ストライダーはペダルなし自転車の一種であり、乗りこなせるようになるのは、補助輪なしで自転車に乗るのとほぼ同じことになります。
それだけに最初は転倒も多く、それが上手くなる一つの要素でもあるので、避けられないことです。
そのため、転倒してもケガをしないように対策してあげなければならず、特に頭を守るヘルメットは最初から本体とセットと考えて頂きたいくらいの必需品となります。
ストライダー購入時にヘルメットもセットで購入する
ストライダーは数あるペダルなし自転車の中でも、とりわけ軽量で高性能なので、スピードが出ます。
スピードが出ること自体はもちろん悪いことではないですが、その分スピードに乗ってしまうと制御が難しいこともあります。
また、スピードが出ていると、トラブルがあった際に身体に及ぼす影響は大きくなります。
ストライダーは補助輪の付いていない自転車と同じようなものですから、自分で支えない限りは自立できません。
そのため、足を地面から離して乗るにはバランスを取る必要があり、バランスを失えば転倒してしまいます。
自転車ほど重量はないですが、お子さんの体重比から考えれば、勢いを付けるには十分な重さがあるので、地面に叩きつけられてしまう可能性も十分あります。
さらに、お子さんは身体全体に比べ頭が重いので、転倒すると頭からいってしまう可能性があります。
ですから、頭を守るヘルメットは必須で多くのお子さんが被っていますし、これからストライダーを購入される方は、ヘルメットもセットで購入してください。
ストライダー用ヘルメットに求められることとは?
前項ではストライダーにおけるヘルメットの必要性から、本体とセットとして考えるというお話をしました。
ここでは、どんなヘルメットにしなくてはならないかということをお話しします。
まずは、お子さんの頭のサイズを知らなくてはなりません。
ヘルメットには対象のサイズが書かれているものもありますが、それはあくまでも目安であり、個人差もあるので測ってから購入したいものです。
頭のでっぱりが大きいのは額と後頭部なので、そこをメジャーが通るように周辺を一周ぐるりとして測ってください。
また、お子さんは成長しますので頭も大きくなります。
ヘルメットは驚くほど高価なものではないですが、せっかく慣れているものを交換するのも得策ではないので、アジャスターでサイズが調節できるものなんかもおすすめです。
また、お子さんは首の筋力がまだ発達していないので、ヘルメットは想像以上に大きな負担になります。
そのため、なるべく軽量のものがよく、400g前後が理想とされています。
あとは、安全性が保証されていないとなりませんので、SG規格やJIS規格をクリアしているものを購入しましょう。
ストライダー用ヘルメットは見た目も大切
ストライダーに乗る際のヘルメットについて考えていますが、見た目=デザインや色も大切です。
お子さんは自分で危険性を感じることをあまり経験していませんので、ヘルメットの重要性を分からないのが普通です。
防犯は恐怖心とセットのようなものであり、お子さんにはそれがないのも致し方ないのです。
したがって、「親に被りなさいと言われたから」、「被らないと叱られるから」など、義務感で被っているようなものではないでしょうか?
ヘルメットを被ったことがある方はお分かりかと思いますが、長時間被っていると蒸れてきますし、夏場などは汗でベトベトになって快適なことはあまりありません。
それだけにお子さんも、「蒸れて暑くてうっとうしいから被りたくない」が本音なのではないかと思います。
そのため、お子さんが自分から被りたいと思うものを選んであげる必要がありますので、かわいい柄であったり、好きな色を優先してあげるのがよいでしょう。
プロテクターもヘルメットとセットで考える
ここまでストライダーに乗る際のヘルメットの着用についてお話ししていますが、ヘルメットとセットで考えたいのがプロテクターです。
肘や膝、手首など、骨が出っ張っている部分は骨折しやすいので、ガードする必要があります。
また、お子さんは転倒した際の痛みをどう受け止めるかで、場合によってはストライダーに乗らなくなってしまう子もいるそうです。
先ほども触れましたが、ストライダーは転倒しながらバランスの取り方を覚えていくものであり、変な言い方かもしれませんが、転倒が上手くなる「糧(かて)」なんですね。
しかし、転倒には当然痛みが付き物ですから、中には「痛いからもう乗りたくない」とさじを投げてしまうお子さんもいます。
そうならないためにも、ケガと同時に痛みも防止するヘルメットやプロテクターが必要になるのです。
プロテクターはほとんどが肘、膝、手首用のセットであり、1,000円~2,000円程度のものなので、しっかりと付けておいてあげたいです。
ストライダーにおすすめのヘルメットブランド
それでは、ここからストライダーに乗る際に最適なヘルメットをご紹介しますが、今回は単品ではなくブランドをご紹介します。
【OGK KABUTO (オージーケーカブト)】
ストライダーの公式ホームページでも紹介されている、日本の有名ヘルメットブランドです。
国産メーカーということで、日本人向けの作りになっていますし、小さなサイズもあるので、ストライダーの対象年齢である2歳児から対応できます。
SG規格を取得していますので安心な上に安価なものも多い、おすすめブランドです。
【サギサカ】
こちらも日本ブランドで、SG規格を取得しています。
非常に軽量なものが多く、ほとんどが300gを切っていますので、2歳児におすすめです。
また、ヘルメット単体なら2,000円弱、プロテクターとのセットでも3,000円程度なので、最初に購入される方にもおすすめです。
【M&M エムアンドエム】
お子さんが喜びそうな有名キャラクターとのコラボモデルを、多く取り扱っているブランドです。
見た目だけではなく、サイズの微調整がダイヤル一つで行えたり、内装のパッドが洗えるなど、機能性にも優れています。
ヘルメットとプロテクターのセットもおすすめ
ここでは、ストライダーに必要なヘルメットとプロテクターのセットを扱っているブランドを紹介します。
【PALMY(パルミー)】
多くの自転車用パーツを扱うブランドで、通販サイトでは常にキッズヘルメットのランキングで上位に顔を出しています。
SG規格を取得しているので安心ですし、軽量で首への負担が少ないので、1歳児から対応可能となっています。
ヘルメットは全6種類から選べて、男の子にも女の子にも合う柄があります。
また、プロテクターは肘、膝、手首用のセットで、ずり落ちにくいダブルベルトの評価が高いですね。
プロテクターをまとめて収納できる袋も付属していますので、携帯に便利です。
【DOPPELGANGER (ドッペルギャンガー)】
こちらも様々な自転車関係のパーツを取り扱っているブランドで、SGS(国際基準)規格を取得しています。
ヘルメットと肘、膝用パッドのセットで2,000円台前半でありながら、軽量で高性能な部分が評価されています。
ストライダーに乗る際はヘルメット着用を常識としたい
今回はストライダーに乗る際のヘルメットを考えてみましたが、お子さんの安全面からすると、本体とセットであると考えて頂きたいです。
ヘルメットは安全規格をクリアしているものが安心ですし、いざという時に脱げてしまっては何の意味もないので、お子さんの頭の大きさを測ってから購入してください。
同時に肘や膝を守るプロテクターも着用して、より安全にストライダーを楽しませてあげてください。