っていれば発見出来る確率が上がります。
しかし、登録番号が分からない場合はすぐに購入時の控えを確認しましょう。
警察に盗難届を提出するには、登録番号がほぼ必須となっています。
これがなければ探しようがないからです。
控えを紛失してしまっていたら、警察に行って聞いてみるのも手です。
警察には防犯登録のデータが一定期間記録されているため、頼めば調べてもらえますよ。
ただし、この記録は登録してから10年ほど経つと効果がなくなるので、その場合は再び登録しなければなりません。
都道府県によっては4年以内というところもあるようです。
なお、警察を訪ねる時は、一旦警察署に連絡を入れて直接署に行くべきか、最寄りの交番にするべきなのかを聞いてみて下さい。
最終手段は、自転車を買った店舗に聞くことです。
しかし、こちらはデータで管理しているのではなく、伝票を保管しているだけなので、見つけるまでに時間が掛かります。
少なくとも買った日付くらいは判明していないと調べられませんので注意しましょう。
自転車が盗まれたら??被害届の出し方
自転車が盗まれてしまったら、警察に被害届を出しましょう。
義務とされている防犯登録を済ましていれば、登録番号を伝えれば届け出が受理されます。
分からなければ、交番で調べてもらえます。
伝えることは「登録した本人の名前」「住所」「電話番号」「自転車を買った日付」を言えば十分でしょう。
被害届は自分で記入しても良いですが、間違いを防ぎたい場合は、警察官の方に書いてもらえます。
盗まれた時の日付と場所、停車時間、自転車の見た目に特徴はあるか、購入時の値段、今ならいくらくらいの値段が付きそうか、もしくはいくらなら買おうと考えるかなどといった質問をされると思うので、正直に答えましょう。
一通りの項目を埋めたら、最後に拇印か印鑑を押せば被害届が出来上がります。
後は警察から連絡が来るのを気長に待ちましょう。
なお、被害届を提出したからといって、確実に戻ってくるわけではありません。
あくまでも「高確率で見つかる」というだけなので、もし発見されなかった、見つかったけれど壊れていたといった状況になっても、警察を責めてはいけませんよ。
自転車の防犯登録は義務です
防犯登録は義務化されてるのを知らないという方も多いのではないでしょうか。
インターネットなどで購入された方は忘れがちです。
登録が済ませていない人は直ちに行いましょう。
防犯登録は500円で登録することが出来、登録することで、盗難されたとき見つかる確立があがります。