皆様は、自転車やヘルメットを譲り受けた経験はありますか?
自転車やヘルメットを譲り受けた場合、好みのデザインじゃなかったということもあると思います。
そんなときは、お気に入りの色やデザインにご自分で塗装されてみてはいかがでしょうか。
今回は、自転車やヘルメットの塗装のやり方をご紹介します。
自転車をペンキで塗装するやり方①
自転車をペンキで塗装するやり方をご紹介します。
扱う道具をご紹介します。
塗料オリジナルカラー、サンドペーパー、ナイロン刷毛、マスキングテープ、シート、ゴム手袋を用意してください。
『水性塗料』は、簡単に使えるし、乾いたら水に強いのでオススメです。
シートとワイヤーブラシを準備してください。
そしてベランダにシートを敷いたら、作業が始まります。
自転車のシールは取ってください。
外せるパーツは外したほうが塗りやすくなります。
まず、ワイヤーブラシで錆を落としたら、600番のサンドペーパーをかけましょう。
それからマイペットを使って拭き取りをします。
塗料が剥がれるのを防ぐために、塗料をより密着させたいなら、非鉄バインダーを塗ると良いでしょう。
非鉄バインダーが油性の場合は、そのまま筆で塗ってください。
筆は使ったら捨てましょう。
マスキングで塗りたくない箇所を塗るのを避けます。
サンドペーパーからマスキングまでにかかる時間は30分程度です。
容器にペンキを入れて、塗装を始めます。
最初に下塗りをします。
平刷毛を使うと、細部が塗りやすいです。
平筆五本セットはコシがないので、毛を半分に切って使うのをオススメします。
下塗りには、1時間程度かかります。
自転車をペンキで塗装するやり方②
自転車をペンキで塗装するやり方の続きを書いていきます。
赤系の塗料は下地が透けやすいので、前もって下地の色を塗っておいてください。
ドライドプラムレッド一回目の塗布が終わっても、下の色が見えます。
1回目の塗布にかかる時間は、1時間程度になります。
2回目の塗布は、少し水を混ぜると塗りムラを防げます。
サンドペーパーをかけて、さらに塗りムラをきれいにします。
サンドペーパーのあとに、メラミンスポンジで色を乗せると、ムラがさらになくなるのでオススメです。
金属部分についたペンキは、乾く前に濡らした歯ブラシでこすって布で拭き取ってください。
2回目、3回目の塗装は、10分ずつ程度になります。
塗装が乾いたら、カゴ、サドル、グリップ、ベルをつけて出来上がりです。
塗るときは予めカゴとサドルを外すと塗りやすいです。
スポーツ自転車のヘルメット塗装のやり方①
自転車のヘルメット塗装のやり方をご紹介します。
ロードバイクのヘルメットを好みのスタイルにしていきます。
それでは、材料をご紹介します。
サンドペーパーは、決めの細かいものから粗いものまで豊富です。
仕上げのときやヘルメットを塗装する前に使用します。
マスキングテープは、塗装するときに色をつけたくないところに貼り付けます。
塗りたくない所を塗らないようにしたり、多種類のカラーリングのときにいります。
デザインカッターは、細かい作業をするのに便利です。
出来ればデザインカッターを使ってテープをカットすると、楽に作業が出来ます。
パテは、使用済みのヘルメットの傷などを埋めるために使います。
パテが乾燥したらサンドペーパーでなめらかにしましょう。
サフェーサーは、塗装前に使って下地の色を消したり、傷を埋めたりします。
缶スプレーは、色を付けるのに必要です。
クリアスプレーは、カラーの後にコーティングするためです。
コンパウンドは、最終的な仕上げとして磨いたり、傷を消すのに使います。
スポーツ自転車のヘルメット塗装のやり方②
自転車のヘルメット塗装のやり方について続きを書いていきます。
まず、ヘルメットを塗装する前に研磨しましょう
カラーリングまでの工程をイメージして完成図を準備してください。
