自転車塗装は意外に簡単!?自分でやってみよう!!

古くなってしまった自転車・・・
綺麗にしてみませんか?

自転車を塗装すると聞くと難しそうと思われるかもしれませんが、意外に簡単に出来るものなのです。

今回は、自転車塗装のコツややり方などをご紹介していきます。

自転車塗装をする場合の費用と用意するものは?

自転車が錆てしまったときに自分で塗装する方法についてご紹介していきます。
自転車の分解が出来れば、その後の工程は意外と簡単です。

自転車塗装の手順をご説明していきます。

①自転車を解体して、フレームのみにします。

剥離剤で、元の塗料をきれいに取り除きます。

③金属部分にサンドペーパーをかけて錆を取り除き、塗料がつきやすくします。

脱脂剤で、油分をきれいに取り除きます。

プラサフ等の下塗り剤を塗って、メインの色が乗りやすくします。

⑥メインのカラーには、アクリルカラーを使用しましょう。
自転車1台に約2、3本ほど使用します。

⑦メインカラーの持ちを良くするためにウレタン系のクリアをかけます。

⑧最後にコンパウンドで磨きましょう。

手順はこの通りで、費用は、約1万円程度になります。
自転車によっては、新車を購入するほうが安いかもしれません。

しかし、愛着のある自転車であれば、修理した方が汚れや錆を取り除いたときに達成感とより一層、愛着が湧くはずですよ。

簡単なスプレー塗装!主な種類は??

簡単なスプレー缶には、種類があるのでご紹介していきます。

水性塗料は、乾燥する前であれば、水ぶきで落とせます。
一度乾いたら、日光や雨に強いです。

臭いは油性の塗料より弱いので、屋内で作業可能です。
非危険物なので安全に使えます。

ラッカー塗料は、透明なものと着色された塗料で、溶剤を揮発させることで硬くて耐久性のある塗面になります。
磨くとかなり強い光沢と深みが出ます。
下地が水性の場合、下地を溶かすため、重ね塗りには気をつけましょう。

ウレタン塗料は、顔料とウレタン樹脂を混ぜたものに硬化剤を混ぜて吹き付けます。
硬化剤を塗料に混ぜるものは2液型と言います。
2液型は、開封したら1日で使い切らないといけません。

ウレタン塗料は熱に強いので、自転車や自動車の塗装に使用します。
艶が出るので鏡面仕上げにも良いです。

スプレー缶は、300円くらいから1,000円以上のものがありますし、一般用から自動車補修用でボディの色に合わたものもあります。

自転車塗装を簡単なスプレーでやってみよう

スプレーを使って、塗装をするなら車用のスプレー塗料を選びましょう。
車用のスプレーは、傷を直した部分に使用するものです。

密着が良く、かなり速く乾くため、塗装を簡単にしたいのであればおすすめです。

それでは、道具と材料を揃えましょう。

まず、分解に必要なものは、レンチアーレンキー、それからBBを外すための専用の工具が必要です。
塗装を考えている人は、自転車屋さんやネット等で購入しておいてください。

塗装には、耐水性の紙やすりサーフェイサー塗料が必要です。

簡単なスプレー缶での自転車の塗装の手順をご説明します。

まず、スプレー缶での色塗りをするときは、軽く汚れを落としてから塗れば良い、と思っている人がいると思います。
しかし、そのようにすれば、塗った塗料がまたすぐに剥げます。
さらに耐久性がなくなります。

そこで大切なのが、下地処理と下地塗りです。
下地処理と下地塗りをきちんとしておくと、塗料のノリや剥がれにくさが違います。

ちなみに上塗りは、一般的には仕上げにクリヤー塗料を塗ることを言います。

この作業は、必ずしないといけないわけではないのですが、本塗り塗料を保護したり、艶を出すために効果があります。

塗料は、スプレー缶を3、4本使用しますので、余分に用意しときましょう。
それから、仕上げ用にクリアラッカーを使います。

簡単にスプレーで!自転車塗装の流れ

スプレーで塗装する前にまずは、自転車を分解して、フレームのみにしましょう。
その際に、フレームのみにするのでフロントフォークとBBも取ってください。

塗装するときにマスキングの用意も必要です。
マスキングシートを上から貼り、ロゴ部分に塗料が付かないようにするためです。
ロゴに合わせてマスキングを切り取りましょう。

