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シマノ・アルテグラをセカンドグレードとしてどう評価する?

2018.12.30

シマノは自転車パーツにグレードがあり、特にコンポに関してはそれぞれに特定の名前が付いており明確化されています。

その中でもセカンドグレードである「アルテグラ」は、ユーザー層拡大のためにも欠かせない存在になっています。

今回はそんなアルテグラをご紹介します。

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シマノのロードバイク用コンポのグレード差

ロードバイクのコンポは、自転車を動かすための機構である「ドライブトレイン」とブレーキの総称です。

シマノはまだ各メーカーがパーツをバラバラに作っていた時代に、これらをまとめてセットとして販売し、コンポという概念を持ち込んだメーカーでもあります。

そんなコンポのパイオニア的存在であるシマノは、現在もプロからアマチュア、初心者ライダーに至るまで、幅広い層に愛用されています。

冒頭でもお伝えしましたが、シマノのコンポにはグレードがあり、グレードごとまとめて完成車に導入されることが多くなります。

ロードバイク用コンポのグレードは、以下の通りになります。(左から上位グレード)

『デュラエース>アルテグラ>105>ティアグラ>ソラ>クラリス』

クラリスの下に「ターニー」もありますが、完成車へのセット導入がほぼなく、仕様が違う部分も多く、正規グレードとして扱われていないようなので今回は省きます。

コンポのグレード差が顕著に表れているのは価格で、デュラエースはアルテグラの2倍以上で別格の存在、アルテグラは105の1.5倍程度、ティアグラから下位はそれほど大きな差はありません。

性能は乗り方や個人の感じ方もありますが、あえて線引きをするなら上位2グレードと105の間。

また、105と下位3グレードの間に性能差を感じている評価が多くなっています。

シマノコンポのグレード差はどこに出る

ここでは、シマノのコンポがグレードによって差が出る部分についてご説明します。

まずは変速ですが、特にフロントはハッキリと分かる差があります。

上位グレードになるほどスルスルと滑らかに変速していき、特にデュラエースとアルテグラは「スパッ」と一発で決まる感覚があります。

その下になりますと105は「カチャッ」という音が気になり始め、下位グレードになるとその音が「ガッチャン」と濁ります。

リア側はフロントほどではないですが、動きの滑らかさは上位グレードが優位になります。

次にブレーキの制動力にも大きな差があります。

シマノのブレーキでは「最低でも105」というのがもはや定説になっていますが、長距離や雨の日など過酷な路面状況の場合は、確かに105以上の制動力が必要かと思います。

ティアグラ以下になると上位グレードとは仕様も違い、アームの剛性が低いので直線的に力が伝わらず制動力が少し弱めになります。

剛性ということでいくと、クランクもグレードによって差が大きいパーツです。

上位3グレードには、シマノ独自の「ホローテック」という、アームを中空にする技術が導入されています。

そのことでクランクアームのたわみが少なくなり、ペダルを漕いだ力がストレートに動力になるので、加速性や巡航性に優れています。

シマノ・アルテグラの基礎はデュラエース

前項では、シマノのコンポでグレードによる差についてお話ししましたが、上位グレードになるに連れて、快適性や安全性が向上し、走りの効率が良くなっていきます。

したがって、コンポは「今よりももっと快適に楽に走りたい」、「距離を伸ばしたいので効率を上げたい」こんな要望に応えるものです。

その究極にあるのが、シマノでは「デュラエース」ということになります。

セット一式で約22万円(機械式変速、キャリパーブレーキ)、電動式変速ともなれば30万円台後半にもなろうかという、正にシマノのフラッグシップモデルです。

シマノはデュラエースのターゲットを「プロ」と明言しており、プロレーサーが勝利するためにコスト度外視で最高級のものを目指します。

そのため、素材や製造過程において他とは一線を画すので、価格も飛び抜けることになります。

しかし、ロードバイクは用途が多様化し今やプロだけのものではありませんから、当然デュラエースだけではユーザーの裾野は広がりません。

そこで登場したのが「アルテグラ」であり、デュラエースの性能や特別感を広く世間に知らしめるという役割があります。

シマノ・アルテグラはデュラエースに限りなく近い存在

近年シマノでは、デュラエースをモデルチェンジした翌年に、アルテグラもリニューアルするという周期になっています。

これは両者が同じパッケージで開発、製造されているからであり、ほぼ余すところなくデュラエースのコンセプトはアルテグラに引き継がれます。

価格差が示す通り、使用されている素材や製造に掛ける手間、作りの精巧さではグレードが上のデュラエースが上回りますが、その他の部分では引けを取らず、特に性能面では非常に近いとも言われています。

前項でお伝えしたようにプロをターゲットとしているデュラエースに対し、アルテグラは裾野を広げるという役割ですから、アマチュア向けモデルです。

そのため、ブレーキレバーの調整幅を大きくして指を掛けやすくしていたり、前後ともにかなり軽いギアが用意されていたりもします。

そして、こういったデュラエースとの違いを好み、自ら進んでアルテグラを使用するプロレーサーもいると聞きますので、これも性能差が少ないという証になるかと思います。

セカンドグレードでもアルテグラにできないことは少ない!

自転車に限りませんが、同カテゴリーの製品ではトップグレードには付いている機能が、セカンドグレードには付いていないということは当たり前と言ってもよいことです。

しかし、シマノではデュラエースとアルテグラの関係において、アルテグラに付属していない機能はごく一部です。(パワーメーター一体型クランクなど)

特にデュラエースにしかなかった時代には、プロ専門のような扱いをされていた電動式変速「Di2」は、正にユーザー層を広げるというアルテグラの本分が最大に発揮されたアイテムでした。

先ほど少し触れましたが、デュラエースのDi2はミドルグレードの完成車が買えてしまうほどの価格ですが、アルテグラであれば17~18万円で収まります。

これでも十分に高額とは思いますが、性能差が少ないのであれば非常にお得な価格と言えるでしょう。

また、2017年のモデルチェンジでアルテグラにもディスクブレーキが加わり、いよいよ機能面では差がなくなりました。

シマノのリア11速コンポはグレードを超えた組み合わせも可能

シマノは近年、リアの変速数が同じコンポであれば、グレードに関係なく互換性を保証する傾向にあります。

例えば11速のコンポであれば、最新モデルであるデュラエースの「R9100」とアルテグラの「R8000」、105の「R7000」は完全互換であり、ミックスして使用できます。

セット一式では価格の問題もありハードルが高いですし、完成車の価格もデュラエース搭載車は最低でも60万円前後なので、手が出しづらいところもあります。

そのため、この互換性を活かして、アルテグラ、105ベースにデュラエースを組み合わせていくという方法が推奨されます。

筆者の個人的なおすすめですが、コンポが105べースであればクランクをアルテグラに、アルテグラベースならば、チェーンとカセットスプロケットをデュラエースに交換すると、体感できる効果が大きいかと思います。

ただし、一点だけ注意が必要なのが、上記の型番のクランクと旧型番(9000、6800、5800)のフロントディレイラーに互換性がありません。

そのため、クランクを最新モデルにするのであれば、一緒にディレイラーも交換することになります。

セカンドグレードの域は超えている!

今回は、シマノのロードバイク用コンポ「アルテグラ」についてお話ししました。

ハイエンドのデュラエースとは価格差こそ大きいですが、機能的には引けを取りませんし、性能差も少ないという評価です。

そのあたりを考えれば、上手くミックスさせることで更なる性能の向上が見込めますので、カスタム時の参考にして頂ければと思います。

 - SHIMANO, SHIMANO ULTEGRA, メーカー, ロードバイク