完成図がなければ、作業がうまくいきません。
ヘルメットに付いている部品を取りましょう。
取れないものは、取り外さないでマスキングテープを貼ります。
サンドペーパーで、ヘルメットを研磨します。
そのまま使う所は、マスキングテープを貼ります。
全体的に外側を磨くと、元の塗装が剥がれます。
マスクをするとむせません。
凹みや傷は、パテで加工してください。
平らになるようにしましょう。
それから完成図を見てマスキングテープを貼ります。
次は、下地塗装です。
サフェーサーで全体に塗ります。
この作業もマスクをつけるといいでしょう。
サフェーサーは多めに塗るとカラーリングのときに上手くいきます。
乾いたら、サンドペーパーで研磨します。
これから塗装です。
まず、メインの色を付けます。
乾いて塗っての工程を数回するとうまく塗れます。
乾いたら完成図を見て模様を入れてください。
模様以外にマスキングテープを貼ります。
好みのカラーをつけましょう。
この繰り返しでカラーリングが出来ます。
カラーが乾いたら、クリアスプレーを多めに全体に吹きかけます。
最後にムラがないようにサンドペーパーで研磨してください。
それからコンパウンドで全体を研磨したら出来上がりです。
自転車のペンキの落とし方①
自転車の塗装のやり方に続いては、自転車のペンキの落とし方です。
まずは、部品をばらします。
作業が独特なものもあります。
前照灯がハブダイナモ式のものは、ナットを回して外そうとするとシャフトごと回ります。
フォークと端子の間にスパナを入れてナットを固定しないといけないので、薄いスパナがいります。
順番を守って分解して、復元出来やすいようにしましょう。
リヤブレーキがドラムブレーキの場合は、ホイールのまま外すことが出来ます。
変速機は、軸の棒を押せば変速可能です。
ワイヤーは簡単に外れます。
チェーンを切って、また接続する部品は自転車屋で購入出来ます。
クランクは、クランク抜き工具で外しましょう。
BBは、カップ&コーン式でカップを入れて玉に接れたらスパナをフックして外輪のナットを締めて位置を決めます。
左のカップはモンキーレンチで回せますが、右は星型のアダプターがいります。
このアダプターはネットで購入出来ます。
右を残して塗装しましょう。
ヘッドワンポンチで上下ワンを抜き外し、フォーククラウンもマイナスドライバーで叩いて外してください。
自転車のペンキの落とし方②
今回の剥離剤は、三彩化工のネオリバーを使うことが前提です。
定番のカンペの剥離剤と見た目は同じです。
そのままキャリアに塗ったのですが、全く剥離しません。
剥離剤は、ジクロロメタンとパラフィンが一番強いです。
ジクロロメタンは、剥離効果が強く揮発性が高いのでパラフィンで揮発を抑えながら塗装面に留めて浸透させる仕組みです。
塗装が剥がれないなら、剥離剤が浸透するまで待ちましょう。
アルミ箔を上から被せるやり方もあります。
時間を置くと少し剥離が始まります。
フォークやフレーム部分は剥離の強度が強くないのですぐに剥がれるのですが、平面部はかなり強いので、剥離剤でもちょっと表面が軟化するだけです。
錆び取り用工具を使って落とせます。
ジクロロメタンは、毒性がかなりあるので使用には気をつけてください。
新聞紙等を敷いて垂れ対策をしましょう。
また、屋外で作業してください。
剥離効果がなくなればパラフィンになるので、固まる前に水で洗ってください。
自転車の塗装のやり方とはかなり作業が違いますね。
買い替えよりも塗装がオススメ
自転車やヘルメットのデザインが気に入らないと、サイクリングのテンションも少し下がってしまいますよね。
しかし、そんな場合は買い替えるのではなく塗装をすることをオススメします。
塗装をすることで、物に愛着がわきますし、それによって長く大切に使おうと思うことが出来ます。
ぜひご自分の自転車を塗装してみてください。