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ピナレロのイメージを一新?RAZHAをインプレ情報から探る

2018.11.21

ピナレロは近年今までに無かった新しい形状のロードバイクを中心に据えているので、インプレ情報などでも「新時代」「新世代」などと言われていることが多いです。

その中で伝統を継承しているのがRAZHA(ラザ)であり、一目で今のピナレロのトレンドとはデザインの違いが明らかなので、反対に新鮮味すらあります。

今回はそんなピナレロのRAZHAを、詳しくご紹介します。

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RAZHAはピナレロの伝統様式を受け継いだモデル!

ピナレロのフラッグシップモデルは、このところ「DOGMA(ドグマ)」で定着しています。

今回の主役「RAZHA」もドグマの直系であり、ピナレロの伝統様式が詰まった一台になっています。

ただ、冒頭でもお話ししましたが、今のドグマは完全なエアロロードとなり、以前の面影は一切ないので、RAZHAがDOGMAの直系であるとは、歴史を知らない方には信じられないことと思います。

ピナレロのロードバイクは、少数精鋭で絞りこんだラインナップになっており、その中でも大半がエアロ形状のバイクになり、オールラウンド的な形状のカーボンフレームは、RAZHAとANGLIRU(アングリル)だけです。

これは個人の好みにもよりますが、エアロロードは好き嫌いがはっきり出る傾向もあり、インプレ情報でもピナレロのラインナップの偏りを残念がる声があります。

そういった方に注目して頂きたいのが、古き良きピナレロの伝統を継承するRAZHAということになります。

ピナレロ・RAZHAの歴史~激動の2年

ピナレロのRAZHAは、前年までラインナップされていた「FP」シリーズの後継機として、2014年にデビューを果たしています。

エントリーグレードながら、当時のサイクルマスコミのインプレ情報では、昔ながらのホリゾンタルスタイルで硬派なイメージを持ったバイクと紹介されていました。

当時はまだ、現在のようにレースモデルとグランフォンドというモデル分けはされていませんでしたが、どちらかと言えばレースモデルに近い構成でした。

翌2015モデルでは早くもモデルチェンジとなり、上位モデル「MARVEL(マーベル)」と同じ金型で製造されました。

そのMARVELが当時のフラッグシップモデル「DOOGMA 65.1」の技術を受け継いだセカンドグレードであったため、RAZHAは今でもDOGMAの直系と呼ばれているわけです。

また、ピナレロでは2015年からモデル分けが明確となり、「長距離向け」として新設された「グランフォンド」モデルに、もう一つのRAZHAシリーズ「RAZHA K」が加わっています。

ピナレロ・RAZHAの歴史~伝統の継承へ

ピナレロ・RAZHAの歴史を振り返っていますが、2016年はピナレロのロードバイクにとって今の流れを作った年になりました。

前年に登場した新フラッグシップモデル「DOGMA F8」に準ずるセカンドグレード「GAN(ガン)」が、一気に4タイトル投入され上位グレードがエアロロードで埋め尽くされることになりました。

RAZHAは前年にモデルチェンジをしたこともあり大きな仕様変更はありませんでしたが、やはりこの全体の大きな流れの変化は、インプレ情報でも数多く取り上げられており、市場の驚きが隠せないというところでした。

翌2017年には、先行して上位モデルにのみ使用されていたカーボン素材が全ての機種に採用され、RAZHAも「T600」という強度重視の素材になりました。

そして、2018年には価格がこれまでより5万円も下がり、より手の届きやすいモデルとなります。

さらに、2019モデルでは「DOGMA 65.1」の直系「PRINCE(プリンス)」が、DOGMAのセカンドグレードとしてリニューアルされ、いよいよ2000年代から続く伝統様式を継ぐモデルはRAZHAとANGRILUだけとなりました。

