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メリダの「リアクト」をフレームセットから組み上げるには?

2018.9.25

ロードバイクは、フレーム(骨組み)とパーツを組み合わせた「完成車」で販売されているのが一般的です。

ただし、一部にはフレームのみの販売もあり、メリダのエアロロード「リアクト」にもフレームセット(フロントフォーク込み)が用意されています。

そこで今回は、フレームセットがどういうものであるかを確認して、組み合わせるパーツについても考えていきます。

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「フレームセット」はどの部分?メリットは?

まず、「フレームセット」という言葉ですが、これは自転車の骨組みであるフレームとフロントフォーク(以下フォーク)を指します。

フォークはフレームの一部とみなされていますが、フレームから取り外すことができる単独のパーツです。

しかし、フレームとセットで専用設計されていますので、フレーム+フォークをフレームセットと呼ぶのが一般的です。

フレームセットの最大のメリットは、自分の好きなようにロードバイクを組むことができることです。

完成車は最初からメーカー側が選択したパーツが付属していますので、最初はユーザーにパーツ選択の自由はありません。

例えば、今回の主役であるメリダの「リアクト」ですが、用意されているフレームセットは完成車で80~130万円のものです。

のちほど詳しくお話ししますが、この完成車に使用されているフレームセットは約36万円なので、パーツの費用がいかに高額なのかが推測できますね。

完成車で100万円前後ともなってくると、もう少し安く抑えるということを考えたくもなりますので、フレームセットを購入し、組み合わせるパーツを工夫するという手段もあります。

フレームセットから完成車に組み上げる難しさ

フレームセットは、ロードバイクからフォーク以外の外せるパーツを全て外したものです。

そのため、走行できる状態にするためには、全てのパーツを一から揃えて、自分で組み立てる必要があります。

正直これを全て自力で行うのは至難の業であり、相当の経験と技術、ロードバイクに精通した知識、そしてあらゆる部分に対応する工具が必要です。

そのため、もし初めてのロードバイクでフレームセットからの組み立てを考えている方は、ハードルが高すぎますので止めておくのが賢明です。

また、自分のさじ加減とは言え、合わせていくパーツがどんどん贅沢志向になってしまうのも、一からバイクを組み上げていく際の「あるある」です。

例えば、メリダ・リアクトのフレームセットは、プロが世界の大レースで使用する機体です。

それに、安価なパーツを取り付けられるものでしょうか?

物理的にはもちろん装着できますが、それではフレームセットから組み上げていく理由が見当たらなくなりますし、周囲の目も好奇なものになるでしょう。

その意味でも、経験や知識があり、バイクを一から組み立てられる技術があったとしても、相当の予算を見込んでおかなければならないと言えます。

メリダ・リアクトのフレームセット

それではここで、メリダ・リアクトのフレームセットをご紹介します。

2018年モデルでは「TEAM-E」・「DISC TEAM-E」・「8000-E」の3種類がラインナップされています。

この内、TEAM-Eと8000-Eはカラーリングの違いだけで、中身は同じものです。

TEAM-Eの方が1万円高くなっていますが、これはメリダがスポンサーを務めるワールドチーム「バーレーン・メリダ」のロゴがフレームに入っているので、その使用料と考えられます。