それでは、塗装を剥がしていきます。
塗装の作業に入ったら、素手でフレームを触らないでください。
汗などがフレームに付くため、腐食の原因になってしまいます。

180番くらいのヤスリで塗装を削るのですが、とても大変なので、サンダーがあれば使ってください。
アルミは柔らかいので削り過ぎに気をつけましょう。

塗装を剥がしたら、補修する所がある場合は補修します。
補修パテを塗り、乾燥したらヤスリで整えます。

この作業をくり返して補修が終わったら、塗装です。

まず、サーフェイサーを塗布して、フレーム金属を保護したりこれから塗る塗料の付きを良くします。
サーフェイサーを塗布したら、細目の紙やすりをかけてください。

次に塗料を塗るのですが、ロゴマーク等があればマスキングをします。
そして、スプレー缶で塗装します。

15cmくらいフレームから離して吹き付けたらムラが防げます。
何度も重ねて、好みの色にしましょう。

塗料が垂れたらしずくの跡ができるので、気をつけましょう。
塗料が乾く前にクリアラッカーを吹き付けてください。

塗料が乾いたらウエスにコンパウンドを付けて磨いたら、美しい仕上がりになります。

これで、簡単なスプレーで塗装が完了です。

簡単なスプレー塗装!塗るコツは?

簡単な自転車のスプレー塗装のコツをご紹介します。

塗り重ねは1セット2分くらいの吹き付け時間で、5~10分の間隔で5セットくらいします。
一度に厚くしないで、何度も塗り重ねましょう。

表面がざらつくので、5回目くらいの最後の仕上げ塗りは、少し間隔を長めにとって、ゆっくりと厚めに塗料を吹き付けるようにしましょう。

そうすれば、艶がよく出ます。
また、少しざらついていても、上からクリアーを吹くため、そんなに気にしないでもいいでしょう。

スプレー缶で霧を細かく出すコツをご紹介します。

スプレー缶を湯せんして中の気体を膨張させましょう。
本当はそんなにおすすめできる方法ではないのですが、圧が上がって霧が細かくなるし、勢いも強くなるので最後まで細かい霧が出ます。

近づきすぎたり、離れすぎない距離感もポイントになります。

慣れないうちは困難ですが、ムラなく塗るようにしてください。
スプレー缶は、プロ用スプレーより勢いが弱いけど、15cmくらいは離して拭きましょう。

自転車塗装をプロに頼んだ場合の費用は?

自転車屋に塗装をお願いした場合の費用は、お店によって違います。
技法、使用塗料、デザインよっても費用が異なります。
また、ペイントの種類、フレーム・フォークなどの形によっても費用が変わってきます。溶剤塗装なら、剥離処理料金が加算されます。

フレームだけで最も安い場合でも、2万円程度はかかるでしょう。
上塗りの回数、焼付、デザインにより、10万円以上かかることもあるようです。

フレームだけなので、フロントフォークやホイールなども入れたら、もっとお金がかかってしまいます。
また、2万円からという値段には、自転車の分解工賃は入っていません。

自転車屋で塗装をお願いするなら、自転車によって金額が変わるため、どんなデザインにしたいのか話して、前もって見積もりをとるのをおすすめします。

自転車の再塗装、組み立ては、何度か経験したら上手くなりますが、自転車の塗装をする機会はほとんどないですよね。
簡単なスプレーを使って自分で塗装をすることはできますが、きれいな仕上げになるとは限りません。
そのため、大切な自転車を美しくしたければ、自転車屋にお願いするのがベストでしょう。

自転車塗装をやってみよう!!

自転車塗装についてのやり方と流れをご説明しました。

材料は、ホームセンターなどで簡単に手に入りますので、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?

自分でやる分には安く済みますが、大切な自転車は少々値が張ってもお店に出して、プロに頼むのが一番でしょうね。

それでも塗装を自分でしようと思う方には、つや消し塗装がカッコ良くて他とは違う雰囲気を出せておすすめです。

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