インプレ情報が伝えるピナレロ・RAZHAの特徴

それではここから、RZAHAの2019モデルのスペックをご紹介します。

前項でもお伝えしましたが、強度重視のT600はピナレロに採用されているカーボン繊維の中でも最も弾性率が低くしなやかな素材です。

そのため、RAZHAのインプレ情報には、マイルドな乗り心地を伝えるものが多くなっています。

しかし、一方でレースモデルらしく、大口径のヘッドチューブでしっかりと剛性は確保されており、ダンシング(立ち漕ぎ)でもハンドルを振りやすいので、ヒルクライムにも向いています。

そして、これもピナレロの伝統様式の一つですが、電動式の変速機にも対応する「THINK2」のシステムも採用されています。

RAZHAはレーシングモデルでは最廉価グレードですが、THINK2は元々DOGMAに採用されたシステムですから、グレードが変わっても妥協しないピナレロのもの作りが表れています。

そして、複数のインプレ情報で高い評価を受けているのが、デザインです。

ゆったりとスロープしたトップチューブに、立体感を守るダウンチューブ、そして前後に配されたONDAのフォークとシートステイは、2000年代から続く伝統的な形状です。

特に、今のDOGMAを中心とした新世代のONDAはデザイン的にはシンプルで、太さが目立つごっついものになりましたので、複雑で繊細な加工が施されているRAZHAのフォークが評価されているのも納得です。

RAZHAはこれからますますインプレ評価が上がってくるはず

前項に引き続き、ピナレロ・RAZHAのスペックをご紹介します。

2019モデルからは、コンポがシマノ・105のニューモデル「R7000」になります。

全体的にコンパクトな作りとなり、操作性の向上やトラブルの減少が期待されており、幅広い用途に対応するRAZHAには最適なコンポであると思います。

マイルドな乗り心地で、距離を伸ばせるRAZHAにとって、特にブレーキが掛けやすくなった点は見逃せません。

ロングライドでは後半になると握力がなくなりブレーキを掛けるのに苦労するものですが、新しくなったSTIレバーは手のひらとのフィット感を重視しているので、ブレーキレバーにも指が届きやすくなっています。

そして、ショップの製品紹介のインプレ情報でほぼ欠かさず取り上げられているのが、ボディーカラーの「イタリアンザフィーラブルー」です。

パッと見ではブルー単一ですが、ラメを配することで光沢が出て、高級感が漂います。

また、このカラーは、2016年のリオ・オリンピックのトラックレースでエリア・ヴィヴィアーニが金メダルを獲得した際のボディカラーがモチーフとなっています。

スペシャルデザインとして、イタリア空軍が使用する国籍識別マークがペイントされています。

ピナレロ・RAZHAの試乗インプレまとめ

最後にピナレロ・RAZHAの試乗インプレをまとめておきます。

レーシングブランドとして確固たる地位を築いているピナレロのレースモデルだけあり、推進力や加速力の評価は変わらず高いものがあります。

しかし、RAZAHはここまでお伝えしてきたように、しなやかな素材や、ONDAの技術によって乗り心地の面も評価されており、そのバランスが何よりの武器と感じます。

実際のインプレ情報でも、「硬すぎず柔らかすぎず」「怖さの無い素直な走り」など、表現は様々ですが、そのバランスのよさが伝えられています。

また、これは筆者が以前試乗した際に強く感銘を受けたことですが、上り坂での性能の高さは上位モデルにも引けを取らないかと思います。

ダンシングのしやすさは先ほどお伝えした通りですが、普通のシッテイングでも少々の勾配であれば、むしろバイクの方が後ろから押してくれる感覚すらありました。

これもONDAのシートステイや左右非対称の形状の恩恵ですが、この感覚があるのは普通であればもう少し上位グレードのことであり、それだけでもRAZHAはコスパが高いと言えるのではと、感じました。

RAZHAは人を選ばない

今回は、ピナレロのRAZHAをご紹介しました。

まとめるなら、とにかくロードバイクとしての「バランス」に長けた一台です。

そのため、レースから自転車通勤まで何でもこなせるオールラウンダーであり、楽しみも教えてくれるので、最初の一台としても最適かと思います。

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