また、サイズの構成が少し違い、8000-Eは小さい方にワンサイズ寄り(44~54)、TEAM-Eは大きい方にワンサイズ寄ります(47~56)。

DISC TEAM-Eは、TEAM-Eのディスクブレーキ仕様で、専用設計ですが根っこは同じです。

したがって、ブレーキの違いと、サイズの構成の違いを考えて選択することになります。

価格は、税込で「TEAM-E」が366,120円、「DISC TEAM-E」が398,520円、「8000-E」が355,320円となります。

メリダ・リアクトをフレームセットから組み上げるための参考情報

前項では、メリダ・リアクトのフレームセットを確認しましたが、ここからはここにどんなパーツを合わせていくかを考えます。

まずは、参考としてリアクト・TEAM-Eの完成車のパーツスペックを確認してみましょう。

コンポは、シマノのハイエンドグレード「デュラエース」の電動変速機構「Di2」モデルのフルセットです。

多くのプロチームが使用するコンポ界のベンチマークモデルであり、世界最高峰のコンポです。

ホイールはイタリアの高級メーカー「Vision(ビジョン)」製で、リムハイト55㎜のカーボンリムホイールです。

一般的なホイールのリムハイトは24㎜~30㎜ですので、このホイールはデイープリムと呼ばれるものです。

乱気流を起こすスポークを覆い隠すことで空気抵抗の低減が図れるため、空力性能を重視するエアロロードとの相性は抜群です。

そして、最近のエアロロードの特徴でもありますが、リアクトもハンドル周りの空力性能にこだわっています。

ホイールと同じビジョン製のハンドルは、水平部分がバターナイフのように平べったくなっている、エアロハンドルが採用されています。

また、ステムが一体型なので剛性が高く、ここに電動変速のアダプターが付いているので、ケーブルをスムーズにハンドルに通すことができ、空気抵抗の影響が極力少なくなる仕組みです。

あとは、サドルをフレームに支持するシートポストですが、これは露出部分が大きいので、空気抵抗を受けやすい部分です。

そのため、ここもハンドル同様平べったい形状のものが付属しています。

メリダ・リアクトのフレームセットに合わせるホイールは?

前項では、メリダ・リアクトTEAM-Eの完成車に付属するパーツを確認しました。

確認できなかったパーツについては何でもよいというわけではありませんが、こだわりたいのは上記の部分です。

中でもホイールは、フレームセットと同じくらい走行性能に大きく関わってきますので、妥協してしない方がよいでしょう。

平坦路をかっ飛ばすというコンセプトのエアロロードには、やはり完成車同様ディープリムホイールが適しています。

前項でご説明した空気抵抗の低減に加え、リムハイトが高いということはそれだけ大きな加重を受け止められます。

そうなるとホイール全体に負担が掛からず、剛性が高くパワーロスの少ない進むホイールになります。

ディープリムホイールは素材を多く使いますし、重量の関係でリムの素材はほぼカーボンに限られますので、おのずと高額になります。

前項でご紹介したビジョンのホイールは前後で25万円からの代物ですが、ディープリムでは安価な方です。

平均相場は30~40万円、50万円前後のホイールも珍しくないという世界なので、予算の大半がここに投入されると考えておいてください。

メリダ・リアクトのフレームセットに合わせるコンポは?

メリダ・リアクトを、フレームセットから完成形に組み上げることを考えています。

次は、コンポですが完成車付属のデュラエースのDi2はフルセットで約30万円しますので、もしホイールに30万円掛けたとすれば、それだけでフレームセットと合わせて100万円に近付いてしまいます。

まだ他のパーツもある中で、そこまで行ってしまうと完成車を購入するのも金額的には変わりませんので、コンポはシマノのセカンドグレード「アルテグラ」のDi2をおすすめします。

アルテグラは、デュラエースの性能を踏襲し、素材などに工夫をして、手の出しやすい価格で販売するというコンセプトがあります。

アルテグラはフルセットで半値以下になりますが、それで性能が半減してしまうということは決してありません。

もちろんハッキリとレベルの差を感じる部分もありますが、剛性などを考慮して敢えてアルテグラを使用するプロ選手もいるくらいですから、高性能であることは間違いありません。

デュラエースとの価格差が約16万円ありますので、他のパーツの選択肢も増えることになるはずです。

経験を積んで技術や知識を身に付けたら挑戦してみるのもあり!

今回は、メリダのエアロロード「リアクト」のフレームセットについて考えてみました。

一からロードバイクを組む難しさを考えると熟練した方向けではあります。

しかし、パーツを自由に選択するという楽しさは何にも代えがたいと言いますし、一度は挑戦してみて欲しいところですね。

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